GOD EATER~神機使いは夢を見る   作:胡蝶438

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ナギくんの過去編です!


第13話昔話と決心

「おとうさん!おかあさん!おかえりなさい!」

 

7つか8つくらいの男の子が両親の帰宅を出迎える。

彼の父と母は神機使いとして毎日アラガミと戦っている。この頃はまだ、神機使いの適合率も低く、神機使いが少ないため彼の両親が帰ってくることも少ない。だから彼と彼の5つ上の兄は、たまの両親の帰宅を心待ちにしているのである。

 

「ああ、ただいま」

 

「いい子にしてたかしら?」

 

それは彼らの両親も同じ。滅多にあうことのできない子どもたちとの時間を宝物のように思っている。

 

「うん!いい子にしてたよー!」

 

「ああ、お隣さんにもなるべく迷惑をかけていないつもりだよ」

 

彼らの両親が仕事で帰れない日はいつも隣の家でお世話になっているので、もう1つの家族のように少年と彼の兄は思っている。

 

両親となかなか会えないながらも少年は兄と、家族同然ともいえる隣人たちと幸せな生活を送っていた。そして、両親が帰ってきたこの日、少年はいつも以上に幸せな日々を送れる・・・

 

 

 

 

 

・・・はずだった。

 

幸せな風景が一転する。

 

 

アラガミの出現を示すサイレンの音。

 

 

今までに見たことのない新種のアラガミ。

 

 

そのアラガミに立ち向かう、神機をもった両親。

 

 

そして、アラガミに喰われる両親。

 

少年は絶望していた。動けなかった。

 

「はやく・・・にげ・・て・・」

 

それが彼の愛した両親の最期の言葉だった。

 

「ぐ、くっそぉぉぉぉぉ」

 

彼の兄が彼の親の神機を手にし、捕食の最中であったアラガミに襲いかかる。彼らの親がアラガミを弱体化していたので、神機使いでない者の振るった剣でも倒れた。

 

しかし神機使いでない者が神機を持ったのだ。彼の兄はオラクル細胞に喰われ始めていた。

 

「はやく・・どっかに行け!・・・ぜってぇ生き延びろぉぉぉ」

 

少年は救助に来た大人たちに連れられてゆく。

 

兄の・・・いや兄“だった ”ものの叫び声を背にしながら。

 

 

 

**********************

 

アリサは不思議に思っていた。

なぜ、ナギはこの過去を背負ってもあんなにもまっすぐでいられるのか。

 

ーー悲しみは海にあらず、きっと飲み干せるーー

 

アリサはふと昔聞いた言葉を思い出し、少しがんばってみようかと思うのであった。

 

コンコン

 

「はい」

 

「私よ。サクヤ。入ってもいい?」

 

「どうぞ」

 

「少し、話を聞きたいのだけれど・・」

 

「ええ、大丈夫です。」

 

アリサは絶対に変わってみせると決心するのであった。

 

**********************

 

一方、ナギもまた覚悟を決めなくてはならない状況にあった。

 

「いい加減あきらめなさい。どれだけ抵抗しようと結末はかわらないわ。」

 

「だーかーら!そんなことしてバレたらどするつもりなの!」

 

「だからバレない方法を教えてあげるって言ってるじゃない。」

 

ナギの部屋ではハッキングを教えようとするカナデとそれを拒否するナギによる、このようなやりとりが続いている。両者共に引く気配はなかった・・・が、

 

「それとも、ここで真実を知ることなく、また被害者を増やしたいの?」

 

カナデのこの一言で二人のやりとりに終止符が打たれた。

 

「そんなこと言われたら・・・やるしかないじゃないか・・・。あー、もう!わかったよ!覚悟を決めるよ!」

 

若干投げやりにナギが言い、カナデが勝ったと言わんばかりにニヤリとする。

 

「さあ、こっちに来て。大丈夫だよ。あんたならやれる」

 

**********************

 

そこから彼らは怪しそうなものを片っ端から調べていった。どれくらい時間がたったのか、彼らは支部長による企みを暴き出し、ナギは唖然と、カナデもナギほどではないが驚いているようだった。

 

 

 

『エイジス計画』を隠れ蓑にして計画された『アーク計画』。アラガミ装甲によって守られた超巨大アーコロジーをつくり、人類安息の地をつくることが目的である『エイジス計画』とは全く異なり、『アーク計画』は人為的に終末捕食を発生させ、地球上の生命体を全滅させ、事前に宇宙に逃がした選ばれた100人のみを生かす計画なのである。裏でこのような計画がたてられていると知れば、二人の反応も当然のことであろう。

 

「支部長、胡散臭いと思っていたけど、まさかこんな計画をたてるほどとは」

 

先に口を開いたのはカナデだ。

 

「でも、今の僕らにはこんな壮大な計画を壊すほどの力はない。だから、」

 

「「アラガミを倒して、力をつけよう(つけるわよ)!!」」

 

二人の想いは一緒だった。

 

決してあきらめない。

 

支部長の計画を阻止してみせる、と。

 

 

**********************

 

少年は『ユメ』を見る。

 

彼が回避すべき最悪の結末。

 

でも、それは、いつも見る『ユメ』とは少し違った。

 

男と対立する神機使いの子どもが増えていた。

 

男の子が二人と女の子が一人。

 

でも、いつもの男の子は新しく増えた彼らとは距離をとっている、そんな風に見えた。

 

『ユメ』は少し変化したけれど、最後はやっぱりいつもと同じだった。

 

 

 

 

『最悪の結末』、それを回避するには、まだ足りない。何もかも、まだ足りないのだ。




皆さん、どーもです。ひーらです。

更新、今回は早めにできました(o´∀`)b

ところで皆さん、ゴッドイーター新作タイトル決定しましたね(*゜▽゜)ノわーい

買いたい!はやくプレイしたい!でも!でも!vitaとPS4って!PSPしか持ってないんですけど・・・

とにかく、早く新システムとか、そこら辺知りたいものですね。

でわ!次回の更新はきっとこんなに早くできないと思いますが頑張ります!
感想、批判などお待ちしております!


追記:ふと自分で読んで、あれ?って思ったので、説明します。二人のアラガミ倒して力を付けよう発言の意味についてです。

あれは、とにかく、規模が大きすぎて、訳分からないものを止めるために、今できること(アラガミの討伐)やっておくぞと。できる限り強くなっとくぞと。Lv上げまくって、最悪脳筋プレイでいくぞと。
そんな感じです。
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