芝の獅子帝―サクラアスラン奮闘記   作:シェルト

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誤字報告ってこんな感じでくるのか…

報告して下さりありがとうございます。チェックはしておりますがつたない文才のため、とてもありがたいです。


毎度おなじみドタバタスピカ

午後になりジャージに着替え、スピカの部室へ向かう。

 

今の自分はスピカから入部の『確約』を貰っている状態で、いわば『仮入部』といったところか。

 

「いいなーアスランちゃん、早々と確約貰って。しかもスピカから。」

「昨日からそればっかり…スチームだっていいトレーナーと巡り会えるはずだよ。」

 

ちなみに今日はスチームも一緒だ。

 

昨日寮に帰った際、部屋に入るなり「アスランちゃん!テイオーさんとレースしてなかった!?しかもスピカの先輩達と仲良くなってなかった!?」

とまくし立てられ、事の顛末を話すと「アスランちゃんだけずるい!私も明日スピカに行く!」と宣言し、今に至る。

どうやら寮に戻る際にテイオーとのレースを見ていたらしい。

 

「いいよねーアスランちゃんは、テイオーさんと仲良くなった上チームから確約まで貰って。私だってあのテイオーさんやスペシャルウィークさんと話してみたいんだからねー!」

「…なんでさっきから不機嫌なの」

「別にー?アスランちゃんの気のせーじゃないのー?」

 

ホントに分からん…

まあ同期(しかも同室)の子が強豪チームから実質勧誘されていて差を感じるというのは分からんでもないが。

 

そんなことを言い合いながらスピカの部室の前に着く。

ドアには毎度おなじみ『入部しない奴はダートに埋めるぞ』と書かれたポスターが貼ってある。

 

ノックしてドアを開けるとパンパンというクラッカーの音と共に声があがる。

 

「「「ようこそ!チームスピカへ!!!」」」

 

「…ここは湿気てないんですね」

「へ?」

「いや、何でも無いです」

 

すると奥から『歓迎!』という鉢巻きを巻いた沖野トレーナーがやってくる。

 

「よう!アスラン。まだ書類上仮入部の扱いだが、今日からしっかり鍛えてやるからついてこいよ!」

「はい。よろしくお願いします!」

「おう!…っと、そっちの子も見学希望の子か?」

「は、はい!タイキスチームです!」

「そうか、俺はこのスピカのトレーナーだ。メンバーは癖のある奴ら()()いないが実力は折り紙つきだ。なんにせよ今日はよろしくな。」

 

そういってスチームと握手しようとすると「てめー!」とゴルシが見事なドロップキックを沖野トレーナーにお見舞いする。

 

「癖のあるってなんだよ!?あたし達のどこが癖があるってんだ!」

「こ、こういうところ…」

 

そして始まるスピカドリフ。

 

いやー本物はちがうなー。

って横にいるスチームがどん引きしてやがる。

 

「ごめーん!遅れちゃったー!」

 

そう言って部室に入ってきたのはテイオーだった。

そういやいないと思ったら…

そう思っていると「あっ!」と俺を見て声をあげる。

 

「アスラン来てたんだねー!ようこそボクのところへ!」

「ありがとうございます!今日からよろしくお願いします。」

「ニシシ!無敵のテイオーさまにどーんと任せたまえー!

あれ?隣にいるのはお友達?」

 

テイオーがスチームの方を見る。

 

「ひ、ひゃい!タイキスチームです!有馬記念感動しました!」

「えへへーありがとう!

…それでアスランとはどんな関係なの?」

「テイオーさん。スチームは自分のルームメイトで気の置けない親しい同期です。」

「ふーん?」

 

テイオーがスチームをじろじろと見る。

スチームは身動き出来ず顔を真っ赤にしている。

 

「…そっか!スチームちゃん!アスランと仲良くしてあげてね?」

「は、はい!」

 

…なんだったのだろうか???

 

「よし、メンバーもそろったところで練習いくぞ!」

「「「おー!!!」」」

 

沖野トレーナーのかけ声と共にスピカのメンバー達が駆けだしていく。

 

「じゃ、お二人さんも荷物置いて練習場に来てくれ。」

 

そう言われ、俺とスチームは荷物を置き、トレーナーに付いていく。

 

「…ねえアスランちゃん。スピカっていつもこんな感じなのかな…?」

「その内慣れると思うよ。」

「ええっ…」




テイオー(アスランに変な虫が付かないようにしないと…)
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