艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん -敗者達の栄光- 作:星龜
【艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん】
EP37『黄金の神盾と白不死鳥』より
https://syosetu.org/novel/170259/40.html
今日は、第30回ガンプラバトル全国大会小学生の部の県予選の初日で、
観客席から、館内に据えられているバトルステージを見た
(そうか…。
あれから、もう、16年になるのね…。)
と、16年前の…
第14回大会の事を思い出す―。
◇
◇
16年前―。
東京・国立ガンプラバトル競技場では、第14回ガンプラバトル全国大会2日目の試合が行われていた―。
大会2日目の第1試合は、月光華高校ガンプラバトル部と
大舞高校も、大会の常連校だ。
試合開始前、大舞高校の控室では、作戦会議が行われていた。
「私達の対戦相手の月光華高校だけど…
と、大舞高校ガンプラバトル部の部長の
が、部員の
「ヤヴェ学校ですね…★
【月華団】というチーム名を掲げてるんですが…
こいつら全員、元睦月型駆逐艦娘なんですよ…。」
と、タブレットを見ながら言う
身長155センチほどの、小柄な男だ。
「【月華団】?
【鉄華団】のパクリか?」
と言うのは、もう1人の部員の
身長170センチほどの、眼鏡をかけた男だ。
「実際、オルフェンズ系のガンプラを使っていますね…。
ただ、県予選で無改造のガンプラを使っていますから、それほど手強い相手ではなさそうですね。」
と、タブレットを見ながら言う
「バカッ!!
無改造のガンプラで全国に出てきたってことは、メチャメチャ強い
じゃないッ!!」
と、
そして
「ウチにも艦娘がいたらなぁ…。」
とつぶやく…。
いまや、全国大会に出場するガンプラバトル部の部員のほとんどが元艦娘であるのに対し、大舞高校ガンプラバトル部の部員は人間である。
深海棲艦との戦闘経験をそのままガンプラバトルに反映させる元艦娘に比べて、人間…ましてや学生に軍務経験など無いため、人間のガンプラバトルの実力は、どうしても元艦娘に劣るのだ。
それでも、こうして大舞高校が全国大会に出場できるのは、それだけの実力を持っているからだ―。
◇
試合開始時間になった。
バトルステージ前で、
そして、試合に出場する【月華団】のメンバー
三日月
睦月
文月
が操縦スペースへと向かうのを見た
3人とも、身長が150センチに満たないため、傍から見れば高校生には見えず、小学生っぽく見える。
(あんなのに負けたら、笑いもんだろうな…。)
と思いつつ、
◇
『Gun-pla Battel, Stand up.
Model damege level set to A.』
バトルシステムが立ち上がり、ダメージレベルが設定される。
『Please set your GP base.』
スロットにGPベースをセットする。
『Begining Plavsky particle dispersal.
Field 01, Space.』
プラフスキー粒子が舞い散り、バトルフィールドが形成される。
形成されたバトルフィールドは、スペースコロニー周辺の宇宙空間だった。
『Please set your Gun-pla.』
台座にガンプラをセットし、システムがそれぞれのガンプラを読み込み、ガンプラのメインカメラが発光する。
プラフスキー粒子で形成されたカタパルトがガンプラの周囲を覆い、ガンプラが発進体制に入る。
そして―
『Battle Start!』
「赤井 太陽ッ!!
M1アストレイ、行くぞッ!!」
「青井
ウィンダム、出ます!!」
「山都
フリーダムガンダム、出るぞッ!!」
「三日月。
ガンダムバルバトスルプスレイト、出撃します!!」
「睦月!!
睦月号、いざ参りますよー☆」
「文月。
文月・スペシャルマンロディ、出撃ですぅ☆」
両チームのガンプラが発進した―。
◇
宇宙空間を進む
3人とも、無改造のガンプラで、
まもなく、
正面モニターに、【月華団】の
「なによッ!!
