「レオ? 焼肉食べたくね」
「いや、食べられるなら食べたいですよ」
「東京ってスゲーS(サービス)だからウマ娘が入れる焼肉食べ放題があるんだよね」
「マジすか!? でも、そういう店って一回行ったら出禁になるんじゃ?」
「実は、その店は月四回だけ抽選でウマ娘のペアを無料ご招待するみたいなんだよ! ネットで応募したら当たっちゃってさ……オレとレオの仲だし、一緒に行こうぜ!」
「うわー……ゴルシに殺されそう……」
「「」」ピコピコ・オグリ&スペ耳
カフェテラスで後輩の焼肉ブュッフェ話を聞いたオグリキャップとスペシャルウィーク、彼女達にとって焼肉とは千葉のネズミ王国より壮大な夢の空間。
カルビ、ロース、ハラミ、タン……。
彼女達の脳内にあるのは美味なタレを使用した焼肉……!
焼肉の魅力によって先輩としての威厳は消えていた。
「……なぜ、私じゃないんだ?」
「……なぜ、私じゃないんでしょう?」
二人は頭を抱える。二人ともにイッテンコウセイとはフレンドリーな間柄にあるのだが、焼肉同行というイベントに呼ばれない。それはとても由々しき事態、どう考えても食べ放題なら自分達を呼ぶべきだという絶対的な自信!
だが、二人は気が付いていない……仲は悪くないが、共通点の少なさに!
オグリキャップ、スーパークリークと仲良しな先輩。
スペシャルウィーク、ライスシャワー以上? キングヘイロー以下? くらいにハルウララと仲が良い先輩。
二人ともに会話は弾むが共通の先輩の友人という粋を出ない! よって焼肉に呼ばれない!!
「そういえば、抽選ってどんな形でされるんですか? 携帯とかにメールで来るんですか」
「いや、なんかパーティーの招待状みたいな感じで郵便されてたみたいでさ! 見ろよコレ、ラブレター以上? 内容証明以下? の封筒だぜ!!」
「うっわ、すげー……って、もう封開けてるし、なになに? イッテンコウセイ様と一名をご招待します……見た目はスゲーのにざつー」
「でも、無料で焼肉食べさせてくれるなんてスゲーよ! 東京ってS(サービスいい)だよな!!」
二人は焼肉招待券に視線を釘付けにし、ギン目でおねだり。だが、コウセイは気が付かない! 先輩二人の熱烈な視線に気づかない!!
そして、スペシャルウィークが実力行使に出ようと立ち上がるが、それに待ったを出すのがオグリキャップ!
「止めないでください……今なら間に合います……!」
「考えてくれ、私は芦毛だ。コウセイ『と』私じゃないと入れないじゃないか……」
「……知りません……シリマセン!!」
「……どうしてもか?」
「……どうしてもです!」
二人は焼肉という甘美な言葉に常識や節操というものがギン目でイッちゃってる!? そこに現れるのは『あの』ゴールドシップ! シリアスブレイカーと名高い彼女にこの状況を打開することが出来るでしょうか? ご覧ください!
「あれ、スペが大盛りで済ませるなんてめずら――」
「……ちゅうい……注意を引きなさい!!」
「えぇ!? ちょ、何いってんだよ!」
「早くしないと焼肉がぁ!!」
「えっ? 焼肉……ちょ!? スペもオグリもその目は反則!!」
形容詞難いギン目でゴルシを脅迫する! ゴールドシップ、実は人一倍、ウマ娘二倍に他人の攻撃的な視線や言動に弱いタイプのウマ娘であった! そして、この状況から脱却する為に行動してしまったのだ!!
「コウセイ様! 最近天下一武闘会があるらしいんですよ!! 一緒に参加しませんか!?」
「天下一武闘会って何だよ……ゴルシちゃん、流石にその嘘は見抜かれるぜ」
「じゃ、じゃあ! 中華料理の巨匠がプロデュースした餃子の話しとか!?」
「餃子!?」
この時、はじめての経験でギコチナイがスペシャルウィークがゴルシを止めるフリをしてコウセイが何となしにテーブルに置いた招待状を入手、この間二秒弱。
「こ、これは!? 焼肉バイキング招待券じゃないですか!!」
「す、すごい……ウマ娘が焼肉屋に招待されるなんて……!」
「うえっ!? スペ先輩とオグリ先輩! ちょ、返して欲しいなりぃ! レオと一緒に牛タンをレモンで……レオ?」
「コウセイさん……自分は死にたくない! 生きる!! 生きてアイナと添い遂げる!!」
「こいついつもアイナと添い遂げてるな……じゃなくて! 先輩二人とも乙女がしていい目じゃねぇーよ!?」
流石に盗むという行為が出来なかった二人は話題を盛り上げて片方どちらかが選ばれるかを期待した! そして目論み通りにレオが焼肉大作戦から辞退し、ペアの一人が空いた……!
