【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3 作:タラバ554
おはようございます。朝から晩まで……ごめん嘘、昼から朝まで頑張らされたおじさんです。局部と腰が痛てぇ……。
精神的ストレスは吹っ飛んだけど肉体的に疲れた。
途中からイシュタルとアイシャの二人がかりはズルイ。いやまぁ頑張りますけども。後狐の子はおじさんを見るの止めなさい。君はベル君担当のハズだ……そうだよね?
現実から目を逸らしつつ皆の東京観光に話を振ればとても満足らしい。
ミアハ、タケミカヅチは工場見学で少し県を跨いで移動し食品加工工場を見学してきたらしい。そのシステム、作業に関心しミアハはソレをオラリオで再現出来ないものかと考えてるらしい。
一応魔石を使ったエレベータがバベルにあるのだから似たようなものは再現可能だと思う。タケミカヅチはタケミカヅチで無駄の無い動きというモノに非常に関心を寄せていた。何か思う所があったらしい。
そしてちょっと眼つきが……いや、大分目つきがギラギラしてるヘファイストスファミリア。現代日本の刀鍛冶は非常に少ないのに良くアポ取れたなと思ったら日本側の刀匠も異世界の鍛冶師となると非常に興味深かったらしく色々設備を見たり語り合ったりしたそうだ。
やっぱり例に漏れず機械化の一部導入が出来ないか思案してるらしい……向こう戻ったらまた面倒になりそうだな。
最後にヘスティアファミリア、こっちは普通に買い物……と思いきや何かめっちゃ暴走してた。まずヘスティア。ネット配信に無いジブリ作品。正確には課金しないと視聴出来ないジブリ作品を買い漁ってた。ついでに色んなアニメ作品をパケ買い。
まあ此処までは予想出来た……が、次は予想外。ベル君やヴェルフ君がアニメ作品をめっちゃ買って来た。
ベル君は英雄譚好きだからかFateシリーズのアニメや本、ヴェルフ君は何と子供向け絵本。何でも偶々手に取って見たネーミングセンスが良すぎて衝動買いしたらしい……うん、そうだね。
君は後でヘファイストスファミリアと刀匠のやり取りを録画したものを見せてもらいなさい。
後リリちゃん、春姫ちゃん……こっちはファッション雑誌とかアクセサリー雑誌。料理レシピだったり凄い普通! 後でおじさんが買ってやるから欲しい物を印付けときな!!
◆◆◆◆◆
そんな訳でスケジュールが一日ずれたが東京から北海道まで道中色々と寄りつつバス移動。東京で買ったアニメをバスのモニターで流したりカラオケしたり。
途中で買った各SAの名産を買い食いしながらと戻ってから体重計とにらめっこするであろう事間違いなしな移動を楽しむ。
因みにイシュタルちゃんとアイシャちゃんは隔日でマッサージさせられてるので体重の変動は無い。というよりも二人に着いた肉をおじさん側に持ってきてるってのが正解だが……まぁ似た様なもんか。
えっちらおっちら進んだバスは遂に長いトンネルを抜け。有名な文章の如く、トンネルを抜ければ雪道だった。
基本雪など降らないオラリオ、そこを拠点にしている人間の大半が雪を知らない。ましてや積り見渡す限りの雪景色等は特に。
全員が歓声を上げて窓の外を見る。
窓にかけより手を付け、入って来る少しの風と窓の冷たさから外の温度を感じる。
「おじ」
「ん?」
「雪は綺麗だな」
「良いよね」
嫁さんと旅行……これはコレで悪くないなぁ……一杯コブついてるけど。
んで、
「そいつ冬眠しかけてないか?」
「へ?」
人と変わらぬ姿のガーゴイルのグロスが横を見るとすやすやと寝てるリド。起こそうとするが起きる気配がまったくない。
取りあえずジャンパーを着せてからカイロを幾つか付けると眠そうに起きたので活動は出来そうだ。
そう、ゼノス。色々と弄り回してたら何か人型にすることが出来た。
一回出来てしまえば余裕! ともいかんが、数日かければイケル。そして同じ種族であれば一度出来たものは再現可能。
なのでゼノス達は基本興味あるファミリアについて回って貰ってる。大半がヘスティアファミリアに付いて行ってるがタケミカヅチとミアハファミリアに付いて行ってるゼノスも何人か居るみたいだ。
人になっても一部元の形が残ったり、性質が残ったりとしてるが見た目ほぼ人間、ちょっと隠せば日本で外にでても特に違和感が無い。
だからこその旅行だったりする。モンスターがどうこうなんてものは異世界人どうこうってのに混ぜてしまえば行ける行ける。
「北海道で旨い海鮮食って、満腹になってからアラハビカに帰宅かー。またマナポーションてお腹ちゃぽちゃぽになるのは嫌だけど……しゃーないか」
「帰ったらまた魔力のステータス伸ばさないとな」
「伸ばしたら飲む本数が3本位になるかな?」
「3.5本位じゃないか?」
「それは変わんないっしょー」
皆笑いながらバスは走る、北国北海道へ。
バスは進むよ何処までも
南から北まで走り抜けたアラハビカ一行
次回、おじさんと旅行7