艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん -敗者達の栄光- 作:星龜
【艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん】
EP38『全国大会1回戦(前編)』より
https://syosetu.org/novel/170259/41.html
第14回ガンプラバトル全国大会1回戦3日目―。
聖ミリティア女学院高等部ガンプラバトル部の相手は、龍北高校ガンプラバトル部だった。
龍北高校チームの出場選手は
空母ヲ級
重巡リ級
戦艦ル級
と、3人とも深海棲艦だったのである―。
かつて、長良型軽巡洋艦娘であった鬼怒は、現在、聖ミリティア女学院高等部ガンプラバトル部の部員となっていた。
聖ミリティア女学院高等部チームの出場選手は、鬼怒と、人間であるジュンコと文子…。
正直、深海棲艦を相手にするには、心許ない…。
しかし…
(ん…?)
と、聞き耳をたてる鬼怒。
何やら、ヲ級、リ級、ル級が言い争っているようなのだ。
(ひょっとしたら、あの3人…
それほど、仲が良くないのかも…?
だとしたらチャンスだね…☆)
と思う鬼怒。
かくして、聖ミリティア女学院高等部ガンプラバトル部と龍北高校ガンプラバトル部の試合が始まった―。
◆
「ヲ級のXラウンダー能力があれば余裕ヲー☆」
と、荒野を行く龍北高校チームの3機のガンプラの中から1機、突出していく
大きく湾曲したアンテナを持ち
胸部にクリアーオレンジの円形パーツと
両肩には長方形型のシールド
ハイヒール状の脚部
そして、大きなマントを思わせるバックパックを装備した黒と白のツートンカラーの
空母ヲ級の
「ヲッヲー☆
先手必勝ヲー☆」
と、
射出されたXファングは、周囲を飛びながら
「ヲッヲー☆
動きが見えるヲー☆」
と、ヲ級が何かを見つけると、Xファングはそこに向かって、一斉に飛んでいった―。
◇
荒野を行く、聖ミリティア女学院高等部チームの
鬼怒のV2ガンダム
ジュンコのガンイージ
文子のホワイトアット
しばらく進むと…
《きゃあぁあぁ…!!〉
と、通信機から、文子の悲鳴が響いた…!!
「文子!?
どうしたのぉ、文子ぉ!!」
と、鬼怒が呼びかけるが、文子からの応答は無かった…。
レーダーを見れば、
どうやら、奇襲をうけ、撃墜されてしまったようだ。
「ジュンコ先輩!!
気をつけてくださいねぇ!!
すでに敵に捕捉されているようだよぉ!!」
と、ジュンコに警戒を呼びかける鬼怒。
《いたわッ!!
11時の方向ッ!!〉
と、ジュンコからの通信が入る。
(!?)
(オギュルディアアストレイ…
ヲ級…!!)
と、正面モニターに表示された敵機のデータを見る鬼怒。
さらに、レーダー画面には、
(ヲ級が先行して、後方からリ級とル級が援護…
といったところかな?)
とみる鬼怒。
(ならば、この状況を逆に利用して、各個撃破していこう…!!)
と考える鬼怒。
「ジュンコ先輩!!
ヲ級から撃破しよう!!」
とジュンコに進言する鬼怒。
《わかったわッ!!
援護、お願いッ!!〉
と、ジュンコからの通信が入った。
「そんなものッ!!」
と、
「な…ッ!?」
「そ…そんな…ッ!?」
と、爆散する
しかし…
まるで、
「えっ…!?」
「うっそぉ…!?」
と、爆散する
「おい、ヲ級!!
いい加減、まわりと動きを合わせてくれ!!」
「でないと、これから先、勝てなくなるかもしれなくなる!!」
と、リ級とル級は、ヲ級の独断先行を諌めたが
「ヲッヲー☆
ヲ級に追いつけないのが悪いんじゃないかヲー?」
と、ヲ級はまったく、意に介さなかった…。
◇
こうして、聖ミリティア女学院高等部ガンプラバトル部は、龍北高校ガンプラバトル部のヲ級1人の前に、ビームライフルを1発も撃つことなく敗れ去った…。
(ま、仕方無いよね…★)
と思う鬼怒。
一矢報いようとしたものの
ヲ級に動きを先読みされ
てしまったのだ。
どう足掻いても、勝てる相手ではなかったのだ…。
(また来年…
ここに戻ってくるからね…☆)
と誓い、聖ミリティア女学院高等部ガンプラバトル部は会場を後にした…。