君へ送るエール   作:きゃみー 杉田

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~前回の裏スジ~「字幕は後で死刑」

ヴァンガードを始めた主人公!

カードショップの前でラッキースケベ主人公!

以上!「酷すぎる…」


チュートリアルは席についてお辞儀から

という訳であれから色々とあり、翅瑠はラッキースケベな彼氏彼女?さんとデュエルスペースに座っていた

 

「…ほほう。なるほどねつまり修行しにカードショップに来たのネ?」

 

「はい…」

 

ナイスバディの彼女―優姫(ユウキ)さんがほむほむと頷く。腕を組んでいるのだが胸が持ち上がる形になっているので尚際立つ大きさに目が離せないとかそんなことは決してない

 

「ンでやっぱり帰ろうとしたらぶつかっちまった訳か」

 

その横で相づちを打つのが彼氏?さんと思ったら友人でしかも女性だったのが華恋(カレン)さん。ちなみにお二人はどこかで見た格好をしているなと思いきや同じ学校の二年生とのこと。先輩やないけぇ…しかし華恋さんはイケメンである。Men'snon・noとかの表紙になってやしないだろうか…買います!

 

「たはは~まぁ一昔前のカードショップのイメージはそんな感じだしねぇ…でもココはそんなことないけどネ。女性用スペースあったり空調も利いてるし…っと」

 

そんなことを言いながら優姫先輩がゴソゴソ…ドン☆と取り出したのは猫柄のデッキケース。三毛猫可愛い…

 

「そういうことなぁらぁ~…早速ファイトといきますか!」

 

「え」

 

いやいやどういうことか分からないんですが…確かに誰かとファイト出来たらな~とは思ってましたが

 

「ならイイじゃん。新しい対戦相手絶賛募集中だし?ままま固く考えないでフレンドリーファイトと洒落混みましょうや!」

 

優姫先輩の語尾とキャラが分からない…!華恋先輩に助けを求めようとしたら「こいつは言っても聞かんから諦めて対戦してやってくれ」のジェスチャーが。どういうジェスチャーなんだそれは?いや知らんけども

 

とはいえ相手はシャッフルもしてパワーカウンターもゴロゴロとこっちに転がしてくる…ええいままよ!

 

「分かりました…よ、よろしくお願いしますっ」

 

此方もデッキを取り出す。パワーカウンターは無いのでありがたくお借りすることに

 

「よしよーし!なら尋常にィ…カットお願いしまーす☆」

 

あ、そこは普通なんですね

 

―☆―

 

お互いにシャッフル&カットが終わり、FV(ファーストヴァンガード)をセット。先攻後攻はコイントスで

 

「…表蓮華!」

 

コロン…コインは表向きにパタンと倒れた

 

「木葉のコインは二度咲く…先攻は貰ったヨ!」

 

「あ、ハイ」

 

優姫先輩のキャラとネタが分からない…!とはいえ手札確認をして…とりあえずトリガーは全部戻して二枚ドロー。よし、これなら行けそうだ

 

「ふっふ~クリティカルとヒールのツーペアか…ソッコーチェンジ!」

 

「クソみてーなポーカーだな」

 

私と先輩、両方の引き直しが終わり…いよいよ対戦が始まる。家族以外とのファイト…ドキドキするけれど、ワクワクもしてる!

 

『スタンドアップ!ヴァンガード!』

 

「極光戦姫ルビー・レッドちゃん!」

 

「ディアブロス”無垢”マット!」

 

掛け声と共にFVを表にする。優姫先輩は赤いツインテールの女の子。私は少し目付きの悪いオレンジ髪の男の子だ

 

「私のターン!ドロー!まずは手札のドロートリガーを捨ててライド!『極光戦姫キルナ・ブルー』!」

 

ツインテールの女の子の姿が変わり、バチバチと電流を纏った警棒を持つ青髪ショートの女の子の姿に変わる

 

「キルナ・ブルーのスキルでV登場時に監獄カードを山札から探し手札に加えてシャッフル。そしてヴァンガードをレストさせてプレイ!『銀河中央監獄ギャラクトラズ!』」

 

優姫先輩はヴァンガードをレストさせオーダーゾーンにカードを配置させる。確かあれは…セットオーダーだったかな?お姉ちゃんが使っていたハズ

 

「先攻だとこれが強いんだよネ。効果でソウルチャ~ジ③…む、トリガー二枚と完全ガードとな。まぁあるあるだよネ!ターンエンドでス!」

 

「ターン貰います…ドロー!」

 

私のターン。大丈夫だ…いつもと同じようにすればいいだけなんだから

 

