大惨事スーパーロボット大戦α 作:猫者
リハビリ強硬進軍は終わったのでそんなペースは速くないと思います
ヴァース強襲
国際警察機構とほぼ相打ちになる形になった十傑集。
バラルへ瀕死のまま駆けつけた彼らの命と力を得て
一時的に復活し、地球の新たな守護者となったビッグファイアことバビル2世。
しかし十傑集の力を取り込んでも全盛期の彼の力を取り戻すことは難しく、
むしろ、もともと少ない寿命をさらに大きく寿命を削いでしまう。
念動の波によって地球の転移こそ、阻害されているが将来的にはどうなるか分からない。
人類は地球や火星に残されたプロトカルチャーの技術の分析を進めていく事を決めた。
そして、バルマー戦役終戦、2週間後。
突如地球に飛来した金属生命体、仮称はエイリアン(後に正式採用)
黄色い巨大な巨人が復興を始めていた街を破壊しながら進む事態が発生。
地球到達後の動きを観測し、巡礼ポイントと呼ばれている場所を目指す習性であり、
その直上あるものを街であろうと破壊しながら進行するという性質以外は不明であった。
使徒の例を考え、巡礼ポイント到着=世界の破滅と結論づけ、
地球連邦は残戦力とアクシズの軍隊の一部を再編し、
対エイリアン特殊部隊「フューネラル」を組織。
同時に、アナハイムによって対エイリアン用可変兵器。
ザルク (SARG)を製造し、対抗を始めた。
多数の特性を持つ様に進化したプログレッシブ・エイリアンに苦戦しながらも、
フューネラルとエイリアン実験複合体フランクの活躍によりその戦いは一応の決着を迎える。
しかし、人としての意識を取り戻したフランクが語った、
地球を狙うであろう宇宙の無数の星間連合の存在。
何より、彼に力を与えた彼を無数に複製し分割してエイリアンへと変えた正体不明の力。
「Oath Over Omega は物質世界に終焉を求める」
彼の言葉により、地球連邦はさらなる戦力強化を強いられた。
生産力に秀でたカタクラフトへ改良した人造エイリアンモーターを組み込むことで、
MSに引けを取らない戦闘力を発揮するようになった新造カタクラフト『アステリオス』
それに呼応するように加速度的に進んでいくMS開発と
表舞台にまで台頭を始めるAS(アームスレイブ゙)
世界はどこへ進むのか……
数か月後、バルマー戦役で疲弊した地球連邦高官の一部は、南極でひそかに星間連合。
地球呼称『ゲスト』に地球を売り渡そうという計画を立てる。
それ自体はシュウ・シラカワにより防がれるもこの一見で、
彼は敵対者と判断され、この出来事は『グランゾンの反乱』として重大事件となった。
バルマー戦役より1年。
ロンド・ベル隊の特機のオーバーホールが終わりが見えてきた頃、
ティターンズがその牙を剥く……
バルマー戦役の最終作戦時、超重力崩壊によって発生した衝撃波。
それは半年後に地球圏へ到達しその影響はガンエデンの庇護下にある地球は無事でも
スペースコロニーの大半を損壊させることを予測させた。
イージスの配備が急がれたがその情報はバルマー戦役後、
地球連邦軍を掌握し、SDFやロンド・ベル隊を解体した
ティターンズによって隠され、多くの人々は真相を知らされていなかった。
かつての特機の回収を始める彼らの元に突如加入したフリット・アスノの孫。
キオ・アスノの加入と共に動き出すAGEシステムと
それによって力を増していくティターンズ。半サイコフレームユニット、
AGE-FXと量産機オルタエイジに追いつめられるかつての英雄たちは追い詰められていく。
世界は混乱の中に今、戻ろうとしていた……。
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『JAPANESE AREA』
Gアイランドシティ
「博士、これが……」
「うむ、今完成した。地球と火星。そして、緑の星の技術によってよみがえった。
新たなる翼。ネオ・ライブレードという所じゃのう……感慨深い」
大河幸太郎の言葉に獅子王麗雄は苦労を思い出しながら、答えた。
「コックピット以外は全損。彼の命を守ったと思われるサブ動力は破損。
事前にとってあった機体データとラ・ギアスと火星の助力で完成こそしたが
動くかどうかはわからん。これを動かせるのは彼だけじゃろうからなぁ……」
その当人は地上最強のサイコドライバーの片割れの念に同調するという無茶が後押しし、
精神が破壊されきっており、今だその心は目覚めない。故にテストなどはできなかった。
「フリット・アスノ艦長が回収していたBSD……本来の精神的ケアシステムとして
修理されたものによって回復の兆しは見せているそうですが、それも単純な行動のみだと」
「食事をするように、排泄するように、眠るように。
