激エロ架空競走馬伝説【イッテンコウセイ】   作:蒼井魚

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馬群窒息プレイ

 続きだぜ!

 放牧という調教よりS入ったシゴキに耐え抜いたオレは美浦に帰ってきたぜ! お母さんとも会えたし、ドーベルさんにもしも馬群に呑み込まれた時の対処法まで教えてもらってマジ狂い! でも、居心地はスゲーよかったけど、先輩競走馬さんが言ってたガタイを休めるタイミングでは無かったけどね(笑)

 

「コウセイ様! 帰って来たんですね!!」

「おお、レオ。今日から拷問調教再開だからなぁ! 覚悟しろよぉ!!」

「はい! 他の先輩の走りじゃ物足りなく感じてました!!」

「よーし! 今日はオレがレオに似合いそうな走り方を教えてやるからなぁー」

 

 こうしてレオとの久々の併走が始まる! イナリさんから教えてもらった大跳び走法はレオの柔らかい足を使えばもっとスゲースピードになるとガタイで分析! 菊花賞と同じように大跳びで併走してるとレオが驚愕の眼差しを向けてくるぜ!

 そして二セット目の併走に入る時には大跳び走法を完璧にマスターしてた!? マジかよ! スゲー吸収力だぜ!!

 

「レオ! 見ただけでマスターするなんてスゲーぜ!!」

「はい! 自分も地面を何度も蹴る走り方が苦手だったんですよ……でも! この走り方ならコウセイ様と一時間併走しても大丈夫な気がします!!」

「言ったなぁ? オレはそれ信じるからなぁ!」

 

 そんな感じで大跳び走法をマスターしたレオと併走を続けるんだけど、一回だけレオに抜かされちゃったぜ!? 確かにレオの柔らかい足だったらオレよりスゲースピードが出るからわからなくもないなりけど、先輩としての威厳が崩れたみたいでちょっとショック……。

 でも、先輩は後輩を成長させるのが仕事だぜ! 後輩の成長を見守るぜ!!

 なんて思ってたら……。

 

「あれ? コウセイさんってこんな遅かったんですね(笑)」

「は? 一回抜いただけ調子乗るんじゃねーよ! てか、コウセイ様だろぉ!?」

「ふっ! 俺はコウセイさんをイジメるタイミングを見計らってたんすよ! この走法ならコウセイさんを倒せる!! 今日から一応先輩だからコウセイさんって呼んであげますよ」

 

 こいつ! スピードも速いが態度もデカイ!? これはお仕置きが必要なりねぇ……。

 トップとボトムの関係を忘れた競走馬には実力を見せつけるのが一番だぜ! イナリさんごめんなさい、レオと走るなら元々の走り方の方が多分やりやすいから……。

 次の併走では大跳びを封印して普通の走り方で徹底的にレオを、レオの調子に乗った心を徹底的にへし折りにかかる!

 レオがここで抜いてやろうってタイミングでスピードを一段階上げて、次は二段階、そしてレオのスタミナが尽きてダウン!

 

「ハアハア……え? なんで……?」

「レオ……? 言いたいことある」

ごめんなじゃい……コウセイしゃま……

「オレと三時間併走できるか?」

「無理です! 壊れてしまいます!!」

「壊れていいぜ、壊れたいんだろぉ? 壊れろよ……」

 

 ナマ入った後輩を拷問するのは先輩の役目なりね♪

 もうオレのことバカに出来ないね♡

 自分の実力がどの程度か理解したね☆

 死ぬまであの言葉忘れないなりねぇ

 

 

 

【馬房】

 

 それにしても、美浦の馬房は快適だなぁ~隣にドーベルさんもいないし、ネムネムになったら自由に睡眠できるっていいよね!

 

「コウセイくん……おかえりなさい……」

「う、うっす! 牝馬さんただいまです!!」

「ふふっ、コウセイくんは元気ね? 私は少し辛いかな」

「ど、どうしたんですか?」

 

 牝馬さんがスゲー重々しい雰囲気で語ってくれた。牝馬さんはオレと違って戦績が悪いから今年で競走馬は引退、繁殖牝馬入りが決まったみたいだ……。

 オレと同い年なのに成績が悪いだけで走らせない人間って超Sだよな! でも、牝馬さんは健気に自分には競走馬としての才能が無いとか言ってウルウルの顔で悲しげだ……。

 オレに出来ることってあるか? オレ! 超淫乱競走馬だけど牝馬が悲しむ顔は大嫌いなんだよぉ!