「…手札のプロトバルブドラゴンを捨てて『ディアブロス”悪童”スティーブ』にライド!スキルでマットを中央後列にコールしてソウルチャージ①。さらに後攻なので一枚ドローします…ではマットのブースト、スティーブでヴァンガードにアタック!」

 

「ノーガードかナ」

 

「トリガーチェック。ノートリガーです」

 

捲れたのはこのデッキの核となるカード。ディアブロス”暴虐”ブルース。トリガーでは無いが早々にペルソナライド要員が手札に来てくれるのは心強い

 

「あら。ペルソナ札が入ったかぁ…ダメージチェックはドロートリガー。一枚引いてヴァンガードにパワー+10000…トリガー偏り過ぎじゃネ?」

 

どーいうカットしたノ~?と口を尖らせるも日頃の行いだぞと華恋先輩にそっけなく言われぶーぶー言いながらも優姫先輩のターン。

 

「スタンド&ドロー!手札を一枚捨てて『極光戦姫リサット・ピンク』にライド!スキルで相手の手札を一枚監獄に~シュッウ!」

 

「うっ…『ディアブロスボーイズ イーデン』を監獄に」

 

手札からカードを優姫先輩のオーダーゾーンに置く。ほぼノーコストで手札を減らせるなんて…

 

「ふっふ~不良少年を補導ってヤツさァ!」

 

「酷いです!確かに見た目はちょっと怖いかもですけど、もしかしたら試合の後にスタンドのゴミ拾いとかしてるかもしれないじゃないですか!」

 

「え…何それギャップ萌えってヤツ?いいじゃぁン…」

 

「それでいいのか…」

 

「ってなわけで!ピンクちゃんでヴァンガードにアタック!スキルで収容している相手のカード一枚につきパワー+2000!なのでパワー12000!」

 

「ノーガードです」

 

「トリガーチェック、トリガー無し!」

 

「ダメージチェック…ノートリガーですね。私のターン手札を一枚捨てて『ディアブロス・”憤怒”リチャード』にライド!スキルで後列のマットをソウルインして一枚ドローして…このままリチャードでヴァンガードにアタックします」

 

「ノーガード。さすがに展開はしてくれないかァ」

 

「…収容されるわけにはいかないので。ノートリガーです」

 

「警戒されてるなァ。ダメージはノートリガーか…引けないなァ。じゃ、スタンド&ドローっと…手札を一枚捨ててライド。さぁ!頼むよマイエンジェル!『極光戦姫 セラス・ホワイト』にライド!」

 

来たな、極光戦姫のエース!

 

「リアガードが居ないからスキルは使えないけど…流石にちょっとプレッシャーかけないとかないとネ。リサット・ピンクとその後ろにボバルマインをコール!そんでもってセラスちゃんでヴァンガードにアタック!スキルで一枚収容されてるからパワー+10000!」

 

「ノーガードです!」

 

「ツインドラァイブ!」

 

ヒュンヒュンと手錠が飛んできてリチャードの身体をガッチリと拘束する

 

「ファーストチェック…クリティカルトリガー!クリティカルはセラスに。パワーはピンクちゃんに+10000!セカンドチェック…はノートリガー。ダメージ2点だヨ!」

 

クリティカルトリガーを引かれた…!拘束されたリチャードにセラス・ホワイトが接近しその美脚から放たれた蹴りがリチャードにヒットし、リチャードは地面に膝を付く

 

「ダメージチェック…うぅ、ヒールトリガーです。回復は出来ませんがヴァンガードにパワー+10000。二枚目は…ノートリガーです」

 

これでダメージは3点。無効ヒールは痛いけどトリガーが乗ったのは大きい

 

「少年にはちと刺激が強いかナ~?さらにボバルマインのブースト!ピンクちゃんでヴァンガードにアタック!トリガー込みでパワー30000!」

 

「そこはクリティカルトリガーでガード!」

 

「んじゃターンエンド。ヨシヨシっと」

 

「私のターン!スタンド&ドロー。手札を一枚捨てて『ディアブロス・”暴虐”ブルース』に、ライド!後列に『アクロバット・プレゼンター』をコールします。そしてプレゼンターのブースト、ブルースでヴァンガードにアタック!プレゼンターのスキルでブルースをブーストしたときソウルチャージい、ち…!?」

 

「あら~素敵な…オーバートリガーだネ☆」

 

ま、まさかオーバートリガーがソウルに…いやいやここで引けたとしても勝てる訳じゃないし切り替えて切り替えて行こう…うん!