指示には従うようにはなったがそこに意思がないとの事じゃったな」
「えぇ、彼の心自体はまだ帰る場所を見つけられず、彷徨っているのでしょう
だからこそ、きっと彼には力が必要だ。彼を壊すのではなく、ともに戦ってくれる。
今度こそどこにでも飛んでいける翼が……」
獅子王麗雄は彼のその言葉にうなずく。
「この機体なら、それを成してくれる筈じゃ……
彼のおかげでハイパーツールやガオガイガーの完成度は飛躍的に高まった。
少しでも恩を返せるといいのじゃがな……しかし、それにはまず目覚めてくれねば」
シュウ・シラカワに提供されたリチュオルコンバーターによって
エネルギー効率と危険度は下がった筈だと予測されるが起動しない限り、
テストはできず仮定の領域だ。最も、危険度というならプラーナコンバータと
2人の操者の精神リンクこれにより能力を上げる謎の機能の撤去が最重要だが、
これは行われなかった。
理由はライブレード操縦方法である感覚的操作。これが現状では
プラーナコンバータありきの操作方法であったからだ。
なので現在はプラーナコンバータへの出力を最低限にするために。
兵装、推力、機体の機動。これらを通常時に3つの副動力がそれぞれ、
1台ずつ担っている事になる。そして、理論値ではあるが3つの副動力。
GSライド、リチュオルコンバーター。そして、アルドノアドライブ。
理論上はこれらで機体の戦闘力を十全に確保できる。
(しかし、ライブレードの本来の副動力炉。
リチュオルコンバーターより精度は低いが……別の役目があったのかもしれんな。
事実、ライブレードの意思ともいえるものはこのパーツじゃった……
だからこそ、一応はその核ともいえる謎のパーツは別の形ではあるが組み込んだ)
獅子王麗雄はネオ・ライブレードを見上げた。
脚や腕部はガオガイガーに近い。しかし、脚部はドリルは外され大型化している
背中には翼と共に折りたたまれ砲台が1対。
要所要所が改善されているようにみえるが、最も目立つのはカラーリングだ。
黒をメインにしていた機体は今は真っ赤な色に染まっている。
「博士、ところでこのカラーリングは?」
「副動力の心臓部ともいうべきものを補助パイロットシステムに組み込んだのじゃ。
シンくんの話が事実ならば意思がある。ならば使えると思ってな。すると……」
「機体が変色したと……血が通った、という事ですかな」
「本人が見たらまた悪役みたいなカラーだとヘコみそうじゃがな。
だが、火星の人たちは喜ぶじゃろうな。彼らのパーソナルカラーは赤色だしのう
しかし、いろんなものが協力してくれた。この機体はまさに人の力の結晶じゃ」
その言葉に反応し、誇るように翼に刻印されたGGGのマークが輝いた。
「長官! 父さん! ティターンズがこちらに接近している!」
そう駆け込んできたのは金色のボディ、サイボーグ凱。
「うむ、オービットベースに避難するとしよう。
ディビジョン艦こそ正式な稼働はまだだがここの人員の収容場所はある。避難は」
「あとは2人だけだ。だから俺が来たんだ。少し手荒な運び方になるが……」
「やれやれ、老骨に響くのう。まぁ、ギャレオンもハイパーツールもすでに隠した。
ここにあるのはせいぜい、こいつぐらいじゃ……そして、これも打ち上げる」
ボタンを叩くバン!という音と共にネオ・ライブレードがシャトルに格納されていく。
「フォールドブースターを装着してある。無事には届くと思うが
それまでに火星にまで火種が広がっていなければいいのじゃが……」
「えぇ……(しかし、ティターンズが地球を掌握するのは早すぎた……
1年前、バビル2世。彼の思念波で目覚めた超能力者たちによる事件も多かったが
傘下にでも組み込んだのか。AGEシステムだけが今の事態を引き寄せたとはとても)」
「長官!」
「あぁ、すまない。行こう」
宇宙に向かって飛び立つシャトルを見て、
大河幸太郎はせめて宇宙と地球の絆が立たれぬようにと祈った。
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「ヴァース帝国、王女。アセイラム・ヴァース・アリューシアに告ぐ。
こちらはティターンズのキオ・アスノ大尉! 地球との条約の下に
ただちに武装を解除し、アルドノアドライブおよびその起動権
を明け渡し、ティターンズの指揮かに入ることを望みます!」
「それは連邦にすべてを明け渡せという事ですか……
あなたたちはまた、戦争がしたい。あるいは火星を奴隷にしたいという事ですね?」
「そういう意味ではありません。でも衝撃波が迫っている今
コロニーの為にティターンズは動いています! イージスシールドを必要なんです!」
「ならば!! お互いに争いの歴史があるからこそ対話をする時なのではありませんか!?
