今話は情報量がないです。だって宴してるだけだもの。ワイワイしてるだけの回で伏線とか張れるわけないじゃないですかー。原作改変はしたけど
伏線張りじゃなくて回収なので問題なしということで先にチラッと言っておくと「当初の予定」と「手配書の海賊」は「
──ココヤシ村
気がついたら日も落ちているし海賊団は到着しているし宴は始まっていた。うーん? 割と本気でここ数時間の記憶がない。ナミくんが何時間も私の頭を撫でていたというオチではないだろう。さすがに筋肉痛になるわ。手元にはいつの間にか酒があったのでくぴっと一口。…うん、強い酒でもないし酒で記憶が飛んだわけでもないのかな。もう何もわからんので考えないことにした。支障はないはず。純粋に宴を楽しもうか。
歩き周りながら皆の顔を眺めていると一人固い表情で酒をチビチビ飲んでるやつがいたのでゾロくんを呼んで酒飲み対決を強制した。フハハハ。暗いツラしてるのが悪いのだ。苦しめ苦しめ。降参したそいつにルフィくんをけしかけて思い出話をさせたりもする。当時のことを思い出しながら喋っているのか笑顔が交じり始めたのを見て私は移動を再開した。あいつが私には話さないだろうこともルフィくんを通してなら聞くことができる…! 完璧な作戦である。成果を期待しながらおかわりした酒を飲む。
気がついたら昼になってた。
なんかデジャヴを感じるな。
あと謎の頭痛と少しの吐き気がする。
もしや何者かに襲われたか…?
医者に診てもらったら普通に二日酔いと診断されて恥ずかしかった。前は飲んでも平気だったのに…。
仲間たちが住民とともに盛り上がっている中、ジンベエは一人難しい顔をして酒を飲んでいた。袂を別ったといえどアーロンはかつての仲間であり、フィッシャー·タイガーをともに兄貴分と慕った相手。それなのに海軍から解放させたあとにアーロンが人々を支配していたことに気がつかなかった。そこには賄賂による隠蔽があったとはいえ、己が直接会いに行けば気付けた可能性は高かったのだ。それを道を違えたからと言い訳をしてアーロンと会わないようにしてきたために、ここらの住民は8年も苦しんでいた。彼らは直接的な言葉を言うことはなかったが、支配に抗ったために殺された者もいただろうことは想像にかたくない。アーロンに対する感情と己への不甲斐なさや後悔などがまぜこぜになって心に影を落とす。仲間たちはそんな思いを飲み込んで住民たちに不安を感じさせないようにと共に騒いでいるのに情けない。
いっそ酔いつぶれてしまおうかと思った矢先、飲み対決を持ち込まれた。ちょうど良かったので勝負にのったところあっさりと限界がきて早々に降参してしまった。もう歳なのかもしれない。思惑とは逆に気分が重くなってくる。そこへ麦わら帽子を被った少年が話しかけてきた。なんでもシャンクスとエースのことを知りたいのだとか。シャンクスとは交流があまりなく世間での評判しか知らなかったため話題のほとんどはエースのことになった。決闘で引き分けたことを話すと彼は奮起した様子だった。なんでもエースとは兄弟なのだとか。散々聞かされた自慢の弟とはこの少年のことかと思う。まだ駆け出しのようで実力はそこそこだが人となりはいい。接していて気持ちのいいところはエースに通じるものがある。たしかに兄弟なのかもしれないとそのつながりを感じとった。海賊王を目指しているそうなのでエースとは敵対することになるだろうが、できれば仲良くあってほしいものだ。昔話をしていると思いの外酒が進み、飲めなかったのは年齢ではなく心持ちのせいだったかとふわふわした意識の中わかった。アーロンのことを知らせてくれた恩人がなにか騒いでいるのをぼんやりと見て、あやつは何をやっとるんじゃと思いながらそのままぶたが落ちていくのを感じた。
二日酔いが以前より長引いたので年齢によるものも少しはあるのかもしれない。
あー、楽しかった キミは?
わたしも楽しかった!でも今きぼぢわるい… あらま