先輩たちと知り合いショップ仲間が増えた翅瑠。一緒に開封をする約束をし、そのときを楽しみにしていたのであった…
「…これいるか?」
いる(確信)
月日が流れるのは早いもので…いや、勉強とか部活の勧誘とか色々あったが明日は優姫先輩たちとの約束の日である。とはいえ一箱だけの開封だが
本日の授業も終わりあとは帰るだけ…いつもならそうなのだが本日は少し違っていた
「では、先週言っていた通り持ち物検査を始めるゾ~風紀委員は向こうから周ってくれ~」
「はい」
担任の楠木先生がふわぁんとした掛け声で生徒達はごそごそとカバンと生徒手帳を取り出す。今日は持ち物検査の日であり不要物を持ち込んでいないかのチェックが行われる…のだがそこまで大規模なモノでは無くゆる~く行われる
「BLEACHか。先生まだ読んでないんだよな。オモロイ?」
「うっス!」
「そうか。没収」
斬月のオッサァーン!と男子生徒の悲鳴が聞こえてきた。何故彼は漫画を持ってきてしまったのだろうか…
勿論翅瑠は余計なモノは持ち込んでいない。さっと済ませれば良いだけだ。通学カバンと生徒手帳を取り出し…生徒手帳?
「…あ」
時は休み時間に遡る
「翅瑠ちゃ~ん。今日もかわいいねェ!元気?髪切った?あヘアピン変えたの?イイじゃあ~ん」
「あ、ありがとうございます」
このテンションに慣れるには少し時間がかかりそうだ…二年生の優姫が何故翅瑠たち一年生の階に来たかというと、渡すモノがあるということで廊下に呼ばれていたのだ
「ハイこれ!」
「これ…マージョリーのSPですか!」
開封した時に出て来たらしいのだが、優姫先輩はいまのところブルースを組まないということで譲って貰ったのである。先輩曰く使ってくれるコの所にいた方が良いとのこと。ありがてぇ…!涙が出そうだ…!
とはいえケースが無いので折れない様に…と、とりあえず生徒手帳に挟んでいたのである…ある…あ、r…
そして時は動き出す
「(おわっヒョォォォァ!)」
カバンは見せれるが生徒手帳はマズイって。本来ならば放課後にでもと一旦返せば良かったのだが舞い上がって忘れてしまっていた!ヤラカシ!
「(忘れたってコトにしよう…怒られはしないよね?)」
取り出しかけた生徒手帳をすすっ~と戻そうとしたのだが時既に遅し。風紀委員の子がもう翅瑠の席に来てしまった。南無三!
「高橋さん。生徒手帳を」
「あっヒャイ」
あっばっばばばばばバレンティン!おおお怒られるし下手したらマージョリーがボッシュートされてしまう…危うしマージョリー!
「…はい。問題無いわね」
トン。と生徒手帳が翅瑠の手に置かれる。え?と顔を上げるが風紀委員の子…
「…次は無いからね」
「は、はひ…」
耳元でそう囁かれた。え、ASMRぅ…。翅瑠はヘナヘナと椅子からずり落ちたのであった
―☆―
「…というコトがあったんですよ」
「
次の日。カードショップに来た二人に昨日の出来事を話す。ちなみに優姫先輩はきゃははは!と笑っていた…ぬぅ
「アッハー☆…でもそのコ見逃してくれたんデショ?もしかしたらそのコもヴァンガードやってたりして」
どうなんだろう…確かにまだクラスの中でヴァンガードの会話をしてる子は居なかったと思うけど…
「その子とあんまり話したこと無いので分からないですね…」
眼鏡がキラーン☆としてるイメージしか無い…
「そっか~もしやってるんだったらファイトしてみたいけどねェ…ま、それも大事だけど」
「お待たせ~」
と予約していたboxを持ってきてくれたのは店員の岸本
「あっ、ありがとうございます!」
お礼を言って受けとるとシュリンクに包まれた長方形の箱がキラキラと輝いている…これがbox
「優姫ちゃんはこっちね~」
「わぁいありがと夕子さぁん!今日もお美しいですねぇ!」
「やぁねえそんなのいつものコトじゃな~い」
それもそうですな!とあっはっはと笑う二人。なんだか漫才でも見ている気分だ…
ちなみに今回は私が一箱で優姫先輩は二箱の開封である。華恋先輩は今回はスルーとのこと
「このシュリンクを剥がす時が一番生を実感する…!」
…ガスおじさんかな?
