艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん -敗者達の栄光- 作:星龜
艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん
EP16 【空に輝く光】より
元白露型駆逐艦娘である春雨は、戦後、退役し、解体されたのち、現在は県立第1中学校の3年生にして、ガンプラバトル部の部長である―。
「見て☆
これが、今年のガンプラバトル全国大会で、私が使う
よォッ☆」
と、春雨が完成した、第14回ガンプラバトル全国大会用の
をお披露目する…
…が…
□
春雨の
春雨が
本機は、元々高かった
これにより、アタックモードとディフェンスモードを同時に発動できるようになり、それを強化した「バスターモード」と「ガーディアンモード」が使用可能となっている―。
□
「ようやく、完成したんですか…。」
と、副部長の大野 虎太郎 (3年) があきれ気味に言う…。
「部長…
県予選まで、あと3日しかない
んですよ…!!」
と言う、部員の小野 龍太郎 (2年) …。
2人の男子部員にツッコまれ、しどろもどろになる春雨…。
そう…。
小野の言うように
第14回ガンプラバトル全国大会の県予選は3日後
である…。
県予選の3日前にして、春雨の大会用の
「み…3日あれば、十分よ…ッ★
チャッチャと、乗りこなしてみせるわ★」
と強がる春雨…。
その後、バトルステージで試運転をする―。
◇
「まずは
フライトモード
よ☆」
と、フライトモードを披露する。
これは、
「次は
ハイスピードモード
よ☆」
と、ハイスピードモードを披露する。
これも、
「次は
スタンバイモード☆」
と、スタンバイモードを披露する。
ウイングバインダーを右、もしくは左に寄せた形態だ。
右側ではアタックモード
左側ではディフェンスモード
に即座に変形可能となる。
「これが
アタックモード
よ☆」
と、アタックモードを披露する。
4枚のウイングバインダーを全て右に寄せて、GNフィールドを展開することで、右手に持つGNダブルバスターライフルの攻撃力を格段に上げる形態だ。
実際にGNダブルバスターライフルを撃つと、銃口からは、極太の赤いビームが射出された。
「そして
ディフェンスモード☆」
と、ディフェンスモードを披露する。
4枚のウイングバインダーを全て左に寄せて、GNフィールドを展開することで、左腕に装着されるGNシールドの防御力を格段に上げる形態だ。
「これは
ニュースタンバイモード☆」
と、ニュースタンバイモードを披露する。
それは、
「スゴいでしょ☆」
と、ドヤ顔で自慢する春雨だったが…
『たしかに、すごいですが…
部長…
GN粒子の残りは、どれくらいですか?』
と、大野が訊いてきたので、春雨はGN粒子の残量を確認したら…
「ゑっ…!?」
残量は、18パーセントしかなかった…。
「ど…どうして…!?」
と、困惑する春雨に
『そりゃ、あれだけ派手な武器使ったりしたら、擬似太陽炉が耐えられませんよ…。』
と言う小野。
「ど…どうしよう…?」
と訊く春雨に
『手っ取り早いのは、GNコンデンサーを付けて、擬似太陽炉の負担を軽くすることですね。』
と、大野がアドバイスをする―。
◇
夜―。
春雨は、家にあるジャンクパーツを適当に見繕って、GNコンデンサーを付けようとしたが…
(ど…どこに付けよう…★)
背中のウイングバインダーを増やして、攻撃力、防御力、機動性を強化できたのはよかったが、擬似太陽炉の負担までは、まったく考えていなかった…。
(仕方がない…。
当日は、擬似太陽炉に負担をかけないよう、強力な攻撃は、ここぞという場面で使おう…★)
ということにした…。
◇
そして…
第14回ガンプラバトル全国大会の県予選の日が来た…。
会場となる、県立体育館の1階に設置されているバトルステージの前に、対戦相手である、暁学園ガンプラバトル部の電、時雨、夕立は立っていた。
「春雨…。
まさか、こんな所で出会うとは思わなかったよ…。」
と言う時雨。
「はい!
