転生したら600族に変身できる魔人になった件   作:W297

35 / 37
34話 戦闘開始、VSオーガ

 

 オーガの言葉にリムルが反論していく。

 

「…は?おいおい!?

 

 ちょっと待て!俺たちが何だって?」

 

 リムルがそう返すが、オーガは口調を変えず続けていく。

 

「魔物を使役するなど、普通の人間にできる芸当ではあるまい。

 

 見た目を偽り、オーラを抑えている様だが甘いな。オーガの巫女姫の目は誤魔化せん」

 

 リムルはその言葉を受けて、すごいショックを受けたみたいだ。

 

 付けている仮面越しでもそれが伝わってくる。

 

「それに、そこの魔人がその獣人を使役していると見た。

 

 人間が獣人を使役するなど、できるはずがない。

 

 …まあ、答えを聞くまでもない。

 

 貴様達の正体は全て貴様が着けているその仮面が物語っている」

 

 赤髪のオーガはそう言いながら刀をこっちに向ける。

 

 …っていうか仮面だと?

 

 そういや、さっきも仮面がどうとか話してたが…。

 

「待ってくれ。何か誤解があるんじゃないか?」

 

「この仮面はある人の形見で…」

 

「同胞の無念。その億分の1でも、貴様達の首で贖ってもらおう」

 

 俺とリムルがそう弁明しようとしたが、オーガその言葉を切り捨てる。

 

(リムル、どうするんだ。

 

 敵さん、完全に戦る気だぞ?)

 

(ああ。一旦頭を冷やしてもらわないとな…)

 

 俺達がそう念話で話していく中、一颯が俺に話しかけてくる。

 

「…航、リムル。

 

 戦うことになりそうだけど、大丈夫なの?」

 

「ああ、平気だ。

 

 はっきり言って、そこまで脅威は感じてないからな」

 

 リムルも俺の言葉に同意してくる。

 

「そうだな。

 

 イフリートほどの強さは感じてないし、受けて立って力を見せつけてみるか」

 

 リムルはそう言いながらランガに話を聞いていく。

 

「ランガ、魔法を使うのはどいつだ?」

 

「はっ、巫女姫と呼ばれた桃髪の女です」

 

「おけ。じゃあランガ、彼女の牽制を頼んだ。

 

 一颯はリグル達のカバーを頼む」

 

 俺がそう言うと、ランガと一颯が返してくる。

 

「それでは2人で5人を相手することに…」

 

「ランガの言う通りだよ。

 

 大丈夫なの、ご主人様?」

 

 その言葉に俺は笑顔で返していく。

 

「ああ、大丈夫だよ。

 

 …なあ、リムル?」

 

 俺の言葉にリムルも同意する。

 

「ああ、問題ない。

 

 負ける気がしないよ」

 

「…りょーかい、無理だと思ったらいつでも呼んでよ?」

 

「分かってるよ、無理はしねえって」

 

 俺と一颯はそう言葉を交わしながら、戦闘態勢に入る。

 

「…行くぞ、一颯!」

 

「おっけーだよ!」

 

 

 

「Burning Up!カイリュー!」

 

 

 

「力を貸して!アローラキュウコン!」

 

 

 

 俺と一颯はそう言いながら、それぞれカイリューとアローラキュウコンに変身する。

 

 そして一颯が変身すると空は白い雲で覆い被さり、パラパラと霰が落ちてくる。

 

 恐らくはアローラキュウコンの特性、ゆきふらしの効果なのだろう。

 

 俺と一颯の変身後の姿を見て、オーガは話してくる。

 

「やはり、真の姿を持っていたか。

 

 それにしても二人で我らを相手するとは舐められたものだ。

 

 真な勇気か、ただの蛮勇か…。

 

 …その度胸に敬意を払い、挑発に乗ってやろう」

 

 …オーガとの戦闘が、始まった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。