転生したら600族に変身できる魔人になった件   作:W297

14 / 37
13話 出発

 

 …リムルの言葉通り、リグルドをゴブリンロードに指名した。

 

 …指名したのは良いのだが。

 

「立て直してこれなのか?」

 

「お恥ずかしい話です…」

 

 …まず家を建ててもらったのだが、それはとても家と呼べるものではなかった。

 

 まあ、ここに来た当初の家に比べたらマシにはなってるか…。

 

「俺はゼネコン勤務だったから良し悪しは分かるけど、それに関する技術は日曜大工レベルぐらいしかできないからな…。

 

 リアス、お前はどうだ?」

 

「俺は一応機械系と土木系は行けるけど、建築系は齧ったもいいとこだからな…。

 

 はっきり言って、お前と同じレベルだと思うよ」

 

 俺達が話しているとリグルドが「申し訳ない」という表情を見せる。

 

「今までは、そこまで大きな建物など必要で無かったもので…」

 

「気にすることはないよ、リグルド。こればっかりは仕方ない」

 

「その通りだ。

 

 …それと、少し君たち露出しすぎかな!?」

 

「ああ、それについては同感だ。

 

 いくら何でも目のやり場に困る」

 

 リムルはリグルドにそう伝える。

 

 進化したことにより、ゴブリン達の体は大きくなった。

 

 特に雌ゴブリン…、今はゴブリナ達の体が潤沢になった。

 

 それにこれから他種族と交流をするとき、腰布だけっていうのいい印象持たれないだろうし。

 

 …というか正直なところ、このコートとマフラーは俺の体質的に付けざるを得ないが、俺の新しい服も欲しいし。

 

 そう思っているとリムルが俺を茶化してくる。

 

「おっと、リアスくーん?

 

 女の子のああいう恰好には耐性ない感じか?」

 

「まあな。こんなことしてると一颯にドヤされちまうけど…」

 

 リムルは俺の話の中で気になったところがあったみたいだ。

 

「…ん、一颯って誰?」

 

「ああ、言ってなかったか?

 

 …死ぬ前の俺の幼馴染で俺の彼女。

 

 高校から付き合い始めたから年数的には5年ぐらいかな」

 

「んだと貴様!?リア充か!

 

 幼馴染の彼女とかうらやまけしからんぞ!」

 

「…あ、リムルさんは30後半にもなって童貞だったか。

 

 これは悪いことを言っちゃったな」

 

 俺は余裕の笑みをリムルに見せる。

 

「きっさま…!ただでさえ今でもイケメンだってのに前世でも彼女持ちだと!?

 

 末永く爆発しろこの野郎ッ!」

 

「モガッ!?」

 

 リムルは俺にそう言いながら俺に被さってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 リムルの気が済んだみたいで、リムルは「…コホン」と一息ついて話していく。

 

「こうなると、技術者との繋がりが欲しいな…」

 

 リムルがそう話すとリグルドに何か心当たりがあるみたいだった。

 

「あ!今まで何度か取引をした事のある者達が居ります。

 

 衣服の調達もですが、器用な者達なので、家の作り方も存じておるやも…」

 

 とりあえず、このままだとどうにもならねえ。

 

 コンタクトを取るのが先決だろう。

 

「リグルド、それはどういう人達だ?」

 

「ドワルゴンに住む、ドワーフ族です」

 

(ドワーフ…!)

 

(あの有名な鍛冶の達人の事だよな。

 

 お前の答えは分かってるが、どうする、リムル?)

 

(行くしかないだろ!)

 

 リムルは俺にそう食い入るようにして話し、続けていく。

 

「そのドワルゴンとやらに行ってみる。

 

 リグルド、準備を任せてもいいか?」

 

「お任せ下さい!今日の昼には、全ての用意を整えましょうぞ!」

 

 リグルドはそう言いながら走り去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 リムルと色々と話をしていると、リグルドから準備が終わったという知らせが入った。

 

 行くのは俺とリムル、後はリグルを筆頭としたお供計5組。

 

「リアス様は嵐牙狼族に乗らないので?」

 

 リグルが俺にそう聞いてくる。

 

「ああ、俺は大丈夫だよ。

 

 自力でお前ら並みに飛ぶことが出来るからな」

 

 そう返した後、俺は『変身者』のスキルを発動させる。

 

 

 

「Burnning up、カイリュー!」

 

 

 

 俺はドラゴンポケモンのカイリューになる。

 

 額には二つの触覚が生えて、黄色いパーカーが俺に被さる。

 

 そして大きな尻尾が俺の背から生えた。

 

「お、カイリューじゃねえか」

 

「そうだ、リムル。

 

 単純なスピードならこいつが使えると思ってな」

 

 こいつの最大スピードはマッハ2.5。おそらく嵐牙狼族のスピードにも劣らないだろう。

 

「よし、じゃあ行くか!」

 

「ああ。みんな、村のことは任せたぞ」

 

「はい、リムル様とリアス様もお気をつけて!」

 

「…それじゃあ、いってきまーす!」

 

「「いってらしゃーい!!」」

 

 リムルの掛け声と共に、俺達はドワルゴンへと出発して行った。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。