イッテンコウセイとの出会い
新しくトレセン学園にトレーナーとして就職したけど、ウマ娘さん達は大きなチームに所属することが多くて、僕みたいな新人はサブトレーナーとしてチームの一員になってから一人前にならないといけないみたい。
でも、今年のトレーナー試験は合格率が高くて……サブトレーナーとしても入れるチームが少ないんだよね……。
だからこうして模擬レースを眺めてる。
「うーん、今回は足の角度が足りなかったなりぃ……」
模擬レースで一番になったウマ娘が訝しげに足の角度を気にしている。
それにしても凄い逃げっぷりだったな……逃げのウマ娘って怖がりが多いって学校で習ったけど、この子は趣味で逃げを選んで走ってるように見えた。
でも、模擬レースに出てるってことはフリーなのかな?
「コウセイ! 今日こそは私のチームに!!」
「いや! 僕がコウセイを育てるんだ!!」
「「「「コウセイは私達が!!」」」」
それもそうか、このコウセイって呼ばれてる子はあれだけの横綱相撲をしているんだ。他のトレーナーも自分が育て上げたいと思っている筈だ。
僕が付け入る場所なんて無いのかな……。
【イッテンコウセイの秘密1:サングラスは3000円】
新人トレーナーとしてトレセンの施設を色々と回ってみたけど……広い! こんなに広い建物を首都圏に建てるとか本当に財力凄いなぁ……よくお金あるよな……。
「リーチ!」
「通らず、一通ペーペー……40符4翻は満貫なりよ……!」
「くぅ~! 流石はコウセイさんだぜ!? ダマで一通なんてマジリスペクトっす!!」
「ゴルシさぁ……もう一巡ねぇからリーチできねぇーぞ」
な、なんだ……三人のウマ娘さんが道の真ん中でテーブル広げてお茶会ならぬ麻雀会やってやがる……。
『君達……?』
「ん? もしかして麻雀したいのか! ナカヤマの奴がエイリアンとプレデター、シ○ワちゃん風ターミネーター、イタリア系アメリカ人のプロボクサー(ス○ローン似)に追われてて面子足りなかったんだ!!」
「い、いや、なんで道の真ん中で麻雀してるの!?」
「これは修行なり……レースでは凄い数の観客がくるぜ! それに上がらないように道の真ん中で麻雀……! これでレースだろうが、ライブだろうがテンパらないぜ!!」
た、確かに……観客に見られるとテンパるかもしれないけど……。
それにしても、この子どこかで……?
『あっ!』
「ん? どうしたなり」
「君、昼に模擬レースに出てた……」
「ああ、ステップの確認の為に出たんだよね。でも、自分まだ中等部だし、高等部からデビューでいいかなって」
『もったいないよ!』
「えっ? もったいないってどういう意味なりか?」
僕は彼女が今デビューしても十分に活躍できることを力説した。
彼女は訝しげな表情を見せながら麻雀牌を積み上げる。
「だって、君は模擬レースで凄い逃げをしてたじゃないか!」
「……トレーナーさん、わかってないなりねぇ? 確かに自分は模擬レースで一番になったっす! でもね? トレーナーってのは勝てないウマ娘を勝てるウマ娘にする職業でしょ、救いの手を差し伸べるのがトレーナーでしょうが! アンタ……自分の活躍しか目を向けてなかったなりね……」
『えっ』
「あのレースは自分を合わせて六人のウマ娘が走ってたぜ! その中でオレが一番、じゃあ、その他のウマ娘さん達をアンタは確認したのか? 見てないならトレーナー失格だぜ! ちゃんと全員を見れるようになったら四流から三流くらいになれるから努力するなりよぉー」
彼女の言ってることは……正しい……。
僕は彼女の凄い走りだけを見てた。でも、トレーナーってのはウマ娘を育てる職業、強い弱いじゃない……素質を見抜かないといけないって……。
僕は「新人だから」と言い聞かせてその場から逃げ出した。
「あなた達ー? 道の真ん中で麻雀は禁止だっ――」
「ゴルシちゃんは椅子! レオは麻雀牌! 自分は卓を運ぶッス!!」
「「おー!!」」
「まちなさーい!」
さーて、ウマ娘編はじめるぜ! そして、この新人くんはコウセイのトレーナーになることができるのでしょうか? ご覧ください!
評価の時に「ナス」が入ってたら嬉しいなぁ♪
ヨーグルトと麦茶と読者様の感想だけが俺の養分だぜ!!
次回:タクヤかそれ以外か(50くらい)
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タクヤ(メインストーリー)
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ダイワスカーレット
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ウオッカ
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カレンチャン二回目
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カワカミプリンセス
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スイープトウショウ
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どぼめじろう先生
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クリーク&ウララ(親子)
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ハジケ組
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サウナ
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別世界の義父(タキオン・ギム爺など)
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ノムリッシュウマ娘
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平成三強+タマ
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ニジンスキー系の会
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カラオケ
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中華料理人コウセイ
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逃げシス勧誘
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しらねーよ、そんなの