メチャクチャ改造されてるじゃないッ!!」
と、
『そ…そんなこと、ボクに言われても…!?』
と叫ぶ
「ちょうどいい!!
そこの
『了解!!』
『了解!!』
と、
◆
宇宙空間を進む
三日月のガンダムバルバトスルプスレイト
睦月の睦月号
文月の文月・スペシャルマンロディ
三日月の
両肩側面には月華団のマークと、右肩正面には、三日月のパーソナルマークである、左曲がりの三日月が描かれている。
睦月の
左肩アーマーは、グレイズ改で使用されていたマウントラッチになっており、様々な武装を搭載可能となっている。
また、腰部にはガンダムバルバトス第6形態で使われていたスラスターが装備されている。
機体色は全身柳色で塗装されており、側頭部には、睦月のパーソナルマークである、上を向いて曲がっている黄色の三日月が描かれている。
文月の
武装は
頭部の2門のバルカン砲
両肩に可動式の機関砲
腰の両サイドに迫撃砲
両手にサブマシンガン
を装備している。
接近戦は基本的に想定しておらず、接近してくる敵を振り切るよう、装甲を削って、防御力と引き換えに機動力を向上させている。
機体色は白と黄色のツートンで、左肩に右上を向いて曲がった三日月と、その上を流れ星がクロスしている、文月のパーソナルマークが描かれている。
大舞の
睦月と文月に
『睦月ちゃん、文月ちゃん。
ミカが突っ込むから援護を!!』
と、瑞鳳からの通信が入る。
三日月は、前線での仲間への指示が苦手なため、【月華団】の団長の瑞鳳が指示を出すのだ。
「睦月に任せるにゃしぃ☆
文月ちゃん、行っくよー☆」
『はーい☆
援護するねぇ~☆』
と、
◇
両手に持つサブマシンガン
両肩に装備された機関砲
腰の両サイドの迫撃砲
を発射し、それに合わせて
「くそ…!!」
と、
その時、無数の岩石群の中を、一筋の青い閃光が駆けた。
「何だ!?」
青い閃光の正体は、
「やらせるかぁ!!」
と、
そして、そのまま一気に距離を詰めた。
「えっ…!?」
ビームサーベルを振り下ろした体勢のままの
「うわっ!?」
戦闘不能になった
「うがぁっ!?」
そこに、
「よくも…仲間を…!!」
と、
赤井と青井を瞬殺するような
「こうなったら、フルバーストでぶっ飛ばしてやる!!」
と、
腰の両サイドの
と
背中の
を一斉発射した。
しかし、
「なんて動きなんだよ!?」
と、
「この!!」
と、ビームサーベルを抜き放った
しかし、
そして、
そして、岩石に倒れる
[結構痛いですよ。]
という、三日月からの通信が入った。
(は?)
と、通信の内容の意味がわからず、首を傾げる、
「クソ…まだ…
ぐわぁっ!?」
どんどん壊れていくフリーダムガンダム…。
もはや、フリーダムガンダムは動けないが、それでも、ガンダムバルバトスルプスレイトはツインメイスでフリーダムガンダムを叩き続ける。
「降参だ…降参する!!」
と、
◇
大舞高校は、初戦で姿を消した…。
そして、大会終了後…
プラフスキー粒子製造工場の事故*1により、プラフスキー粒子の供給が止まったため、ガンプラバトルができなくなった。
それにより、ガンプラバトル部は休部となった。
その後、ガンプラバトルができるようになったが…
しかし、ガンプラバトル部休部とともに、元艦娘と人間との実力差を思い知った
その後、
◇
◇
高校卒業から3年後―。
子供も生まれ、幸せな生活を送っていた―。
そして、13年の月日が流れた…。
今日は、第30回ガンプラバトル全国大会小学の部の県予選の初日で、
観客席からバトルステージを見た
そして、今…
自分の息子が、あの場にいる―。
何の因果か、息子の