男子達が旅館の大部屋に集まり話し合いをしていた
それは気になる女子ランキングである
「やっぱり1位は神崎さんか」
「で、2位はロンメルさんだよな」
「で、2人を班に引き込んだ杉野どーだった?」
「トラブルあったけど沢山喋れたし、少しは好感度稼げたと思うわ……」
「良かったじゃん杉野!」
「ただロンメルさんは謎が多すぎて逆にわかんねぇわ。好きな人織田信長と殺せんせーだって」
「殺せんせーはわからなくは無いけど何で信長?」
「いや、よくわかんねぇよ……」
そこにカルマ君が登場し
「お、面白いことしてるじゃん」
とカルマ君も参加
ちなみにカルマ君の気になる子は奥田さんだった
「意外、席近いし、ロンメルさんの事気になってるのかと思った」
「だよなー、よく仲良く喋ってたし」
「掴み所が無いんだよねぇ彼女、少し深く質問すると直ぐにはぐらかすし……実力隠してるのが気にくわないってのもあるけど」
「あー、確かに暗殺に積極的に協力してくれるけど、本人にあまり殺気が無いんだよなぁ」
「そうそう」
「ロンメルさんの話はこれくらいにして、この話の内容は女子や先生には内緒……」
そこで磯貝は気がつく
窓に張り付き今の会話の内容をメモする殺せんせーの姿を
「あのタコメモして逃げやがった!!」
「殺せ!!」
前原君の号令で皆武器を抜き暗殺に入る
女子は女子で、ビッチ先生を含めた女子会が開かれていた
ビッチ先生が
「女の賞味期限は短いのよ。平和なこの国で生まれたんだから全力で女を磨きなさい」
と凄い真っ当な事を言うと皆は
「なんかビッチ先生の癖に生意気」
「嘗め腐りおって! このガキども!!」
そんな事をしていると倉橋さんや矢田さんが
「じゃあさじゃあさ! ビッチ先生が落とした男の話を教えてよ!」
「あ! 私も聞きたい」
と恋愛の話となる
ロンメルは気がついていたが、周りの皆は殺せんせーがこの場に居ることに気がついていない様だ
ビッチ先生が話し始め様とした時に気がついたらしく
「女の園に勝手に入ってくるんじゃないわよ! このタコ!」
「えぇ、良いじゃないですか。私も聞きたいですよ」
そう殺せんせーが言うと周りの女子達は
「そーいう殺せんせーの方こそどうなの? 自分のプライベート全く見せないじゃん」
「そーだそーだ!! 人ばっかりずるい!!」
「殺せんせーも恋愛話無いわけ?」
「巨乳好きだし片思いくらい有るでしょ!」
と集中砲火を食らう
ロンメルだけは知っていた
殺せんせーこと死神さんの初恋の相手は雪村先生であるということを
良くも悪くも殺せんせーは雪村先生の残してきた者達を守ろう必死なのだ
確かにエロ本や女子大生を眺めてニヤニヤする事はあるが、雪村先生が本命であった事は変わりはない
初めは恋愛感情では無かったが、約1年見てきた身としては殺せんせーは疑いようが無く雪村先生を愛していた
それこそ触れあったのが最後の1日だけだったとしても
「逃げたぞ追え!!」
「捕まえて吐かせて殺すのよ!」
あぁ、雪村先生、今日も暗殺教室は平和です
修学旅行が終わり、ロンメルは戦利品をプレハブ小屋に並べた
まず菓子類、色とりどりの京菓子や様々な味の八つ橋、抹茶バームクーヘン等の箱が段ボールに入っている
扇子や簪、高校生から奪った木刀等もある
「任天堂の花札やトランプも買えたし満足満足」
「ご機嫌ですねぇロンメルさん」
「殺せんせー!」
「さて、では早速今日も授業を行いますよ」
「はーい」
修学旅行から帰ってもお構いなしに授業が始まる
勉強の遅れをなんとかするにはこういう時間に勉強を少しでも進める必要がある
勉強が一段落するとウマ娘としての勉強の時間である
今回は殺せんせーが競馬場で撮影してきた競馬の空中映像を見てペース配分や駆け引きなんかを勉強する
「ウマ娘の話を聞くと競馬とは切っても切れない関係が存在します。人の1000メートル走でも良いですが、こちらの方がロンメルさんには有益だと判断しました。まず話を聞くにウマ娘必要な要素を纏めてみました」
スピード……その名の通り最高速度
スタミナ……体力等、長いレースでも高ければへっちゃら
勝負根性……気力や根性
瞬発力……加速性能
柔軟性……フォームの可動域を広げたり適正距離を増やせる
パワー……雨やダート、洋芝、坂等で必要、無いとスタミナが多く減る
精神力……輸送の強さ、高いと周りに囲まれた時に動揺しない
賢さ……レース中の読み合いに強くなり学習能力もここ
「以上の8項目でロンメルさんの事を先生なりに評価してみました」
スピードB
スタミナUA
勝負根性US(計測不能)
瞬発力US(計測不能)
柔軟性S+
パワーUS(計測不能)
精神力US(計測不能)
賢さB
「みたいな感じでしょうか。ごめんなさいねぇ計測不能が多くて……ただ加速性能は触手と呼吸の影響でとても高いと判断しました。勝負根性はロンメルさんが持つ内なる狂気は測りきれません。力ことパワーも馬よりも明らかに強い、精神力も一般人のそれとは大きく逸脱しています。逆にスピード、スタミナ、柔軟性、賢さは先生が測れるくらいには能力がわかっています。伸ばすならこれらでしょうね」
「なにより絶対的なスピード不足です。ただロンメルさん、本格化が始まりましたね」
「あ、わかります?」
「身長や体重、筋肉の質が大きく変化し始めました。先生の触手は騙せませんよ」
「ええ、だから体を整える必要があります。更に食事量を増やして筋肉の超回復を繰り返させ肥大化及び密度を上げる必要があります」
「では筋肉を効率よくかつ程よく破壊することと触手と呼吸法による回復行いましょう。ヌルフフフ、完全体になったロンメルさんとの暗殺は楽しそうですねぇ」
更に殺せんせーの協力により小川を塞き止めたプールが作られ、少し寒いがプールトレーニングを開始した
で、私の意外な弱点が判明する
「水に長時間浸かると髪やしっぽがふやけて動きづらくなるんだなぁ」
「そうですねぇ、ただ2時間以上水に浸かっていた場合に限ります。それ以下であれば粘液で水を弾く事が可能なハズです」
「確かにそうですね。プールトレーニングは効率が良いけど時間が限られますね」
「後はしっかり走り込みや筋トレをするしかありません。6月になれば雨で走り込みがしづらくなりますし、とにかく体作りが必須になってきますよ」
「はい!」
ロンメル本格化開始
大正の時代よりも効率的なトレーニングを行い、前の世界よりも早く力を付けていくこととなる