艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん -敗者達の栄光- 作:星龜
艦これ×ガンダム ガンダムビルド艦隊これくしょん
EP17【荒野を裂く炎】より
2019年に行われた第13回ガンプラバトル全国大会の地区予選にて、陽炎と不知火が所属する
あれから1年―。
第14回ガンプラバトル全国大会の地区予選まで、あと1ヶ月と迫った。
昨年の雪辱を果たそうと、陽炎と不知火は最照光学園ガンプラバトル部の部室で、愛機の調整に余念がなかった。
「不知火。
どんな感じ?」
と言ったのは、狐色のセミロングの髪を大きなツインテールにして、黄色のリボンを付けた、目尻がキリッとした少女だった。
彼女の名は陽炎。
戦時中、陽炎型駆逐艦娘として活躍した、元艦娘だ。
「なかなか、いい感じに仕上がったわ☆」
と、ピンク色の髪をゴムで短いポニーテールにした、スカイブルー色の目の少女が言う。
彼女の名は不知火。
陽炎型駆逐艦娘の2番艦として、戦時中、陽炎とともに幾多の戦場を駆けめぐってきた、元艦娘だ。
明るく楽天的な性格の陽炎に対し、不知火は、非常にクールで、礼儀正しい性格をしている。
練習の成果に、手応えを感じたのだろう。
不知火の、珍しく、弾んだ声を聞いた陽炎は、安堵した表情をした。
そして、まずは打倒暁学園に、闘志を燃やすのだった…。
◇
そして…
第14回ガンプラバトル全国大会地区予選3回戦で…
最照光学園ガンプラバトル部は、暁学園ガンプラバトル部と対戦することになった―。
バトルステージ前で対峙する
陽炎
不知火
と
電
夕立
時雨
の5人―。
「陽炎、不知火。
ひさしぶりだね。」
と、時雨が陽炎と不知火に声をかけた。
「ひさしぶりね、時雨…。
でも、今日のバトル…
悪いけど、私達が勝たせてもらうわ☆」
と、人差し指を時雨に突き付ける陽炎。
「その様子だと、相当自信があるっぽい?」
と訊く夕立に
「当り前よ☆
去年の様に行くと思わないでね☆」
と言い放つ陽炎。
「去年の屈辱…
晴らさせてもらいますっ!!」
と、闘志を燃やす不知火。
「はわわ…★
電も気合入れていかないとなのです…★」
と、不知火に気圧されてしまう電…。
「残念だけど、今年も僕達が勝たせてもらうよ…。
僕達にも、負けられない理由があるからね…!!」
と時雨は言い返し、ガンプラ操縦スペースに向かう。
「あぁっ、待つっぽい★」
と、時雨に続く夕立と電。
「行くわよ…!!」
と、陽炎と不知火も、ガンプラ操縦スペースに向かう―。
◇
『Gun-pla Battle, Combat mode,Stand up.
Mode damage,level set to B.』
バトルシステムが起動し、ダメージレベルが設定される。
『Please set your GPbase.
Beginning Plavsky particle dispersal.』
幾億万のプラフスキー粒子がバトルシステムから放出され、バトルフィールドが形成される。
形成されたバトルフィールドは、大小様々な岩山がそびえ立ち、砂塵が舞う、高く上がった太陽が照らす荒野だった。
『Please set your Gun-pla.』
電達3人と、陽炎と不知火が、それぞれのガンプラを目の前の台座にセットする。
システムがそれぞれのガンプラを読み取り、ガンプラのメインカメラが光る。
そして、ホログラムの操縦スペースが展開され、球状の操縦桿をそれぞれが握りしめる。
そして―
『Battle Start!!』
「電!!
イナヅマガンダム、出撃です!!」
「時雨!!
ガンダムレインバレット、行くよ!!」
「夕立!!
ユニコーンガンダムナイトメア、出撃っぽい!!」
「不知火。
ガンダム
「陽炎。
ガンダム
両チームのガンプラが発進した―。
◇
荒野に降り立つ
陽炎のガンダム
と
不知火のガンダム
陽炎の
ガンダム
は、ガンダム
そして
不知火の
ガンダム
は、ガンダム
とくに、乱戦を想定して増設されたスラスターはガンダム
しかし、この2機の最大の特徴は
ソーラーシステムを使うことで、サテライトシステム無しでサテライトキャノンを撃てる
ことだ。
ソーラーシステムとは、【ガンダムビルドファイターズ】に登場する
太陽光をエネルギーに変換するシステム
だが、ガンダム
とガンダム
プラフスキー粒子をエネルギーに変換する
のである。
もちろん、サテライトシステムも装備されているが、バトルフィールドが、必ずしも月のある夜ではないため、ソーラーシステムを搭載しているのだ。
空を飛んでくる
電のイナヅマガンダム
時雨のガンダムレインバレット
夕立のユニコーンガンダムナイトメア
を捕捉する、ガンダム
「先制攻撃をかけるわよ!!
