【完結】フィジカルお化けおじさん、異世界へ行く3 作:タラバ554
多少頭痛が収まったので執筆再開。今日は頑張るかも?
「おはようございます」
「何しに来たんだ」
ここはオラリオにあるギルドの執務室。その最高位に居る人物ロイマンの部屋。
怪訝な顔を浮かべるロイマンに備品としてのパソコンを渡す。
「ギルドのIT化に来たよ」
「あっ、あいてぃーか?」
そう、IT化。単純に書類仕事が多いからPCを導入するって話。
覚えてしまえば計算も楽だし見直しも比較も計算ソフト使えば楽だからね。フェルズと話してたら色々と愚痴られたのでPC位なら導入を手伝うぞと。
何せアイツってば色々と秘密裡に動く割りに報告は口頭、その癖細かい報告を求められる事が多いらしい。
という事でフェルズの業務をPC化する為にいっその事ギルドをIT化した方が色々と都合が良かろうって事でロイマン君にはPCを貸与。
「ギルド員全員にソレと同じ物を触らせて適正ある人を絞ってくれる? 使い方の本は置いて行くのと……時間外の労働分はこっちで賃金払うよ」
「……わかった」
「ついでに……PC使うとだな……こーいうモノを見れたり」
「おお?」
「あとコレとか」
「ほっほ~?」
ロイマン君、君やっぱりエルフって嘘やろ? 鼻の下伸びすぎ。
「こんな感じで娯楽に興じれたり、仕事が楽になったりとかする機械ね」
「なるほど……是非とも使い方を覚えたいな」
うむ。やはり男はエロで釣るのが一番楽だわ。
◆◆◆◆◆
ギルドにPCを納品してから1週間、適正ある人物がリストアップされてきたのでその人達+ロイマンをアラハビカへご招待。
軽く食事会をしてからPCの勉強会。皆優秀というか……仕事楽になるという一心で取り組んでるから熱意が違うわ。ロイマンはエロ心みたいだけど。
PCの基本的な触り方は全員解ってるので一番使いそうな表計算をざっくりと説明し、今のギルドに一番多い書類をPCに落とし込む方法を教え込む。
そうすると手書き書類の間違い箇所が浮き上がり……結果として足りない徴収部分が……。
あー、ロイマンさん金に汚い顔は引っ込めてね。今はそういう時間じゃないので。
実際の仕事で使ってる書類を使っての講義なので吸収が早く、全員似たような作業だが細々した所は全然違うので後日ギルド内で情報共有を行う様に指導。
ついでに過去に上がった書類の見直し方や新しい書類のテンプレートの作成方法や考え方を教える。
「はい、お疲れ様~、コレで今日の講義は終了です。後はアラハビカの施設を開放してるから遊んで帰ってね」
おじさんの講義終了宣言に全員が疲労感を顔に浮かべながらも達成感を感じているらしく、良い顔で片付けをしている。
全員が部屋から出たのを確認してPCの連絡用アプリを立ち上げる。
「フェルズ、こっちは終わったけどそっちの仕込みは?」
『ああ、此方も粗方仕込む場所の選定は完了した。後は夜にでも実行したら完了だ』
「OK、んじゃ後で残りの機材持っていくわ」
『頼む』
◆◆◆◆◆
日も暮れて12時を超えるとオラリオの一般的な箇所はほぼ眠りに付く。そんな時刻にギルド内で動く影が二つ。
おじさんとフェルズの二人だ。手には電動ドリルとボンドガン。壁に穴をあけて配線を通してカメラを埋め込み偽造をしてカメラを隠す。
映像の受信が出来る事を確認して……問題無し。
「問題ない、次で最後かな?」
『あぁ、ロイマンの部屋だ』
フェルズが目星を付けていた箇所にカメラを取り付け偽装。うん、ちゃんと部屋全体も映るし……カメラ動作も問題無し。
「お疲れ様、これで全部取り付け完了だ」
『……しかし異世界の技術は恐ろしいな。魔法も無しにこの様にその場に居なくとも見る事が出来るとは』
「おじさんからすれば魔法の方が出鱈目なんだけどなぁ」
そう言いながら片付け忘れが無いか最終チェック。工具もゴミも落ちてない……OK。
電気は指定箇所に非接触でチャージする方式にしてるので必要に応じて充電すりゃいいから後は適宜対応すりゃいいや。
さてさて、どれだけギルドの膿が出てくるかな~?
動き出したおじさん
ギルドの闇に迫るおじさん
次回、おじさんとオラリオ