 

「牝馬さん……! オレ! 次のレース牝馬さんに捧げるっす!! G1じゃないかもしれないけど……次のレースは牝馬さんの為に絶対に、絶対に! 一着になるっす!!」

「コウセイくん……」

「オレ! まだまだ走るし、これからもいっぱいレースに出るから!! ……だから、牝馬さんの分まで全力で走るっす!! そして次のレースはどんな不利な状況でも勝ってみせるッス!!」

「もう……信じちゃうんだからね……?」

「ウッス!」

 

 レジェンド達との約束に加えて牝馬さんとの約束も追加だ! オレっていつも安請け合いしてるけど、この二つは本気で死ぬまでの約束だぜ! 超淫乱競走馬は絶対に自分を曲げないぜ!!

 だから……絶対に負けない……!

 牝馬さんみたいな子を絶対に悲しませない……!

 オレが……無敗の三冠馬だから……!

 

 

 

【レース決定】

 

「コウセイの有馬記念出走が決まりました」

「ジャパンカップは流石に回避したが、有馬記念は別だ。一年最後の大レース……コウセイは無敗のまま一年を無敗で駆け抜ける」

「コウセイ……二年間無敗を達成できるか……?」

 

 ウッス!

 有馬記念……名前的に宝塚記念と同じように年上競走馬もやってくるプロ級マニアレースなんだろうな……いいぜ! 牝馬さんとの約束、それがG1じゃないなんてありえない! オレは超淫乱競走馬で無敗の三冠馬だ! どんなレースだって勝って見せるぜ!!

 

「コウセイから……炎が……?」

「何いってんだよ、確かに調子は良いみたいだが」

 

 メラメラと燃える超淫乱競走馬魂! ホンダ並のスピリットだぜ!!

 

 

 

【天界・日本競走馬支部】

 

 スーパークリークがいつものように息子の動向をチェック、次のレースは自分も経験がある有馬記念。日本中の強者と呼べる競走馬が一同に集まる一年を締めくくるG1。

 だが、東京優駿に菊花賞……どちらも黒い影が見え隠れしている……。

 

「クリークさんの息子さんはすごいですね! 二年間も無敗で突っ走るなんて」

「トップロードくんか……いやはや、自分の息子ながら早くも私を追い抜いていったよ……」

「でも、過去記録を見るに……オペちゃんみたいな感じですね……」

「それが不安なんだ。君はオペラオーと切磋琢磨した間柄だからな、この有馬記念はどう予想する?」

 

 ナリタトップロードが静かに考えて、明るい性格とは思えない冷たい言葉で、

 

「確実に囲い込んで来ますね……競走馬は悔しいだけで済みますけど、人間は……」

「ああ、それはわかっている。それでも、息子は貫けるか」

「オペちゃんだったら貫きますよ? 自分見てましたから!」

「なら、息子も貫くかもしれないな……」

 

 アドマイヤベガに呼ばれたトップロードが会釈をして静かに外界観測場所から去っていく。

 貫く末脚、抜け出す度胸、不利な状況をねじ伏せる根性……息子にはどれ一つ欠けていない……。

 最後に一番前を走ってる奴が一着、そんなのレースに一度出ればわかることさ……!

 

「クリークどうした? ぽんぽんいたいんけ……暗い顔してるで……」

「いや、息子の次のレースが決まったんだ。有馬、俺達が競ったレースだ」

「すまないが、三頭で出た有馬は……おまえ? 失格になってなかったか……」

「グフッ!?」

 

 吐血せんばかりの咳き込みで黒歴史を忘却の彼方に追いやっていく……。

 実はスーパークリーク有馬記念で、

 

「その次の年は……イナリに敗れていたな……」

「ゴハッ!?」

「そうなんか? ワイはもっと走れたんやけど、馬主がワイのガキを見たいってしょうがなかったんや」

「うむ、正直……平成三強はイナリが一番ではないだろうか……?」

「ゴゲェ……」

 

 勝ったことが無いのだ。

 平成三強で一番強いのは、

 オグリキャップがイナリワン、

 イナリワンがオグリキャップ、

 スーパークリークが自分自身。

 なんとも聞こえ高レベル、見た目低レベルの戦いに見えた。

 

 

 

【有馬記念】

 

 冬の寒空を感じながらパドックにイン! 先輩達もいっぱい出てくる大レースだ!! 負けない理由、負けてはいけない理由が二つもあるオレに死角はねぇぜ!!

 なんて思ってたら、菊花賞みたいに競走馬達がギン目で目がイッちゃってる!? またかよ!

