ロンメルの最後を見た皆の者は皆涙を流した
最終決戦……無惨の消滅により完全に勝利した
しかし、失った者も多かった
まずはロンメル
柱の皆が存在を疑問視したところから柱にまで登り詰め、最後まで謎の多い人物であった
戦国の歴史書をよく読んだかと思えば倒れるまで鍛練を続け、任務に支障を出す問題児であった
柱達は問題行動を叱咤したもののロンメルの実力は認めており、最終決戦は上弦の壱及び無惨を倒し、千年以上に渡る鬼の驚異を取り除いた張本人であった
肉体を欠損し、腹に穴が幾つも空き、最後は首をも飛ばされた上で無惨を倒しきった
絶命
そして竈門炭治郎
無惨に毒を注入され、ロンメルと挟撃を続けた最後の日の呼吸の継承者
柱達と共に無惨を追い込み、酸欠で倒れそうになったところをロンメルに助けられたりとしたものの、ロンメルが復活するまでの時間を蛇柱の伊黒と共に稼ぎ、最後まで戦った
ロンメルが無惨を倒した後呼吸及び心臓が停止し絶命
柱では上弦の弐により殺された胡蝶しのぶ
その他100名近くの隊員が殺されてしまった
「来てくれてありがとう。今日が最後の柱合会議だ。(悲鳴嶼)行冥、(不死川)実弥、(伊黒)小芭内、(甘露寺)蜜璃、(時透)無一郎、(宇髄)天元、(冨岡)義勇……本来であればロンメルとしのぶもこの場に居て欲しかったが、君たちが五体満足で生還してくれたことを喜ぼう。そして大勢の子供達が居なくなってしまったが……私達は鬼を倒すことができた」
「鬼殺隊は今日で解散する」
「「「御意」」」
「長きに渡り身命を賭して」
「世のため人のために戦って戴き……尽くして戴いたこと」
「「「産屋敷家一族一同心より申し上げます」」」
「顔をあげてください!」
「お館様我々に頭を下げないでください! 我々は我々の意志でしたまで!」
「礼など必要ございません!」
「鬼殺隊が鬼殺隊であれたのは産屋敷家の尽力が第一」
「輝利哉様が立派に務めを果たされたこと……お父上含め産屋敷家御先祖の皆様も誇りに思っておられることでしょう」
「ありがとうございます……」
その後の話をしよう
宇髄天元
嫁3人と沢山の子供に囲まれ余生を過ごす
痣が最終決戦で出なかったこともあり80まで長生きした
冨岡義勇
ロンメルの兄弟子であり、それをロンメルには伝えなかったが気にかけていた
ロンメルが炎柱になったことは苛立ったが最終的には納得した
元隠の女性を妻にし、産屋敷の援助もあったが痣を出していたため25歳の若さで亡くなる
毎月ロンメルと竈門炭治郎の墓に死ぬまでお供え物を続けた
子供にコミュ障は遺伝しなかった
時透無一郎
鬼殺隊解散後元々住んでいた山小屋に戻り仙人の様な生活をしていたが、フラりと町に降りた時に好かれた女性と結婚し、約5年間生活した後に痣の代償により死亡
毎年最終決戦の日の翌日の日にロンメルと竈門炭治郎の墓参りを続けた
悲鳴嶼行冥
目が見えないながらも僧としての修行を改めて積み、鬼殺隊の墓を守る墓守兼住職となる
墓参りにやってくる元鬼殺隊関係者と友好的に接し続けた
ある時沙代という女性が寺に訪れた
その女性はかつて悲鳴嶼と一緒に暮らしていた身寄りの無い子供の唯一の生き残りであった
悲鳴嶼は鬼殺隊に入る前身寄りの無い子供達を寺で育てていたが、ある日鬼によって8名が殺されてしまう
悲鳴嶼は唯一残った沙代だけは守らねばと奮闘し、素手で鬼が日の光を浴びて死ぬまで殴り続けて倒したのだが、その姿に恐怖し混乱てしまった沙代は
「あの人は化け物。皆あの人が皆を殺した」
と虚言を言ってしまった
悲鳴嶼は殺人の罪で投獄されお館様に助けられ鬼殺隊に入隊した過去が有った
その沙代が自力で悲鳴嶼を探しだして寺に到着するや否や
涙を流しながら土下座した
「私は何と愚かな事を先生にしてしまったのでしょう。先生が許してくれるとは思っておりません。ですが伝えなければと思いここに来ました……先生、本当にごめんなさい」
悲鳴嶼はそれを許した
過ぎた事だと
沙代はその後寺に住み込みで手伝い目の見えない悲鳴嶼を支え続けた
2人には子供はできなかったが、夫婦のように仲良く暮らしたとのこと
悲鳴嶼は65歳でこの世を去った
沙代は80近くまで生き、悲鳴嶼が残した鬼殺隊の墓守を引き継ぎ亡くなるまで綺麗に整備し続けた
沙代が亡くなった後は悲鳴嶼の墓に一緒に入れられ、墓は産屋敷家が引き継いだ
伊黒小芭内 甘露寺蜜璃
2人は夫婦となるが伊黒が痣を最終決戦で出していたため残された時間は短かった
しかし、その間に2人がやりたいことを悔いが残らないように沢山し、25で伊黒は亡くなる
甘露寺は伊黒との間に残した2人の子供を女手1つで育て上げ、明るい性格で町内から人気者であり続けた
子供が大きくなってから定食屋を開き大盛料理を提供し、皆を笑顔にしていった
病気により78歳で亡くなるが、定食屋は子供達が引き継ぎ老舗となり現代でも子孫達が経営している
不死川実弥
弟玄弥と和解し、兄弟及び母親の墓を守りながら元藤の家紋の家の商人の家に就職する
そこでそれぞれ妻をもうけて大家族を作った
もう家族が別れないように家は隣であった
ただ痣を出していたため25で亡くなる
玄弥が兄の分長生きし、100歳の長寿で亡くなる
産屋敷輝利哉の話し相手をよくしていたとの事
産屋敷輝利哉
ロンメルの功績を称え、一際大きな墓が建てられる
その後大学卒業後産屋敷家の資産を運用して更に財を成し、元鬼殺隊関係者が路頭に迷わないように保護し続けた
鬼殺隊解散後もお館様と呼ばれ続けた
鱗滝左近次
ロンメル、炭治郎と次々に弟子を失った事を嘆き悲しむが、冨岡の家の近くに移り住み、おじいちゃんと呼ばれて冨岡が亡くなった後も子供の面倒を見続けた
晩年は狭霧山に戻り弟子達の墓の前でボーッとすることが多くなり、最後は炭治郎とロンメルの墓の前で亡くなっているのを悲鳴嶼が発見して供養された
墓は狭霧山に埋められた
「ロンメルさん、貴女が無惨を倒してから100年が経過しました……もう鬼殺隊で生きているのも私だけとなりました。友の愈史郎もおりますが、貴女の功績を知る者が人では私で途切れてしまう事をお許しください……また来ます」
風が吹く
墓の前には短刀が突き刺さっていた
その刃は100年が経過しても錆びる事なく赤紫青の三色に輝いていた