―☆―
ということで早速開封することに。華恋先輩はハサミで上を切ってホイホイ置いていき優姫先輩がカードを出しほむほむと眺めては仕分けていく。慣れた手つきである。一方の私はというと―
「…キラッキラしてるなぁ」
小並感溢れる感想だがまさにそう言うべき光り方である。リチャードもスティーブもキラッキラ…ライドラインがどんどんキラキラに…
「…宝石でも眺めてるみてぇだな」
「初開封だしネ。楽しんでる様でなによりデス!」
そんな翅瑠を微笑ましい様子で見守る先輩二人。初心者は優しくして沼に沈めねぇとなぁ…?
「あれ?このアリアナ…」
何パック目かを開けたとき、テキストが無いアリアナが出て来た。というか光り方がもっとゴージャスな感じで少しざらざらしてる?
「オオー!それがSPだよ!」
身を乗り出して優姫先輩が説明してくれる。これがSP…か
「Marvelous…」
魔性の輝きだコレは…どうしようアリアナだけでも全部統一したい…
「あの…これと同じヤツって何枚も出ますか?」
「あー…一箱からだと違うSPしか出ねぇな」
なん…だと?先輩の話を聞くと今回のフェスティバルコレクションは一箱に3枚SP仕様のカードが封入されているらしいが基本は別々のカードが封入されているらしい…なるほど
「多々買わなければ生き残れない!」
「まぁシングルもそのうち出回るだろうからのんびり揃えるのでも良いと思うぞ…」
確かに確実に出る訳でも無いしなぁ…お小遣いも限りがあるし気長に揃えよう…うん…うん
「凄い葛藤してる
「良いんですかっ」
あいよっ!と渡された二枚目のアリアナSP…もしかして優姫先輩って女神だったりします?
「あははありがとネ!揉む?」
「やーめろっての」
「妬いてるゥ?」
「…やめろ」
あーら真っ赤になっちゃってカーワイーと華恋先輩をツンツンする優姫先輩…なんだろうマイナスイオン出てるのかなこの二人から
そのあと私のパックからセラス・ホワイトのSPが出て来たのでお礼にと先輩に渡したら飛び上がって小躍りして夕子さんにめっ!されたのはナイショだ…
「いやぁ…楽しい開封でしたね」
「ですねぇ…」
ライドラインやトリガーがキラキラしているのを眺めているだけで楽しい…それに新規カードも早速デッキに入れてみた。早くファイトしてどんな感じか試してみたい…
「あの先輩!良かったら早速ファイトを…」
「はーい!それでは今からショップファイトの受付を開始しまーす!参加する方はこちらのカウンターに来て下さーい!」
レジ横から夕子さんの声がした…ショップファイト?
「あの、ショップファイトって…?」
「あー、ショップファイトっていうのはお店でやる小さな大会みたいなものだヨ。色んな人と対戦出来て景品もあるのだ!せっかくだし出てみようよ!新しいカードも使いたいしさ!」
ショップファイト…ちょっと怖いけど確かに新しいカードも使いたいし色んな人とのファイトもしてみたい…でも初めてだし…
「ならレッツゴー!」
優姫先輩に手を引かれあれよあれよと受付へ…え?
「あら翅瑠ちゃんも出るの?じゃあこのシートに名前…ハンドルネームでも大丈夫だから書いてね~」
え?
「ではショップファイトを始めま~す!」
え?
―☆―
「初ショップファイトにいきなり投げ込むな」
ということで華恋先輩が私の付き添いをしてくれることになった。ありがてぇ…!