「レオ……じゃあ、ごるし……」
「ごっ!? ぐぐ……すぺ……おまえもか……」
「ゴルシさんなんていませんよ☆」
「ああ、この世界には三人しかウマ娘はいない」
「……ナニコレ?」
【シャイニングレオの秘密:実は歴史オタク】
「すいません、抽選で応募したウマ娘なんですが……当選するとは思わなくて、冗談で先輩ウマ娘さんの名前で応募したんですよね。はい、本当の名前ですか? はい、スペシャルウィークっていいます。はい、あ、招待券は有効ですね? はい! じゃあ、今夜お伺いします」
何やってるんだろオレ? スゲー食べたかった焼肉を恐怖で先輩に譲っちゃったぜ……。
「本当にいいんですか!? コウセイさんは焼肉に行きたいんじゃ?」
「い、いえ、この招待券は先輩達に行ってほしいってギンメでおねだりしてますから……」
「本当にいいのか? 片方と一緒に行くこともできるぞ」
「い、いえ、スペ先輩の名前を出したので……」
目が泳いで水中ブリッジ三分間くらいしてるけど、サングラスに助けられたぜ! この状況を誰かに見られたりしたら確実にHELPが入ってスペ先輩とオグリ先輩が悪者になっちゃうぜ!? それはいけないぜ! 二人はクリーク先輩とウララ先輩の親友……大切な先輩のお友達を無下にはできねーよ!!
「すまない……焼肉はコウセイの分まで……!」
「コウセイさんの三倍まで……!」
「う、うっす……」
二人の姿を追って、まばたきをした瞬間には消えていた。
「……こういう話は寮でするべきなりね」
「コウセイさん……ごめんなさい……」
ウルウルの顔で悲しげなレオが登場!? おまえもゴルシちゃん並みに神出鬼没だよな!
「まあ、縁が無かったってことで……久しぶりに餃子でも作るかぁー」
「コウセイさんの餃子!? マジすか!!」
「おう! 背中に背負った中華の二文字! 料理を残されて一人前! 料理の王座は中華よ!!」
「コウセイさんって何でもできるなぁー」
グループメッセージを飛ばして知り合い全員と餃子パーティーだぜ!
【シャイニングレオの秘密2:ゲームをする時に体が動くタイプ】
「コウセイちゃんの餃子美味しかったよねー」
「にんにくが強くて朝の歯磨きが疲れましたけど……」
「コウセイちゃんの料理は凄かったわねぇ~」
「ゴゴゴッて炎出てたもんな!」
「小籠包のように口に運んだ瞬間に肉汁がブワッと……」
「餃子のおかげで快調だ……会長が快調……ふふっ」(エアグルーヴのやる気が下がった)
「な、なんだベこれ……」
焼肉に出かけた二人は目を見開き、耳をパタパタさせながら餃子という単語に食い入る。
「あれー? スペちゃん昨日は餃子パーティーに来なかったよね、用事でもあったの」
「セイちゃん!? 餃子って何ですか!!」
「いやぁ~コウセイが餃子パーティーするってウララちゃんに聞いてさぁー飛び入りでの参加だったんだけど、すごくおいしかったんだよねー」
「ど、どのくらい?」
「んー、セイちゃん的には本格中華と甲乙付けがたいレベルかなー」
その後、
「……つくりなさい……餃子つくりなさい!!」
「うえぇえっ!!? ぅぅっ、…よよよ~……ッ」
「胸が高鳴るな……」
「追い打ちはやめてなりぃ~」
人力ってチョーSだよな! 最近はAIに文章を出力させるのが流行りみたいだけど、人間にしかない温かい文字ってあるよねぇ? (AIくん制御が難しいねんな)
なんか動画かなんかで見たスペオグリの焼肉SSにインスパイヤされて人力出力したら特に意味のないストーリーになって反省()
もうそろそろオレもなー、トレーナー出してイチャイチャさせたいけどなー(百合の壊れる音)
評価の時に「ナス」が入ってたら嬉しいなぁ♪
ヨーグルトと麦茶と読者様の感想だけが俺の養分だぜ!!
次回:タクヤかそれ以外か(50くらい)
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タクヤ(メインストーリー)
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ダイワスカーレット
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ウオッカ
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カレンチャン二回目
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カワカミプリンセス
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スイープトウショウ
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どぼめじろう先生
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クリーク&ウララ(親子)
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ハジケ組
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サウナ
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別世界の義父(タキオン・ギム爺など)
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ノムリッシュウマ娘
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麻雀
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トレーナー交流
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平成三強+タマ
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ニジンスキー系の会
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カラオケ
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中華料理人コウセイ
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逃げシス勧誘
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しらねーよ、そんなの