時雨姉さん。
夕立姉さん。
お久しぶりです!!」
「時雨さん。
あちらの方は?」
と訊く電。
「僕達の妹の春雨だよ。
君とは、ゆっくり話がしたかったけど」
「春雨が相手でも、夕立は手加減しないっぽい!」
と、夕立は時雨の言葉を遮って、早く戦いたいと言わんばかりに、垂れた犬耳の様な髪をピョコピョコと動かしていた。
そんな夕立を見た時雨は、ため息を吐く…。
春雨も、苦笑いしつつも、口を開いた。
「あはは…。
相変わらずですね、夕立姉さん…。
でも…!!」
と、今度はキリッとした表情となり
「勝負ですから、春雨も全力で挑ませてもらいます!!」
と言い放った。
「春雨もやる気満々っぽい☆
さぁ、バトル開始っぽい☆」
夕立の言葉に反応したかのようにバトルシステムが起動した―。
◇
『Gun-pla Battle combat mode Stand up!Mode damage level set to B』
バトルシステムが起動し、ダメージレベルが設定される。
全国大会地区予選では、ダメージレベルは『B』が原則として決められている。
『Please set your GP base.
Beginning Plavsky particle dispersal.
Field 03 Forest.』
幾億万のプラフスキー粒子がバトルシステムから放出され、巨大な密林のフィールドが形成される。
青々と生い茂る木々…。
あちこちに点在する小さな高台と、中央のひと際大きな高台が存在するフィールドだ。
『Please set your Gun-pla.』
電達3人と、春雨とチームメイトの大野と小野が、それぞれのガンプラを目の前の台座にセットする。
システムがそれぞれのガンプラを読み取り、ガンプラのメインカメラが光る。
そして、ホログラムの操縦スペースが展開され、球状の操縦桿をそれぞれが握りしめる。
『Battle Start!』
システムがバトル開始を宣言し、ガンプラが設置された台座がカタパルトに変貌する。
それぞれのガンプラが発進体制に入り、そして―
「電。イナヅマガンダム、出撃です!」
「時雨。ガンダムレインバレット、行くよ!」
「夕立。ユニコーンガンダムナイトメア、出撃よ!」
電達3機のガンプラがフィールドに向かって発進する。
そして、台の向こう側でも
「春雨。
「大野 虎太郎!! GN-X、行くぞッ!!」
「小野 龍太郎。
と、春雨達3機のガンプラがフィールドに向かって発進した―。
◇
『…で、どうするんですか、部長?』
と、大野が春雨に訊く。
「あの高台は、あえて無視するわ。」
と言う春雨の作戦に
『いいんですか?』
と、異を唱える小野。
「あんなの、使いみちが無いと思うわ。」
と言う春雨に
『そうですね。』
と、同意する大野。
「時雨達はきっと、あの高台を占拠すると思うから、私が上空から奇襲をかけるわ。
大野君と小野君は、地上から援護をお願い。」
『了解!!』
『わかりました!!』
と、春雨達は散開した―。
◇
春雨の思った通り、電達は、中央の高台を占拠していた。
(ガンダムレインバレットがいない…?
どういうことかしら?)
と、高台にいるのが、イナヅマガンダムとユニコーンガンダムナイトメアだけというのが気にはなった。
だが…
(まぁ、いいわ☆
眼の前にいる敵を討つのみ☆)
と、
◇
高台の中腹の台地に到着した電と夕立は、そびえたつ崖に背を当て周囲を警戒していた。
すると、操縦スペース内に、高熱源体接近の警報が鳴り響いた。
『電ちゃん、避けるっぽいッ!!』
という、夕立の絶叫が響いた。
イナヅマガンダムとユニコーンガンダムナイトメアが、とっさにその場から飛び退くのと同時に、イナヅマガンダムとユニコーンガンダムナイトメアが居た場所に長大な赤色のビームが直撃し、大爆発を起こした。
イナヅマガンダムが空を見上げると…
上空には、太陽を背にし、長大なライフルをかまえた、白とピンクとスカイブルーに塗り分けられた春雨の
がいた―。
大野のGN-Xは、全身を青く塗った、無改造のGN-Xだ。
「くらえっ!!」
と、GNビームライフルからオレンジ色のビームを放つGN-X。
しかし、GN-Xの攻撃は、シールドで防がれた。
そこに…
「何っ!?」
ファトゥム-01に乗ったユニコーンガンダムナイトメアが、両肩のビームキャノンを撃ってくる。
「チッ★」
と、一度、後退するGN-X…。
◇
一方、小野の
小野の
「何、ロックオン警報…!?
どこからだ?」
鳴り響くロックオン警報を聞いて、小野は周囲を見回すが、敵の姿は見当たらない…
が!!
左から飛んできた、1条のピンクのビームが、
「そ…そんな…
どこから…!?」
どこから、誰に撃たれたのかもわからないまま、小野の