うーネム、ジム行きてぇー……。
なんて思いながら部屋でゴロ寝、自主トレの後にナカヤマさんに誘われて徹夜で麻雀! シリウスさんとマルゼンさんまで居てマジ狂い! やべーよ!? マルゼンさんに萬子が寄ったり、シリウスさんが三連続でチャンタ和了したりオカルトパワーがやべーよ! チョーSだよな!
コンコンッ
ん? 誰か来たみたいなりねぇ……でも、レオはTPO弁えてないからノックなんて絶対にしない。じゃあ、オレのお客様かな!
「コウセイちゃん……まだ起きてる……?」
「えっ? まだお昼なり……って!? カレンチャンさん!」
学園一カワイイが似合う美少女系ウマ娘、カレンチャンさんがオレの部屋に!?
なんて言いながら、入学した頃からウララ先輩とクリーク先輩、その二人と同じくらい仲良くしてるぜ! でも、カレンチャンさんが来るような用事とかあったかなぁー? オレ、記憶力はそれなりだと思ってるんだけど、カレンチャンさんがくるような事は無かったような……?
「ごめんね。こんな時間に……今日のこと謝っておこうと思って」
「えっ? オレ、カレンチャンさんに何かされたかなぁ」
「どうしても外せない用事があったっから、コウセイちゃんにカワイイ(意味深)してあげられなくて本当にごめんね」
「カワイイ(意味深)ってなんなり!? こえーよ!」
よく見るとカレンチャンさんの目がイッちゃってる!? その瞳は獲物を見る狩人みたいだ!
やっべー、カレンチャンさんに何かしたなか? オレ、礼儀正しいことで売ってるウマ娘なんだけど……思いたらねぇ……!
「ううん気にするよ。だってコウセイちゃんいつもカレンとのウマぴょい楽しみにしてくれたんだもん」
「ウマぴょいって……ウマぴょい伝説なりか? アレ歌詞すごいよね」
「ガマンも考えたんだけど、コウセイちゃんには毎年会いたかったから」
「えっ!? オレとカレンチャンさんって年一の関係じゃねーよ! 普通に友人っす!!」
徹底的に、コウセイのペースを徹底的に奪っていくカレンチャンさん!? やべーよ! 会話の方向音痴を通り越して会話の裏取り合戦だぜ! FPS強そう(笑)
「でも大丈夫。今年からはいつも一緒だからね☆ 別にっコウセイちゃんのこと嫌いになったとかそういうわけじゃないよ。本当だよ!」
「今年から? うん、今年からトレセンデビューっす!」
「どっちかっていうとウフフフフッううん、何でもない何も言ってないよ。本当に何でもないから」
「えっ? なにが」
やべーよ! 更に目がイッちゃってる!? 乙女がしていい目じゃねぇーよ!
ゾクゾクの顔で恐怖気味、今日のカレンチャンさんは一味どころか七味胡椒くらい違うぜ! 胡椒って言うのに黒胡椒は入ってねぇーよ! カプサイシン!!
「あ、そうだ! モエの走りどうだった? いつもとカワイイを変えてみたんだけど。そっか……よかった。目に合わなかったらどうしようっと思ってたんだけど、これでひと安心ね」
「えっ? モエってなんなりか」
モエ? モエって萌えとかいう表現なりか? それだったらどうして走るんだろう……そうか! 萌えって芽吹きって意味もあるぜ! この季節は草木が雑草のように生い茂る季節! その芽吹き方を走りと表現して、この季節は美しいということを表現したんだな!? 知的でエロいぜ!
「―――もうっそんなの気にしなくていいよ。家族なんだから……ね? カワイイとか速いとかカレンのとりえってそれくらいしかないし。それにコウセイちゃんはいつもカレンのカワイイ(意味深)を美味しそうに食べてくれるんだもの……カレンだってがんばっちゃうよ!」
「えっ!? カレンチャンさんの手料理なんて食べたこと無いっす!」
やっぱり会話のキャッチボールが全部デッドボールになってるぜ!? 報復死球されることなんてしてねぇーよ!
