永禄12年(1569年冬)
ここで一旦信長の支配領土と同盟関係を整理してみよう
国人衆がまだうようよ居るため完全に支配している領土は無いものの、尾張、美濃、伊勢、近江の一部、大和、山城が支配領域である
同盟関係は三河と遠江を支配する徳川、尾張と東三河の一部を支配する水野、北近江の浅井……武田? 駿河侵攻で徳川と揉めて同盟破棄よ
朝姫は同盟破棄の影響で信玄から庶子なので見捨てられ、普通なら侍女もろとも処刑なのだが、ロンメルと一政が信長様に頼み込んで許して貰えた
その後一政はハッスルして朝姫や町人農民出身の側室4名を孕ませていたりする
しゃあない一政も性欲が爆発する15歳なのでね……
今現在織田に敵対しているのは上洛要請をしているのに一向に上洛してこない朝倉家、上記の武田家、三好三人衆くらいである
そんなイケイケ状態の信長と大喧嘩する者が1人……そう足利義昭である
揉めた理由は元号を変えるか変えないか問題である
永禄という元号は元々三好長慶が幕府を無視して改元した年号であり、室町幕府としては屈辱的な元号であった
義昭は天災や戦乱等が多く起きているので縁起が悪いとして信長に相談したのだが、信長は
「いやいや、帝が崩御されたわけでもないのに元号を変えるのはいかほどか」
と反論
信長的には織田家が飛躍した永禄という元号はとても縁起が良く心情的にも改元する必要は無いと思っていた
こうして意見がぶつかり合い最終的には義昭が朝廷を動かし改元を強行、翌年を元亀元年(1570年)とすることが決まる
この時幕府が朝廷に幾らか献金したのだが、それは信長から幕府に与えられていたお金だということも考えると信長はどれぐらい不愉快な気持ちになったかは想像つかない
このすったもんだで不機嫌になった信長は伊勢攻めの前から連日ロンメルを抱いてスッキリする程は苛立っていた
もうこの時ロンメルは35歳である
この時代だと大年増であり若くもない為これが最後の妊娠であると決めていた
永禄14年【元亀元年に改元少し前】(1570年2月)
ロンメルは男の双子を出産
信長より元亀丸、永禄助と元号に合わせた
ロンメルは男児10人女児11人の21人を産んだことになる
ちなみにそのロンメルを孕ませ続けた信長はロンメル以外に28人の子供を産ませることとなり、ロンメルと合わせると59人の子供が居たことになる
ロンメルは12歳になった五郎こと織田利行と六助こと織田勝成に村開発の儀を行わせた
村は左恵と右恵の領土の村から出させた
本来ならば一番所領が多い前秋から出させるのが筋なのだが、領土改革や農地改革を進めすぎて開発がある程度進んだ場所を2人に与えても意味が薄いと判断し、開発が遅れ気味の左恵と右恵の領土の村から出させた
そうこうしていると信長様から命令があり、朝倉討伐の下知が将軍と朝廷から発せられた事が報告された
信長は近畿や尾張美濃の周辺諸侯を集め幕府軍を編成
朝敵にもされた朝倉方は越前を中心に加賀の一部と若狭を支配する大名であったのだが、寝返りからの領土分取りをしたり、将軍に力がないからと要請や要望を無視し続けたので多方面からヘイトを買っていた
なのでこの幕府軍に反旗を翻すことは幕府や朝廷への宣戦布告でもある
尾張の鳴海8万石を有する怪異織田家にも朝倉討伐に参加するように言われ、ロンメルは8000の兵を編成し、この中には7歳のウマ娘の娘達も参加していた
ウマ娘の娘達は妖怪としてのロンメルの後継者であり、織田家からは戦働きを期待されていた
それに答えるためロンメルも娘達にそれ相応の教育を施していた
7歳なので本格化前であるが力は成人男性よりも既にあり、剣術はロンメルからしたら及第点、槍は前田利家からも及第点、弓や弩も及第点、鉄砲は良という評価だった
「いいかい今回は朝倉討伐だけど幕府軍として大義はこちらにある。5人とも初陣となるけど戦の雰囲気を感じるだけで良いからね。まぁ私達が出ばることもないと思うけどね」
