咲-Saki-消えゆく京-   作:フェンリルK

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どうも!遅れました、今回から選択肢は活動報告にてアンケートを取らせていただきます!これを投稿した後活動報告を作りますのでそちらにどうぞ、では京太郎はいったいどうなるのか?ではどうぞ

※アンケート締め切りました


汝は何を求む?

---俺は諦めたくない。

 

力が欲しいな……―――――――――――――――――――――――――――――キュィィィィン!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

眩しい……あれ? ここ、どこだ?

 

うわ、地面がガラスか危ないな。とりあえず歩いてみる………。

 

『あの…』

 

「え?俺の事ですか?」

 

突然目の前に緑色の髪をした美少女が現れた。

 

『うん……あのね、君は力が欲しいんだよね』

 

「ああ、そうだよ」

 

『君は何で力が欲しいの?周りには力を貸してくれる人達がいるのに……』

 

「えっ?」

 

少女の言葉に、俺は驚きの表情をする中、少女は話を続ける。

 

『私は弱いけど…みんなが守ってくれるよ?』

 

「俺は守られてるばかりじゃ嫌なんだ。そんなんじゃ俺は成長できない。だから力が欲しいんだ」

 

何故か、この子の前では本音をぶつけられる。

 

『…君は本当に周りを見ているの? 自分の事ばかりじゃない?』

 

「え?」

 

ドキッと、俺は自分の本質を言い当てられたように、表情が固まってしまう。

 

『確かに守られてるばかりなのは嫌だよ? ……でもね弱い人には弱い人なりの支えかたがあるんだよ?』

 

緑の人………ミドリと呼ぼうか……。ミドリはそう言った。力だけが全てではないと、俺は……

 

「…………」

 

『あの、でもね考えすぎちゃダメだよ? さっきの君みたいに周りが見えなくなっちゃうからね』

 

「お前は一体――――」

 

『さぁ次に進んで。……また会おうね』

 

シュゥゥゥと、ミドリは消えていった………。

 

ミドリがいた場所に扉が出現した。

 

……今は進むしかないようだ。

 

俺は新たにできた水色の扉を開いた……。

 

 

 

 

 

扉の先に居たのは水色の髪をした、……ミズって呼ぶか。

 

『来ましたか……。あなたは須賀京太郎ですね?』

 

「はい、そうです」

 

この子は、先程のミドリよりも気が強そうだ。

 

更に言えば、なんか和に似ている。

 

『こんな現象が起こり戸惑いもあると思いますが。最後まで逃げないでください』

 

そうだ……。ミドリはおどおどした感じだったのだが、彼女は真面目で知的な雰囲気をだしたクールな感じだ。

 

『あなたには覚悟はありますか?』

 

「覚悟…」

 

今度もミズは、ミドリのように、何かを問いかけてくる。

 

『そうです、力には良いことばかりではありません。……ある人は力のせいで性格が歪み、またある人は病によって生と死をさ迷い力を手にしたましたが、力のせいで死にかける人生を歩み、最後に力のせいで大事な者をなくしていることに気づいてさえいない』

 

「力は人を変える……ですか?」

 

俺の言葉にミズは静かに頷く。

 

『そうです。大きな力は人を変えます……。そして、あなたは力に飲み込まれない覚悟はありますか?』

 

力に飲み込まれない覚悟……。

 

俺にはそんな覚悟はあるのか? ただ力だけを欲しいと思っていた。俺に力をてに入れてコントロールする素質はあるのか?

 

『あなたは何か勘違いしていませんか?』

 

「え?」

 

『今は覚悟を聞いているのです。素質やコントロールできるかは関係ありません』

 

ミズは俺の心を見透かしているように、俺が悩んでいた本質を言い当てた。

 

「覚悟……」

 

――――京君

 

―――私が京君を守る

 

照さんの優しくて、温かい笑顔が俺の脳内に浮かんだ。

 

「……覚悟はできています。俺は力に溺れません。仲間を……………大切な人を傷つけたりしない!」

 

『……ふふ、良い目になりましたね。……まぁまだまだ青二才ですが』

 

「あはは。まだ二十歳にもなってませんよ。俺は」

 

ミズの言葉に、俺はそう返すと、ミズはクスリと可愛く微笑んだ。

 

『次の門にお進みください。……私は応援してますよ。あなたならあの境地に辿り着けるかもしれませんね』

 

ミドリ同様、シュュュウという音を鳴らして、ミズは消えていった。

 

そして、さっきみたいにまた扉が現れた……。

 

俺はこの先にある様々な関門を突破すれば強くなれるのだろうか?

 

……今は先に進もう。

 

俺は扉を開けた。

 

さて次は……『ボォォォ!!!!』うおぉぉ!? 俺は飛んできた炎を即座に避ける。

 

『ちっ、避けられたな』

 

そこには炎を纏っている赤色の髪をしたこれまた美少女だがかなり気が強そうだ。

 

ほむらって呼ぶか。

 

『てめぇが清澄高校一年生で男の癖に顎ひとつ動かすだけで女にこきつかわれる情けなくてバカな清澄の黄色い空気、須賀京太郎か』

「ひどい言われようだなぁ、おい!?」

 

あんまりなほむらの言葉に、俺はここにきて、勢いよくツッコミをいれた。

 

こいつ……まるで優希みたいな奴だ。

 

『うるせぇ! オレはなぁ! てめぇみたいな女にホイホイ従うプライドのねぇ男は大嫌いなんだよ!』

 

「……雑用とかは大会だから仕方なく」

 

……訂正。優希はこんなに凄まじくないぜ。

 

『うるせぇ!そんな言い訳垂れるんじゃねぇ!てめえそれでも男か!』

 

ブォォォンという効果音を鳴らしながら俺に殴りかかるほむら!

