激エロ架空競走馬伝説【イッテンコウセイ】   作:蒼井魚

34 / 47
【注意:TOUGHが混入しています】TOUGHという言葉はイッテンコウセイの為にある 閑話・下

【馬空間】

 

「つまり、芝はダートより足にかかる負担が大きいんだよ。芝だったら地面にめり込んだ足を上げる抵抗が出てくる。だが、砂なら芝と違って上げる抵抗が良馬場ならほぼ無い。意識としては、足を上げるというより足を前にスライドするような意識が良いだろう、おまえの走りには芝の癖がまだ見える。ノーザンダンサーの叔父貴が作った馬空間なら数日は維持される、その間に感覚を掴めばドバイだろうが、BCだろうが勝てるさ」

 

 オルフェーヴルくんのお祖父ちゃんで、ジェンティルドンナちゃんのお祖父ちゃんで、ゴルシちゃんのお祖父ちゃんで、ジャスタウェイくんのお祖父ちゃんで、ブエナビスタ先輩のお祖父ちゃんで、エスポワールシチー先輩のお祖父ちゃんで、サイレンススズカさんのお父さんのサンデーサイレンスさんのダート講習、スゲー大種牡馬だよな!

 

「息子は頭がいいからな……私も鼻が高いよ……」ヘイロー

「ヌメッと入ってくるな! クソ親父!!」

「息子よ? 私のことはパパと呼びなさいと言っているだろう。さあ、私をパパと呼びなさい、できれば『♡』を付けて呼びなさい、私は人間以外はそこそこイケる口だ」

「アンタがキモイからアメリカの天界に近寄らないんだからな!?」

 

 サンデーサイレンスさんが父親のヘイローさんに顔をペロペロ舐められて泣きべそかいている。

 

 ――近親ホモはやべーよ! 腐女子のお姉さんがギンギンになっちゃうぜ!?

 

「なあ? 息子は賢いだろ……喧嘩をしたら私に勝てないことを理解してる。だからオスなのにメスになってるんだ。いやはや、コイツが牝馬なら三匹くらい仕込んでしまいそうだ」

「それは良いな、天界のミラクルパワーでサンデーをメスにしよう」レイズアネイティヴ

「いいねぇー、サンデーとミスプロが混ざったのが良さげだから、ミスプロとサンデーの原液二頭で大統領の誕生だ!」ナスルーラ

「たすけてー! マックちゃーん!!」

 

 知り合いのお父さんが大量の名種牡馬さん達に回される光景を見て、オレは何もできなかった。

 ただ、泣き叫びながら、歴史に刻まれる種牡馬さん達に弄ばれる姿を眺め、オレは何もできなかった。

 本当は顔を見せない息子をイジって遊んでるだけだと思ってた、普通に『ウマダッチ』してた。

 

 ――オレは無敗で売ってるけど、無力だ。

 

 ――その時だった!?

 

「ワシのひ孫に何見せてんだ!!」ニジンスキー

 

 均整のとれた馬体、精悍な顔、スラリとした中に力強さがある足回り、まるでサラブレッドの完成形の如き一頭が盛ってるレジェンド達に待てを入れる。

 

「お、久しぶりだなニジンスキー?」

「親父が変な空間作ってると思ったら……おまえ達さ、変なクスリでもやってるのか……」

「失礼な! 私は息子に愛を与えているんだ。息子も私と同じくらい悲しい歴史を背負っている……父親として無償の愛を与えるのは義務だと思うのだが?」

「父親の愛が尻穴を開発することなのか!? この世界からファザコンって言葉が消えちまうだろうがよ!!」

 

 大種牡馬の正体見たり! 息子に発情する両刀遣いだったのか!?

 色々と脳みそが拒否する雰囲気にクラクラしているオレをひいお祖父ちゃんが連れ出してくれ、お散歩! それにしても綺麗な競走馬さんなりね♪

 

「クリークから聞いてる、日本で暴れまわったんだろ? 日本の天界からなら会いに行けるが、欧州からだと難しい」

「ウッス! ひいお祖父ちゃんがオレのこと知ってて嬉しいっす!!」

「そら、キンチェムさんと同じくらいの戦績出してるなら知らないわけないだろ? まあ、自分の子孫がここまで来るとは思わんかったが……」

「ウッス! お父さんにも言われたっす!」

 

 ひいお祖父ちゃんとお散歩をしていると、なんか堪らなくなったのかオレの顔をペロペロ! ちょ、くすぐったいぜ!