「母上、それほど今回の朝倉討伐は簡単なのですか?」
「うん、既に信長様の使いで丹羽長秀殿や明智光秀殿、細川藤孝が調略に動いている。幕府軍は織田家や徳川家、近畿の諸侯あわせて3万8000に対して朝倉軍は全軍合わせても2万もいかないしそれを各城に分散して配置しないといけない。しかも大義がなく朝敵扱いの朝倉兵の士気は低いでしょうね」
「私達が一生懸命育てた騎馬隊、弩隊、槍隊、白兵隊、鉄砲隊が居ればどんな敵にも勝てます!」
ウマ娘としては長女の阿久利黒が勇ましくそう言うが、育てたのはロンメルやその家臣達である
「私達と申するが、馬の調教、武器の調達、兵の召集をしたのは全て家臣たちのお陰だ。図に乗るな阿久利黒」
「し、失礼しました」
「よし、妖怪妖怪と言われているが私達はウマ娘。場を見て使い分け、威圧しへりくだる。先祖等も無いに等しい私達は武功、政治力にて活躍せねば直ぐに討伐される立場ということを理解せよ。良いな」
「「「は!」」」
ロンメルは徳川様が援軍として織田家に合流するので怨みがある旧今川家臣団と領内整備に内政能力が突出している前秋と黄衣の旦那平野長景を鳴海城に残し、兵8000を率いて幕府軍に京にて合流
朝倉討伐が開始された
幕府軍は直ぐに若狭を制圧し、敦賀郡に入る頃には服従した豪族も含め軍が5万にまで増加、天筒山城、金ヶ崎城を次々に陥落させ、朝倉本拠地である一乗谷に向けて進軍している頃、織田本隊に衝撃的な情報が飛び込んでくる
「な、なに!? 浅井が裏切っただと!」
信長は直ぐにそれが朝倉が幕府軍を混乱させるための罠だと切り捨てたが、次々に入る続報、更には浅井長政に嫁いでいた市姫から届いた鮎が決め手となった
「鮎……梁……罠!?」
鮎を捕る時に梁という川の両岸を石等でせき止め一ヵ所開けておくことでそこに罠を仕掛けて捕らえる漁の仕方である
信長は梁と罠をかけたメッセージに気がつくと
「全軍退却じゃ! 篝火を盛大に焚け! 撤退を悟らせるな!」
信長は本陣に来ていた幕府の武将達にも撤退を命令すると自身は僅かな馬廻り衆と共に幕府方の要人と一緒にいち早く撤退した
それこそ本陣に居なかったロンメルや同盟者の徳川隊にも伝えずに
信長はその後朽木谷越えを行い幕臣達が近くに居たことで幕府に忠誠を誓っていた朽木元網を味方につけ京に撤退することに成功したのだった
一方置いてかれたロンメルは
「伝令! 浅井長政裏切りにより織田信長様撤退! 滝川一益隊、柴田勝家隊、丹羽長秀隊、森可成隊、佐久間信盛隊以下将兵皆撤退を開始! 殿は木下秀吉隊と明智光秀隊、池田勝正隊! 徳川隊は混乱しいまだ撤退を開始せずとのこと」
「……わかった。君も直ぐに撤退しなさい」
「は! これにてごめん!」
ロンメルは食事中の息子達や家臣達を素早く集めるとこう言った
「我ら怪異織田家8000、信長様が撤退を完了するまで時間を稼ぐこととし、この地に留まる……まずは金ヶ崎城に入るぞ」
「「「は!」」」
勝ち確の消化試合が一瞬にてお家存続の一大事となってしまった
ロンメルは直ぐに殿隊の木下、明智、池田、そして混乱してしまっている徳川を呼び寄せ
「この戦……朝倉から潰すこととする」
と第一声で言った
殿隊は全部隊合わせると木下隊2000、明智隊2000、池田隊1000、徳川隊3000に対して怪異織田は8000と一番部隊数が多かった為殿隊の指揮系統を掌握した
「待て待て妖怪殿なにか策はあるのか?」
徳川家康がそう答える
「半乃助」
「は! 朝倉隊約1万5000、これは朝倉が現在動員できる兵数の8割となります。各支城からも兵を引き抜いていると思われます」
「とのことだ。各地から集められたということはそれだけ寄せ集めということ……ならば指揮している者を潰すまでよ」
「指揮官を潰すと言うがそう簡単にはいきませぬぞ」
