艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん -敗者達の栄光-   作:星龜

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敗者達の栄光(3-1)

 

艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん

EP17【荒野を裂く炎】より

 


 

2019年に行われた第13回ガンプラバトル全国大会の地区予選にて、陽炎と不知火が所属する最照光(さてらいと)学園ガンプラバトル部は、時雨のいる暁学園ガンプラバトル部に敗れた…。

 

 

あれから1年―。

 

第14回ガンプラバトル全国大会の地区予選まで、あと1ヶ月と迫った。

 

昨年の雪辱を果たそうと、陽炎と不知火は最照光学園ガンプラバトル部の部室で、愛機の調整に余念がなかった。

 

 

「不知火。

どんな感じ?」

と言ったのは、狐色のセミロングの髪を大きなツインテールにして、黄色のリボンを付けた、目尻がキリッとした少女だった。

 

彼女の名は陽炎。

 

戦時中、陽炎型駆逐艦娘として活躍した、元艦娘だ。

 

 

「なかなか、いい感じに仕上がったわ☆」

と、ピンク色の髪をゴムで短いポニーテールにした、スカイブルー色の目の少女が言う。

 

彼女の名は不知火。

 

陽炎型駆逐艦娘の2番艦として、戦時中、陽炎とともに幾多の戦場を駆けめぐってきた、元艦娘だ。

 

明るく楽天的な性格の陽炎に対し、不知火は、非常にクールで、礼儀正しい性格をしている。

 

 

練習の成果に、手応えを感じたのだろう。

 

不知火の、珍しく、弾んだ声を聞いた陽炎は、安堵した表情をした。

 

そして、まずは打倒暁学園に、闘志を燃やすのだった…。

 

 

そして…

 

第14回ガンプラバトル全国大会地区予選3回戦で…

 

最照光学園ガンプラバトル部は、暁学園ガンプラバトル部と対戦することになった―。

 

 

バトルステージ前で対峙する

陽炎

不知火

夕立

時雨

の5人―。

 

 

「陽炎、不知火。

ひさしぶりだね。」

と、時雨が陽炎と不知火に声をかけた。

 

「ひさしぶりね、時雨…。

でも、今日のバトル…

悪いけど、私達が勝たせてもらうわ☆」

と、人差し指を時雨に突き付ける陽炎。

 

「その様子だと、相当自信があるっぽい?」

と訊く夕立に

 

「当り前よ☆

去年の様に行くと思わないでね☆」

と言い放つ陽炎。

 

「去年の屈辱…

晴らさせてもらいますっ!!」

と、闘志を燃やす不知火。

 

「はわわ…★

電も気合入れていかないとなのです…★」

と、不知火に気圧されてしまう電…。

 

「残念だけど、今年も僕達が勝たせてもらうよ…。

僕達にも、負けられない理由があるからね…!!」

と時雨は言い返し、ガンプラ操縦スペースに向かう。

 

「あぁっ、待つっぽい★」

と、時雨に続く夕立と電。

 

 

「行くわよ…!!」

と、陽炎と不知火も、ガンプラ操縦スペースに向かう―。

 

 

『Gun-pla Battle, Combat mode,Stand up.

Mode damage,level set to B.』

 

バトルシステムが起動し、ダメージレベルが設定される。

 

 

『Please set your GPbase.

Beginning Plavsky particle dispersal.』

 

幾億万のプラフスキー粒子がバトルシステムから放出され、バトルフィールドが形成される。

 

形成されたバトルフィールドは、大小様々な岩山がそびえ立ち、砂塵が舞う、高く上がった太陽が照らす荒野だった。

 

 

『Please set your Gun-pla.』

 

電達3人と、陽炎と不知火が、それぞれのガンプラを目の前の台座にセットする。

 

システムがそれぞれのガンプラを読み取り、ガンプラのメインカメラが光る。

 

そして、ホログラムの操縦スペースが展開され、球状の操縦桿をそれぞれが握りしめる。

 

 

そして―

 

『Battle Start!!』

 

 

「電!!

