【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3   作:タラバ554

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83 おじさんとスキル2

前回のスキル検証というか考察から3日、ちょっと熱出たが持ち直したのでタケミカヅチさんの元を訪れた。

 

「おお、おじさん。大丈夫だったか?」

「知恵熱がちょっと出ましたけど治りました」

「それでメールを貰ってたが今回はスキル検証が主目的で良いのか?」

「嫌な事……って言ったら変だけど先にやっておかないと延々後回しにしちゃいそうだからサクっと終わらせようかなって」

「そうか、なら取り合えず考察しておいた内容を話すか」

 

そう言って見せられたタケミカヅチさん考案のおじさんのスキル。

 

「なぁにこれぇ」

 

 

 

【幸運脂肪】

・シボウ(脂肪/死亡/志望/子房)を操る

・あらゆる害悪から体を守る(外部から精神に関する防御)

・害悪に対する自動カウンター(相手のステータス依存)

・同意がある場合に限り他者のシボウ(脂肪/死亡/志望/子房)を操れる(同意書等の書類でも効果あり)

・強制幸福(麻酔効果)

 

【庇護脂肪】

・シボウ(脂肪/死亡)操作した者のステータスを上昇(任意)

・最大10段階(?)

・体質操作可能

・シボウ(脂肪/死亡)消費で超サイセイ(再生/蘇生)

・庇護対象カンチ(?)

 └庇護対象に関する行動時にステータス補正

・スキル使用時に魔力消費 

 

【引継ぎ】

・シボウ(死亡/志望)時に同存在に引き継ぐ

・スキル/アビリティ/ステイタス/記憶の継承

・トリガー【死亡】

 

 

 

「今一分からんのが2つ、『加護脂肪』の『カンチ』表記と『最大10段階』という部分だな」

「ん? いや、カンチは確かに分からんけど最大10段階はステータスに関してじゃないの? 実際にステータス操作は10段階までだし」

「いや、スキルで此処まで明確に効果が記載される事は無い。なら何かしらの意味が含まれるはずだ」

「うーん、ピンと来ないな」

「おじさんのスキル傾向は何と言うか……前後の効果にかかってる部分が多い。例えば幸運脂肪のシボウはその本質をぼかしながらも効果を補完する効果が記載されてる。子の事からこの10段階というのも前後に関係していると考えている」

「だからステータスなんじゃ?」

「いや、それならば他の者のスキルや魔法と同様に『ステータスを一定上昇』等と表記される方が自然だ。なのに明確に『10』という数字が気になる」

 

これに関しては後程実験してみようという事に。

 

「次に『カンチ』だが……これはおじさんの魔法と連動してるんじゃないか?」

「はえ? どゆこと?」

 

前回と同じように紙を持ち出して書いて行く。

 

カンチ=完治/感知/関知/換地/寒地/換地/監置/閑地/奸知/乾地/奸智/官地/冠地

 

「スキルの字面からして最初は『庇護対象感知』と思ったが同時に関知、換地でも意味が通じる。おじさんの魔法に派生として複数人を移動させる魔法があるだろう?」

「……テレポーテーションがあるね……」

「いくらlv5になっても魔力の消費量が釣り合わないと思っていたが、このカンチを『換地』とした場合、対象を転移、つまり換地させるとも読める」

「……えっと、つまり転移させる時におじさんのステータスに補正が入っている?」

「多分な」

 

えぇ……。

 

「後な」

「まだあんの!?」

「感知、つまり位置の把握では此方の意味だろが、監置は同様に位置の把握だが意味合いが違ってくる。多分だがこっちは対象外、つまり意図しない相手への拒否効果じゃないかと思ってる。つまり任意の相手以外が魔法で生成された穴を潜れない効果に紐づいてるんだろう」

「……そうなの?」

「試しにここで私を転移対象と思わずにテレポーテーションを使ってくれるか?」

 

半信半疑にテレポーテーションを使いアラハビカの自室へ繋げる。

そして穴を触るタケミカヅチさん。

 

「うむ、やはり私には穴が触れんな」

「えっ、マジ?」

「この通りだ」

 

穴の上に立っているが転送される素振りは一切ない。

 

「後はカンチを『完治』とした場合だな」

「いやいや、それは無理じゃない?」

「それがなぁ……このスキルの一つ目の効果表記に繋がるんだが……このシボウが死亡である場合色々と意味が通じてしまうんだ」

 

そう言ってタケミカヅチさんが考察したのがコチラ。

 

 

 

【庇護脂肪】

・死亡操作した者のステータスを上昇(任意)

・最大10段階(死亡を10回回避)

・体質操作可能(死者蘇生の比喩)

・死亡消費で超再生(蘇生)

・庇護対象完治

 └庇護対象に関する行動時にステータス補正(魔力消費に対するカウンター)

・スキル使用時に魔力消費(自動発動示唆)

 

 

 

「「……」」

「流石に無いのでは?」

「本当に無いと言い切れるか?」

「……動物実験してみますか……」

「それが良いだろうな」

 

後日、心を痛めながら複数種類の小型から大型の動物で試した結果……予想が的中してました……。

どうすんのコレ。




こんなんチートや! チーターや!

頑張れおじさん! 負けるなおじさん!

次回、おじさんとスキル3

まだ続くのかこの流れ?
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