一回目の対戦相手の人は年上の人だったけど、私がもたついても丁寧に説明してくれた
「マージョリーでアタックです!ペルソナとスキル、トリガー含めて43000です」
「…防げないなぁ。ダメージは…うーんノートリガーです」
「あ、ありがとうございました!」
ペコリとお辞儀をすると対戦相手の方もこちらこそありがとうと返してくれた。勝敗を記入し受付へ
「いやぁ強かったなぁ…まさかブルースから退却が飛んでくるなんて。もしかしてフェスティバルコレクションの?」
「えっと、そうですね。新しいカードで…」
早速入れたカードに助けられた。まさかトークン?とやらのパワーが15000もあるなんて…
「あのトークンが焼かれなかったらブースト要員を出さなくて済んだから防げたかも…チェックしておかないとね」
そう言うのは
「トークンはネオネクの専売特許かと思ってましたよ」
「あっちのトークンはもっと軽いコストで湧いてくるもんねえ。華恋さんは出なくて良かったの?」
「アタシはまだスタンダード組んでないんですよ。まぁ次ですかね」
「…少し早い帰還の気もするけどねぇ」
ネオネク?帰還?うーむ分からん…
と何気ない会話をしているとどうやら他の対戦も終わったらしく次の対戦相手が呼ばれ始める
「えーと次は…『ディアブロス』さんと『
ちなみに私がディアブロスである。そして相手が…く、クリムゾン?
「お、姫のご登場か…気をつけてね翅瑠さん。彼女は強いよ」
ちょっと変わった子だけどね。と付け足して木ノ本さんが別の席へ移動する
「あーアイツか…ちょっと面倒だな」
華恋先輩が少しめんどくさそうな顔をしている
「あの、ファイトしたことあるんですか?」
もしかして凄いマナーが悪いとか…もしかして舌打ちとか怒鳴ったり!?台パン!?
「そういうのはとっくに出禁になるから大丈夫だ。そういうめんどくさいじゃなくてだな…ちょっと言語がな」
…言語?
どういうことかと聞こうとしたら対戦席に現れたのはフリフリの黒いドレス…ゴシックロリータっていうのかな?それを身に纏った虹彩異色の瞳をしたまるでお人形みたいな人だった…外国の方?だから言語?
「き、綺麗…」
思わず口に出してしまったがどうやら聞こえていたらしくあらどうもと軽く一礼される。裾をつまむ所作も綺麗だなぁ…
「貴女がディアブロスさんね。もっと勇ましい方かと思ったけれど…可愛らしい方ね」
褒められてる…のか?なんか独特な雰囲気というか…
「あー…姫さんや。久しぶりだがコイツ始めたばっかりなんだよ。だから私が念のため付き添いで…」
「承知しているわ。久しぶりね『
「…その呼び方止めてくんね?」
じょ、情報量…!情報量が多い!私は何語を聞いてるんだ?
「ではデッキシャッフルとカットをして始めてくださーい!」
「お、お願いします…」
おずおずとデッキを差し出す。なんか上品な人みたいだし怖い人では無さそうだな…ちょっと戸惑うけど
「お願いします…どうか良き導きを」
「普通にカットお願いしますでいーだろ…」
『スタンドアップ!ヴァンガード!』
「ディアブロス”無垢”マット!」
「秘めたる可能性を示せ!『サンライズ・エッグ』!」
なんか詠唱が入ったけど…私の先攻だ
「ドロー。手札を捨ててスティーブにライドします。スキルでマットを後列に。そしてSC①をしてターンエンドです」
「テイクマイターン!ドロー。手札を捨てて『焔の巫女 リノ』にライド!サンライズ・エッグのスキルで1枚ドローするわ」
現れたのは民族衣装の様な格好の女の子。巫女ってことは何かに仕えてるのかな?