 

「ほんとのぉー、ラムタラもダメだったし、マルゼンスキーもダメだったし、それ以外も全然だったし、ワシの血筋が父系で残らんと思っとったんじゃ! いやはや、おまえの完成度ならなぁ……力の半分でも遺伝させれば世界中で広がるじゃろう」

「ウッス! でも、オレが種牡馬になるなんて想像できないッス! 乗馬とかやりたいっす!!」

「ダメダメ! ソフト競馬で我慢せい!!」

「ウッス! ごめんなさい……」

「いや! 怒っとるわけじゃない……おまえくらい凄い競走馬はちゃんと次世代を残さんといかんのじゃ。もし、種牡馬になることが怖いのなら考え方を変えればええ、自分の子供が理由無く殺されないことを目標にするんじゃ! 種牡馬の仕事は子孫にG1を取らせることじゃない、子孫に寿命まで命を楽しませることじゃから」

「ウッス!」

 

 ひいお祖父ちゃんの種牡馬論を聞いてマジ狂い! やっぱり大種牡馬は考え方が違うぜ!!

 なんて思っていると、現在進行系で童貞のオレを見て牝馬の扱い方のレクチャー開始!? 刺激が強いぜ!!

 小さい牝馬さんの転がし方だとか、大きい牝馬さんを落とす方法だとか、処女牝馬さんは入念にトークを入れてその気にさせるテクだとか、もう激エロ過ぎて脳がショート寸前! チョーテクニシャンだよな!?

 

「いいか、種牡馬は当て馬を使っちゃアカン! 当て馬を使わずに牝馬をその気にさせるんじゃ!! 正直、ワシの経験上な? 牝馬は別にG1どれだけ取ってようと関係ない!! どれだけトークでその気にさせるかじゃ!!」

「す、すげー……」

「まず最初は見つめ合うんじゃ……牝馬が目を逸らしたらコッチも逸らしてアッチが興味が出るように誘導していく、そして体全体を一周見せつけるんじゃ……小さい牝馬なら頭を下げて小柄に見せて、大きい牝馬なら頭を上げて大柄に見せる! で、牝馬が一番興味を示した場所を見せつけるんじゃ! だいたいの牝馬は尻を見る!! 尻の筋肉とトモのラインじゃ!!」

「ウッス! 尻とトモには自信あるっす!!」

「そこからはトークじゃ! 嘘でもええ! オレは「長く走ったけど怪我すらしてない」って言うんじゃ!! これで怪我で引退した牝馬はイチコロじゃ!!」

「ウッス! オレも四年間くらい走ってるけど怪我したこと無いっす!!」

 

 ひいお祖父ちゃんの激エロ話を聞いていたら元いた場所に戻ってきた!? 時間ってチョーSだよな!

 ……なんて思っていたら、

 

「パパ♡ お願いだから女の子にするのはやめて♡」

「うーん、もっと媚びるように言いなさい。女の子になりたくないなら女の子に擬態するしかないのだ」

「パパ♡♡♡ わたしは男の子なんだからね♡☆♪」

「なあ? ヘイロー……オレって黒鹿毛好きなんだよ、掘っていい?」

「レイズアネイティヴ叔父ちゃん……いじめないで……♡」

「凄いぞサンデー! 叔父でもないレイズを叔父という胆力! そそるぞ!!」

 

 サンデーサイレンスさんが必死に牝馬のふりをしてその場をしのいでた。

 

 

 

【馬空間】

 

私はキャプテン・ノーザンダンサーだあっ

 

まだイッテンコウセイを倒してないなんてお前たちには失望したよ

 

現役最強馬を当たり前のことやってて勝てると思うなよ

 

せめて現役時代を超えてくれよ

 

そんなダート適性の欠片も無い君たちにいい知らせがある

 

"ダート"というルールは撤回された

 

芝や障害など次レース以外のフィールド 良馬場・重馬場・ラビット…とにかくなんでもありだ

 

もう私が勝てないくらい成長したから手段は選ばない

 

ただし闘う時は必ず一報を入れろ

 

イッテンコウセイ親族の"家族観戦"が現場へ急行するからな

 

 ゼイゼイと息を切らして白目をむいているご先祖様が前足をピクピクさせながら虚空に語りかけてる。

 やっぱりご先祖様は奇行が目立つよな! これだけの競走馬さん達を呼んだらもう次は呼べないに決まってるぜ! オグリキャップさんにスパートのコツを聞こうとした……その時だった!?

