転生したら600族に変身できる魔人になった件   作:W297

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15話 到着、ドワルゴン!

 

 俺たちは旅を続けている。

 

 特に魔物に襲われたりするアクシデントはなかった。

 

 行程は順調である。

 

 3時間ごとに15分の休憩、14時間経過したら7時間の睡眠時間を含めた休憩を取った。

 

 さすがに急ぎ過ぎではないか…と思いリグルとランガに聞いてみたのだが。

 

「大丈夫です!

 

 我々、進化のお陰か、それ程疲れなくなっております!」

 

 と、リグルが答え、

 

「我等の事は心配なさらないで下さい!

 

 我が主のように、睡眠が不要な訳ではありませぬが、長時間は必要ありませぬ!

 

 食事も、頻繁に必要という訳ではなく、無くても支障はありませぬゆえ!」

 

 とランガも追随して答えた。

 

 他の面々も全員やる気に満ちている。

 

 …まあ余計な心配だったか。

 

 全員、1日に12時間は走り続けてるんだが…。

 

 まあ問題がないならこのままのペースで走っていくとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 二日目の終わり、就寝前の食事を摂っている時に、

 

「ところで、ゴブタよ。あと、どのくらいか判るか?」

 

 リムルが案内のゴブリンであるゴブタに聞いてみた。

 

「は、はいぃぃ!!!恐らくですが、明日には到着出来るかと思いますぅぅ!大分山が大きく見えておりますのでッ!」

 

「…うん、落ち着けゴブタ」

 

 俺はそうゴブタに話していく。

 

 リムルに声をかけられ、緊張半分喜び半分で焦ったのだろう。

 

「舌を噛んだのではないか?」と心配する程、慌てて返事してきた。

 

 そう言われてみると、今までより山が大きく見えるようになって気がする。

 

「気になったんだが、何をしにドワーフの王国まで行ったんだ?

 

 たまに行商に来るんだろ?」

 

 リグルドから聞かせてもらったが、行商のコボルト族がいるという話を聞いていた。

 

 それなのにわざわざ、2ヶ月もかけてドワーフ王国まで出向くのも変な話である。

 

「はい!魔法の武器や防具はですね、ドワーフ族が高値で引き取ってくれるのです!

 

 とはいっても、道具類で支払ってくれるのですが…、行商の者に持たせて運んでくれるので、助かっていたのです!

 

 それに、村周辺の魔物には武具を使える者は居りませんし…」

 

 コボルト族には物の良し悪しが判らないので、わざわざ出向いたってことか。

 

 村にまともな武器がなかったのも、こういうなんとなく納得である。

 

 …もっとも、ゴブリンに倒されるような者は、初心者が森で迷ったようなヒヨっ子だろうが。

 

「…リムル、案外ドワーフって優しいのかもな。

 

 個人的には結構堅苦しくて「こんなもので交換できるか!」って言いそうなイメージだったけど」

 

「ああ。うまく行けば友好的な関係を友好的な関係結べるかもな!」

 

 俺はリムルとドワーフ族についてそう話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゴブリン村から旅に出てから、丸三日が経過した。

 

 徒歩なら2カ月かかると言うこの旅程、短縮

 

 カナート大山脈の麓に広がる牧草地、山脈の自然の大洞窟を改造した美しい都、大自然が創造した天然の要塞「武装国家ドワルゴン」が見えてきた。

 

「…ようやく、着いたな」

 

「ああ。まずは良い職人を見つけないとな」

 

 俺とリムルはドワルゴンの入り口となる門を見てそう話した。

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