「左様、朝倉のことだ陣は奥に構えていると思われる」
「なに簡単なことよ……敵中突破を敢行する」
「な!?」
「無茶を申すな! ここは金ヶ崎城にて籠城したのちに撤退が良かろうて」
「南から浅井1万も向かってきている。弱いところから先に叩くのが鉄則。なに怪異織田家のみでも作戦は決行する」
「ならば某も参加しようか」
「木下殿誠か!?」
「ロンメル殿はやれると確信しておる。あちらは攻め手だと思っておる。攻撃されるとは思ってなかろう」
「……わかった私も参加しよう」
「明智殿助かります」
「……やれやれ、徳川隊も参加いたす。三河武士の名を轟かせましょうぞ」
「馬鹿な無茶だぞ。拙者は金ヶ崎の防衛に尽力いたす」
「わかりました……では作戦をご説明致します」
池田が作戦会議から離席したのを見計らいロンメルは作戦を教える
まず金ヶ崎城を餌とし、伏兵と別動隊を天筒山より向かわせ別動隊が金ヶ崎から狼煙を上げたと同時に朝倉の補給隊を攻撃、伏兵隊が側面から攻撃を仕掛ける
金ヶ崎といわれる地形は山と海に囲まれているため軍が細長くなりやすい
その混乱状態の敵に別の側面から敵本陣に斬り込みを行う
その時に城兵も打って出て4から5方面による多重攻撃で潰すという策だ
「ならば朝駆けがよろしいかと」
木下隊の竹中半兵衛の献策により時間は朝駆けと決まる
「早急に朝倉を駆逐次第塩津街道から北陸街道を突破し、京に帰還する。池田は囮として使う」
「池田殿は見捨てると」
「今回の作戦は朝倉を潰した後素早く後退できるか。池田殿は金ヶ崎にて籠城という愚策を継続するであろうが、我々はその時には金ヶ崎から撤退を完了させる。朝倉主力を失えば浅井も追撃は断念しようぞ」
「わかりました。校長いや、ロンメル殿、我らが別動隊を引き受けましょう!」
秀吉が別動隊を志願し
「では徳川様と明智殿は我が方半数と共に金ヶ崎城から打って出るのを頼みます。我が方の指揮官は戦働きに定評がある左恵に致します」
「織田左恵です。皆様よろしくお願いします」
「伏兵隊は1隊500とし、一政、忠輝、右恵、利行、勝成の6部隊を作る。町田半乃助、服部一忠は利行の補佐を、鈴川千秋、鈴木孫三郎は勝成の補佐を頼む」
「「「は!」」」
「してロンメル殿はどうするので?」
「魚を誘き寄せる撒き餌が必要でしょう。500にて朝駆けを悟らせないために前日に部隊が移動が容易くなるように決死隊を編成する。阿久利黒、望月、磨墨、生食、薄墨妖怪としての初陣だ。楽しめ!」
「「「は、はい!」」」
「私が亡くなった場合及び何らかの理由で金ヶ崎に撤退できなかった場合は徳川殿に指揮権を譲渡する故に狼煙の合図頼みましたぞ」
「しかと引き受けた」
「では妖怪の軍略を朝倉にお見せいたしましょうぞ」
整理
天文23年(1554年3月1日)
1 黄坊→織田一政(おだかずまさ)
カリスマ持ちで人を焚き付ける
2 黄衣 姫 +平野長景
狼様 野生児
天文24年(1555年10月20日)
3 茶一 →織田忠輝(おだただてる)
調停力に優れる
4 茶次郎→織田右恵(おだうけい)
5 茶三郎→織田左恵(おださけい)
軍神の加護を得る
6 茶四郎→織田前秋(おだまえあき)
道具の改良が得意
最大の発明は大らち
弘治3年(1557年2月28日)
7 大雪 姫 +水野信政
8 小雪 姫 +津田信澄
永禄元年(1558年8月10日)
9 五郎→織田利行(おだとしゆき)
10六助→織田勝成(おだかつなり)
11鶴 姫
永禄4年(1561年11月15日)
12 八太郎→北畠具継(きたはたけともつぐ)
永禄5年(1562年8月29日)
ウマ娘
13長女 阿久利黒
14次女 望月
15三女 磨墨
16四女 生食
17五女 薄墨
永禄8年(1565年10月25日)
18 黄器 姫
19 黄紙 姫
永禄14年元亀元年(1570年2月20日)
20 元亀丸
21 永禄助