大惨事スーパーロボット大戦α   作:猫者

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幕間 インターミッション11 『その先にあるもの』

550:学生兵

おはようございます。今回は2日で済んだ。

しかもちゃんと自分の部屋に帰ってきて寝た。快挙だな

 

551:名無しのハズレ転生者

それは快挙なの?

 

552:名無しのハズレ転生者

2日も仕事をさぼった無能といえる

 

553:名無しのハズレ転生者

我らは1日も休まず戦い続けている

しかし、彼は2日も休んだ。なぜか

 

554:名無しのハズレ転生者

無能だからさ……

 

555:学生兵

なんでそんなひどい事いえるの!!

 

556:名無しのハズレ転生者

キリ番踏んだな。報告しろ!

 

557:名無しのハズレ転生者

古代の文明使いおるね

 

558:名無しのハズレ転生者

命捨てる気であるくせに誰よりも執着してるからだろ!!

 

559:学生兵

覚悟は覚悟であって死んでいいって諦めとは違うんだよ!

 

560:名無しのハズレ転生者

俺もコンスタンティンに似た事言われたわ

 

561:名無しのハズレ転生者

DC世界は命の危険どころか魂の危険もあるからなあ

 

562:名無しのハズレ転生者

でも、20人いて半数は裏切って敵側に転生者がついた

マーベル世界と比べると覚悟して死ぬ奴が多いだけましかもしれない

 

563:学生兵

よーわからんけど、皆、それぞれ苦労してるんやな

 

564:名無しのハズレ転生者

てか、結局。昨日の仕組みがよくわからんのだけど

負の無限力って敵だろ。

 

 

565:学生兵

 

生(正)に属する力(ニュータイプとかそういうの)

 

      

正であり負でもある(両者を循環させる力) 

      

 

死(負)に属する力(怨霊、死霊、幽霊)

 

みたいな感じだと思う。よくはわからん。

ただ、皆がいう負の無限力ってのと負念は近しいけど別だと思う。

だから、そっちの考えに合わせるとこれら、

3つ併せて1つの正の無限力になる。ややこしい

 

 

566:名無しのハズレ転生者

その理屈でいくとイッチはクスハにいった負に属するというより

真ん中になるな。でもそれがチートでつよいかってーと……

 

567:名無しのハズレ転生者

ぼこされてたからな。便利であるけど強弱はっきりしてる部類の力

イッチはゴミ。機体におんぶにだっご。

 

568:学生兵

定期的に俺にすげぇきびしいねぇ!!

 

 

■■■■■

 

 

「そういやよぉ、お前。いつも私服か学生服じゃねぇか。

 ノーマルスーツは着ねぇよなぁ? 衝撃とか大丈夫なのか?」

 

 

 機体の調整中にマクロスでジャンクあさりをしていたらしいウリバタケがシンの所によってそう声をかけた。シンは「頼む」と声をかけるとライブレードが腕を床に接地させた。それを滑り台のようにして下に降りる。

 

 

「衝撃はないんですよ。全く。ゲッターチームは真・ゲッターの操縦で鼻血とか出してたらしいですし、サイバスターみたいにMAXスピードでなんもないですしそういう意味では最強かな。一応、ダッシュボードにノーマルスーツはしまってますけど」

 

 

「ほぉー……コックピット周りのシステムなんかなぁ。これはわからん。なぁ?」

 

 

「えぇ、そうですね。これを流用できればと思うんですが解析は中々……脳波コントロールの領域のテスト機として結構いいデータが取れています。YF-21にはデータが反映されているそうですね」

 

 アストナージが額の汗をぬぐいながら、ウリバタケに何かを投げ渡した。

 

 

「悪いな、今度奢るよ」

 

 

「でもライブレードのデータなんて何に使うんですか?」

 

 

「Xフレームっていう火力開発したんだがどーにもうまくいかなくてな。だから、パイロットと機体の一体感を高める方の強化に舵取りしようと思ってよ」

 

 

「人機一体、ってか。うちのこれが参考になるのかね……うぉい、睨むなよ」

 

 

 やけに最近、意思を表にというか顔に出してきた。がん見するカメラアイが赤い。キレてそうとかんじシンは黙った。

 

 

「しかし、意思を持つロボットねぇ……ゲッターも明らかにそういう動きをしてるんだよな」

 

 

「でも、あれはライブレードとぶつかりあってエネルギーを使いきって止まってるらしいですけどね。ゲッターチームはドラゴンを強化して使うらしいですよ」

 

 

「俺のせいじゃないからね。俺のせいじゃないよ」

 

 

 しかし、1割のリミッターを外しあれは何割のパワーなのか。最低でも2割。でも2割だったら2割であれになるので無限力というワードもあながち大げさな名前ではないなと額に汗がびっしり浮かんだ。

 

 

 

 ■■■■■

 

 

 

「イングラム少佐はミスリルに送り情報を吐いたらしい。拷問の内容については聞くな、といっていた。肉体的より精神的に追い詰めたらしい。内容については後日、まとめて報告とするそうだ」

 

 

 朝の報告会でそんな話をシンは聞いた。

 相当地獄なような事をされてさめざめと泣いている男の顔が頭に浮かべようとしたが、顔をそもそも知らないのでプリケツに目玉がついた謎の生物が想像の中で泣いていた。まぁ、別にそこまでかかわりもないしそもそもして裏切者なので、もっと地獄な様な目にあってもいいか、とシンは思っていた。

 デシルが悪い、あんな裏切り方をしなければこんな裏切者始末するマンは生まれなかったのだ……

 

 

「ありがとうございました!」

 

 

