艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん -敗者達の栄光-   作:星龜

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敗者達の栄光(8-2)


 

一方、ゲル([狩部])ググ(イェーガー)は、イナ([電])ヅマガンダム(セカンド)と激しい射撃戦を演じていた―。

 

 

狩部(カリベ)のゲルググ(イェーガー)は、全身を濃淡2色の赤で塗られた、無改造のゲルググ(イェーガー)だ。

 

イナ([電])ヅマガンダム(セカンド)がビームライフルを撃つが、ゲル([狩部])ググ(イェーガー)は見事に回避して、大型ビームマシンガンを撃ち返す。

 

イナ([電])ヅマガンダム(セカンド)も、高速移動でゲル([狩部])ググ(イェーガー)の攻撃を回避し撃ち返す。

 

「チッ…★

素早い奴だな…。」

と、イナ([電])ヅマガンダム(セカンド)の機動性の高さに舌を巻く狩部(カリベ)

 

(ん…?)

と正面モニターを見れば、イナ([電])ヅマガンダム(セカンド)が、両足の脹脛に装備された3連装ミサイルポッドから6発のミサイルを発射した。

 

「なんのッ☆」

と、ゲル([狩部])ググ(イェーガー)は両腕のビームスポットガンでミサイルを撃ち落としていった。

 

破壊されたミサイルから、黒い煙が発生した。

 

(これは…煙幕!?

発煙弾か…ッ!!)

 

すると、煙幕の向こうから2本の緑色のビームが飛んできた。

 

回避したゲル([狩部])ググ(イェーガー)は、煙幕に向け大型ビームマシンガンを連射した。

 

しかし…

 

(妙だな…?

手応えが無い…。)

 

すると、後方からのロックオン警報が鳴った。

 

「何ッ!?」

 

気づくのが、やや遅かった。

 

後方から飛来したビームが大型ビームマシンガンに命中してしまった。

 

爆発する、ゲル([狩部])ググ(イェーガー)の大型ビームマシンガン。

 

そして、正面の煙幕の中から、何かが飛び出してきた。

 

(何だ、あれは…!?)

 

飛び出してきたのは、イナ([電])ヅマガンダム(セカンド)のバックパックである、ファトゥム-01だった。

 

ファトゥム-01を追いかけるようにゲル([狩部])ググ(イェーガー)が振り向くと、そこには、ビームライフルをかまえたイナ([電])ヅマガンダム(セカンド)がいた。

 

「いつの間に背後を…!?」

 

ビームライフルをかまえたイナ([電])ヅマガンダム(セカンド)の周囲を、ファトゥム-01がクルクルと飛んでいた。

 

「うおおお…ッ!!」

と、両腕のビームスポットガンを撃つゲル([狩部])ググ(イェーガー)

 

しかし、イナ([電])ヅマガンダム(セカンド)ゲル([狩部])ググ(イェーガー)の攻撃をシールドで防ぐ。

 

「ならば…ッ!!」

と、ゲル([狩部])ググ(イェーガー)はリアスカートの内側に手を回すと、そこからビームサーベルを取り出した。

 

一方、イナ([電])ヅマガンダム(セカンド)の周囲を飛んでいたファトゥム-01が変形を始めた。

 

(な…何だ…?)

と、動きを止めるゲル([狩部])ググ(イェーガー)

 

ファトゥム-01の主翼が収納状態になり、主翼の前面にビーム刃を展開された。

 

そして、ファトゥム-01の本体が半分にたたまれる。

 

機首も折り畳まれ、そこから長いグリップが出てきたのだ。

 

(ファトゥム-01が…

剣に変形

しただと…ッ!?)

と、ファトゥム-01が剣に変形したのを見て、驚く狩部(カリベ)

 

しかし、驚いているヒマは無かった。

 

剣に変形したファトゥム-01を右上段にかまえたイナ([電])ヅマガンダム(セカンド)が、スラスターを全開にして、ゲル([狩部])ググ(イェーガー)に迫ってきたのだ―!!

 

「くそぉぉぉ…ッ!!」

と、ゲル([狩部])ググ(イェーガー)はビームサーベルを横に振って、イナ([電])ヅマガンダム(セカンド)の斬撃を受け止めた。

 

だが…

 

「な…ッ!?

ビームの刃が斬られている

だと…ッ!?」

 

剣と化したファトゥム-01のビーム刃が、徐々にゲル([狩部])ググ(イェーガー)のビームサーベルの刃を斬り裂いていっていたのだ。

 

そして…

 

ついに…!!

 

バ…バカなァ…ッ!?

 

ゲル([狩部])ググ(イェーガー)のビームサーベルの刃は斬られてしまった。

 

そしてそのまま、剣と化したファトゥム-01を一気に振り下ろしたイナ([電])ヅマガンダム(セカンド)ゲル([狩部])ググ(イェーガー)を両断した…!!