ソーラーシステム、起動!!」
『了解!!』
ソーラーシステムを起動させる、ガンダム
ガンダム
ガンダム
ソーラーシステムにより、周囲のプラフスキー粒子が吸収され、エネルギーに変換されていく。
『エネルギーチャージ、完了!!』
と、不知火からの通信が入る。
「こっちも完了!!
いくわよッ☆」
『了解!!』
「いっけぇぇぇ…ッ!!」
ガンダム
ガンダム
◆
空を飛ぶ
電のイナヅマガンダム
時雨のガンダムレインバレット
夕立のユニコーンガンダムナイトメア
空を飛ぶといっても、実際に空を飛べるのはイナヅマガンダムだけで、ユニコーンガンダムナイトメアは、イナヅマガンダムのファトゥム-01に乗っており、ガンダムレインバレットにいたっては、イナヅマガンダムが抱えている…。
「このフィールドは、見通しが良すぎるな…。
さて…どうしたものかな…?」
と、時雨がつぶやく。
今回のフィールドである荒野は、見通しが良過ぎるため、狙撃機体であるガンダムレインバレットにとっては、身を隠せる場所が無いため、相性が良くない…。
「とりあえず、夕立が先行するっぽい!!」
と言って、ファトゥム-01に乗ったユニコーンガンダムナイトメアが全速で前進した。
「夕立さん!!
無理に突っ込んだら危険なのです!!」
と、電が慌てて制止しようとしたら…
前方から、高熱源体接近の警報が鳴った。
「何なのです…?」
と、電が正面モニターを見たら…
荒野の果てから、青白い大きな光の塊が向かって来た―!!
イナヅマガンダムは、慌てて回避したが、光の塊が通過する余波で、体勢を崩してしまい、墜落してしまった。
ユニコーンガンダムナイトメアも、光の塊が通過する余波で体勢を崩してしまい、墜落してしまった。
「な…何だったんだ、今のは…!?」
と、ガンダムレインバレットが、光の塊が飛んできた方を見てみると…
荒野の先―
そこには、リフレクターを展開した、ガンダム
◆
『第1射、失敗です。』
と、不知火からの通信が入る。
「避けられちゃったか…★
仕方ない…
前に出て攻撃よ!!
不知火。
電は、あたしが相手するわ!!
時雨と夕立を頼むわよ!!」
『了解!!
徹底的に追い詰めてやるっ!!』
ガンダム
ガンダム
「サテライトキャノンの奇襲を回避するなんて、なかなかやるわね☆
でも―!!」
と、ガンダム
イナヅマガンダムもビームサーベルを抜き放ち、ガンダム
一方、ガンダム
ガンダムレインバレットは、ロングバレルビームライフルを撃ちながら後退していくが、ガンダム
「はあぁっ!!」
と、大型ビームソードを振るうガンダム
ガンダムレインバレットはバイポットシールドで防ぐが、バイポットシールドは簡単に両断されてしまった。
ガンダムレインバレットは、バイポットシールドとロングバレルビームライフルを捨て、ビームサーベルを抜いた。
「そこっ!!」
と、ガンダムレインバレットに斬りかかるガンダム
それに対し、ガンダムレインバレットは胸に装備されたマシンキャノンを撃つ。
至近距離からの攻撃だったため、さすがのガンダム
「流石ですね、時雨さん…。
しかし…
どれだけ耐えられますか…ッ!?」
と、再びガンダムレインバレットに斬りかかるガンダム
ガンダムレインバレットは、今度はビームピストルを撃ったが…
「甘いッ!!」
と、スラスターを全開にして、ガンダムレインバレットからの射撃を回避するガンダム
そして、ガンダムレインバレットの背後に回り込んだ。
「もらったぁッ!!」
と、ガンダムレインバレットに斬りかかろうとしたら―
[やらせないっぽぉいッ!!]
と、左から