GOD EATER~神機使いは夢を見る   作:胡蝶438

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第6話 2人目の新型

<エントランス>

 

エントランスに第一部隊が召集された。今、集まっているのは第一部隊のメンバーとツバキ教官、そして新しい新型神機使いさん

 

「本日付けで、極東支部第一部隊に配属となりました、アリサ・イリーニチナ・アミエーラです。よろしくお願いします。」

 

アリサ、そう名乗った少女は僕たちの注目を浴びながらそう言った。

物怖じしていない、といえば聞こえがいいかもしれないが、それより見下している、という見方もできる、そんな態度で。

 

「アリサ、お前はリンドウの下につけ!リンドウ、書類の受け渡しがある。私と来い!」

 

「あー、ナギ、後で俺とアリサと一緒に任務に行くぞ。悪いが任務の受注やっといてくれねぇか。」

 

「わかりました。リンドウさん。」

 

「お前らも、仲良くしとけよ。」

 

リンドウさんは僕に指示を出した後、ほかの第一部隊のメンバーに言い残し、ツバキ教官の後を行く。

早速コウタが話しかける

 

「女の子ならいつでも大歓迎だよ!」

 

コウタらしいっちゃコウタらしいけど・・・開口一番それはどうかと思うぞ・・・?

 

「よくそんな浮ついた考えで生き延びてこられましたね。」

 

アリサがぴしゃりと言ってのける。

 

そんなやり取りをしている間に、ソーマ(この前任務に行ったときに『さん』付けするな、と言われた)とサクヤさんがいつの間にかいなくなってる。まさかかつてこの極東の地に存在したといわれる『ニンジャ』だったのですか!?

 

そんなことを考えているうちにコウタが復活し果敢にも再度話しかけている。

 

「ねえ君ロシアからきたんだよね?ロシアって極寒の地だって聞くけど。あぁでも最近は温暖化で暖かくなってきてるんだっけ?」

 

「煩いです。あなたには関係のないことでしょう?」

 

コウタ、再び玉砕。膝から崩れ落ちていく。話しかけてみるが反応なし。

 

「ただの屍のようだ。」

 

コウタのツッコミを期待してつぶやいてみるが効果なし。

というより、貴重な新型を2人も・・・ずいぶんと贅沢な支部だな。などと考えていると、

 

「さっきからぼそぼそと、言いたいことがあるならはっきりとおっしゃってください!」

 

ありゃ、口に出してたみたい。

 

「いや、なんでもないよ。同じ新型同士、これからよろしくね。」

 

「えぇ。よろしくおねがいします。」

 

うん。そっけない。とりあえずリンドウさんに頼まれていた任務の受注へ向かう。

まずい。間が持たない・・・コウタがいないと困るな・・・。

 

********************

 

<贖罪の街>

 

アリサと集合場所で待っていると、リンドウさんがやってくる。時間くらいは守っていただきたいな・・・さすがに・・・

 

「いやぁ、すまんすまん、待たせたな。今回は新型2人とか。まあせいぜい足を引っ張らないようにさせてもらうわ」

 

笑ってそう言いながら、こちらに来る。

 

「冗談で切り抜けようったってむだですよ!時間ぐらい守ってください。それに足ひっぱ「旧型は旧型なりの仕事をしていただければいいと思います。」って・・・」

 

僕の言葉をさえぎって、冷たい口調で告げたのはアリサだ。

 

「はは、まあ気楽にやらせてもらうさ。」

 

アリサの暴言を苦にもせず、そう言ってアリサの肩に触れたとたん

 

「きゃあ!」

 

アリサが悲鳴をあげながら飛びのく。様子がおかしいぞ・・?

 

「これはまたずいぶんと嫌われたもんだな・・」

 

さすがのリンドウさんも驚きを隠せない。

 

「あ、いえ、すみませんでした」

 

「んー、アリサ、混乱したときはな、空を見るんだ。で、動物の形をした雲をさがせ。見つかったら俺たちに合流しろ、いいな?」

 

一方的にそう言ってアラガミの索敵を開始、僕もそれに続く。

 

「待ってください、どうしてそんなことっ」

 

「いいからさがせ、これは命令だ。」

 

******************

 

「アリサのことだが・・・」

 

索敵中に不意にリンドウさんが話し始める。

 

「どうやら少しワケアリらしい。精神が不安定でな、定期的に主治医のメディカルチェックを受けなきゃいけないほどらしいんだ。だからさっきみたいな発言も大目にみてやれ。」

 

「わかりました。リンドウさん、一ついいですか?」

 

「ん、なんだ?新入り。」

 

「リンドウさん、今回の辞令についてどう思います?」

 

「どうって?」

 

「だっておかしいじゃないですか。ただでさえ貴重な新型が一つの支部に2人だなんて・・・」

 

「おかしくもないだろ。ここは極東、世界指折りの激戦区だ。」

 

「でもっ」

 

「いいから、そんな小難しいことより死なないことを考えろ。」

 

リンドウさん、絶対なにか隠してる・・・。

 

「・・・はい」

 

これ以上問い詰めても無駄とわかったのでしぶしぶ答える。

 

「まぁ、新型同士仲良くしてやれ。」

 

*****************

 

動物の雲を見つけたらしく、アリサが合流する。

 

「なんの雲を見つけたんだ?」

 

リンドウさんがからかうように聞く。

 

「う・・・ネコのかたちの雲です。」

 

「え?どれどれ?」

 

ナギ参戦します!てかネコのかたちの雲なんて見つからないのだが

 

「あそこの雲ですよ!」

 

指差された雲を見るが・・・うーん・・・微妙・・・

そんな表情をしていたのだろう。アリサが不思議そうに

 

「どこからどうみてもネコじゃないですか。」

 

