君へ送るエール   作:きゃみー 杉田

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~前回のあらすじ~

初対戦!相手にしょっぴかれないようにプレイングを進めた結果…

初勝利だヨ翅瑠!

以上!「雑ぅ」


ティータイムは反省会と共に

対戦後、三人は飲食可のイートインスペース(店前のテーブル)に移動していた

 

「ほらよ」

 

華恋さんからオレンジジュースを渡される。Tropicana美味しいよね

 

「あ…ありがとうございます!お金…」

 

「いいよ。初勝利祝いだから貰っとけ」

 

「ねぇ私の分は~?」

 

「お前は自分で買え」

 

ちぇー!と言いながら優姫さんが自販機へ向かっていく

 

「ソォイ!同時押し!」

 

ガコッ!

 

「ブラックとミルクを押したら…魔合成でカフェオレがっ!?」

 

「え!?」

 

「そんな訳無いだろ…」

 

んでカンパーイ!と言って私と華恋先輩のジュースにカンカン当ててくる

 

「か、乾杯!いただきます!」

 

乾いた喉にオレンジジュースが染み渡る…こんなに美味しかったかTropicana。緊張したし効果説明とかもあったしな

 

「いや~にしてもびっくらこいた驚いたよ。あんなにしっかりしたプレイングしてくるとは!」

 

「それはアタシも思ったな。始めたてとは思えない動きだった」

 

いやまぁそれは…姉との試合のおかげですホント

 

「おかげで私ほとんどカウンター使ってないしトリプルドライブも一回もしてないよ!高パワートリプルドライブがウリなのに…」

 

収容が一枚以上で+10000入るだけでもキツイのに三枚収容でトリプルドライブまで付くのはヤバいと思う…

 

「一人だけ超越してるみたいなモンだしな。しかもブースト無しでも25000要求はデカイ」

 

「逮捕しちゃうぞ☆」

 

トリガーの逮捕率が高すぎるんだよね…二枚消費は痛い

 

「あと、見たことないカードがあって。あの筋肉…」

 

「ん。グラップルのことね」

 

ハイとカードを手渡される。収容さえしていれば単体でも15000。ブーストすれば23000は中々イヤらしいパワーラインだと思う。やはり筋肉…筋肉は全てを解決する

 

「見た目もインパクトあるしコストも要らないから何気に役に立つのよ。収容さえすればピンクちゃんのが火力あるんだけどね」

 

なるほど収容が少ない場合でもある程度の打点を確保出来るのは確かに…

 

「ま、次の弾やプロモが来たら分かんないけどネ」

 

「えぇ…?」

 

むむ…確かにどんどんカードが追加されていくだろうしデッキのカードも入れ替わっていくのは分かるんだけど…私のデッキだと誰だろう?

 

「あとしもんぬちゃん!あの子強くない!?ホントにコモン!?」

 

「そ、ソウル5枚無いとダメなんで…」

 

「あんなの終盤に一回でも使えれば御の字デショー!?」

 

優姫先輩がムキー!となる理由も分からなくはない。完全ガードの使用に三枚も手札を使わせるなんてブルースの様な連続攻撃が得意なデッキには相性が良いと思って入れてみたのだが…なんとか活躍させることが出来た

 

「パッと見関係無さそうでも合わせて見ると意外と面白いのは新スタンダードの良いところかもな」

 

「クランじゃなくて国家になったからネ。汎用性のあるカードが出ればどの軸でも使えるのはいいよね」

 

その分高騰もしそうだけどサ…と呟いたのは聞かない方が良いのか悪いのか

 

「そういえば先輩たちは「名前で呼んで?」…ユ、優姫先輩たちは今日はどんな用事でお店に?」

 

急に上目遣いはその…クルものがありますよ?歳上のお姉さんの上目遣いとか谷間とか…ね?

 

「次に出る新弾の予約に来たんだよ」

 

後輩を困らすなと優姫先輩に軽くチョップを入れながら華恋先輩が答えてくれた。もう予約が始まってるのか

 

「次は華恋の組みたいテーマもあるからネ。割り勘で予約したノ」

 

ほらアレアレと指さす方にポスターが。「伝説との邂逅」6月発売…来月じゃないか

 

「伝説って?」

 

「あぇ?」

 

「伝わんねぇからやめとけ」

 

「ちぇー!ま、その前にも出るんだけどね。フェスティバルコレクショ~ン!」

 

5月15日発売…来週じゃないか!