 でも、オレってば無敗の三冠馬だからしょうがないなりねぇ……。

 

「コウセイくん! 久しぶり……他の牝馬の香りがするわね……」

「ウッス! ブエナビスタ先輩久しぶりっす!!」

「ふーん? コウセイくんって牝馬に弱いんじゃなかったかしら」

「ちょ、ちょっとだけ……セクシーなお姉さんに色々と……」

 

 やっべー!? ブエナビスタ先輩の目もイッちゃってる! さっきまでは再会を喜んでた感じだったのに今はハードS紳士みたいだ!! そして今日もハードS紳士はにこやかに競走馬に乗っている!? 本当にハードS紳士って何者なんだよぉ(涙)

 今日も初手にガタライズ機能がシャットダウン! もうわけわかんねぇぜ!?

 

「コウセイくんじゃないか!? 久しぶりだね」

「トーセンジョーダン先輩! 久しぶりっす!!」

「無敗の三冠馬になるなんて凄いじゃないか! 憧れてしまうよ」

「い、いえ! 自分は本当に……運がいいというか……」

「オイゴラ? それは俺に対しての煽りか……」

「オルフェーヴルくん!? 今日は知り合いばっかりだぜ!」

「呑気なこって……」

 

 ガタライズ機能が復活するまで知り合いとゲラゲラと笑いながら上手な会話を繰り広げていく。

 それにしても、この有馬記念ってのはすげーな! なんというか、他のG1レースに比べて二倍以上三倍以下の観客が来ているみたいだ! やっぱり年末のゆったりした時期は競馬場に来るのかなぁ? なんてガタイで分析。

 

「コウセイくんは本当に凄いね、僕はダービーだけだからなぁ」

「エイシンフラッシュ先輩! 本当に知り合いばっかりだぜ!!」

「何いってんだよ? おまえが宝塚に出てるから知り合ってるだけだろが」

「オルフェーヴルくん今日は機嫌悪いなりねぇ……?」

「しらねーよ、そんなの」

 

 オルフェーヴルくんのプンプン加減に少しだけ違和感を感じながらガタライズ機能の復旧完了!

 さて、今日はどんなレースになるんだろうガタライズ!

 って? あれ……今日は他馬の弱音を察知できないなりねぇ……。

 でも、この雰囲気は異常だ! 多分だけど何か仕掛けて来る感じがするなりねぇ……。

 

「コウセイ……一つだけ忠告しておく……」

「う、ウッス!」

「……チャンスを逃すなよ」

「え?」

 

 オルフェーヴルくんがオレを見ないのがエチケットみたいに目も合わせてくれなくなった。

 チャンスを逃すな? よくわかんねぇぜ! オレ、頭空っぽの超淫乱競走馬だから全然意味を理解できないなりねぇ……。

 でも、オルフェーヴルくんが言ってるんだから意味がある筈だ! その意味を見つけ出してやるぜ!!

 

「コウセイくん? どうして私とは会話してくれないのかしら……」

「え、えっと! 自分は自分から話しかけるのが苦手で……」

「ふーん? どうせ、私より美人なお姉さんに会って感心失ったんじゃない」

「ち、違いますよ!」

「どうだか」

 

 やっべー!? ブエナビスタ先輩の目がさらにイッちゃってる! オレ、どうすりゃいいんだよー(涙)

 

 

 

【ゲート】

 

 そんなこんなのパンナコッタ(激ウマギャグ)でゲート入り!

 今日はお父さんやレジェンドのみんなは来てくれなかったけど、裏を返せばこのレースは全部オレの自由に戦っていいってことだ! いいぜ!! オルフェーヴルくんもいるけどさ、今日はいつも通りの大逃げでレースをガン掘りしてやるぜ!

 騎手さんも首をナデナデして淫乱な大逃げを期待してる! ああ……淫乱になるぅ♡

 おっとと、もう少しで全馬ゲートインだぜ!? ロケットスタートの準備をしねぇと……。

 

『一番人気は無敗の三冠馬イッテンコウセイ、二番人気は絶対女王ブエナビスタ、三番人気に驚異の末脚オルフェーヴル、どのようなレースが展開されるのか注目が集まります』

 

 全部入った! スタートスイッチON!!

 ――機械音と同時にロケットスタートだぜ!!