 

「ぱ、パワー21000です!」

 

「ノーガードしたいけど…しっかり守っとこっカ。後が怖いしネ☆手札を捨てて『ヴァイオレートドラゴン』!完全ガード!」

 

「う…ツインドライブ!ファーストチェック…セカンドチェック…ノートリガーです」

 

「うーんここでトリガー引いて欲しかったのになぁ…というか翅瑠ちゃんさァ?」

 

「はい?」

 

「始めたばっかりにしてはさァ…プレイングとかしっかりしてるよネ。セラス相手に展開しないのも焦らず一気呵成まで耐えるのもサ?」

 

「あ~…」

 

それに関してはお姉ちゃんが極光戦姫を使ってて散々収容されて高パワートリプルドライブに何回も倒されたことが半ばトラウマと化してるのと、その後にお兄ちゃんにアドバイスされたプレイングを意識してるだけ…なんだよな

 

「なるほど英才教育…いいご兄妹ですナ!」

 

「それに…私のうっかりで負けちゃったりしたらいっしょに戦ってくれてるみんなに悪いかな…とか?」

 

あれ?なんかちょっと恥ずかしいコト言ってないかわたし…

 

「それは素敵な心がけ…なら私も!この子達に笑われないようにしないとネぇ!スタンド&ドロー!そんでもってぇ~セラス・ホワイトの”ペルソナライド”!」

 

ペルソナライド…!やはりしっかり握ってたか!

 

「ペルソナライドにより一枚ドロー。そしてこのターン前列のユニット全てパワー+10000!さらに『超速ロボシュバルスタッド』をコール!スキルでCB①とSB①で相手後列のリアガードを収容!追加のドローは収容枚数が足りないから出来ないけど仕方ないネ!そして後列に移動させて前列に『グラップル・エクスターナル』をコール!」

 

「え?」

 

グラップル?お姉ちゃんは使ってなかったカードだ。いったいどんなユニット…が…

 

「よ、四本腕のムキムキマッチョー!?」

 

「フン!筋肉は全てを解決するぅ!」

 

HA☆HA☆HA☆と白い歯を輝かせながらマッチョがセラス・ホワイトの横に並ぶ。ギャップが凄いな…

 

「んじゃ!いっちょかましますか!まずはボバルマインのブーストしてピンクちゃんでヴァンガードに!」

 

「ノーガードです!ダメージチェックは…フロントトリガー!前列全てにパワー+10000!」

 

やっと有効トリガーが引けた…!これで少しはガード値が楽になる

 

「まぁそろそろ引くよねぇ…ボバルマインの効果でブーストしたバトル後、セットオーダーがあるのでソウルインしてカウンターチャージ!」

 

ええ…!?さっきのロボットのコストが実質タダになってるじゃん

 

「セラスちゃんでアタック!スキルでパワー+10000されるので合計33000でヴァンガードにアタック!」

 

「それは完全ガードです!」

 

「ツインドライブ!ファーストチェック…はドロートリガー!一枚引いて~…グラップルにパワー+10000!セカンドチェックはノートリガー」

 

トリガーを引かれてしまったか…これであのマッチョはパワー30000でブーストが入るから38000か

 

「とか…思ってないですか?(じゃんけんがめっちゃ強い男風)」

 

「へ?」

 

「グラップルのスキルゥ!相手のカードが収容されているならパワー+5000!43000でアタックぅ!」

 

20000で済むかと思ったら追加で5000…25000はちょっと辛いぞ!

 

「ヒールトリガーとフロントトリガーでガード!」

 

「流石に守るよねぇ…トリガー二枚は美味しい!ナイスバルク!」

 

褒められて嬉しいのかHA☆HA☆HA☆とグラップルが笑っている…くぅ白い歯が眩しいなァ!

 

…でも、ちゃんと耐えられた

 

「スタンド&ドロー…ライドフェイズ開始時!私は”一気呵成”になる!」

 

そう宣言した途端に、観客席から歓声があがる。待ってました!やぶちかませー!など

 

そしてその歓声に応えるかのようにコキコキと首を鳴らし立ち上がるブルース…さぁ!反撃開始だ!

 

「ディアブロス”暴虐”ブルースにペルソナライド!一枚引いてこのターン前列にパワー+10000!」

 

…ヨシ!いい引きしてる!

 

「出番だよ!『ディアブロスボーイズ イーデン』をコール!一気呵成なのでパワー+5000!さらに『高層の曲芸師 マージョリー』!その後列にプロトバルブドラゴンをコール!イーデンの後ろにアクロバット・プレゼンターをコール!そして」

 

もしかしたらブルースと全然関係ない子かもしれないけど…効果が強いから入れてみたこの子!皆を助けてくれ!