「これは中々良き…ではリノでヴァンガードにアタックよ。スキルでアタックした時パワー+2000でパワーは10000ね」
「ノーガードです」
「ドライブチェック…トリガーは無いわ」
「ダメージチェック。ノートリガーです」
落ちたのは…げっ。新しいカードじゃないか…今回は出したかったんだけど仕方ないな
「ターンエンド。その表情だと落とされたくなかったみたいね?」
うふふと笑うクリムゾ…ナントカスカーレットさん。その仕草がなんとも様になっていてドキマギしてしまうがきを取り直していこう
「スタンド&ドロー。手札を捨ててリチャードにライド。ライド時のスキルで後列のマットをソウルに入れて1枚ドローして…」
焔の巫女ってことは多分ニルヴァーナっていうデッキだよね…お姉ちゃんが話してたけど良く覚えてないし、まだ戦ったことは無いからここはいつも通りで行こう
「リチャードでヴァンガードにアタックです!」
「…ヒールトリガーでガードするわ」
スカーレットさんは少し考えてトリガーでガード。15000シールドだからトリガーを引けても届かないな…
「ドライブチェック…クリティカルトリガーです」
「あら、危なかったわね」
「ターンエンドです」
むう…私がブルースだからなるべく序盤のダメージを抑えたいのかそれともそこまでカウンターを必要としないのか…分からないのが怖いけど私はいつも通り序盤はゆっくりだ
「テイクマイターン。スタンド&ドロー。手札を捨てて『焔の巫女 レイユ』にライドするわ」
現れたのは先程のリノちゃんから大分大人びた白髪のお姉さん。綺麗なカードだ
「…ニルヴァーナと戦うのは初めて?」
「え?」
うふふと笑うスカーレットさん。なんだか楽しそう…?
「貴女、さっきから目がキラキラしているもの。初めて見るカードはワクワクするわよね…だから」
「もっとワクワクさせてあげるわ。リノのスキルでレイユにライドされたときに山札から『トリクスタ』を一枚までコールする!おいで!トリクスタ」
スカーレットさんのデッキからひょこっと丸っこいマスコットのようなユニットが出てくる。か、可愛い!でも…
「グレード0のノーマルユニット…?」
トリガーやファーストヴァンガード以外のグレード0を使うのか…?
「愛らしいでしょう?でもこの子の真の力を発揮させるにはもうひとつ…新たな
Overdress!?スカーレットさんがトリクスタの上にカードを重ねるとトリクスタの姿が変わって少しメカメカしいロボット?の様な姿になった
「Overdress…それは新なるステージ。新たなる力のカタチ。
「あっハイ」
なんか詠唱とか入ったけど…パワーは10000とグレード2のユニットと同じなのか
「それではバトルよ!レイユでヴァンガードにアタック!スキルでパワー+2000!」
「クリティカルトリガーでガードです!」
こちらもあまりダメージをもらいたくない…ここはヴァンガードを止めよう
「ドライブチェック…ヒールトリガーね。ちょっと先走り過ぎだけどヴェルリーナにパワー+10000よ」
クリティカルじゃないからセーフ!これなら予定通りノーガードだ
「ヴェルリーナでヴァンガードにアタック!そしてヴェルリーナがOverdressしているのでスキルでパワー+10000!」
ノーコストでパワーが上がるのか…しかも10000も。でも元から受けるつもりだったからまだ大丈夫だ
「さらにSB①で相手のリアガードを退却出来るのだけれど…居ないわね。パワーは30000よ」
「ノーガードです。ダメージチェック…フロントトリガーです」
さっきから無駄トリガーが多いなぁ…でもこれは仕方ない。トリガー素引きの可能性が減ったと考えよう
「ターンエンドよ。トリクスタはまだ更なる進化を残している…楽しみね」
更なる進化…グレード3とかのOverdressもあるってことか。気をつけないとな
「私のターン。スタンド&ドロー。手札を捨ててディアブロス”暴虐”ブルースにライド。そして…」
相手のダメージはまだ0。次のターン流石に決めきれる訳じゃないから少しでもダメージを…でも
ちらりとヴェルリーナを見る。さっきはリアガードが居なかったから使われ無かったけど下手に展開すると退却させられてしまうんだよね…
先にヴェルリーナを倒す?でもそれだとダメージが足りないし…ならこれで行ってみよう!
