1枠 2番 7番人気 リブラソニック
2枠 3番 2番人気 レスキューホープ
2枠 4番 5番人気 ゴールデンバウム
3枠 5番 10番人気 ローゼンリッター
3枠 6番 6番人気 アイスナンバー
4枠 7番 15番人気 コラプシング
4枠 8番 11番人気 ノックオン
5枠 9番 1番人気 サクラアスラン
5枠 10番 17番人気 オフロードパス
6枠 11番 3番人気 エイトガーランド
6枠 12番 18番人気 ブライトンミラクル
7枠 13番 14番人気 リトルウィング
7枠 14番 16番人気 アライメントセーブ
7枠 15番 9番人気 カモミールバル
8枠 16番 12番人気 アローマガジン
8枠 17番 8番人気 リバティプラム
8枠 18番 13番人気 キクイチモンジ
10月17日
京都レース場
G1菊花賞当日
雲一つない秋晴れに恵まれた日曜日。
日本中に秋の涼やかな風が吹き抜ける中、この淀の地だけは真夏を思わせる熱気に包まれていた。
淀駅
「ご乗車ありがとうございました!前の方に続いてゆっくりお降りください!」
「帰りの切符とチャージは今のうちに準備して下さい!
メインレース終了後は混雑が予想されま
はいそこ走らない!!!」
ステーションゲート
「入場用QRコードはすぐ出せるようにして下さい!本日現金での入場券は販売しておりません!」
「もしもし?倉庫にあるレーシングプログラム運んできてくれへん?
あぁ!?何部とか言ってるレベルやない!
全部だ!全部だ!全部持ってこーい!!!」
ターフィーショップ
「ただいま入店制限しておりまーす!列に並んでお待ち下さい!」
「菊花賞のマフラータオルまだ在庫あります!」
「サクラアスランの写真集完売でーす」
「レスキューホープのぱかぷち完売でーす」
指定席エリア
「済みません。席隣なので通路空けてもらっても」
「ああ、済みません。どうぞどうぞ。」
「ありがとうございます。しかしすごい人ですね。」
「ええ、まだ1R前なのにかなりの混雑で。」
「やはりアスランの3冠達成の瞬間は生で見たいですからね!」
「いやはや、ホープのクラシックG1制覇こそこの目に焼き付けねば。」
「…」
「…」
「…貴様浪士組か!?」
「そう言うあんたはイェニチェリ!?」
スタンドの熱気が裏手の控え室にまで伝わってくる。
自身の気持ちは高揚するのに比例して、不思議と思考は冷静だ。
(…ディープの時を思い出すな…)
かつて前世で見届けた3冠達成の瞬間に思いを馳せていると、ドアをノックする音が聞こえる。
「アスラン、入っていい?」
「どうぞ、テイオーさん」
テイオーに続いてスピカのみんなも入ってくる。
「いよいよだな…!」
「あれだけ練習したのですから準備は万全ですわ!」
ステイヤーの練習につきあってくれたゴルマクコンビ。
「臆することはねぇ!カッケー姿をオレ達に見せてくれ!」
「そうよ。今までで一番良いレースをしてきなさい!」
得意げな顔で背中を押すウオダスコンビ。
「アスランさんなら大丈夫!」
「期待しているわ、アスラン。」
笑顔で励ますスペスズコンビ。
「初めての長距離戦だが、補ってあまりある力がお前にはある。
何よりも楽しんでこい!それが全てだ!」
親指を立ててウインクする沖野トレーナー。
そして
「アスラン…」
テイオーが口を開く。
「…」
「…テイオーさん。そんな不安そうな顔をしないでください。」
「…怖いんだ」
「?」
「いざアスランがボクの代わりに菊花賞を走るってなると、胸がぎゅうってなって…」
テイオーの口から不安がこぼれる。
ふうと息をついてテイオーの前に出る。
「テイオーさん。自分は確かにあなたの夢を引き継いでここまでやってきました。
今日がその集大成と言えるでしょう。
でも、自分はトウカイテイオーの代わりとしてではなく、テイオーの弟子たるサクラアスランとして、ここまでやって来たつもりです。
今日の菊花賞もその心積もりです。
だから見守ってください。
テイオーが顔を上げて、俺の目を見る。
『お知らせします。京都レース場第11R出走者はパドックへお集まり下さい。』
(いよいよか!)
最後に机の上のフェズをサイドテールに付けて扉に向かう。
「―行ってきます!!!」
「「「行ってらっしゃい!!!」」」
威勢の良い声が部屋に響く。
「無茶しないでね、アスラン…」
祈るような声で、テイオーはアスランの背中を見送った。
…
全ての力を携えたものだけが
頂点を見ることが出来る
『トップロードだトップロードだ!ついにやったトップロードだ!』
世代最強の地位を
証明する時
『菊の舞台で無念を晴らす!ビワハヤヒデ1着!』
獅子の戴冠か
侍の悲願か
あるいは、新たな英雄か
今日 我々は
歴史の証人となる
G1 菊花賞
『秋とは思えない凄まじい熱気に包まれました京都レース場。
本日のメインレース
京都第11R 菊花賞G1 出走時刻となります!
世代を牽引し続けた『若獅子』サクラアスラン。
シンボリルドルフ以来2例目となる無敗の3冠がかかった最終戦に、なんと直行ローテで挑んで来ました。
そんな若獅子の前に立ちふさがったのが、ダービーにて夢の片鱗を見せてくれた『朱色の侍』レスキューホープ。
セントライト記念を制し、地方バ初のクラシックG1制覇の悲願に向け、多くの期待が寄せられています。
獅子か、侍か!
はたまた新たな優駿か!
さあ!共に歴史を目撃しよう!
クラシック最終戦菊花賞!
今ゲートが開きました!』
ちょっとしたお知らせ
急な人事異動で土日出勤の部署になるので、今まで以上に投稿が不定期になるかもしれないです。
なんとか週1投稿は維持したいですが、身の回りがバタバタしているので、何とぞ察して頂ければ幸いです。
ソールは頑張った!
ドゥレッツァおめでとう!