【艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん】
EP36 『新たなる剣』より
https://syosetu.org/novel/170259/39.html
東京―。
国立ガンプラバトル競技場―。
そこは、第14回ガンプラバトル全国大会の会場である。
大きな青色の屋根と真っ白な建物。
入口前には、ガンダムのラストシューティングを模した銅像が立っている―。
その銅像を見上げるのは、私立大久田高校ガンプラバトル部の部員の
狩部
二宮
西
の3人―。
「また…ここに来たんだな…。」
と言う狩部。
「あぁ…!!」
と答える二宮。
「今年こそ…
頂点に立つぞ…!!」
と言う西―。
私立大久田高校ガンプラバトル部は、全国大会の常連として有名だ。
いまや、全国大会に出場するガンプラバトル部の部員のほとんどが元艦娘であるのに対し、大久田高校ガンプラバトル部の部員は人間である。
深海棲艦との戦闘経験をそのままガンプラバトルに反映させる元艦娘に比べて、人間…ましてや学生に軍務経験など無いため、人間のガンプラバトルの実力は、どうしても元艦娘に劣るのだ。
それでも、こうして大久田高校ガンプラバトル部が全国大会に出場できるのは、それだけの実力を持っているからだ。
「行くぞ…☆」
と必勝を胸に、西達は会場に入っていった―。
◇
大会の開会式が終わると、さっそく全国大会が開始された。
大久田高校の初戦の相手は、暁学園だった。
「…って、どこだよ?」
と言う狩部に
「知らねぇ★」
と言う二宮。
「どうやら、初出場の学校みたいだ。
相手は艦娘だが、叩き潰すぞッ☆」
と、西は気合いを入れた―。
◇
バトルステージ前で、西と暁学園の部長の時雨が握手をしたあと、各々の操縦スペースへと向かう―。
『Gun-pla Battel, Stand up.
Model damege level set to A.』
バトルシステムが立ち上がり、ダメージレベルが設定される。
『Please set your GP base.』
スロットにGPベースをセットする。
『Begining Plavsky particle dispersal.
Field 01, Space.』
プラフスキー粒子が舞い散り、バトルフィールドが形成される。
形成されたバトルフィールドは、スペースコロニー周辺の宇宙空間だった。
『Please set your Gun-pla.』
台座にガンプラをセットし、システムがそれぞれのガンプラを読み込み、ガンプラのメインカメラが発光する。
プラフスキー粒子で形成されたカタパルトがガンプラの周囲を覆い、ガンプラが発進体制に入る。
そして―
『Battle Start!』
試合開始の合図が鳴り響く―!!
「狩部ッ!!
ゲルググJ、行くぞッ!!」
「二宮!!
リックドムⅡ、出ます!!」
「西ッ!!
ジオング、出るぞッ!!」
「夕立!!
ユニコーンガンダムナイトメアパーティー、出撃っぽい!!」
「時雨!!
ガンダムアサルトレインバレット、行くよ!!」
「電!!
イナヅマガンダムⅡ、出撃なのです!!」
両チームのガンプラが発進した―。
◇
宇宙空間を進撃する
狩部のゲルググJ
二宮のリックドムⅡ
西のジオング
だが、正面から飛んできたビームを回避するため、西は散開を指示した―。
二宮のリックドムⅡに、夕立のユニコーンガンダムナイトメアパーティーが迫ってきた。
リックドムⅡはコロニーに向かうが、そうはさせじと、ユニコーンガンダムナイトメアパーティーが凄まじいスピードで追いかけてきた。
(クソ、振り切れない…!!
こうなったら、やるしかない…!!)
と、リックドムⅡは、背中に背負った、二宮が自作した大型ヒートソードを抜いた。
一方、ユニコーンガンダムナイトメアパーティーは、両手に握ったグリップを、腰に装備された長い箱状の物へと差し込んだ。
そして、グリップが引き抜くと、グリップの先端部には剣の刀身が付いていた。
「うおぉー!」
と、大型ヒートソードを両手で掲げたリックドムⅡが、ユニコーンガンダムナイトメアパーティーに斬りかかるが、しかし、ユニコーンガンダムナイトメアパーティーは右旋回でリックドムⅡの斬撃を回避すると、そのままリックドムⅡの背後を取った。
「何…!?」
と、背後を取られたリックドムⅡは大型ヒートソードを薙ぎ払うが、ユニコーンガンダムナイトメアパーティーは、両手に持った剣で受け止める。
リックドムⅡは、ユニコーンガンダムナイトメアパーティーに蹴り上げを放とうとしたが、それに気づいたユニコーンガンダムナイトメアパーティーは後退して、蹴り上げを回避した。
ユニコーンガンダムナイトメアパーティーは、右手の剣を右上段にかまえて迫った。
それに対し、リックドムⅡは、大型ヒートソードを左下段から振り上げる。
リックドムⅡの大型ヒートソードとユニコーンガンダムナイトメアパーティーの剣がぶつかり合った衝撃で、リックドムⅡは体勢を崩してしまった。
だが、それが…
リックドムⅡの敗因となった…。
ユニコーンガンダムナイトメアパーティーは、なぜか、リックドムⅡから離れていった。
それを追うリックドムⅡ。
しかし、推力差があり過ぎて追いつけない。
しばらくすると、ユニコーンガンダムナイトメアパーティーは、その場で宙返りをすると、一気にリックドムⅡに迫った。
「なっ!?」
想定外の出来事に驚くリックドムⅡに…
ユニコーンガンダムナイトメアパーティーは右手に持つ剣を右上段にかまえると、一気に左中段へと振り切った。
「うわっ!?」
ユニコーンガンダムナイトメアパーティーは、リックドムⅡの右腕を斬り落とした。
そして、剣の刀身を投擲した。
「ぐわっ!!」
ユニコーンガンダムナイトメアパーティーが投擲した剣の刀身が、リックドムⅡの胸に突き刺さった。
ユニコーンガンダムナイトメアパーティーは、剣のグリップを一番内側の鞘に差す。
鞘からグリップを抜くと、極端に短い刀身が付いていた。
ユニコーンガンダムナイトメアパーティーは、それを逆手に持ち、スラスターを噴かしてリックドムⅡに迫ると、両足の膝から下を斬り裂いた。
そして、またしても刀身を投擲した。
投擲された刀身は、リックドムⅡの頭部のモノアイに突き刺さった。
「メインカメラが!?」
メインカメラが破壊されたため、二宮の操縦スペースのモニターには、何も映らなくなった。
なおも、ユニコーンガンダムナイトメアパーティーの攻撃は続く。
ユニコーンガンダムナイトメアパーティーは、両腕のビームトンファーを展開すると、右腕のビームトンファーでリックドムⅡの大型ヒートソードの刀身の上半分を斬り落とし、左腕のビームトンファーでリックドムⅡの右肩を根元から斬り落とした。
続いて、ユニコーンガンダムナイトメアパーティーは、両手に持つ剣のグリップを、鞘の一番外側に差した。
グリップを抜くと、長大な刀身が付いていた。
そして、リックドムⅡの左腕を斬り落とす。
両腕、両足を斬り落とされたリックドムⅡの正面に来たユニコーンガンダムナイトメアパーティーは、両肩のビームキャノンの砲身をはずし、そこから大型ビームサーベルを展開する。
そして、機体を右に一回転させる。
すると、大型ビームサーベルがリックドムⅡの上半身と下半身を分断した。
今度は、機体を真横にし一回転。
リックドムⅡを頭部から下半身までを真っ二つに斬り裂いた。
「うわあああああ…!!」
十字に切り裂かれたリックドムⅡは爆発四散した…。