咲-Saki-消えゆく京-   作:フェンリルK

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またまた更新が遅れて申し訳ありません、更に今回は短いです。

次回は出来るだけ長くして読者様方を楽しませるように頑張ります。

今回も活動報告にて選択肢を実施致しますので、よろしくお願いします。


第三章姉妹の絆
始まりの照


‐翌朝‐

 

「………ん」

 

朝日の日差しにより私は意識を覚醒させられた。

 

ムクリとベッドから起き上がり「ふわぁぁぁ…」っと欠伸をしながら身体をほぐす。

「…7時ジャスト」

 

私は時計を見ながらクスリと笑った。

 

「(さて、速く食堂に行こう…)」

 

私は食堂に行くために制服の入ってるクローゼットに手をかけた。

 

 

 

 

 

 

着替え終わった後に私は部屋を出て真っ直ぐ食堂へと向かう。

 

「…ん?。照か…おはよう」

 

「菫、おはよう」

 

途中で菫と遭遇したためお互いに挨拶をかわす。

 

「そういえば今日だな高校選抜チームの選考会は」

 

「……ふぇ?」

 

私の身体は硬直したように動かなくなる。おそらく顔も顔面蒼白になっているだろう。私の顔に冷や汗が伝う。

 

「……照、お前まさか…選考会の日を忘れたわけじゃないよな?」

 

「え?。そ、そそそ、そんなわけない!。確かに選考会は明日……」

 

私は目を泳がせながら、自分に言い聞かせるように菫の言葉を即座に否定した。

「……はぁ、私は淡達を連れて先に行っている。…お前は連れて行きたい奴を連れてこい……遅れるなよ?」

 

菫はそう言い残してそそくさと歩いて行った。

 

「…ありがとう菫」

 

私は菫に感謝をしながら急いで京君の部屋へと向かった。今ならまだ部屋に居るはず…。

 

 

 

コンコン

 

「……京君。入るよ?」

 

私はノックをして京君の部屋のドアを開けた。

 

ガチャ

 

「あっ」

 

「む?お前はみやながてる…」

 

私は京君の部屋の光景を見て呆然とした。

 

何故なら……天江衣と京君がベッドで抱き合っているような体勢になっているからです……。

 

「エ、キョウクン?。ドウシタノカナ?ナゼアマエとキョウクンがベッドデ?」

おそらく今の私の背後には『ゴゴゴゴゴゴ』という効果音が起こっているだろう。

 

「…て、照さん?これは違いますよ?」

 

「そうだぞ、これはきょうたろうが起こすために(肩を)激しくしたからだぞ?」

 

「………キョウクン。OHANASHIしようか」

 

「えっ?あ、あぁ……」

 

ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!

 

朝7時半ジャストに京君の悲鳴が廊下に大きく響き渡った……。

 

 

 

 

 

 

数分後

 

「……勘違いしてごめんなさい」

 

私は勘違いして我を失い京君を…そのゴニョゴニョした事を謝った。

 

天江の話だと京君は今日選考会に呼ばれている衣を起こすために肩を揺すって激しくやりすぎて京君はバランスを崩した時に私が来た……らしい。

 

我ながらなんというタイミングで来てしまったんだと驚愕した。

 

「…それで京君を選考会に連れて行きたいから来たの……ほら、選抜対象に選ばれてない人は選ばれた人が連れて行かないと入れないから」

 

「…なるほど、照さん!態々俺のためにありがとうございます!」ニコッ

 

京君は私がひどい事をしたにも関わらず笑顔で私にお礼を言ってきた。

 

「…行こうか///」

 

「はい!」

 

たぶん、今私の顔は赤いはず………。

 

「衣も居るぞ!わすれるなー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今私達はインターハイ会場に来ていた。

 

因みにここまで来るのにはタクシーをひろって来た。

「やっぱりいつ見てもスゴいですねー。なんか」

 

私の隣を歩く京君が感慨深そう面持ちで呟く。

 

「…そんなものかな?」

 

私はインターハイ会場には大会以外にも何回も来た事があって馴れてしまったので京君の気持ちがよく分からなかった。

 

「そんなものですよ」

 

そんな私に京君は意味深な雰囲気を纏わせながら私に向かって微笑みを浮かべていた。

 

「さ、行きましょうか二人共」

 

「うん!」

 

「…そうだね」

 

天江は元気な声で……私は京君の言葉が気になり上の空気味な声で京君に答えて会場のドアを開けて選考会場に向かって歩く。

 

「それにしてもたくさん人がいますね」

 

京君が周りをチラチラ見ながら落ち着かなさそうにして言う。

 

「まぁ高大交流戦って実は三年に一度しかやらないから運営側も気合いをいれてメンバーを集めたんだと思うよ?」

 

「だがあくまでも交流戦は祭りみたいなものなのだから楽しめば良いと私は思うがな」

 

私の言葉を付け足すような形で天江が会話に割って入ってきた。付け足したいのではなく話したいから無理矢理会話に入ってきたのかも知れないけど……。

 

「……」

 

ゾクッ

 

『っ!?』

 

突然とてつもない威圧感を感じて私達は一斉に威圧感を感じた後ろを振り返った。

 

しかしそこには誰も居なかった。

 

「…照さん、今さっきとんでもない威圧感《プレッシャー》を感じたんですけど…気のせいだったんでしょうか?」

 

京君が身体を微弱に震わせながら私に問いかけてくる。

 

「…分からない」

 

そんな問いかけに私は分からないと答えるしかなかった。

 

今の気配は得体が知れなかった。だけど今分かる事は一つだけ。

 

それは……。

 

「…とてつもない人外を思わせる雰囲気だったな」

 

天江が私と京君に聞こえるようにそう呟く。そう、正に天江の言う通りの印象が私の中にはあった。

 

「…とりあえず先を急ごう」

 

「…そうですね」

 

「うむ」

 

私達は話を切り上げて再び選考会場へと歩いた。

 

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