続きだぜ!
ハードS紳士の騎乗をどうにか耐え抜いたオレ、そんなオレだけど次のレースもG1だ!?
お母さんわぁ、砂のレースはお父さんが走っていたようなレースないんだよって言ってたけど嘘じゃん! それにダービーって名前がついてる時点でG1だってガタイで分析。
お母さんって数え切れないくらいレースに出てるのにオッチョコチョイなりねぇ。
「コウセイはスマートファルコンを超えられるよな?」
ウッス!
ってか、スマートファルコンって誰だよ? でも、スマートでファルコンなんて激エロな名前をしてるからオレみたいな超淫乱競走馬なのかな(笑)
それにしてもダートの走り心地はいいな! なんというかヌルヌルしてるというか、力を入れたら逆に遅くなるみたいな感覚だ。だから滑らない絶妙な力加減で走ると芝と同じくらいのスピードが出て快感だぜ!!
お気にの騎手さんが乗ってくれるから気分は超淫乱♪ あのハードS紳士を二度と背中に乗せない為に絶対に勝ちたいなりねぇ。
「……これ、レースに出たらレコード出る数字ですよ」
「……コウセイの本当の実力を知ってたらアメリカ三冠狙ってたな」
調教師と厩務員さんがアメリカ? とかいう謎の言葉を使ってる。アメリカってなんだろう? 新しいトレーニングかな! クラシック調教だけじゃオレを気持ち良くできないって理解してくれたのかな♪ アメリカ調教はどんな感じかな? 砂多めかな? クラシック調教+アメリカ調教なんてしちゃったらさぁ!
――掘られまくり痙攣しまくり白目剥いて吠えまくり。
やっぱり、調教って生かさず殺さずが一番なりねぇ!
「あれ? 今日は先輩じゃなくて後輩くんじゃん!? どうしたの」
「どうも……」
ジャニ系後輩競走馬くんが気だるそうに併走のトレーニング相手をしてくれるみたいだ!
オレ、この辺りの競走馬くん達に物凄く嫌われてるからトレーニング相手に選ばれるのが嫌だったのかなぁ? それに先輩じゃなくて後輩くんだから本気出したらどうなるかわかんねーぜ!
「期待の新馬くんはコウセイに気負ってるな」
「やっぱりG1馬の風格ってのがわかるのかな」
はじめての後輩くんとの併走! テンションアゲアゲで後輩くんをエスコート、でも、後輩くんはネムネムの顔で白け気味……。
それでも後輩くんの成長も考えて全力で相手してるのに……。
「ああ、疲れたからやめますわ」
「はぁ!?」
「だって、G1勝ってる先輩に勝てるわけないじゃないですか」
「なに言ってんだよ!? オレを超える気で練習しないとG1なんて勝てねぇぞ!!」
「いいんす、自分はそれなりで……」
怠けている後輩くんにオレの淫乱さがかき消されハードSが出てくる。
「――調教はさぁ……ご褒美なんだよ!!」
「ひっ!?」
「後輩、オレと30分間併走できるな?」
「無理です! 死んじゃいます!!」
「はいって言え」
「はい」
後輩くんを威嚇して無理矢理足を動かすように指示する。
すると後輩くんはさっきの気の抜けた雰囲気じゃなくて、ハードS紳士を乗せてる時のオレみたいな雰囲気だ! やっぱり本気で走るのが一番気持ちいいぜ!!
でも、オレがハッスルし過ぎたのが不味かった。
「コ゜ッ!」
後輩くんが、
――掘られまくり痙攣しまくり白目剥いて吠えまくり。
オレのことが怖くなったのか必死に調教師さんの元に行って「許してください、少し休ませてください、それも駄目なら大先輩を連れてきてください!」なんて涙目で懇願。根性がねぇーな!
早く調教を再開しようと後輩くんに詰め寄るが、騎手さんから待てがかかる。
「コウセイもレース間隔短いんだから今日はここまでにしよう」
マジかよ!? オレの調教欲を挫くなよなぁ!!
後輩くんは涙目で許してください、コウセイさんを馬鹿にしてごめんなさいなんて懺悔してくる。
「次は40分間併走できるな?」
「無理です! もっと無理です!!」
「はいって言わないとウンコ食わせるぞ!」
「はい」
そんなこんなでオレにも後輩くんという名のペットが出来たんだよねぇ♡
もう生ぬるい調教できないね♪
この子が重賞勝つまで徹底的に、後輩くんを徹底的に調教しなきゃね♫
絶対に逃さないなりねぇ
そんなこんなで競馬場に向かう為の馬運車にゲートイン!
オレ、ゲートも得意だし馬運車も得意なんだよねぇ、だってさ! 馬運車ってスゲー狭くて薄暗くて揺れてて気持ちいいじゃん! まるでマッサージされてるみたいなりねぇ。
あ、そういえばオレのペットは本当に期待されてるみたいなんだよね! バイアリーターク系とかいう凄く珍しいお馬さんがご先祖様にいて、その牡馬系統が消滅の危機みたい! でもね、オレが調教するには子孫を絶やすことなんてさせねーよ! いいぜ!! オレが全力で拷問調教してやるぜ!!