なぜ今、再びこの様にに攻めてきたのです! 悲しみと苦しみ。多くの血の果てに
私たちは人類という大きな輪を作ろうとしたはずです!! その理由を述べなさい!
武器を突き付け、奪おうとする。それは過ち。そう、過去の我らとあなた達と同じです!」
「だからこそです! 今こそ人類の力を結集し、敵の襲来に備えなければいけないんです。
そして、それは人類の代表者としての連邦でありティターンズであるべきです!」
「……人類の代表、ですか」
「わかってくれましたか!」
「……えぇ、分かりました」
奥歯を噛み締め、怒りを内に抑えつけた。
アセイラムは許せなかった。その傲慢さが。彼女の知るロンド・ベルは
誰も、自分を代表だなんて考えなかった。皆、力あるものの使命を果たそうとした。
戦いの先にある平和とたくさんの笑顔を信じていた。
その強さの源泉は奪ってしまった命と、救えなかった命。
一人一人が苦悩しながらもそれを背負い、前を向いていたからだ。
目の前の少年はもしかしたら、何かを吹きこまれ騙されたのだろう。
それでも……彼女は赦す事はできない。
「これより、ティーンズを敵対勢力と認定します。
火星の市民ブロックを地下へ格納開始しなさい。火星騎士は?」
「ティターンズにより足止めを食らっています!」
「ならば、ギリギリまで基地設備での迎撃の後に出撃。
先行投入と段階的投入は悪手です。ミサイルや砲台の半分まで使用。
その後、残存兵力を一斉投入!火星騎士が戻ってくるまで時間を稼ぎます」
「了解しました、陛下。プリペンターへの救援連絡も送りました」
「どうして、無駄な犠牲を出すんですか!」
「家畜になれと言われて従う人間は居ません。
私は……私たちは人間です! 通信終了!」
ティータンズが進軍を始める。
彼らの台頭と横暴を聞き、すぐに軌道騎士を一部を火星騎士として再配備し
構築した防衛網が突破された所からして、その情報に間違いはないと確信した。
ならば、この戦いの勝敗は
プリペンターの到着と火星騎士が足止めを抜けて戻れるかの2点に集約される。
「アセイラム王女様、よろしいのですか? 対話もそうですが
条項に地球連邦の部隊に攻撃を仕掛けた場合、すべての権利を破棄すると」
「彼らはいわば、地球を不法占拠しているものです。
そんなものたちに対話の意思はありません。私たちが和平を結んだのは?」
「それは、地球……」
「いえ、アクシズを仲立ちとして”エゥーゴ”と和平を結んだのです。
つまり、私たちが地球の同志と認めているのはエゥーゴでありロンド・ベル」
「……そうか、という事はそもそも適応しない。
民意も世論も味方につけることができない、という事ですね」
「その通りです。準備が進んでいる地球安全評議会が今、確立されたとしても
我らを一方的に弾劾することは不可能……ならば、この場は戦うしかないのです」
対話を捨てた訳ではない。ただ、それには両者がテーブルにつかねばならない。
一方的な蹂躙の果ての降伏は対話ではない。
何より、今の彼には聞く耳がない。何をされたのはか分からないがその事は確か。
「……すいません、こんな時に私信などもってのほかなのは理解していますが、
エルデリッゾに連絡を。彼を此処に連れてくるように伝えてください……」
だが、最悪の事態を考えねばならない。
自分の極めて個人的な憂いを取り除くために彼女はそう告げた。
安全な場所とは後方だ。それは、まさしく此処であろう。
だが、死ぬならば共にありたいという思いもまた、確かにあった。
「!? 王女様、デフォールド反応です! 直上!!」
「この状況でまだ、敵が……!」
「いえ……シャトル1機! 次元バリア境界ギリギリに直陸します。これは……」
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真っ白な部屋の中にいた。机と椅子だけの簡易な空間で2人向かい合う。
目の前は神を名乗る男。自分がそう自己紹介してきた気がする。
といっても、目元の黒い隈が死神だろうな。と感じさせる。
「じゃあ、まず死んだ時の年齢を教えてくれるかな」
「24歳です」
「24歳?もう働いてるの、じゃあ?」
「学生です」
「学生?あっ……(察し)ふーん」
何か気まずい事を言ったという顔をした神。
「……いや、お前!! 神様なら!!