 

「「「「いった!? なんで今!!」」」」

 

『一番人気イッテンコウセイとてつもないスタート! これは得意の大逃げの体制に――いや、他馬の鞍上が鞭を使いスパート!? イッテンコウセイの前に立ちます!! イッテンコウセイ抜け出せない!?』

 

「やっぱりこう来たか……イッケの野郎が先行の練習させてたからまさかとは思ってたが……」

 

(ゲートは昔から苦手だと思ってたが……これだけわざとらしく出遅れれば嫌でも気づくな……)

 

 やべーよ!? こんな状況はじめてだ! こうなったらオルフェーヴルくんと同じ追い込みで仕掛けねぇと!!

 

「コウセイ……多分後ろはマークされてる……」

 

 マジかよ!? 騎手さんが言うように後ろにもベッタリネットリマークされてるぜ! これじゃあ、後方に付けるのも無理だ……。

 

『イッテンコウセイ苦しい! ジリジリと馬群の内側へ誘導されていきます』

 

 こんなレースありなのかよぉ!? 前も後ろも隣も信じられないくらいのブロックだ! オレ、こんな囲まれたレースやったことねぇよ! 息苦しくて窒息しそうだ……。

 

『最初のコーナーを各馬綺麗に回って最初の直線、先頭から――』

 

 コーナーで膨れたら抜け出そうと思ったけど……やっぱり先輩競走馬だから経験が違うぜ……!

 

「コウセイ……ここで焦ったらおまえの負けだ。その時はオレが攫っていってやる……でも、おまえが俺のライバルなら気付くはずだ!」

 

 息苦しい……酸欠で死にそう……。

 でも、ドーベルさんが言ってたな?

 

『コウセイくん、なんで競走馬の多くが差しで走るか知ってる?』

『知らないっす!』

『ふふっ、実は現役を引退してから気付いたんだけど、最後の最後に突っ込んだ方が気分がいいのよね』

『うーん、自分は差しで戦ったこと無いからわかんないっす!』

『でも、いつかは囲まれちゃうことがあるかもしれないわ』

『ウッス!』

『その時は最終直線まで我慢よ、だって差しで走るなら絶対に――勝てると思う子が抜け出すから』

 

 ……本当かどうかわからねぇけど! 我慢は得意だぜ!!

 

「コウセイくん……やっぱり貴方は素敵だわ……」

「これだけのマークをされながら目が死んでない……これが三冠馬ってやつか……」

「ダービーの後輩に驚かされるなんて先輩失格だな……」

「あーあ、こんな化け物と同じ世代とか不憫過ぎるだろうがよ……」

 

『第二コーナー各馬鮮やかなコーナリング、坂をものともしません』

 

 坂で抜け出すタイミングはあったけど、ここで仕掛けたら最後の直線でオルフェーヴルに持っていかれる! オレはドーベルさんの言ってたことを信じるぜ! それに……引退する牝馬さんに捧げるって約束したから……!

 体中から闘志という炎が燃え上がり、ガタイが灼熱の炎のようにヒート! オレ、超淫乱競走馬だから期待は絶対に裏切らないぜ!!

 

『直線に入りまして先頭から『――』最後に三番人気オルフェーヴル機会を伺っています。一番人気イッテンコウセイ苦しいか? まだ馬群に囲まれたままです』

 

 最後のコーナー……もし、オレをブロックしてる競走馬が勝ちたいと思わなかったらオレは負ける……。

 でも、オレはずっと戦ってきた。何度もG1で走った。だからわかるぜ! ここにいる競走馬全部が――G1を欲しがってる!!

 ガタイの中で燃え上がっていた闘志が溢れ出て体の外に放出される!

 

(コウセイ! ああ、この感じ懐かしく感じる……! 菊花賞でもそうだったよな! おまえは体中から闘志を燃やして信じられない熱量を放出していた!! 今日も熱くて火傷しそうだ……!)

 

コウセイ(ライバル)……期待を裏切るなよ……!」

 

『最終コーナーに入り各馬仕掛けに入ります! オルフェーヴル末脚を爆発!! ブエナビスタを筆頭に後方からもグングンとペースを上げていきます!! イッテンコウセイどうか!?』

 

 ああ、苦しい……苦しい……!

 我慢って体に毒って言うけど、これが差しで走る競走馬さん達の気持ちなのか……!

 オレ、諦めてないけどさ! 他が諦めたら……オレは……!

 

「かてる……僕勝てるかもしれない!? 僕勝てるよ!!」

 

 ――見えた!!

 勝利への架け橋! オレが駆け抜けるラインが!!