「ところでコウセイちゃんさっきジップロックしようとして見つけたんだけど、このハンカチ……コウセイちゃんのじゃないよね? 誰の?」
「あれ……そのハンカチは……」
「あー! 分かった! ウオッカさんのハンカチでしょ。匂いでわかるもん。それでコウセイちゃんがなんで持ってるの?」
「ウッス! ランニングの時に転んじゃって!! 借りパクしてるっす!!」
カレンチャンさんの瞳に生気が戻り大慌て!? めっちゃ怪我に反応してるじゃん! やべーよ、ギン目より慌て目の方がやべーよ! 凄いステップでホコリが雪のように……掃除しねぇーと。
「ええっ!? コウセイちゃん怪我したの? そのときに借りたって―――怪我は大丈夫なの?」
「ウッス! 地面が土だったから全然っす! 今更だけど借りパクしてたことすら忘れてたっす!!」
「うん。うん。うん。うん。そっかぁ大したことなくてよかった」
(あのハンカチに付いてた血。コウセイちゃんのだったんだ。ちょっともったいないことしたな。こんなことなら血の付いた部分だけ切り取ってから片づければよかった)
それにしても、入学してからいつも朝のランニングが一緒になることで仲良くなったんだよなー、ウオッカさんスゲーSだから、オレがペース上げたらすぐに速度上げてくるし、アスファルトが抉れるくらいの末脚で勝とうとするんだよね? 足の指とか怪我しそうだから怖いなり。
「あ!ううん何でもないよ。ただのひとりごとだから」
なんかトリップしちゃってるぜ!? 独り言なんて言ってたかなぁ?
「そういえば最近コウセイちゃん帰りが遅いよね。 ――ジムで筋トレ? あー、あのうるさそうな一番連呼の人でしょ? 知ってる。でもあの人って一番っていうよりカワイイよね。あんな人と話してたらコウセイちゃんまで明るい性格になっちゃうよ?」
「ちょ、誰だかわかんねぇーけど! 人の悪口はダメなり!!」
「コウセイちゃん……昔はカレンの一言一句でキョドキョドだったのに……最近はあまりキョドッてくれないよね。……それにカレンとも遊んでくれなくなったし……学校に行くのもレオちゃんと一緒に行こうっていうし……」
「昔のことはわかんねぇーけど! レオと一緒に学校に行くのは同室だから……」
「あんな人!!!! どうせコウセイちゃんのことに何もわかってないんだから!!!!」
「へくちゅん!」
カレンチャンさんがオレのXXLサイズ枕をポンポンしてハウスダストがムンムンだ!? やべーよ! お鼻がムズムズでトナカイさんになっちゃうぜ! お掃除しないと乙女力が下がっちゃうぜ!!
レオが空気清浄機の雑音が嫌いだとか言って導入を渋ってるのも理由の一つなんだけどね(笑)
「……ご、ごめん。どなっちゃって。コウセイちゃんがそういうところで鈍いのは昔からだもんね。わかってるよ」
「ウッス? オレ、今年からカレンチャンさん――」
「それはそうと昨日の晩ごはんどうしたの? そっか外食したんだ。連絡しとけばよかったね」
「いや、全寮制だから大きく見たら基本外食じゃ?」
「それで一人でご飯食べたの? フーン一人で食べに行ったんだ」
昨日はクリーク先輩とウララ先輩、二人と同席したことを言おうとした時には遅かった!
カワイイの波動満ち溢れるカレンチャンさんがギン目でオレの胸の中に!? やべーよ! 同性だとしてもさぁ……こんなカワイイ子に抱きつかれたらゴクリしちゃうんだよ! ご褒美なんだよ!!
「フンフンッ。やっぱりあの女の匂いがする……コウセイちゃんの嘘つき!!!! ねー? どうしてそんな嘘をつくの? コウセイちゃんいままでカレンに嘘ついたこと一度も無かったのに!!!!」
「ふぁっ!? オレ嘘なんて……」
「そっかぁ……やっぱりウオッカさんのところに行ってたんだ。へぇぇぇ~あ~んで食べさせてもらったの? それはよかったね!!!!」
カレンチャンさんが枕をボフボフしてハウスダストがマッハ!
若干ハウスダストアレルギーなオレが一人、空中に漂うホコリ達……そういうことかよ!?
