艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん
EP39 全国大会1回戦(後編)より
https://syosetu.org/novel/170259/42.html
第14回ガンプラバトル全国大会1回戦4日目―。
三矢学園高等部ガンプラバトル部の相手は、元秋月型駆逐艦娘の秋月、初月、涼月を擁する平守高校ガンプラバトル部だった…。
試合前、三矢学園チームは控室で作戦を練っていた。
「相手は、元秋月型駆逐艦娘で結成されているチームだ。
相手は元防空駆逐艦娘…すなわち、射撃のエキスパートだ。
射撃戦においては、まず勝てる相手ではない。
そこで、射撃をかいくぐり、接近戦にもちこむのだ。」
という作戦を伝える、監督の森 元就、御歳68歳。
元就監督の指示に
「「「はいっ!!」」」
と答える、部員の
守利 隆元(タカ)
吉川 元春(ハル)
早川 隆景(カゲ)
やがて、試合開始時間が来たため、元就監督を先頭に
隆元
元春
隆景
は試合会場に向かった―。
◇
三矢学園高等部ガンプラバトル部と平守高校ガンプラバトル部との対戦が始まった。
バトルフィールドは、重油備蓄基地と、墜落した大型輸送機が目を引く砂漠だった。
その広大な砂漠を往く
隆元のアヘッド
元春のイナクト
隆景のGN-XIV
まもなく、レーダーが、上空から接近してくる2機の機体を捉えた。
右肩に、丸みを帯びた大型シールドを装備し
右膝には、他の機体の装甲板が取り付けられており
頭部の右側の2本のアンテナが折れ
オレンジ色と緑色のオッドアイのメインカメラの
オレンジ色と白のツートンカラーの秋月の愛機・ウイングガンダムゼロアラン
と
背中に2つのGNドライヴを装備して
右腰に長剣、左腰に短剣を備え
緑色のクリアパーツの刃を持つ楕円状のシールドと
ガンダムエクシアのGNソードを装備した、青、赤、白に塗り分けられた初月の愛機・ガンダムダブルオーエクシアだ。
《どうなっている?
2機しかいないぞ!?〉
と、元春からの通信が入る。
「たぶん、後方からの支援担当だろう。
なら、この状況を逆に利用して、数で押して、各個撃破する!!
まずは牽制だ!!」
と指示を出す隆元。
アヘッド
イナクト
GN-XIV
が射撃を開始する。
ウイングガンダムゼロアランとガンダムダブルオーエクシアは、素早い身のこなしで回避すると、ウイングガンダムゼロアランは分割したツインバスターライフルで…
ガンダムダブルオーエクシアはGNソードのライフルモードで反撃してきた。
激しい射撃戦となったが、向こうも当てるつもりはないのか、威嚇射撃のようだった。
やがて、ガンダムダブルオーエクシアがGN-XIVに向かって来た。
「来るか…!!」
と、左肩に装備していたGNバスターソードを右手に持つGN-XIV。
ガンダムダブルオーエクシアは、GNソードのライフルモードで牽制しながら、左手で左腰の短剣を逆手に握ると、機体のスピードを乗せて一気に斬りかかった―!!
「なんの!!」
と、GN-XIVはGNバスターソードで受け止めたが、ガンダムダブルオーエクシアのスピードに押されてしまった。
「くそっ!!」
と、GN-XIVは押し返そうとするも、ツインドライヴシステムではないとはいえ、太陽炉を2基搭載しているガンダムダブルオーエクシアの出力にはかなわない…。
一方、ウイングガンダムゼロアランは左手に持つツインバスターライフルを撃ちながら、右手で左肩の上部ハッチからビームサーベルを抜き、アヘッドに迫っていった。
「負けるかっ!!」
と、GNビームサーベルを抜くアヘッド。
そして、ウイングガンダムゼロアランに斬りかかったが…
ウイングガンダムゼロアランは右に回避すると、素早くアヘッドの背後に回り込み、ビームサーベルでアヘッドを両断した―!!
「そんなバカなぁあぁっ!?」
と、爆散するアヘッド…。
◇
三矢学園チームの元就監督も、隆元の敗北に驚いていた…。
元防空駆逐艦娘は射撃のエキスパートだが、接近戦は苦手だとみていた。
しかし、隆元は接近戦で敗れた…。
元秋月型駆逐艦娘は射撃戦だけでなく、接近戦においても一流だったのだ…。
◇
「よくも隆元をーッ!!」
と、イナクトがリニアライフルを撃ちながら、ウイングガンダムゼロアランに迫っていった。
アヘッドを撃墜して油断していたのか、ウイングガンダムゼロアランはイナクトの攻撃を回避できず、被弾して体勢を崩してしまった。
「もらったぁッ!!」
と、ソニックブレイドでウイングガンダムゼロアランに斬りかかろうとするイナクト。
だが!!
イナクトの遥か後方から、ピンク色のビームが飛んできて、イナクトの左肩を撃ち抜いた。
「なにぃッ!?」
と、驚く元春。
体勢を立て直そうとするイナクトだったが…
立て続けにそのビームは飛んできて、右肩と両膝を撃ち抜かれた…!!
完全に制御不能となって、落下して行くイナクトに、最後のビームが命中し、イナクトは爆散した…。
イナクトを撃墜したのは
両肩に大型のGNシールドと
両膝と腰裏に計7つのGNシールドビットを装備し
ガンダムデュナメスとケルディムガンダムのGNスナイパーライフルを両手に握った
白とグレーのツートンカラーの涼月の愛機・ガンダムデュナメス・ハイスナイプだった…。
ガンダムダブルオーエクシアに押されてしまったGN-XIVだったが…
「接近戦を挑んできたわりには、たいしたことねぇな!!」
と、GNバスターソードを振り下ろすGN-XIV。
〈ものは言いようだね…!!》
と、GN-XIVか振り下ろしたGNバスターソードを、GNソードで受け止めるガンダムダブルオーエクシア。
GN-XIVのGNバスターソードを払いのけ、GNソードでGN-XIVに斬りかかるガンダムダブルオーエクシア。
「無理すんなよ…!!」
と、ガンダムダブルオーエクシアの攻撃を受け止めるGN-XIV。
ガンダムダブルオーエクシアとGN-XIVの剣戟に、ウイングガンダムゼロアランがツインバスターライフルを放ちながら近づいてきた。
「ぬわぁっ!?」
と、ウイングガンダムゼロアランのツインバスターライフルから放たれた大出力ビームが、GN-XIVの右膝を撃ち抜いた。
さらに、別の方向から飛んできたビームが、GN-XIVの左腕を撃ち抜いた。
そして…
「これで終わりだ…!!」
と、GNソードでGN-XIVを真っ二つにするガンダムダブルオーエクシア―。
◇
こうして、三矢学園チームは、もっとも警戒していたはずの、元秋月型駆逐艦娘の驚異的な射撃の前に敗れ去ったのだった…。