【ジャパンダートダービー】
おおすげぇ、いつもの競馬場は簡素に感じるくらい大井競馬場は施設がいっぱいだぜ!
「まるでテーマパークに来たみたいだぜぇ、テンション上がるなぁ!」
はじめての場所でルンルン気分でパドック入り、でも対戦相手のガタイをガタイで分析するのを忘れない! 超淫乱競走馬わぁ絶対に油断しないなりねぇ。
「君! 今テーマパークって言ったね!! 中央競馬がそんなに偉いんですか!?」
「うおぉっす!? なんなりねぇ」
「僕はアムロ! 君みたいな奴は僕のビームライフル走法で倒してやる!!」
栗毛のジャニ系競走馬くんわぁ凄く泥臭い感じで敵意剥き出しだ! いいぜ!! オレだって超淫乱競走馬!! 油断なんて絶対にしねぇぜ!!
「なんで重賞には中央の競走馬が多く来る!? これでは地方競馬が寒くなって観客が来なくなる! 地方競馬に不人気の冬が来るぞ!!」
「確かにオレも中央だけどさぁ、レースだからしょうがないじゃん!」
「中央が地方に罰を与えるなどと!」
「それ、本当に超淫乱競走馬のオレには関係ないなりねぇ、アムロくん」
「エゴだよそれは!」
「ウッス、ごめんなさい」
なんなんだよぉ(涙)
地方競馬で走ってる競走馬さん達は敵意むき出しだ……オレ、ノリノリだったのにやる気ダウンなりねぇ……。
「貴方、中央G1をいっぱい取ってるのにダートレースにまで足を運んでるのね。凄いわ」
「う、うっす」
栗毛の超S(セクシー)な牝馬さんが妖艶な笑みを見せてくる! やっべー!? オレのデカマラが反応しそうだぜ!!
こんな状態で逃げられるのかよぉ(哀)
「お母さん……地方競馬は凄いぜ……」
「お母さん? 君のお母さんは地方を走ってたの」
「ウッス! 自分のお母さんはハルウララって言いまッス!!」
「「「「「ハルウララ様! ハルウララ様の息子様!?」」」」」
お母さんの名前を出した瞬間に地方から来た競走馬さん達は先輩やお母さんに聞いた本物のレジェンド!? だとか、人間のエゴをすべて一身に受けて地方競馬を生き返らせた女神! だとか、お母さんの息子ってだけで地方から来てくれた競走馬達は優しい言葉でこれまでのレースを聞いてくる。
質問攻めにあって対戦相手のガタライズができなかったなり……。
「どうしたコウセイ? 今日はテンション低いな」
騎手さんが首を撫でてくれてテンションMAX! 今日は砂のレースだけど絶対に負けねぇぜ!!
調教ではダート結構走ってるけど、本番ってなると少し緊張しちゃうぜ! でも、オレの体にはお母さんの血液が入ってるんだぜ!! ダートだって頑張って走るぜ!!
「コウセイ、このレースはコーナーが二個あるから最初のコーナーでゴールなんて思うなよ」
マジかよ!? あ、よく見るとゲートのすぐ近くにゴールの場所がある。じゃあ、お尻の方のコーナーを抜けた先がゴールなりね!
自分の無知を恥ずかしがりながら待つ、ただ待つ、そしてゲートが開く!!
「アムロ! 行きまーす!!」
「うおーっす!?」
ロケットスタートこそ成功したんだけど、アムロくんの発進に少しだけ動揺。
でも、オレは両親の血を受け継ぐ超淫乱競走馬! 激エロで観客を魅了する存在!!
「超淫乱競走馬の宅急便だぜ!!」
そのまま大逃げの姿勢を崩さないでレースを進める。後ろを見ちゃいけないぜ!! オレはお母さんが負けた分だけ勝利を重ねるんだ!!
そのままコーナーに突入、滑る感覚を上手なステップで回避し、次の直線!!
この直線もガンガン逃げて次のコーナー!
さあ、後ろが仕掛けてくるタイミングだ! 二段加速だぜ!!
騎手さんからのムチでオレの末脚スイッチがON! 行くぜー!!
そして、ゴール!!
後方をチラリと見たら……大差だった……。
……続くぜ!
【次回予告】
お母さんの馬主さんわぁ虐待おばさんだったよ!
オレのお父さんになる予定だったのはディープキスとかスタンコールドという競走馬、でもね?
その二頭は種付けにお金がいっぱいかかって、虐待おばさんは募金活動をしたんだよね。
で、なんとなんと3000万も集まったんだ!
そしたら、そのお金を全部溶かして……お母さんはお母さんになれない寸前だったんだ……。
でも、その時現れたのわぁお父さんの馬主さん!?
「どうせ捨てるつもりだろ! 捨てるなら拾わせろ!?」
こうしてオレが生まれたんだ。
次回【虐待オーナー】
新機能使ってみたっす! 結構簡単に使えてビックリ!?
敗北について
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出来る限り早く負けて♡
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最高にカッコイイ負け方して♡
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生涯無敗! それしか認めん!!