爆弾が爆発したのは斎藤義龍による弟達の暗殺から始まる
元々仲がよろしくなかった道三と義龍
道三は弟達に家督を継がせようと画策しているという報告から義龍は先手を打ち家臣達の協力のもと暗殺を決行
この暗殺は成功し、道三はなんとか逃げ延びるが家臣達の殆どが義龍についてしまう
これが天文から弘治元年に切り替わって直ぐ(10月下旬頃)に発生
更に信長の弟の信行が達成へと改名(わかりづらいので信行のままです)この改名は守護代の織田大和守家当主の通字を意識したもので守護代の代行を行うと宣言した様なものであり、更に弾正忠も信行が名乗ったことで織田弾正忠の当主であると言い始めたに等しいのだ
これに林兄弟が支持を表明し、林兄弟に任せていた城がそっくりそのまま信行側に落ちてしまう
更に岩倉織田家である織田信賢も便乗し、尾張統一リーチだった信長は一転して窮地に陥ってしまったのだ
「余が何をしたっていうんだぁぁぁ!」
信長ガチギレ
ただ絶叫してもこの状態が変わることは無いので1つ1つなんとかしていく
まず資金源である豪商を味方につけるべく減税や立地の良い場所に支店を出しやすいような政策を行い豪商達を味方につけていく
ロンメルや数学を習っていた学生達の中には豪商のご子息も居たのでこれを使い豪商達を説得
一部を除き豪商だけでなく中堅の商人達も味方につけることに成功し、資金が途絶するという最悪の事態は避けることになる
弘治2年(1556年4月)
雪解けと共に斎藤義龍は2万の軍を出し、道三の3千と対峙
この動きに信長は軍を出して救援に向かう
鉄砲母衣衆も全員動員され火縄銃を担いで美濃を目指す
この時信行は清洲城を奪おうと軍を出すが、信長が電光石火の如く軍を動かすのに対して信行の軍事行動は愚鈍であった
いや信行も遅くは無いのだが信長が早すぎて軍を出す頃には信長は城に戻ってきてしまっていた
援軍に向かった信長は美濃に到着後既に道三側が負け、道三が討ち取られていること道三の末っ子である斎藤利治から知ると
「殿はこの信長が行う」
といって部下と逃げてきた斎藤利治を先に引かせた
「信長様、ここは我々が」
「ロンメル諄いぞ! ……船にて火縄をつけて待機しておれ」
「は!」
信長の意図を理解したロンメルは鉄砲母衣衆を火縄銃同士による誤爆を防げる間隔を空け船上で待機させる
義龍の追撃部隊がやって来たと同時に信長が持っていた火縄銃で先頭に居た騎兵を撃ち抜きそのまま船に飛び乗る
川に入って動きが鈍ったところを鉄砲母衣衆による集団射撃を行い、追撃部隊を敗走させる
「引け! そのまま清洲に帰還する」
信長は道中斎藤利治から受け取った書状を見て涙を流し、書状を丁寧に折って胸にしまう
これが有名な国譲り状である
「もう殿はやらん」
「本当にやらないでください。私を含めて肝が冷えましたよ」
「悪いな、道三殿との最後の別れだったのでな」
清洲城の一室にてロンメルは信長に抱かれながら愚痴を言い、信長は笑いながらピロートークをする
「ただ道三殿が居なくなったことにより美濃は敵に回った。幸い今川は太原雪斎が死に、三河での国人一揆の鎮圧でてんてこ舞いだ。……今川が動けるようになるまでに尾張統一を急がなくてはなるまい」
「は!」
「それと鉄砲母衣衆をお前に預ける。これからはロンメル隊として動け」
「よろしいので?」
「母衣衆として200抱えるのはどうかという頭の硬い者が多数居てな、ならば分離させるのが良いと判断した。これからの母衣衆は赤母衣衆9名、黒母衣衆は10名に絞る」
「わかりました」
「足軽大将に命じる故にこれからも励めよロンメル」
「わかりました」
こうしてロンメルは母衣衆から外れ鉄砲足軽大将になる
足軽大将になったロンメルは孤児や未亡人達を各所から拾ってきて自宅に住まわせた
孤児達は将来の部下に、未亡人達は孤児達やロンメルの子供達を育てるためや労働力として働かせた
その間に鍛冶屋として独立した元学生を呼んでスコップ、猫車、備中鍬、千歯扱きをお金を払って作って貰ったり、学校の生徒数が1000名を超えようとしている中秋に入ると信長と信行の対立が激化双方砦を築く等の挑発行為を行い遂に戦となる
「で、どれぐらい兵が集まった?」
「……800程です」
「信行にはいくら集まった?」
「……1700程です」
「……倍以上じゃないか!! 余どれだけ嫌われてるんだ!!」
織田家に忠誠を誓う者は静観を決めたり、林兄弟や柴田勝家等の多くの重鎮更には清洲衆の一部も信行につき、信長は馬廻りばかり……
「どうして……」
悪童時の奇行が原因なので信長の身から出た錆なので何も言えない家臣達(この家臣達もその信長と一緒にヤンチャしていたので更に何も言えない)
滝川一益なんかの後から仕官した組は仕えたところがいきなり滅亡寸前で/(^o^)\状態だし
「やってやろうじゃないか!」
信長激怒しながらもこの戦を戦い抜くことを決意
兵を動員して稲生の戦いが幕を開ける
戦いは信長隊800、700の林通具(林の弟の方)が、1000を柴田勝家が各々指揮し、信長は挟まれる形で戦をすることとなる