「おっと、いけね」パチパチ

 

 

 マクロスにきて久々にリン・ミンメイのライブで拍手を送る。

 私の彼はなんとやら。あんな歌を歌うなら、やはりパイロットの間で聞く噂はそうなのだろう。

 何とも羨ましい限りだが、シチュエーションに羨ましさを感じるのであって、じゃあ、リン・ミンメイを彼女にしたいかといえばそういう気持ちでもないな。

 事実、終了時に会場の後部席からこのように真っ先に退場している。歌手ミンメイの歌に興味はあっても、女性という認識はないのだなぁ、とシンは思った。

 

 

「歌はいい……君もそう思うかい?」

 

 

「あ、そうすね。じゃあ」

 

 

「えっ」

 

 

 宗教の勧誘みたいなのを高速でスルーし、タクシーに乗った。

 仕事があるのだ、仕事が。勝手に行動した時の報告書をかかねばならない。

 軍属というかロンド・ベル属というか大戦後は編入になるかもしれないのだろうが、今は特に臨時で准尉待遇ではあるらしいのだが階級らしい階級を振りかざしたことはない。

 いつか、振りかざして優雅に暮らすかとか考えてみたがシンは自分がそんな風に生きる姿が想像できず、ほとほと自分に軍人が向いてないのを感じた。

 

 

「お客さん、行先はあそこでよろしいんですね?」

 

 

「あ、そうです。予約しておいた通り、マクロスの格納庫にいける……」

 

 

「地獄へ、ですね」

 

 

「はっ?」

 

 

 タクシーは動き出す、しかし窓柄に黒いスモークが覆い外の景色はうかがえない。外からも中の様子は見えていないのだろう。

 そして、運転手も又正体を現した。

 

 

「眩惑のセルバンテス……」

 

 

「分かったろう。われわれ、BF団にしてみれば地球圏内にいる限り、こんな潜入任務などたやすい……連絡用の通信機は渡したがそれを示しておこうかと思ってね」

 

 

「なるほどね……超能力者同士で争ってるのがよくわかる。ロボット乗りの俺らには想像できん領域だな……」

 

 

「フフフッ……理解できたようで何よりだ。賢いものは嫌いではない。我らが直接対決して苦労したのは国際警察機構。あるいは、内閣調査室所属の特殊部隊『ID5』ぐらいなのだ。それに比べれば軍部の防諜機関など、遊びということだ。最も……今回は挨拶で帰る」

 

 髭をなびかせる、誰もが想像する典型的石油王の様な男、眩惑のセルバンテスはゴーグルの下で瞳を怪しく輝かせながらそういった。

 

 

「今、はっきりと分かった。お前らやっぱ地球の征服とかそういうのどうでもいいだろ」

 

 

「我らのすべてはビッグファイア様のために。名乗るたびにそう言っている筈だ。そして、その意思は……なんのためにあるかは君は理解しているのではないか?」

 

 

「そうだな」

 

 末端の戦闘員はともかく、超A級と定義される幹部の意思はほぼ統一されているのが分かった。急なことだったが収穫はあったから、それでいい。

 どうせ世界の平和の蚊帳の外。なら、徹底的に外でうごくのが自分のあり方なのだろう。

 それでいいか、それでいい。一瞬考えたが、別に悩むまでの事でもないのだとシンは思った。

 

 

 

「結構の前日には連絡しよう。イージスを掌握し、地球と宇宙を分離しその末に再び大怪玉は起動する。世界のシズマは止まり、バベルの塔を見つける。君の戦いはそこからだ。黄帝ライセについては我らがビッグファイア様が対処なさるだろう」

 

 

「黄帝ライセって少し聞いた気がするけど国際警察機構のトップだろ? なんで……」

 

 

「味方に敵ありとはよくある事だ。君はこちらの戦いは気にしなくていい。それぞれの益の為に動けばいい。そういうことだろ」

 

「実質、お前らの総どりだろ。まぁ、いいけどな」

 

 

「ふっ、そう、それでいいのだよ。バラルの力で念の盾を使えるのは我らが主のみ。

 これもよくあることだ。一つの目的のために敵と味方が協力する。君は、その果てに信頼を失うだろう」

 

 

「いいさ。それでいい……俺はできることをする。いつだってそうしたんだ」

 

 

「たいした自己犠牲精神だ」

 

 闇の中にいつだって光を求めた。可能性というものが示す未来を探し、戦い続けてきた。ただ、明日を消さないように。自己犠牲じゃない、そんな言葉で締めくくられるのは気に食わない。

 歯を食いしばり、立ち向かってきたのは常に自分の意思だ。

 

 

「馬鹿にするな、ロンド・ベルの戦力を割けばそこをほかに突かれる。だから俺が行くんだ。俺は俺の意思で戦うんだ」

 

 

「フハハ! 失礼したね、シンくん。英雄願望か、自己犠牲か。そのあたりだと思っていたがどれも違う、ある意味まっすぐにしか生きられない男か……大作君と近い。損だな、その生き方は」

 

 

「それでも、良いと思った。思ってるんだよ。ほっておけ……」

 

  

「そうかね! では、ドライブを楽しもう。私たちと、君と、同じ道を歩く者のね」

 

 

 伸びる暗闇の向こうに彼らはビッグファイアだけを見ているのだろう。

 だが、シンは確かに希望を見ていた。同じ道でもみるものは違う。

 無限力すらも、目指すものは違うのだから……

 

 

 





 終わりが見えてきて、ハァハァハァ……してる
 でも体力は限られてるので平日は連投はむーりぃ。土日でなんとかなれ!!
 と思っています。頑張ります
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