 

「危な!? おい……どうしたんだ?」

 

俺が拳を受け止めると、ほむらは面白くなさそうにしながら、引っ込んだ。

 

『……ちっ、てめえはプライドを持ってないのか?』

「プライド……」

 

今度はプライドか……。

 

考えた事、余り無かったな。

 

俺みたいな存在が、プライドなど生意気だと、俺を知っている者は言いそうだな……………照さんを除いては。

 

『そうだ。世の中プライドがねぇと勝ち上がれるもんも、勝ち上がれねぇぞ。負けたら悔しがり力に変えたり、怒ったりするんだ。少しはどこぞのヘタレ王子を見習いやがれ!』

 

「ヘタレって……ベ〇ータかよ……。……プライドか」

 

俺にも一応プライドがあったはずだ。なのに今は雑用やったり……今考えれば女にこきつかわれる情けない男だなぁ、俺は……。

 

『わかったか?プライドがなくちゃなぁ……てめえはいつまでまっても雑用係だぞ!』

「っ!!」

 

俺は……負けたくないな。

……誰よりも負けたくない、諦めたくないという気持ち、それが俺のプライドだ。

 

『へっ、少しはプライドの大切さが分かったかよ?』

「ああ!ありがとなほむら!」

 

俺はニコッとほむらに微笑む。

 

『ふ、ふん分かれば良いんだ///』

 

すると、ほむらは顔を赤くしている。

 

「もしかして照れてる?」

『うるせえ!ばーか! ……………おいっ!』

 

「ん?なんだ…?」

 

『負けても良いなんて思うな……。常に負けない気持ちを忘れるな、それがたとえ格上でもな』

 

「……ああ」

 

そうか……、俺は勝つ前から、格上には少し諦めたような気持ちがあった。

 

俺は今、それを克服出来たのかな……。

 

『ふっ、じゃあまたな』

 

「…おう!また会おうぜ」

ほむらは消えて扉が現れた。これで四個目。

 

行くか……

 

………そこに居たのは………………………幼女?

 

『誰が幼女なのー?』

 

「君……」

 

またもや、言い当てられたが、俺はもう驚かない。

 

俺は幼女に指をさした。

 

「指差しはダメだよー?」

幼女に注意される金髪少年の絵図……シュールだな。

ま、冗談はさておき今回も問があるのかなぁ?

 

『そうだー、君って麻雀出来たよねー』

 

「ああ、出来るけど…まさか」

 

『そうですー、今回は実技テスト……みたいなー?』

「今回の君は軽いな」

 

『そうかなー?何時もこんな感じだけどなー。』

 

「じゃあ早速」

 

『始めるよー』

 

東一局

 

「わーい、私が親だー」

 

「(強そうには見えないけど強いんだよな? きっと)」

 

「これかなー」っ

 

「(勝ちたい……)」っ

 

東一局十三巡目

 

「リーチだよー」っ

 

幼女捨て牌

 

東西白中北5⑤五九白白發{横三}

 

「(うへぇ、読めないな)」っ

 

「あ、それそれ!」

 

「リーチ一発のみだねー」

くっ、当たっちまった!

 

東一局1本場

 

「あっ!ちなみに君と私だけだから二局だけだよー」っ

「なるほど、あくまで俺とお前だけの勝負か」っ

 

六巡目

 

「リーチだよー」っ

 

「(またリーチか。しかも全部字牌で何が当たりなのかさっぱりだ! こいつどんだけ引きが良いんだよ!)」っ

 

「えっとツモ!」

 

「リーチ一発ツモ平和断公九ドラ2……跳満♪」

 

「ぐはっ! ………ちくしょう」

 

「あはは、まだまだだよー」

 

「……今度こそ!」

 

俺はめげずに、再度諦めずに言う。

 

東一局2本場

 

「リーチ!」っ

 

「ダブルリーチ!?」っ

 

「一発は無しだね」っ

 

「(俺はなんで弱いんだよ! ……勝ちたいな〜)」っ

「……ホイ」っ

 

俺が、内心で呟いている合間、幼女は少し悲しそうな表情をしていた。

 

「(なんで勝てないんだろう。気持ちよく勝った事なんて一度もない。オカルトってチートだよな……っ!)」っ

 

「………むぅ」っ

 

幼女は苦しそうな顔をしながら、悩んで牌を捨てる。

「(どうやって勝つんだ? オカルトがない俺に……。努力しても追い付けないし………麻雀って楽しいのかな?)」っ

 

「………っ、来ないなー」っ

 

「(なんで俺は麻雀やってるんだろうか……)」

 

『麻雀って楽しいよね!』

『ツモ、海底……』

 

俺はインターハイ、長野予選の決勝の事を思い浮かべる。

 

 

――――やっぱり所詮は力がないとダメなのかな……。

 

「『でも諦めたくない』」

「っ!?」

 

「そう思ってるよねー」っ

幼女は俺の言葉を予測していたかのように、俺と同じ言葉を発した。

 

「……そうだよ、諦めたくない。強くなりたい」っ

 

「君にはオカルトがないのはわかるねー?」っ

 

「ああ」っ

 

「君は強いよー?只ね決定的な差があるんだよー」っ

「……」っ

 

「それはやっぱり『オカルト』だよー」っ

 

「君に力はないんだよ」

 

「……」っ

 

「だから私達がいるんだねー」

 

「っ!……り、リーチ」っ

「君は何が欲しい?」

 

「………」

 

「流局だね、さてクエスチョンだよ!」

 

「この中で欲しいのは誰かな?」

 

 

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