うん。アリサの感性が不思議でたまりません・・・。

 

「おい、お前ら目標がいるぞ」

 

リンドウさんのその言葉で僕もアリサも身を引き締める。

今回の目標---シユウは僕たちに気付いている様子がない。

 

「よし、俺の合図で一斉に・・だ。3・・2・・」

 

ザッと飛び出す人影。リンドウさんも唖然としている。そうアリサがシユウに向かって走っていく。

シユウも足音でこちらに気付いた。

 

「こりゃ奇襲もクソもねぇな・・。おい新入り、お前は遊撃だ。いつもどおりいけるか?」

 

「当然ですよ!」

 

「ん、いい返事だ」

 

リンドウさんが駆けていく。僕は銃形態に変え、ブラストでシユウの頭を狙い撃つ。

むう、やっぱり他の銃身も使えないといろんな局面には対応できないか・・・

 

(アリサは・・・引く気配なしか・・なら。)

 

僕はOアンプルを飲みオラクルポイントを回復し、シユウに接近、下半身へモルター弾を叩き込む。

ひるんだ隙に捕食、即座受け渡し弾を一発はリンドウさんに、もう一発はアリサに、そして最後の一発はアラガミバレッドとしてシユウに撃ち込む。

と、アリサからの受け渡し弾だ。初めてのリンクバースト、すごい。力がみなぎる・・・。

 

リンドウさんとアリサが前衛、僕が後衛の形をしばらくとっていたが戦況が変わる。

作戦開始から時間がたち焦ったアリサが攻撃の予備動作に入っているシユウにつっこんでゆく。

 

「危ない!アリサ!」

 

アリサも気付くが攻撃の構えをとってしまっているので回避できない。さすがに普通の人より体の強い神機使いといえども、あの至近距離で受ければダメージは大きい。

 

(くぅ・・アリサを助けるにはどうすれば・・アリサまでの距離は遠い。リンクバースト中の今ならギリギリ間に合うか?いや、そろそろ切れる頃合だろう。・・・まてよ?リンクバースト・・・)

 

妙案が浮かび上がる。

 

(アリサ、君を助けるためだ、許してよ)

 

銃身をシユウとアリサのほうへ向け、濃縮アラガミバレッドを放つ。

銃弾は狙い通りの方向へ飛び、シユウに命中した・・・アリサを巻き込んで。

 

ひるんでいるシユウにリンドウさんが止めを刺す。

 

「アリサ、油断はダメだよ?」

 

「だからって、あの助け方以外になにかなかったんですか?」

 

「ごめんごめん、他に思いつかなかった。」

 

地面にへたり込んでるアリサに謝りながら手を差し伸べる。掴んでくれないかもな、と思っていたが、少し考えてから手を掴んでくれた。

 

「まあ・・助かりました・・ありがとう・・・ございます。」

 

どんどん声が尻すぼみになっていく。これは面白い。

 

「え?なんて?よくきこえなかった、もう一回」

 

とニヤニヤしながら聞いてみると

 

「うぅぅぅ・・ど・・どん引きです!!」

 

顔を真っ赤にしながらそう叫ぶ。

どん引きされた。でも、なんだかアリサとの距離が縮まった気がした。

 

***********************

 

<数日後ーエントランス>

 

「お前!なんだよ邪魔って!」

 

「一度だけでは理解できませんでしたか?だったら何度でも言ってあげますよ・・」

 

・・・またか・・・

アリサとシュンさんが喧嘩している。アリサがここ極東な来てから、ずっとアリサは誰かといざこざを起こしている。しかも面倒なことは・・・

 

ツバキ教官に止められたシュンさんがこちらに来て一言

 

「新人!お前同じ新型ならちゃんとあいつの手綱にぎってろ!」

 

そうほぼ全ての苦情が僕の元に来る。『同じ新型』だからだ。

そろそろきつく言わないとな・・。

 

「アリサ、また?」

 

「ナギさん」

 

「もっとみんなと仲良くしたら?」

 

「ここの人たちはゆるすぎます!第一部隊のリンドウさんからしてあんなにいい加減ですし・・」

 

「アリサ、でもさ、すごいと思わない?毎日命賭けてるのに皆笑顔でさ」

 

「それがゆるいとっ」

 

「誰も笑顔じゃない、なんて辛いでしょ?ここのみんなはお互いを思いやってる。お互いに信頼しあってるからこそ、アラガミなんていう強大な敵にも立ち向かっていけるんじゃないかな。それなのにギスギスして喧嘩ばかりじゃ僕は強くはなれないと思うよ?アリサももう少しみんなを頼ってみたら?肩の力抜いて、周りに溶け込んでみたら?思いもよらない方向に転がるかもよ?」

 

「・・・そう・・ですね・・もう少し周りのみなさんを信じてみようかと思います」

 

これなら大丈夫かな?まだ完全には理解してないかもだけど、意識するだけでもきっと変われる。

 

「アリサは僕と話してる時ぐらい素直ならみんなと仲良くできると思うんだけどね。」

 

そうからかうと

 

「べ、別に素直になんてなってません!」

 

この前の任務のときと同じように顔を真っ赤にしてそう叫んだ。

アリサといいコウタといい、周りの目をもう少しでいいからきにしてほしい・・・。

 




おつかれさまです。ひーらです。
長かった・・・。

アリサは高慢ってよりまわりの人に頼れてないんじゃね?という自分勝手な考えで書き進めていきました。

あー、早く新たなオリキャラだしたい・・・
設定は思いつくけど、書く能力がついていけてない・・・

あと、やっぱり戦闘シーン極力避けちゃいますね。
いや、さけちゃいけないんですけどね。

文才、欲しい。
だれか、わけてください(迫真)
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