「かかれぇ! かかれぇ!」
かかれ柴田の名が広がっているように猛将柴田勝家が信長を序盤は圧倒するが
「行けロンメル」
「は!」
林方面を担当していたロンメルを柴田隊に配置換えし、鉄砲隊は副官の鈴川千秋引き続き林隊を牽制する
「どうやら清洲衆の中にはとびっきりの馬鹿が複数名居たらしいな」
ロンメルは清洲城の大広間で見たことがある敵の顔を見つけ、馬に乗っていたが周りの雑兵を蹴飛ばして馬に当て、落馬したところを討ち取った
「妖怪が出たぞ! 討ち取れ!」
それを見ていた者達がこぞってロンメルを討ち取ろうと馬を動かしこちらに向かってくる……が、馬達はロンメルを目視すると立ち止まってしまう
「これどうした動け!」
武士達は馬を動かそうと躍起になるが、馬は尋常でない汗を流し、一歩、また一歩と後退する
「失せろ!」
ロンメルがそう言うと馬達はご主人を振り落として逃げ去っていく
「コラ! 待たぬか!」
「辞世の句は読めたか?」
スパンと叫んでいた者の首を大太刀で跳ねる
「今回ばかりはあまり殺したくは無いのだが……歯向かう奴は殺すしか無かろう」
雑兵達が私を囲んで槍を向ける
「せー」
のと掛け声をかけようとした足軽組頭をウマ娘の脚力によって繰り出される尋常でない速度の突きで槍を避け、そのまま胴体に一突き
そのまま天に掲げて血の雨を降らす
振り抜く勢いで足軽組頭を地面に叩きつけると脇差で首を跳ねる
「お、おらには無理だぎゃ!」
「化物だぎゃぁ!」
槍を構えていた雑兵達その光景を見て戦意喪失し、逃げ出す
20名程が逆方向に一斉に逃げ出そうとするものだから一部で混乱が生じる
その流れは柴田隊の動きを一瞬止めた
本陣近くに接近していた柴田隊、その瞬間に信長様は大声で叫んだ
「逆臣共! 織田の当主は誰ぞ! 織田弾正忠家当主はここぞ!」
「謀叛人信行に大義無し! 大将なれど戦に出てこぬのがその証拠ぞ! 貴様達は謀叛人に荷担した大馬鹿者として末代まで語り継がれるであろう! 先代信秀様に認められた信長様を裏切った者達としてな!」
「今一度誰が正当な当主か考えてみろ大馬鹿者達が!!」
信長のその言葉に今回の戦が織田家にとってはただの身内での争いであり、得をするのは斎藤と今川といった外敵のみ
柴田勝家はその言葉にハッとし
「織田弾正忠家のためを思うならばこの馬鹿げた内紛を止めるのが先決……退けぇ! 退けぇ!」
柴田隊は信長の言葉により撤退、残った林隊は信長の本陣に突入
「信長様お退きください」
と滝川一益が進言するが
「余に続けぇ!」
と信長自ら突撃していった
「信長様! 皆の者! 信長様を死なせるな!」
大混戦となりロンメルも橋本十蔵、角田新五、大脇虎蔵、神戸平四郎といった武将を含む50騎ほど討ち取りる戦果をあげるが、一番手柄は
「逆臣林通具討ち取ったり!」
なんと信長自ら敵の大将である林通具を槍で討ち取る大戦果
これにより林隊は崩壊し、総崩れとなり450人が討ち取られた
「余が今回は一番手柄だな! 皆精進せい!」
「大将自ら大将を討ち取るなんて聞いたこともありませんよ」
「なら余が初めてじゃな!」
丹羽長秀の言葉に信長はニカリと笑ってそう答えた
「ロンメルはどうした?」
「論目流ですか……あちらをご覧ください」
「た、助けて信長様ぁぁぁ」
先ほど戦場から逃げ出した30頭ほどの馬達に囲まれてわちゃわちゃしていた
「ワハハハハ! なんだあれは! 馬の妖怪が馬に囲まれて困惑しておるわ!」
ロンメルは髪をモグモグ甘噛みされたり血だらけの全身をペロペロ舐められたり、頭を垂れボスと認める行為を取っている馬も居た
「馬の妖怪だから馬に好かれるのか?」
「かもしれませぬな」
「だずげで信長様!!」
「捨て置け! 余は疲れた、清洲に帰る」
ロンメルはなんとか馬の包囲網を突破して自宅へ逃げたが、馬達は自宅まで着いてきて結局30頭飼育することとなる
後日信行は籠城していたが母親の助命懇願により信長に許され、林の兄や勝家等の重臣達も許された
味方同士による内乱の場合許される事が多く、信長が身内に激甘だからという訳ではない
こうして稲生の戦いは幕を下ろしたのだが次なる一手が信長を襲う
兄信広(織田信秀の長男)が謀叛を企てました
作戦は斎藤義龍が信長の領土近くまで出撃し、それに対応するために信長出陣、その隙に信広が清洲城を奪うという完璧な作戦
唯一の弱点は
「ということを信広様が企てて居ますが」
「信長様に伝えるわ」
町田半乃助率いる忍衆がこの情報をいち早く知り、ロンメルに伝え、そのまま信長が知ることになる
同様の情報を滝川一益経由でも知った信長は信広呼び出し
「ごめんなさい許してください」
「もうするなよ」
謀叛をバレたので土下座して許しを乞う兄の姿が完成し、信長はそれを不問とした
ちなみにこの織田信広というのは竹千代(徳川家康)と人質交換にされたことで有名
こうして一連の一族による謀叛劇は終息し、残りの尾張の敵対勢力は岩倉織田氏のみとなる