イナヅマガンダム、出撃です!!」

 

「時雨!!

ガンダムレインバレット、行くよ!!」

 

「夕立!!

ユニコーンガンダムナイトメア、出撃っぽい!!」

 

 

「不知火。

ガンダム(エックス)ブルーフレア、出撃します!!」

 

「陽炎。

ガンダムDX(ダブルエックス)イフリーティア、出撃しまーす!!」

 

 

両チームのガンプラが発進した―。

 

 

荒野に降り立つ

陽炎のガンダムDX(ダブルエックス)イフリーティア

不知火のガンダム(エックス)ブルーフレア。

 

 

陽炎の愛機(ガンプラ)

ガンダムDX(ダブルエックス)イフリーティア

は、ガンダムDX(ダブルエックス)をベースに、白、赤、黒で塗り分けられた、格闘戦に特化したガンプラである。

 

そして

 

不知火の愛機(ガンプラ)

ガンダム(エックス)ブルーフレア

は、ガンダム(エックス)をベースに、青、メタリックスカイブルー、白で塗り分けられた、機動性を強化したガンプラだ。

 

とくに、乱戦を想定して増設されたスラスターはガンダム(エックス)本来の装備であるリフレクトスラスターと合わせて、凄まじい推力を発揮する。

 

 

しかし、この2機の最大の特徴は

ソーラーシステムを使うことで、サテライトシステム無しでサテライトキャノンを撃てる

ことだ。

 

ソーラーシステムとは、【ガンダムビルドファイターズ】に登場する

太陽光をエネルギーに変換するシステム

だが、ガンダムDX(ダブルエックス)イフリーティア

とガンダム(エックス)ブルーフレアは

プラフスキー粒子をエネルギーに変換する

のである。

 

もちろん、サテライトシステムも装備されているが、バトルフィールドが、必ずしも月のある夜ではないため、ソーラーシステムを搭載しているのだ。

 

 

空を飛んでくる

電のイナヅマガンダム

時雨のガンダムレインバレット

夕立のユニコーンガンダムナイトメア

を捕捉する、ガンダムDX(ダブルエックス)イフリーティアとガンダム(エックス)ブルーフレア。

 

「先制攻撃をかけるわよ!!

ソーラーシステム、起動!!」

 

『了解!!』

 

ソーラーシステムを起動させる、ガンダムDX(ダブルエックス)イフリーティアとガンダム(エックス)ブルーフレア。

 

ガンダムDX(ダブルエックス)イフリーティアは、背中の金色に輝く6枚のリフレクターと、ツインサテライトキャノンを展開する。

 

ガンダム(エックス)ブルーフレアは、背中のX字型のリフレクターと、サテライトキャノンを展開する。

 

ソーラーシステムにより、周囲のプラフスキー粒子が吸収され、エネルギーに変換されていく。

 

『エネルギーチャージ、完了!!』

と、不知火からの通信が入る。

 

「こっちも完了!!

いくわよッ☆」

 

『了解!!』

 

いっけぇぇぇ…ッ!!

 

ガンダムDX(ダブルエックス)イフリーティアはツインサテライトキャノンを…

 

ガンダム(エックス)ブルーフレアはサテライトキャノンを発射する―!!

 

 

空を飛ぶ

電のイナヅマガンダム

時雨のガンダムレインバレット

夕立のユニコーンガンダムナイトメア

 

空を飛ぶといっても、実際に空を飛べるのはイナヅマガンダムだけで、ユニコーンガンダムナイトメアは、イナヅマガンダムのファトゥム-01に乗っており、ガンダムレインバレットにいたっては、イナヅマガンダムが抱えている…。

 

 

「このフィールドは、見通しが良すぎるな…。

さて…どうしたものかな…?」

と、時雨がつぶやく。

 

今回のフィールドである荒野は、見通しが良過ぎるため、狙撃機体であるガンダムレインバレットにとっては、身を隠せる場所が無いため、相性が良くない…。

 

「とりあえず、夕立が先行するっぽい!!」

と言って、ファトゥム-01に乗ったユニコーンガンダムナイトメアが全速で前進した。

 

「夕立さん!!