 

「でも無理に買わなくても良いとは思うけどネ。あくまでもスタートデッキのカードのレアリティ違いだからサ」

 

スタートデッキのレアリティ違い…?

 

「じゃあスティーブとかアリアナとかが光ったり?」

 

「しますねぇ!それどころかSP使用でイラストがドーン!」

 

これとかこれとか!とスマホの画面に映っているのはテキストが無くイラストが全面に押し出されているアリアナやディアブロスのライドデッキメンバーたち…ほ、欲しい!

 

「予約してきまぐぇ!」

 

ちょい待ちと走り出そうとした私の首もとを掴んで止めたのは優姫先輩。で、出来ればそこ以外が良かったんですけど…

 

「確かに開封はロマンだけど…あんまり最初に走り過ぎるとバテちゃうよ?それに目当てのカードが出るとも限らないし…今回はちょっと特殊なパックだしね。値段とか」

 

…そういえばまだ値段を聞いていなかった

 

「10パックで一箱3300円だな」

 

「ちなみに1パック3枚入りだよ。ちょい高いけどその分一箱買えば新規は一枚ずつ揃うしネ」

 

そ、それだけしか入ってないのか…でも確かにRRR仕様やひょっとしたらSP仕様のカードが出るなら安い…のか?

 

「…一箱だけ買ってみます。まだ大丈夫ですかね?」

 

「ちょうど今日までだからオッケーだと思うよ。着いてったげる」

 

ということで優姫先輩達の助けもあり予約することが出来た。一応店頭販売分も入るらしいけど確実なのはやはり予約だよね…

 

「ありがとうございま~す。あとこれうちで使えるシングルカード割引券。予約したお客さんに渡してるのでどうぞ~」

 

「アッ、ありがとうございます…」

 

いつ使うかはわからないけどとりあえず財布に仕舞っておこう。なんか途端に来週が楽しみになってきたぞ…ところで

 

 

「今何時…ってもう19時前!?」

 

気がついたらもうこんな時間に!?と、とりあえず今から帰りますメールを送って急いで帰らねば!

 

「わ、私そろそろ帰らないと!あの、今日はありがとうございましたッッゥボォイ!?」

 

先輩たちにお礼を言って立ち上がろうとしたがちょい待ちィと首元を捕まれて緊急着席。あの、出来れば別のところをですね…?

 

「電車より早く帰れる方法があるんだよネ~あ、もしもし五十六?今カードショップに居るんだけど~…あ、もう来てる?さっすが話が早い!」

 

携帯で何か話してるかと思いきや、優姫先輩がくるっと振り返り

 

「へい彼女!送ってくぜ?」

 

「…え?そ、そこまでしてもらう訳にワッショイ!?」

 

先輩達に担ぎ上げられワッショイワッショイとあっという間に車の前まで運搬される…み、神輿か私は

 

「お待たせいたしましたお嬢様。ささ、お連れ様もどうぞ」

 

恭しく頭を下げられオープン・THE・ドア。お嬢様…

 

「ウチの執事なのサ。さぁ乗った乗った!」

 

ということであっという間に我が家である。とはいえそこまで距離があるわけでも無いんだが…その道中LINEと電話番号を交換しフェスティバルコレクションを開封するときにでもまた会おうということに

 

「じゃあね~」

 

ブォンフォンと手を振る優姫先輩がどんどん遠ざかっていく…勢いがその…凄い

 

「…楽しかったな」

 

家に入る前にふとそんなことを思う。初めてのカードショップで初勝利してまさか二人も知り合いが出来て…ヴァンガードのおかげなのかな?

 

「来週…楽しみだなぁ」

 

そんなことを思いながら、私は家族になんて話そうか考えるのであった




大分期間が空きましたね…忙しかったんですスイマセン。初ショップ対戦とヴァンガード仲間が出来た翅瑠ちゃん。次回は初開封と新たな対戦相手の登場です

次回!「おカタイあの娘はゴシックドレスでoverdress?」

貴方に届け!このエール!(キメ台詞)

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