俺が高卒で仕事してそのあと、通信で大学入りなおしたの知ってるだろ!」
「今ならこのシチュエーションできるかなって、思って。
それで、残念だったねぇ。ところで個人的な提案があって……の前に神を信じて貰おうか」
(ん……いや、この●ム●ェイとか宗教の勧誘みたいなやりとり覚えがあるな)
ふと、既視感を感じた。その時、この状態の異常がはっきりと見えてくる。
「君は高卒で働きだしても学歴コンプレックスがぬぐえず、
ふと見かけた通信大学に必死に飛び込んでみたものの私生活をギリギリまで詰めても…」
「あー、やめましょう、やめましょう! 無能を突き詰めるのやめましょう!」
「会社勤めからアルバイトに変えても
なお、授業に遅れそうになるレベルで座布団に顔を押し付けて情けなく泣いてたね」
「ヒュォ……(言葉にならず息だけ吐く音)」
(なーる。あの頃の景色をずーと再生してたんだな。
つうことは俺はまた死んだか精神でも崩壊してたか……まぁ、ええか)
「信じたようだね。で君にして欲しい事は、転生後。世界の難易度にブレーキをかける事。
くじ引きでいえばハズレの仕事だし失敗の確率の方が高い。でも行けば次を優遇するよ」
「抽象的だなぁ……ブレーキって?」
「あぁ!」
「おい!」
「ははっ、次の人生の優遇は金持ちとはいえないけど普通の人生はあるよ。
ちなみに抽象的なのはそれが具体的になんなのかはその先でしかは分からないから」
(そうだな、そしてそれは多分。ガンエデンを掌握できるかだった)」
「片親じゃない人生か。わるかねぇなぁ……あと最低でも平均的能力な……
あ、中央値とかじゃなくてほんと。一般的っていうぐらいの能力は欲しい。
それを最低保証にして上がる幅は運任せでいいわ」
「いいの?」
「ありすぎると才能に依存する。努力もしなくなる。わかるんだよ。努力は辛い。
無能なりに頑張ってきたから大切さもわかる。努力を無意味にしたくねぇよ、俺は……」
そう、そんな事を言った
それから記憶が戻ったのは6歳ぐらいで
切っ掛けあれはそう、ザ・ガンダム。νガンダムを見た時だった。
色々あった、あの頃も。悲しい事も楽しい事も、
でも、今の自分はあの頃の自分とまた少し違う、別の自分なのだ。
記憶を失って、自分なりに苦労した生活。新しい人との付き合い。
その中で確立した自分心がやはり今はメインになっている。
そして、この自分として……役目を果たしたのは間違いない。
……役目は果たした。だから休むころだろう。
ここから先は自分が関係ない世界の出来事。その世界の出来事。
むしろ、自分がいることで歪むかもしれない。生きる運命が死ぬ運命になる。
そう思って、瞼を閉じた。いや、そう念じただけなのだけど
周りの景色が消えていく。それだけでなく自分自身の存在すら希薄になっていく。
ようやく終わりが来るという安堵だけが自分の心を満たしていた。
ただ、閉じた瞼から零れ落ちたのはなんだったのだろう。
何度か誤字は確認しましたが多分ある