「ディアブロスボーイズイーデンを前列に、アクロバット・プレゼンターを中央後列にコール!」
「イーデン…!」
「イーデンでヴァンガードにアタックです!」
相手もそろそろコストが欲しいはず…恐らく相手はここを受けてコストを確保したいけどイーデンはアタックがヒットすればリアガードを退却出来る
もしここを防がれても次はブルースでヴェルリーナを狙えばイーデンが生き残る可能性が上がる。ニルヴァーナの効果はまだ分からないけどまったくカウンターコストをつかわないことは恐らく無いから…
「…ノーガード。ダメージチェック…トリガーは無いわ」
よし!通った!
「イーデンのスキルでCB①を支払いヴェルリーナを退却させます!」
ヴェルリーナがドロップゾーンに置かれる。トリガーが乗っても届きはするが要求値が高いのはいいことだろう
「プレゼンターのブースト!ブルースでヴァンガードにアタック!プレゼンターのスキルでソウルチャージして…パワーは21000です!」
「ノーガードね」
「ツインドライブ!ファーストチェック…ドロートリガー!1枚引いてパワーはヴァンガードに。セカンドチェック…ノートリガーです」
「ダメージチェック…トリガーは無いわ」
「ターンエンドです!」
ダメージ2点とヴェルリーナを退却させられたのは大きい。私のダメージも2点だしまだまだここから!
「テイクマイターン。スタンド&ドロー…ふふっ、さっきのは良い判断だったわ」
「あ、ありがとうございます…」
なんか褒められてる…でも確かに上手く対処出来たしさっきのは上出来だったと思う
「でも…やられっぱなしじゃいられないのよね!
レイユが恭しく祈りを捧げるとそれに応えるかのように上空に鳳凰の様な姿をした神々しい竜が現れる…詠唱はともかくこれがニルヴァーナか!
「レイユのスキルでニルヴァーナにライドした時SB①を支払い…ヴェルリーナを手札に加えるわ」
「えっ」
せっかく退却させたのに…これじゃイーデンが!
「そしてニルヴァーナのスキル!手札を捨ててドロップからグレード0のユニット…トリクスタをコール!」
トリクスタまで!?それじゃまたヴェルリーナが出てくるのか…
「そして手札から…『ヴェルリーナ・アルクス』にOverdress!」
「違うヴェルリーナ!?」
現れたのは違うヴェルリーナ。こんどは人形というよりかは飛行に適した姿の様なユニットだ
「アルクスの登場時のスキルでCB①を支払って2枚ドロー…そしてこのターンパワーを+5000する。ふふ、これは良き運命が廻ってきたわね」
手札をなんか使ってる様に見えてアルクスで2枚ドロー…あんまり減ってないのでは手札?
「更に手札からトリクスタをコールしてヴェルリーナにOverdress!」
結局ヴェルリーナも出てくるのか…とはいえこれは不味いぞ。ヴェルリーナのスキルでイーデンは確実に退却させられるしアルクスはパワー15000。下手したら一気に詰められる…!
「さて…行きましょうか!ニルヴァーナでヴァンガードにアタック!パワーは13000よ」
アルクスが15000とヴェルリーナが20000か…ここでダメージトリガーが乗れば届かない…けど乗る確証は無いし…あまり手札を使うと次のターンに繋がらない!
「ノーガードです!」
「ツインドライブ。1枚目…フロントトリガーね。前列にパワー+10000。2枚目…ノートリガー」
一番引かれたくないトリガーが…!
「ダメージチェック…ノートリガーです」
「続けてヴェルリーナ・アルクスでアタック!パワー25000」
「ノーガードです…ダメージチェックはヒールトリガー!ダメージ①回復、ヴァンガードにパワー+10000!」
ここでヒールトリガーはありがたい…次も防げないけど2点で抑えられる!
「ヴェルリーナでアタック。スキルでパワー+10000して更にSB①でイーデンを退却させる」
「…ノーガードです」
ダメージはノートリガー。イーデンが落とされてしまったのは痛手だな…でも次は私のターンだ。ここから一気に!
「ターンエンドよ。次は貴女の本領発揮かしらね?」
「はい!スタンド&ドロー!」
引いたのは…よし!この子なら!
