ようやく出発します。アーロン倒すまで3話。倒してから5話。この作者配分おかしいって。
──ココヤシ村
宴の翌日、二日酔いの薬を飲んで横になっている私のもとへルフィくんがやってきた。そろそろ出発したいけど大丈夫かと聞いてくる。薬で楽になったとはいえ今船に乗ると酔うのでせめて出発を明日にしてほしいと伝えた。不満そうに了承する姿に申し訳なくなってきた私は雑談で彼の気をそらした。次の目的地が変更されたけど置いていかれるよりはマシなので誤差だよ誤差。他の仲間にも伝えてくると駆け出したルフィくんを手を振って見送り、そのまま目を閉じる。おやすみなさい……。
何が誤差だよバーカ!!
影響大きすぎるわ!!
どうやら私の回復待ちだったらしい一味に謝りながら船に乗る。どっちにしろ待っててくれたのなら雑談でルフィくんの思い出話を聞いた意味が全くなかったな…。聞かなかったら多分ローグタウンに魚人の誰かに先導してもらいつつ向かうとかになっていたと思うと、もったいないことをしてしまったという感想が強い。
…ん? あれ? ナミくんは? …まぁアーロンから解放されたわけだし、ここに残っても仕方ないのか…。残りのメンバー的に私かサンジくんが代理航海士かなぁ。うーん。
出航のときになると大勢の住民が見送りに来てくれた。ヨサクくんとジョニーくんは賞金稼ぎを続けるらしい。今の実力だと強い相手にはほぼ勝てないのでタイヨウの海賊団か海軍かに頼んで鍛えてもらえとアドバイスしておいた。高くて1000万くらいしか相手にできないのは賞金稼ぎとしてちょっとね。最後に海侠に頼んでおいたことを念押ししているとナミくんが走ってきた。見送りに来たのか乗りに来たのかわからないので静観する。…うわぁ。ナミくんらしいといえばらしい、のか? 離れて固まっている海賊団ではなく住民たちがターゲットなのを見るとナミくんなりの挨拶なのかな。船に飛び乗ったナミくんが懐から大量の財布を落とした。住民たちの絶叫が響く。みんな同じセリフとは仲いいね。最前列にいた海侠も盗まれたけど態度的に多分わざとなんでヨシ!
…気合いの入った声が聞こえたけど大丈夫だよね?
大丈夫だった。
ちなみに中身を抜いた財布はどうするのか後で聞いたところ質屋に売って端金にするらしい。その銭ゲb…したたかさに絶句していると突如イイ笑顔になったナミくんが両手をかざしてきたのでむちゃくちゃ逃げた。途中からルフィくんも混ざって追いかけっこになった。見張り台に上ってもゴムの力ですぐ追い付くのは反則だと思うんだ。でもナミくんの体力が尽きるまでは逃げおおせたので実質私の勝ちかな。
追いかけっことはいえひよっこに負ける私じゃあないさ
大人げないね うぐっ