【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3 作:タラバ554
日本で写真の撮り方の本を購入してそれに従いカメラを購入。
ヘスティアちゃんに付き合ってもらい撮影の仕方を覚えた翌日、おじさんはヘスティアちゃんに断りを入れてロキファミリアに赴いていた。
「ごめんくださ~い」
門番とちょっと揉めたが神同士の約束の履行の為と言ったら渋々取り次いでくれた。暫く待ってるとロキが出てきた。
「……何しに来たんや、おじさん」
めっちゃげっそりしてる、覇気がまったくねぇ。
「……ロキちゃん痩せた?」
「……そうやな、痩せたで、胸がな。あっはっは……はぁ」
めっちゃ自暴自棄になってる……やっぱ不変のプロポーションが減るっておじさんが思ってる以上に辛い事なのじゃ……ヘスティアちゃんも意外とえげつない事を。
「(oh、思ってた以上に凹んでる)ロキちゃん、喜べ。おじさん今日は約束を果たしに来たんだ」
「何の約束や」
「何って、ウチのベル君がlv2になったら胸戻すって奴」
「アホか、あれから1か月位しか経ってないのにランクアップなんて出来る訳ないやろ」
ちょっと顔つきがピリっとしたが常識的にそれは無いと否定されちゃった。
「いや、ちゃんとlv2に上がったし、ギルドにも申請したよ?」
「いやいや、そんなはずが」
「いやいやいや」
そんな押し問答がしばらく続いたので念のため持ってきたギルド発行の張り紙を見せた。
「ホンマか? ホンマにホンマなんか?」
「ホンマ、ホンマ」
「嘘やったら本気で呪うで? 神の本気や」
「嘘じゃないって、嘘なら態々来ないっつーの」
しゃがんでプルプルと震えだすロキちゃん、どうやら嬉しいご様子。
「いっ、やったーーーーー!!!!」
次の瞬間おじさんの襟首をつかんでくるロキちゃん、早すぎて避けれなかったゾ。これが神か。
「おじさん! さぁ戻せ! 今すぐ戻すんや!」
「おぉおお、おちつ、落ち着け」
どこにそんなパワーがあるのか首元掴まれて前後に揺らされる。必死になってるやつはとんでもないパワーを出せるもんだ。
「ロキちゃん、今回の件でおじさんも流石に申し訳ないと思ってるから一つ提案がある」
「提案~?」
「うん、戻すだけじゃなくてカップ数を一つ上げて見ない?」
「……は?」
「ばばーんと大きくしてあげたいけど、それやると周りから色々突っ込まれるし。何よりヘスティアちゃんにばれるから申し訳ないけど1カップに留めさせて」
「おじさん」
「ん?」
「神か?」
「神は君でしょ。何言ってんの」
泣いて喜んでくれておじさんも嬉しい……というか狂喜乱舞って表現のが正しいか。ともあれ嬉しいのは間違いなさそう。
そうだ、折角だし目論んでたのもお願いしちゃおう。
「あー、ついでに一個お願いが」
「何や! 金か!? 幾らや! 1億までならウチの権限で即金ではろぅたるで!!」
「いや、金じゃなくてさ。ちょいロキちゃんの写真撮らせてくんない?」
「……写真?」
◆◆◆◆◆
「いいよ~、もちっと寝そべって、視線こっちで」
「こっ、こないな感じか?」
「yes! そのままもっと笑ってみて~」
ノリで始めた撮影会、恥じらうロキちゃんを写真に収めつつついでにビデオも回す。やっぱアレだ、貧乳はステータス、希少価値ってあの名台詞もあながち間違いじゃないな。
最初は普段着からの撮影だったがきわどい衣装や水着やイロモノまであらゆる衣装で写真を撮り、バストサイズも元のサイズと1カップ上げた状態でも写真を撮った。
ついでに矯正下着も進呈。当然写真を撮ったし、それをノーパソに映し出してロキちゃんにも確認してもらう。
「うっわ……こんな違うんか」
「普通にしてたらそうでも無いだろうけど……ちゃんとした下着で正しくやると流石にねぇ」
「いやっ、ちゅーかなんやねんこの衣装! ノリと勢いで着たけど明らかに裸より恥ずかしいやないか!」
そう言って自身の格好を改めて見直すロキちゃん。
「えぇー、ちゃんと
「いくらなんでも限度があるやろ! こんなん着る奴居らんて!」
「? 普通に着る人大勢いるが?」
「嘘……や無い……やと?!?」
フリーズするロキちゃんを後目に折角なのでPV作ってみた。
自画自賛だが割と良くできた。一瞬これをSNSかyoutubeに流せば稼ぎが……とも考えたが碌なことにならんので自粛。
コレはコレでデータ纏めておこう。好きな人は好きな奴だ。
◆◆◆◆◆
混乱しているロキだったがバストアップの実感が出たのか結局はご機嫌になっていた。酒に付き合わされるのは予定外だったが……。
「うぇへっへへ、ウチもついに谷間が出来たでおじさん~」
「はいはい、谷間は良いけどもうヘスティアちゃんに突っかかるのは止めてくれよ? また乳を減らすはめになるんだから」
「……出来るだけドチビと会うのは避けるわ」
「そうしてくれ、そういやロキファミリアって遠征中なんだっけ?」
「せやで、今回は59階層へアタックする予定や」
「へ? 59?」
「せや! 前回ちょっとトラブってたから準備整えてな」
「悪い、ロキちゃん。おじさん用事思い出したから此処で切り上げる」
「お? ええで、またおじさんから例の下着買うから準備しといてーな」
「戻ったらなー」
アイテム作りとベル君のレベルアップですっかり忘れてた。ロキファミリアが精霊もどき倒す遠征って今行ってる奴じゃねぇか!
待ってろ精霊! おじさんが今行くぞ!
ベル君のレベルアップと共にカップ数がランクアップしたロキ。
ロキとの会話で精霊の事を思い出したおじさん。
果たしておじさんは間に合うのか。
次回、おじさんと精霊
何にでも価値を見出す者は居る。
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中のおじさんからの読者さんに向けて
ちょい病気の進行があり、リアルに職を失いかねない状態になりつつあります。
(幸い直ぐにどうこうではないが)
最悪は障碍者認定受けて生活保護のパターンですが、そうなるとまぁこうやってPC使ってとかも難しいと思われるので、更新が途絶えたら『あぁ……おじさんついに……』とでも思って下さい。
動ける今の内に何か儲ける方法を考えようとは思います。
ともあれ、この創作活動自体、治療の一環でもあるので出来る限り続けようと思っています。
読んで笑ってもらえれば幸いです。
byたらば