「ライドフェイズ。私は…『一気呵成』になる!そしてペルソナライド!『ディアブロス”暴虐”ブルース』!」
ワァァアァァァァ!!と歓声がスタジアムに響き渡り、ブルースは鋭い眼光で上空のニルヴァーナを見据える
「1枚ドローして…そしてマージョリーと『ディアブロスボーイズ ジャレッド』をコールしてジャレッドの後ろにプロトバルブ・ドラゴンをコール!」
次々とチームメンバーがブルースの周りに集まっていく。さらに歓声を大きくなりディアブロスガールズ達の応援も一際大きくなっていく
「舞台は整ったみたいね?」
「はい…行きます!まずはマージョリーからアタックです。スキルは使わずパワー23000!」
「ノーガードよ…ダメージチェック…ノートリガーね」
「続いてジャレッドでアタック!ジャレッドのスキル使用!CB①とSB①を支払い『ディアブロス』と付くユニット一体のパワー+10000!さらに一気呵成ならインターセプトが出来なくなります!パワー30000でアタック!」
「っ…!」
新しいカード『ディアブロスボーイズ ジャレッド』スキルでパワーを上げて一気呵成なら相手のインターセプトを封じる事が出来る!
「ヒールトリガーと…トリクスタでガードよ」
「まだまだ!プレゼンターのブースト!ブルースでヴァンガードにアタック!プレゼンターのスキルでSC①して一気呵成なら更にもう1枚…う」
超トリガーとイーデンがソウルインした気がするが気にせず行こう!
「そしてブルースのスキルによりSB⑤して前列のユニットをスタンドさせます!パワー30000でヴァンガードにアタック!」
「…ここはノーガードよ」
「ツインドライブ!ファーストチェック…ノートリガー。セカンドチェック!…ノートリガーです」
引けたのは完全ガードとブルースか…ここでトリガーも引けてればさらに詰めきれたのに!
「ダメージチェック…ノートリガーね」
スカーレットさんもトリガーは無し…倒しきれなくてもこれなら一気にいける!
「マージョリーでアタックです!スキルでプレゼンターをソウルインして1枚ドロー。マージョリーにパワー+10000で33000!」
「ヴェルリーナとアルクスでインターセプトと手札からフロントトリガーでガード!」
ジャレッドだと封じられるからここでインターセプトされるけどリアガードはこれで潰せた。上出来だ!
「プロトバルブ・ドラゴンのブースト!ジャレッドでアタック!パワー38000です!」
「ノーガードよ。ダメージは…無いわね。ノートリガー」
「プロトバルブ・ドラゴンのスキルでブーストしたあとCB①を支払い…マージョリーをソウルに入れることでソウルから超トリガーを手札に加えます。ターンエンドです」
ダメージ5点。リアガードは対処出来たけど、手札は3枚しか減らせなかった…やはりもう少し果敢に攻めるべきだったか。でも防御札は充分だしここを耐えれば…
「テイクマイターン。スタンド&ドロー。怒涛の連続攻撃…凄まじいわね。まさか2点から一気に詰められるなんて。序盤のダメージを抑えていなかったらさっきのターンで終わっていたかもしれないわ」
けれど、とスカーレットさんが続ける
「貴女にまだ見せてないものね…最後のOverdressを!それじゃ終われないわ!手札を捨ててライドデッキから「天輪聖竜ニルヴァーナ」にペルソナライド!再び舞い上がれ!希望の竜よ!」
ペルソナライド…!更に神々しさを増した竜が再び飛び上がる
「1枚ドロー。そして手札を捨ててニルヴァーナのスキル!ドロップからトリクスタをコール!更に手札のアルクスをOverdress!貴女からのダメージを有効活用させて貰うわね。CB①を支払い2枚ドローしパワー+5000!」
やっぱり強いなアルクス…!でもそれならなんとか
「それだけじゃないわよ?これがトリクスタの…Overdressの更なる進化!『ヴェルリーナ・バリエンテ』にOverdress!」
「なっ…」
Overdressユニットの上に更にOverdress!?そんなのあるのか!スカーレットさんの呼び声と共にヴェルリーナが更に武装した姿のようなユニットが現れる…ロボットアニメの二期みたいだ…
「ヴェルリーナ・バリエンテはドレス元1枚につきパワー+5000…トリクスタとアルクスが居るため常時パワー+10000!」
単体でトリガー込みのグレード3に届くのか…!