なんどもくしゃみをしながらギン目のカレンチャンさんを心配そうな顔で困惑気味。
「コウセイちゃんは優しくてかっこよくて、でも、ちょっと雰囲気に流れやすいところはわかってた。でもコウセイちゃんはきっといつかはカレンの気持ちを絶対わかってくれるって思ってた……だからずっと我慢してたんだよ」
「た、確かに我慢は体に毒とか言うし……」
「―――それなのにカレンに隠れて浮気ってどういうことっ!? 信じられない!!!! やっぱりあの『自主規制』がいけないのね。やっぱり女子最強とかでコウセイちゃんにすり寄ってくるけど、結局はレースで戦ってないじゃない!」
「えっ? え」
カレンチャンさんの目がギン目を通り越してギンギン目になって表現できねぇーよ!? 何が起こっているんだ……。
「あんな奴にコウセイちゃんを渡さない。渡すもんですか。たとえカワイイじゃなくても、最後にコウセイちゃんの隣にいれればそれでいい!」
「あの、えっと……近いっす……」
「コウセイちゃんを守れるのはカレンだけ。コウセイちゃんは私だけ見てればいいの。それが最高の幸せなんだから……」
ペロリとほっぺたを舐められてゾクゾクっと恐怖のスイッチが押される。もうなんなんだよー(涙)
「どうして……どうしてそんな目をするの? コウセイちゃんはそんな目はしないっ!!!! カレンを傷つけること絶対しないもん!!!! そんなのコウセイちゃんじゃない!!!!」
ズキュキュン!
ファーストキスがカレンチャンさんに奪われ、消えていた。
えっ、え? オレ、今キスしてる? やべーよ! あの激エロのモロホストお兄さんに捧げようと思っていたファーストキスが奪われる。そんなのありえない!
「あーそっかーあいつのカワイイに毒されちゃってるんだー。だったらそれを早く取り除かないと」
「うぅ……カレンチャンさん正気にもどってぇ……」
「あ……あ、でもカワイイを食べたってことは家系図もあいつに毒されてるんだよね。息子も娘も。血がどんどん広がっていくんだ。じゃあ……カレンが綺麗にしてあげなくちゃね……!」
「そ、それが……カワイイボール……!?」
ウマ乗りになったカレンチャンさんの両手に元気玉……とは色が真逆の禍々しい球体が出来上がり、カワイイよりマガマガと表現できる何かから凄いパァワーが満ち溢れてる。
あーあ、あの激エロのモロホストお兄さんと再会することなくウマ娘としての生涯が終わるんだね……。
最後に……南カヤさんの握手会に行きたかったな……!
「ゴルッシ! ゴルッシ!! ゴルシちゃんビーム!!」
「『乙女が出しちゃいけない声』」
最後に激エロのモロホストのことを考えていたらゴルシちゃんの声が聞こえてカレンチャンさんが乙女が出しちゃいけない声で叫んでダウン……どーなってんだよぉ!?
「ふっ……平行線世界レーダーを起動したら……流石はコウセイさんだぜ!」
「えっ? 何いってんだよ! 説明してくれよなーたのむよー」
「多くは言えねぇ! だが、カレンチャンはカワイイボールの力によって平行線の世界の人格を手に入れたらしい。くっ、平行線の世界はやべー場所だぜ!!」
「ねえ、それ殆ど説明してるよね!? 結構多く説明してない!」
多くは言わないと前置きをして全部話しちゃう系ウマ娘、ゴルシちゃんは多くを語ってくれたぜ!
なんでも、平行線の世界のオレは男の子で、すっげー遊んでるイケメン君、多くの女の子を侍らしてラノベ系ハーレムを構築してるらしい? ウッソだろおまえ!
……でも、現実にカワイイボールもカレンチャンさんの乱心を見たから信じるしかねぇーよ!
「ねぇ? もう、こんなこと起こらないよねぇ……」
「多くは言えねぇ! だが……月一くらいで起こるんじゃね?」
「あァァァんまりだァァアァ!」
ネタが古い! そしてネタを知ってる自分も古い!!
それにしても、ゴルシくんの……登場は最高やな……! (ゴルシワープ)
最初は普通の会話を考えてたけど、お兄ちゃん? あ、ヤンデレだぁ!!
評価の時に「ナス」が入ってたら嬉しいなぁ♪
ヨーグルトと麦茶と読者様の感想だけが俺の養分だぜ!!
次回:タクヤかそれ以外か(50くらい)
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タクヤ(メインストーリー)
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ダイワスカーレット
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ウオッカ
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カレンチャン二回目
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カワカミプリンセス
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スイープトウショウ
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どぼめじろう先生
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クリーク&ウララ(親子)
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ハジケ組
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サウナ
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別世界の義父(タキオン・ギム爺など)
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ノムリッシュウマ娘
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麻雀
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トレーナー交流
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平成三強+タマ
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ニジンスキー系の会
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カラオケ
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中華料理人コウセイ
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逃げシス勧誘
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しらねーよ、そんなの