<sideコウタ 神機保管庫>
今日はついに大型のアラガミ、ヴァジュラの討伐任務!
俺はナギがココにいるって聞いたからきたんだけど・・・
なんか拡張工事しているんだが・・・
リッカがいたから聞いてみる。
「なあ、どうして工事なんかしてるんだ?」
「ん?ああ、ナギくんがね、戦う相手に応じて有利なパーツで戦いたいって言ってね。そのパーツの量が膨大でね、だったらナギくん専用の保管庫でも作っちゃおうってなったんだ」
「じゃあ。これぜんぶ・・・」
「そ、ナギくんが使うの」
すげえな・・・てか、よく見たらナギがいつも使うロングブレード、ブラスト以外の刀身、銃身があるし・・
「で、コウタくんはどうしたの、君がココにくるなんて珍しい」
リッカの質問で目的を思い出す。
「ああ、ナギを呼びに来たんだ」
「そう、じゃあ待ってて今呼ぶからさ」
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<sideナギ エントランス>
コウタに呼ばれてエントランスに行くともう皆集まっていた。今回のヴァジュラ討伐任務のメンバーはサクヤさん、ソーマ、コウタ、僕だ。リンドウさんとアリサは別任務らしい。
初めての相手だ、気を引き締めていこう。
<贖罪の街>
今回はロングブレード/ブラストだ。初めての相手だし一番慣れた装備で、ね。
索敵を開始してすぐに、ヴァジュラを見つけた。
まずはサクヤさん、コウタ、僕が火属性の銃弾を撃ち出す。
が、大半はマントではじかれてしまう。
マントをつぶしたら楽になるかな?僕は神機を剣形態に変え、すでに接近戦を始めたソーマに加わる。
どれだけ斬りつけてもはじかれるばかり、半ばあきらめかけたところでやっと結合崩壊を起こす。
(これで少しは銃撃も通りやすくなったかな?)
「ソーマ、どこをねらおうか、指示を。」
「俺は頭をやる。お前は後ろ足をねらえ」
「わかった」
最近、ソーマがまともに口をきいてくれるようになった。まあ、しゃべってくれるまでひたすらに任務についていったからね。
ソーマの指示の通り後ろ足を斬る。コウタたちの銃撃も効いてるようだし、やっぱりマントをやって正解だったな。
途中、ヴァジュラが雷球を飛ばしたりして抵抗してきたが特に問題もなく任務を完了する。
コアを抜き取っていると
「え、なんで?」
サクヤさんの声、サクヤさんの見ているほうを見ると、そこには別任務で動いているはずのリンドウさんとアリサ。おかしい、普通は混乱を避けるため複数のチームが同じ区画にいるはずがない。
「とにかくとっとと任務を終わらせるぞ。俺とアリサは教会内を確認、お前らは外を警戒、いいな」
「「「「「りょうかい」」」」」
僕たちはリンドウさんの指示に従い配置につく。
ドォンドォンドォン
いきなり目の前に見たこともないアラガミが。
ヴァジュラに似た青いアラガミ・・・
(待てよ・・・贖罪の街の教会、黒のリンドウさん、赤のアリサ、そして目の前の青いアラガミ)
「まずい!」
僕はあの日の、アリサがココに来る日に見た『ユメ』を思い出し、教会へ駆け出す・・が、少し遅かった。
僕が目にしたのは中で外にいるのと同じ青いアラガミと戦っているリンドウさんと錯乱し天井にむかって銃弾を撃つアリサ。
そしてリンドウさんの退路が塞がれた。
「アリサ、あなた一体なにやって・・」
天井の崩落する音を聞きつけたサクヤさんがアリサに尋ねるが、
「ごめんなさい・・ごめんなさい・・パパ・・ママ・・そんなつもりじゃなかったの・・・」
アリサは錯乱状態に陥り答えることはできない
サクヤさんが道を開けようと瓦礫に銃弾を撃つがあえなくはじかれる。
「おい!なにをやってる」
ソーマさんが青いヴァジュラに攻撃をくわえながら叫ぶ。
まずい、このままだと全滅する・・・
「サクヤ!アリサを連れてアナグラへ戻れ!」
瓦礫の向こう側からリンドウさんの声
「いや、いやよ、リンドォォウ!」
「サクヤ、全員を統率、ソーマ、退路をひらけ!」
「サクヤさん、このままだと全員共倒れだよ!」
コウタが意地でも動こうしないサクヤさんを動かせようとする
「いやよぉぉ、リンドォォォ」
僕は未だ錯乱状態のアリサに肩を貸す
(・・・こうなることをわかってながら、なにもできなかった・・・悪夢を回避できなかった・・・)
『全員生きて帰れ』そんなリンドウさんの命令を背に僕らはアナグラへと帰投した。