「そしてもう1枚バリエンテをノーマルコール…Overdressじゃないのはスッキリしないけど。仕方ないわね」
いやいやそんなユニット何枚も出されたらこっちが持たないんですって…でもさっきアルクスのスキルで捨てたのは完全ガードだった。きっとペルソナライドのドローだろうけど…ここで決める気だ!
「それじゃあ…行くわね?」
微笑むスカーレットさん。その表情は凄く綺麗なんだけども盤面の火力が恐ろしい…でも
「…望むところです!」
手札には完全ガードと超トリガー。それにトリガーもある。なんとか凌いでみせる…!
「ニルヴァーナでヴァンガードにアタック!ニルヴァーナのスキルでCB①を支払いOverdressを持つユニットとニルヴァーナのパワーを+10000!パワー33000!舞いなさいニルヴァーナ!」
更にパワーが上がったけど…それなら!
「超トリガーでガードです!」
超トリガーのシールドは50000!2枚トリガーでも届かない!これで…大丈夫か?本当に?
さっきのターンスカーレットさんは1枚もダメージトリガーを引かなかった…スカーレットさんの手札はあと2枚…
でも2枚引かれてバリエンテ二体に振られても完全ガードもトリガーもある…大丈夫だ止められる!
「ツインドライブよ!1枚目…ノートリガーね」
よし!これなら次がトリガーでも1枚なら―そう思った時だった
受け止めた…止めていたはずのニルヴァーナのアタックの勢いが増していく。燃え盛る炎の流星は再び輝きを増していく…それは巫女達の祈りが届いたものなのかそれとも彼女の執念か
「やっと来てくれたわね…2枚目は超トリガーよ!」
「超トリガー…」
超トリガーを唯一越える可能性のあるカード…それもまた超トリガー。その効果は凄まじく
「1枚ドロー。そしてニルヴァーナに…パワー+1億!そして追加効果によりニルヴァーナは!再び舞い上がるの!」
ドラゴンエンパイアの超トリガーの効果はヴァンガードをスタンドさせる…!パワー1億33000のニルヴァーナが再び攻撃を開始するのだ
「ダメージチェック…ノートリガーです」
「ならもう一度ニルヴァーナでヴァンガードにアタックよ!」
「完全ガードです!」
本当はバリエンテを止めたかったけど仕方ない!ここで止めなきゃ負ける!
「ツインドライブ…1枚目はクリティカルトリガー!効果は全てOverdress状態では無い方のバリエンテに。2枚目はノートリガー」
「トリガーが…!」
パワーが上がっていない方のバリエンテもペルソナとニルヴァーナのスキルでトリガー含め43000…パワー43000が二体も…!
「バリエンテでアタック!パワーは43000!クリティカルは2!」
「ッ!ジャムッドのインターセプトと手札のプレゼンターにプロトバルブ・ドラゴン、ドロートリガーにあとはフロントトリガーでガード!」
手札をほぼ全てとインターセプトでようやく受け止めることが出来た…それでも!
「Overdress状態のバリエンテでアタックよ」
残りの手札はヒールトリガーだけ…これでは足りない
「…ノーガードです。ダメージチェック…!」
手札もインターセプトも無い。バリエンテの武装がブルースに突きつけられる。けれど―
「来てくれた…!ヒールトリガーです!ダメージ1回復!パワーをヴァンガードに!」
引けた…!アリアナ…!これで―
「おめでとう…と、言いたいところだけれど。バリエンテのスキルを使用するわ」
「…え」
Overdres状態のバリエンテが持つ効果…?
「Overdress状態のバリエンテのアタックがヒットした時。CB①と手札を捨てて…このユニットはスタンドする!」
「そんな…」
止まったはずのバリエンテが動き出しブルースへと再び迫る。それを止める手段など勿論ある筈もなく―
「…ノートリガー、です」
ゲームセット。奇跡は二度も起こらない…
ルビ振るの疲れた…今回も反省会は次回となります