【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3   作:タラバ554

77 / 119
もうちょっと解像度高く描写しようかと思うけどそうすると話の進みが鈍くなるジレンマ


77 おじさんと旅行7

「さっぶい!」

「ホレ、イシュタルちゃんジャンパー、アイシャちゃんも」

「さっさっささぶいいい! ベル君! 温めておくれ~!」

「馬鹿な事言ってないでさっさとコレを着てくださいヘスティア様!」

 

暖房の効いたバスを降りてから始まるトンチキ騒ぎ、ヘスティアちゃんはベル君に接触しようと何時も通りだし、ヘファイストスはヴェルフと、タケミカヅチは命と、ミアハはナーザと、桜花は千草と。

うーん、皆青春しておりますなぁ。……なのでおじさんの背中にすり寄るのは止めないか? 春姫ちゃん。ほれ、ジャンパー。

 

「あ、ありがとうございます」

「よし、全員防寒着着たかー? 必要ならカイロとかマフラーとかも付けろー」

 

全員良さそうなので、いざ! 朝市へ!

所狭しと並べられた魚介類に朝の冷たい空気を吹き飛ばすかのような人の熱気。アラハビカ一行以外にも人が居てその人達の熱だけで暖かい。

並ぶ魚介は海の物が中心なので当然ながらオラリオ勢は殆どが見た事無い魚ばかりで大興奮。ここにもちゃんと話を通しているので後から一括請求になってる。

兎に角興味があるモノを見て、説明を聞いて買っていく。そして沢山買い込んだ魚介を持って直ぐ近くの食堂へ。なんでも買ったモノを使って料理をしてくれるサービスがあるらしいのだ。

 

「こんにちは~、コレお願いして良いですか」

「はいは~い、牡蠣にヒラメ、シマエビにイクラね。お兄さん来た事あるの?」

「いや、ネットで旬のを調べてから食べてみたいのを選んだだけでっすよ」

「あら~、でも旬ものばっかりよ。どうやっても美味しくなる」

「お~、楽しみにしてます」

「じゃあこの番号札持って座ってて、次の人~」

 

材料を渡して座って待つ、イシュタルちゃんとアイシャちゃんも直ぐに渡して此方へ来た。

 

「二人とも全部渡したの?」

「私は全部渡したぞ」

「アタシも渡したね、店先で食わせて貰ったシャコってのがどうなって来るか楽しみだ」

 

イシュタルちゃんは「クロマグロ、ししゃも、カレイ、ウニ、イクラ」、アイシャちゃんは「ヒラメ、カレイ、キンキ、シャコ」を買って渡してる。

一般のお客さんも居るけどそれと比較してもアラハビカ一行が殆ど、時間はあるけどこの後も混雑するんだろうな。

三人でお茶を飲んでたら出来上がったので取りに行く。

 

おじさんのは焼き牡蠣に海鮮丼、イシュタルちゃんのは刺身に揚げと海鮮丼、アイシャちゃんのは刺身と煮つけと天ぷら。

 

「どれも美味そう~」

「さっそく食べよう」

「それじゃ……」

「「「いただきます」」」

 

「二人はワサビ要らない?」

「要る」

「アタシは……要らない」

「アイシャは意外と甘党だからな」

「はぁ? そんな事無いんですけど?」

「ならホレ、入れてやろう」

「あー、しょうゆに溶かすのを少しずつにしたら辛いのは調整できるから」

「……」

 

「うまかったー」

「海の幸……しかも鮮度が良いから食べれる海鮮」

「刺身もそうですが煮つけ……天ぷら、美味しかった」

 

普段美人の二人でも美味いものを喰った直後はやっぱ力抜けて緩むよね~、そして食後のお茶が美味しい。大分人が増えて来たからそろそろ出よう。

食堂から出たらちょっと雪が降ってた。そそくさとバスに戻り暖気してる中に入って落ち着く。折角なのでノートPCに今回の旅行の写真を撮り混んでアプリ使ってアルバムを作る。神に渡してる携帯の写真は全員その日の深夜にクラウドにUPされてる様にしているので昨日までの写真は全部サーバーにあるのでその辺も纏めてアプリに放り込む。

 

「ほほーん、割と皆色々行ってるなぁ」

「ほう、おーコレは?」

「ヘスティアちゃんが東京のクレープ屋で買い食いしてる所だな……折角だから元データの横にコピーして落書きしたろ」

 

ヘスティアちゃんに猫耳とヒゲを書き足す。イシュタルちゃんもやりたそうなのでペイントモードで渡すとベル君の頭に狸耳をつけ足してた。

折角だからフィルターでキラキラに。

 

「おー、そんな事も出来るのか」

「おじさん、それにイシュタル様、これオニオンスープ缶。差し入れだそうです」

「アイシャちゃんありがとー」

「んで、何してるんです?」

「落書き」

 

そう言ってPCの画面を見せるイシュタルちゃん、途端に爆笑しだしたアイシャちゃん。何を描いたか画面を覗けば各神と少なからず思ってる眷属との写真を加工してラブラブカップル的な画像を作り出してる。

いや、本当にイシュタルちゃんこの手の能力っつーか学習が早い。なんでそんなサラっと出来るのさ。

 

「ふふん、この位はな」

 

めっちゃドヤァしてる。

その後全員が戻ってきて移動を開始してから今回の落書きフォトをモニターに映し出したらすげー盛り上がった。一部の眷属は真っ赤になってたが概ね好評の要だ。後で印刷して渡してやろう。




スケジュールの最終目標の北海道

楽しむおじさん達は順調にスケジュールを消化していく

次回、おじさんと旅行8



※キャラクターの味覚やら何やらは完全に捏造です
 オレの〇〇はこうじゃねぇ! というのは目をつむってください。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。