 

『最終直線! イッテン無理か!? イッテン来れないか! イッテン抜け出せないか!! いや――』

 

「「「「――ッ!?」」」」

 

 ――この瞬間を待っていたんだ!!

 

 一頭分のスペースが空いたぜ! 騎手さんも気がついて全力の鞭!! ポルシェ並のエンジンだぜ!!

 ガッと体中に力が戻り、ただゴールへと向かう超淫乱競走馬に返り咲きだぜ!!

 

『イッテン抜け出した! イッテン差し切るか!? ブエナビスタ、オルフェーヴル、エイシンフラッシュと並ぶ!! イッテン来るか!? イッテンその末脚が他馬に襲いかかる!! イッテン来た! イッテン来た! イッテン来た!!』

 

「チッ、こんな奴と戦うなんて……自分の生まれを呪うぞ……ッ!」

「届かない……私じゃ無理なの……!」

「はは……これは凄いね……!」

 

 他の競走馬が何か言ってるような気がするけど全力で足を回すことで頭がいっぱいだ!

 オレ、いろんな競走馬さんと約束してるからさ……負けられないなりよ……!

 多分、オレが抜け出せないって思ってて、他の競走馬は油断してたんだよね……だからオレが抜け出して体が強張ってる……!

 忘れちゃいけないぜ! オレが――超淫乱競走馬でお父さんとお母さんの息子だって!!

 

『イッテン躱す! イッテンコウセイおよそ一馬身!! 一着はこの馬で決まりだ!!』

 

 ゴール板を駆け抜けたと同時に酸欠、体中がピクピク痙攣して疲労困憊だぜ……。

 でも、冬の寒空だから燃えるように熱いガタイが急速冷凍! 冬のレースは格別だぜ!!

 

『二年間の無敗! 親の文句は俺に言え! 諦めないその戦いに観客からは歓声の声が上がっています!!』

 

 呼吸を整えて静かに速度を落とす、騎手さんも涙目になりながらオレのことをナデナデ♡

 ウッス、やっぱり約束は守らないとね♪

 なんて思ってたらオルフェーヴルくんから睨まれたなり……。

 

「チッ……また本気で走りやがって? おまえ、俺に蹴られる気ねぇな」

「ウッス! オレ非暴力主義馬っす!!」

「はぁ……こんな奴に負けたとか、弟に馬鹿にされそうだ……」

 

 オルフェーヴルくんはいつものようにオレを見ないのがエチケットみたいな感じで去っていく。

 ブエナビスタ先輩はオレのことをチラチラ見ながら恥ずかしそうに去っていった。

 エイシンフラッシュ先輩はにこやかに去っていく。

 ウッス! やっぱり強い競走馬って激エロだぜ!!

 ……牝馬さん、オレ、このレース貴方に捧げます。オレにはこれくらいしか出来ないから!

 

【次回予告】

 

 二年間も無敗を続けるオレって凄いよねぇ(笑)

 なんて思っていたらオレは高松宮記念? とかいうレースに出ないといけないみたいだ! なんか、ナリタブライガーって競走馬さんが三冠の後に挑戦したらしいぜ! でもそのレースは短距離だ!? オレ、最近は長めの距離ばかり走ってるから不安だぜ! それに、その後は天皇賞(春)とかいう長距離レースに出場しなくちゃいけなくてマジ狂い! オレが頑丈だからって寒暖差激しいぜ!?

 でも、その高松宮記念ってところで不思議な牝馬さんに会ったんだ! 名前はカレンチャン!! なんかスゲー人間みたいな名前だよねぇ? あ、あと、ロードカルーアミルクとかいうのもいるぜ!

 それでも絶対に勝負を諦めないのが超淫乱競走馬! 距離適性1m~9315mまでのオレはオールラウンダーだぜ!!

 

 次回【カワイイの極み?】




 ウッス! カレンチャンとの接点を持たせたいから高松宮記念にGO! その後は天皇賞春をシードで走らせるぜ!! (ウィキ見てレーティングトップ5なら出れるって書いてた)

 正直、自分は競馬にわかなので間違ってたら次回予告を変えます! よろしければ競馬に強い兄貴教えてください!!

 ヨーグルトと麦茶と読者様の感想だけがオレの養分だぜ!

 あと、評価する時は「ナス料理」だぜ♪

 でも、毎日投稿頑張ってるオレって凄いよねぇw

-追記-

 ヤンデレのブエナビスタは自分の趣味です!

敗北について

  • 出来る限り早く負けて♡
  • 最高にカッコイイ負け方して♡
  • 生涯無敗! それしか認めん!!
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