艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん -敗者達の栄光-   作:星龜

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敗者達の栄光(13)


 

【艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん】

EP38『全国大会1回戦(前編)』より

https://syosetu.org/novel/170259/41.html

 


 

第14回ガンプラバトル全国大会1回戦3日目―。

 

 

聖ミリティア女学院高等部ガンプラバトル部の相手は、龍北高校ガンプラバトル部だった。

 

龍北高校チームの出場選手は

空母ヲ級

重巡リ級

戦艦ル級

と、3人とも深海棲艦だったのである―。

 

 

かつて、長良型軽巡洋艦娘であった鬼怒は、現在、聖ミリティア女学院高等部ガンプラバトル部の部員となっていた。

 

聖ミリティア女学院高等部チームの出場選手は、鬼怒と、人間であるジュンコと文子…。

 

正直、深海棲艦を相手にするには、心許ない…。

 

 

しかし…

 

(ん…?)

と、聞き耳をたてる鬼怒。

 

何やら、ヲ級、リ級、ル級が言い争っているようなのだ。

 

(ひょっとしたら、あの3人…

それほど、仲が良くないのかも…?

だとしたらチャンスだね…☆)

と思う鬼怒。

 

 

かくして、聖ミリティア女学院高等部ガンプラバトル部と龍北高校ガンプラバトル部の試合が始まった―。

 

 

「ヲ級のXラウンダー能力があれば余裕ヲー☆」

と、荒野を行く龍北高校チームの3機のガンプラの中から1機、突出していく機体(ガンプラ)があった。

 

大きく湾曲したアンテナを持ち

胸部にクリアーオレンジの円形パーツと

両肩には長方形型のシールド

ハイヒール状の脚部

そして、大きなマントを思わせるバックパックを装備した黒と白のツートンカラーの機体(ガンプラ)

空母ヲ級の愛機(ガンプラ)・オギュルディアアストレイだ―。

 

「ヲッヲー☆

先手必勝ヲー☆」

と、オギ([ヲ級])ュルディアアストレイは、両脚部に装備されたXファングを射出した。

 

射出されたXファングは、周囲を飛びながらオギ([ヲ級])ュルディアアストレイに追随していたが…

 

「ヲッヲー☆

動きが見えるヲー☆」

と、ヲ級が何かを見つけると、Xファングはそこに向かって、一斉に飛んでいった―。

 

 

荒野を行く、聖ミリティア女学院高等部チームの機体(ガンプラ)

鬼怒のV2ガンダム

ジュンコのガンイージ

文子のホワイトアット

 

しばらく進むと…

 

《きゃあぁあぁ…!!〉

と、通信機から、文子の悲鳴が響いた…!!

 

「文子!?

どうしたのぉ、文子ぉ!!」

と、鬼怒が呼びかけるが、文子からの応答は無かった…。

 

レーダーを見れば、ホワ([文子])イトアットの反応も無かった。

 

どうやら、奇襲をうけ、撃墜されてしまったようだ。

 

「ジュンコ先輩!!

気をつけてくださいねぇ!!

すでに敵に捕捉されているようだよぉ!!」

と、ジュンコに警戒を呼びかける鬼怒。

 

《いたわッ!!

11時の方向ッ!!〉

と、ジュンコからの通信が入る。

 

(!?)

 

V2([鬼怒])ガンダムのレーダーも、ホワ([文子])イトアットを撃墜したらしい、敵機の機影を捉えた。

 

(オギュルディアアストレイ…

ヲ級…!!)

と、正面モニターに表示された敵機のデータを見る鬼怒。

 

さらに、レーダー画面には、オギ([ヲ級])ュルディアアストレイの後方から来る、リ級の愛機(ガンプラ)・リギリンドペイルライダーとル級の愛機(ガンプラ)・ルギリスヴァサーゴの機影が映されていた。

 

(ヲ級が先行して、後方からリ級とル級が援護…

といったところかな?)

とみる鬼怒。

 

(ならば、この状況を逆に利用して、各個撃破していこう…!!)

と考える鬼怒。

 

「ジュンコ先輩!!

ヲ級から撃破しよう!!」

とジュンコに進言する鬼怒。

 

《わかったわッ!!

援護、お願いッ!!〉

と、ジュンコからの通信が入った。

 

V2([鬼怒])ガンダムとガンイー([ジュンコ])ジは、オギ([ヲ級])ュルディアアストレイに立ち向かっていったが…

 

オギ([ヲ級])ュルディアアストレイは、胸部のクリアパーツから黄色のビームを発射した。

 

「そんなものッ!!」

と、ガンイー([ジュンコ])ジはビームシールドで防ごうとしたが…

 

な…ッ!?

 

オギ([ヲ級])ュルディアアストレイの胸部のクリアパーツから発射された黄色のビームは、ガンイー([ジュンコ])ジのビームシールドを撃ち抜いた―!!

 

そ…そんな…ッ!?

と、爆散するガンイー([ジュンコ])ジ…。

 

 

ガンイー([ジュンコ])ジが爆散したのを見た鬼怒は、正面から行くのは不利と見て、左に回り込もうとした。

 

しかし…

 

オギ([ヲ級])ュルディアアストレイは

まるで、V2([鬼怒])ガンダムの動きを先読みしていたかのような

V2([鬼怒])ガンダムの移動先を狙って、右手に持つビームライフルを撃った。

 

えっ…!?

 

オギ([ヲ級])ュルディアアストレイの、まるでV2([鬼怒])ガンダムの動きを先読みしていたかのような射撃は、寸分狂わず、V2([鬼怒])ガンダムに直撃した…。

 

うっそぉ…!?

と、爆散するV2([鬼怒])ガンダム…。

 

 

リギ([リ級])リンドペイルライダーとルギ([ル級])リスヴァサーゴがオギ([ヲ級])ュルディアアストレイに追いついた時に、試合は終了した…。

 

「おい、ヲ級!!

いい加減、まわりと動きを合わせてくれ!!」

 

「でないと、これから先、勝てなくなるかもしれなくなる!!」

と、リ級とル級は、ヲ級の独断先行を諌めたが

 

「ヲッヲー☆

ヲ級に追いつけないのが悪いんじゃないかヲー?」

と、ヲ級はまったく、意に介さなかった…。

 

 

こうして、聖ミリティア女学院高等部ガンプラバトル部は、龍北高校ガンプラバトル部のヲ級1人の前に、ビームライフルを1発も撃つことなく敗れ去った…。

 

(ま、仕方無いよね…★)

と思う鬼怒。

 

一矢報いようとしたものの

ヲ級に動きを先読みされ

てしまったのだ。

 

どう足掻いても、勝てる相手ではなかったのだ…。

 

(また来年…

ここに戻ってくるからね…☆)

と誓い、聖ミリティア女学院高等部ガンプラバトル部は会場を後にした…。

 

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