 

「「「「「「「「しゃあっ」」」」」」」

 

 前回と比べ物にならないくらいの競走馬さん達が時空の裂け目を通って入場!? 桁が違うぜ!

 

「こうせい! お父さんが来たぞッッッ!」

「ウッス! お父さんさん!?」

 

 真っ先に飛び出してきたお父さんにマジ狂い! そのまま上手な会話に以降していくと思ってた……その時だった!?

 

「コウセイはステイヤーだから阪神3200m逃げ切れるよな?」

「ウッス! 春と秋制覇したことありまッス」

「コウセイは平成三強の息子で三冠馬だから先輩三冠馬に勝てるよな?」

「ウッス! お父さんさんの自慢の息子だから全力で走りまッス」

「「「「「じゃあ、やろうか?」」」」」

 

【シャドーロールの怪物・ナリタブライアン参戦!】

【皇帝・シンボリルドルフ参戦!】

【ターフの演出家・ミスターシービー参戦!】

【永遠の名馬・オグリキャップ参戦!】

【ターフの名優・メジロマックイーン参戦!】

 

 日本競馬会のレジェンドが勢揃いだ!? だけど、それよりも――アレはやべーよ!?

 

 DANGER DANGER DANGER DANGER DANGER

 

「面白いのがいるって聞いたからねぇ……味見もいいかな……」

「骨までしゃぶる予定だろ? 『ミノル』さん」

「そう言うな、俺達はウイポで種牡馬までしか実装されてないんだ。全盛期を見せてやらねぇとな『シンザン』」

「ミノルさんが競走馬で実装されるのは何年後になることやら?」

 

 見たことも感じたこともない威圧感にマジ狂い! 今まで感じたことのないオーラだ!?

 シンボリルドルフさんすら頭を下げて道を譲ってる!? やっぱりこの二頭さんは格が違うのか! やべーよ!!

 

「トキノミノルさん、シンザンさん……珍しく」

「堅苦しいのはいい! こいつが現役最強なんだろ? オジサン達も混ぜて欲しいなー」

「現代競馬が旧世代競馬に負けるなよ……オジサン達って厳しい方だからさ……」

「ヤッス!」

 

 ガクガクブルブルのガタイでか弱い牝馬に擬態してみるけど、二頭の眼光に萎縮しちゃってヤッス連呼しかできない。経験が少ないダートコースならまだしも芝で蹂躙されたらオレどうなんだよー(涙)

 でもさ、オレって競走馬として、子孫として、スッゲー愛されてるのを感じるぜ!!

 

 

 

 

【次回予告】

 

 馬空間の体感二ヶ月以上? 三ヶ月以下? の修行はスッゲー濃密だったぜ!

 ダートの極意を手に入れたオレは無敵だな、今度のレースは楽勝だな、なんてゲラゲラ笑ってたら飛翔機の登場!? ワールドカップってヤツは海外のレースなんだな! ハメられたぜ!! (忘れてた)

 良いぜ! ご先祖様とお父さん達がギンギンにパンプトレーニングしたオレに死角はねぇーぜ!!

 そして、ミノルさんとシンザンさんとのレースも回想で教えてあげるかもね♪

 

【三冠馬参戦でドバイが荒れるよね+レジェンドレース20以上30以下ラウンドは辛いぜ!】




趣味でやってるVTuber活動で執筆の時間がなかなか確保できないっす。

興味があったら「西風マカロニ」って検索してください。

次回:タクヤかそれ以外か(50くらい)

  • タクヤ(メインストーリー)
  • ダイワスカーレット
  • ウオッカ
  • カレンチャン二回目
  • カワカミプリンセス
  • スイープトウショウ
  • どぼめじろう先生
  • クリーク&ウララ(親子)
  • ハジケ組
  • サウナ
  • 別世界の義父(タキオン・ギム爺など)
  • ノムリッシュウマ娘
  • 麻雀
  • トレーナー交流
  • 平成三強+タマ
  • ニジンスキー系の会
  • カラオケ
  • 中華料理人コウセイ
  • 逃げシス勧誘
  • しらねーよ、そんなの
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。