 

「ブルースの後ろに…『ダイアフルドール しもんぬ』をコール!」

 

「…ええ!?しもんぬちゃんナンデ!?」

 

やっぱり驚いてるか…でもこの子のスキルはブルースでも使える!

 

「…行きます!」

 

「こっ、こいやぁー!?」

 

「まずはプレゼンターのブースト!イーデンでヴァンガードにアタック!33000です!」

 

「ノーガード!お願いダメージトリガー…無し!」

 

まずは一点!

 

「アタックがヒットしたのでCB①払ってスキル発動です!リアガードを一体退却!グラップルを退却です!」

 

「筋肉ゥー!?」

 

HA☆HA☆h…と寂しそうに笑いながらマッチョが消えていく。シュールだ…でも攻め手は緩めない!

 

「プロトバルブドラゴンのブースト!マージョリーでアタック!マージョリーのスキルでプレゼンターをソウルインして一枚ドロー!ソウルチャージ①!このターンパワー+10000!41000でアタック!」

 

ドローしてのは完全ガード。ソウルに入ったのは…ドロートリガーか!

 

「トリガーが入ったのは嬉しいんだけど…ノーガードだぁ!ダメージトリガー…無いよォ!?」

 

無慈悲にも落ちたのは完全ガード。これならイケる!

 

「しもんぬのブースト!ブルースでヴァンガードにアタック!」

 

「完全ガードで…あ」

 

「しもんぬのスキル!ブーストした時ソウルが5枚以上ならCB①を支払うことで…相手はガードするとき二枚以上同時に出さないとガード出来ない!」

 

「えっと…つまり?」

 

「5000でいいので無駄なガード値を下さい♪」

 

「き…鬼畜ゥー!!」

 

「あと、完全ガードの前にブルースのスキル、忘れてませんか?」

 

「…えへ☆」

 

「一気呵成なのでSB5することで!前列のリアガード全てスタンド!イーデンとマージョリーがスタンドします!」

 

「ぐぬぬぬぬっ…ええい持ってけ完全ガードと行けぇ超速ロボォ!」

 

「ではツインドライブです!」

 

デッキに手を伸ばす。ここで決めるにはもう一押し…!

 

『さぁ相手を追い詰めているぞブルース!このまま逆転勝利なるかー!?』

 

実況のアナウンスにスタジアムの盛り上がりは最高潮。ブルースが飛び上がり上空のセラスへとグングン距離を詰め強烈な蹴りを放つが、間に現れた竜によって防がれてしまう

 

「(ここさえ凌げば…!後はなんとかガード値が足りる!トリガーも一枚なら!)」

 

「ファーストチェック…クリティカルトリガー!パワーとクリティカルをマージョリーに!」

 

「ぬわぁにぃ!?」

 

かわいらしい小柄な女の子が笑いながらミサイルランチャーらしきものを構えている…コワイ!

 

「セカンドチェック…来てくれた!ヒールトリガーです!」

 

そして応援席に居るチアリーダー―ディアブロスガールズと呼ばれる彼女たちは彼らを鼓舞する役目がある

 

『貴方もいっしょに、ね?』

 

ポンポンを渡された翅瑠の衣装はいつの間にかチアリーダーの衣装に。昔着ていたものとはデザインが違うが今の翅瑠は彼女たちのメンバーの一人だ

 

「うん!」

 

『FightFightディアブロス!Go!!』

 

「パワーはイーデンに!そしてイーデンでアタックです!イーデンのスキルでこのターンスタンドしているのでクリティカル+1!パワーは35000!」

 

ブルースの一撃をなんとか凌いだ所にイーデンが凄まじい勢いで突撃してくる

 

「クリティカルトリガーとヒールトリガーでガード!」

 

「ラスト…!マージョリーでヴァンガードにアタック!43000!クリティカル2!」

 

「フ…」

 

「っ!」

 

「ノーガードなんだよなぁアァァァァ足んないよガード値トリガー引けてないノォ!」

 

観念したかの様にやれやれと手を挙げるセラス。そしてマージョリーの一撃がヒットし―

 

「トリガーは…無しデス!」

 

や~ら~れ~た~!と優姫がヘロヘロと机に突っ伏す

 

「…か、勝てた?」

 

優姫のダメージゾーンは6枚。翅瑠の勝利…実は初勝利である

 

「…やった~!!」

 

グッと拳を突き上げ、翅瑠は初勝利の喜びを噛み締めるのであった

 




ファイトシーンが長くなったのでピロートークとあとがきは次回に回します!疲れた!!

次回!第3話!「ティータイムは反省会と共に」

おまけ「今回のキーカード」

「ダイアフルドールしもんぬ」

「グラップル・エクスターナル」
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