 

うわあああああ…ッ!!

 

イナ([電])ヅマガンダム(セカンド)の背後で…

 

両断されたゲル([狩部])ググ(イェーガー)は、大きな音をたてて爆発した…。

 

 

西(シャー)のジオングは、時雨のガンダムアサルトレインバレットと交戦していた―。

 

 

西(シャー)のジオングは、全身を青く塗った、無改造のジオングだ。

 

ジオ([西])ングは、有線式ハンドビームによるオールレンジ攻撃で、ガン([時雨])ダムアサルトレインバレットを追いまわしていた。

 

「どうした、どうした!?

逃げてばかりでは勝てないぞッ☆」

と、逃げまわるガン([時雨])ダムアサルトレインバレットを挑発する西(シャー)

 

両手だけでなく、本体の腰のメガ粒子砲も撃って、ガン([時雨])ダムアサルトレインバレットを追いまわすジオ([西])ング。

 

「逃げるだけしか出来ないとは、哀れだなぁ☆」

と、西(シャー)ガン([時雨])ダムアサルトレインバレットを嘲笑するが…

 

(とは言ったものの、ぜんぜん当たらねぇ…★)

と、内心では焦っていた。

 

だが…

 

(おっ…☆)

 

ガン([時雨])ダムアサルトレインバレットを、コロニーの外壁に追い詰めたのだ。

 

「ハハハッ☆

これで、どこにも逃げれまい☆

勝負あったなぁッ☆」

と、ジオ([西])ングはガン([時雨])ダムアサルトレインバレットの周囲と正面を抑え、勝ち誇るように笑った。

 

しかし―

 

[君には失望したよ…。]

と、時雨からの通信が入った。

 

「何…?

それは、どういう」

と、西(シャー)が時雨に訊き返そうとした…

 

その時―!!

 

ジオ([西])ングの有線ハンドビームのワイヤーが、ピンク色のビームによって撃ち抜かれたのだ。

 

な…なんだとォッ!?

と、あんな細いワイヤーをビームで撃ち抜かれたことに、驚く西(シャー)

 

[ふぅ…これで形勢逆転だね☆]

と、時雨からの通信が入る。

 

その声には、勝利を確信した余裕が感じられた。

 

(ちくしょう…ッ★

それにしても…

アイツ…

どうやって、ワイヤーを…?)

西(シャー)は、ビームが飛んできた方向を見た。

 

そこには、黒色に塗られた、コの字型をした物が浮かんでいた。

 

「あれは…

フィン・ファンネル…!?」

 

[まさか☆

僕にそんな高度な空間認識能力は無いよ★]

と、時雨からの通信が入る。

 

「なんだと…!?」

 

その時、その物体から伸びる何かが太陽の光に照らされて光った。

 

「あれは…

インコム…!?」

 

[ご名答☆

インコムの操作って、結構疲れるなぁ…。

さて…

そろそろ終わらせようか☆]

 

「ぬかせッ!!

ハンドビームを失って墜ちるジオングではないッ!!」

と、ジオ([西])ングは腰のメガ粒子砲を撃とうとした。

 

しかし、その前に、ガン([時雨])ダムアサルトレインバレットがロングバレルビームライフルを撃ち、ジオ([西])ングの胴体を撃ち抜いた。

 

ジオ([西])ングの胴体が爆発し、爆炎があがる。

 

しかし、その爆炎の中から、ジオングの頭が飛び出してきた。

 

「ハハハッ☆

ジオングのコクピットは、頭にあるんだよッ!!

【機動戦士ガンダム】を見直してくるんだなッ!!」

と言い放つ西(シャー)だったが…

 

[はぁ…★]

と、時雨のため息が、通信機から聞こえた。

 

それを聞いて、逆上する西(シャー)

 

「ふざけやがってェッ!!

こいつのメガ粒子砲でコックピットを撃ち抜いて、逆転勝ちしてやるゥッ!!」

 

だが、時雨は西(シャー)の怒りなど、意に介さない。

 

[君には、本当に失望したよ…。]

 

ジオングの頭の口部にあるメガ粒子砲が発射されようとした時…

 

ピンク色のビームが、ジオングの頭部を貫いた。

 

な…!?

 

呆気にとられる西(シャー)…。

 

そして…

 

ジオングの頭部は一瞬にして爆炎に包まれた…。

 

 

「ジオングのコクピットが頭にあるなんて…

それくらいの事は誰でも知ってるよ。

僕を馬鹿にしないでくれるかな…★」

と時雨は、あきれたように言い放った…。

 

 

こうして、ガンプラバトル全国大会の常連として知られる大久田高校ガンプラバトル部は、初戦で大会を去った…。

 

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