無理に突っ込んだら危険なのです!!」

と、電が慌てて制止しようとしたら…

 

前方から、高熱源体接近の警報が鳴った。

 

「何なのです…?」

と、電が正面モニターを見たら…

 

荒野の果てから、青白い大きな光の塊が向かって来た―!!

 

イナヅマガンダムは、慌てて回避したが、光の塊が通過する余波で、体勢を崩してしまい、墜落してしまった。

 

ユニコーンガンダムナイトメアも、光の塊が通過する余波で体勢を崩してしまい、墜落してしまった。

 

 

「な…何だったんだ、今のは…!?」

と、ガンダムレインバレットが、光の塊が飛んできた方を見てみると…

 

荒野の先―

 

そこには、リフレクターを展開した、ガンダムDX(ダブルエックス)イフリーティアと、ガンダム(エックス)ブルーフレアの姿があった―。

 

 

『第1射、失敗です。』

と、不知火からの通信が入る。

 

「避けられちゃったか…★

仕方ない…

前に出て攻撃よ!!

不知火。

電は、あたしが相手するわ!!

時雨と夕立を頼むわよ!!」

 

『了解!!

徹底的に追い詰めてやるっ!!』

 

ガンダムDX(ダブルエックス)イフリーティアは、イナヅマガンダムに…

 

ガンダム(エックス)ブルーフレアは、ガンダムレインバレットと、ユニコーンガンダムナイトメアに立ち向かう―!!

 

 

「サテライトキャノンの奇襲を回避するなんて、なかなかやるわね☆

でも―!!」

と、ガンダムDX(ダブルエックス)イフリーティアは、腰の両サイドアーマーに装備されたビームサーベルを抜き放ち、柄同士を連結させて、イナヅマガンダムに迫った。

 

イナヅマガンダムもビームサーベルを抜き放ち、ガンダムDX(ダブルエックス)イフリーティアの攻撃を受け止める―。

 

 

一方、ガンダム(エックス)ブルーフレアは、サテライトキャノンの後部から抜き放った大型ビームソードを握りしめ、ガンダムレインバレットに迫る。

 

ガンダムレインバレットは、ロングバレルビームライフルを撃ちながら後退していくが、ガンダム(エックス)ブルーフレアに追いつかれてしまった。

 

はあぁっ!!

と、大型ビームソードを振るうガンダム(エックス)ブルーフレア。

 

ガンダムレインバレットはバイポットシールドで防ぐが、バイポットシールドは簡単に両断されてしまった。

 

ガンダムレインバレットは、バイポットシールドとロングバレルビームライフルを捨て、ビームサーベルを抜いた。

 

「そこっ!!」

と、ガンダムレインバレットに斬りかかるガンダム(エックス)ブルーフレア。

 

それに対し、ガンダムレインバレットは胸に装備されたマシンキャノンを撃つ。

 

至近距離からの攻撃だったため、さすがのガンダム(エックス)ブルーフレアも回避できず、被弾してしまう。

 

「流石ですね、時雨さん…。

しかし…

どれだけ耐えられますか…ッ!?

と、再びガンダムレインバレットに斬りかかるガンダム(エックス)ブルーフレア。

 

ガンダムレインバレットは、今度はビームピストルを撃ったが…

 

甘いッ!!

と、スラスターを全開にして、ガンダムレインバレットからの射撃を回避するガンダム(エックス)ブルーフレア。

 

そして、ガンダムレインバレットの背後に回り込んだ。

 

もらったぁッ!!

と、ガンダムレインバレットに斬りかかろうとしたら―

 

[やらせないっぽぉいッ!!]

と、左からMMI-710 レーザー対艦刀(エクスカリバー)を両手に持ったユニコーンガンダムナイトメアが迫ってきた―。

 

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