このお話は、メグリメグルがマックイーンの提案に乗った時空のお話です。
かなり悲しいお話となりますので苦手な方は飛ばすことをお勧めします。
では…悲しい物語をご覧ください
「……いいですよ。」
…メグルさんは、優しく私の手を自らの両手で包み込む。
「私は、アナタの味方です。だから、一緒に逃げちゃいましょうか♪」
えへへと優しい笑顔でわたくしを立ち上がらせるメグルさん。
まるで、どこかへお出かけするような…そんな軽い雰囲気でいう。
「ゴルシ、居るんでしょ?」
「まぁ、な。」
…背後から、静かにゴールドシップが現れる。その両手には紙袋を持っていた。
……そして、どこか寂しそうな表情を浮かべて私とメグルさんを見ている。
「これ、メグメグとマックちゃ…”その子”の私服な?あと、財布とハンカチとか…とにかくいろいろなものだぜ!」
いつもの調子だけれど、ゴールドシップは悲しそうにしている。
「だから、まっ…アンタとメグメグはどこにでも好きに行け~?まぁ、シリウスのことはアタシに任せろって~!それに二人分の個人情報なんてこのゴルシ様に掛かればちょちょいのチョイ!こ~のゴルシ様をなめんなよ!……じゃあな。」
ニヒッといつものいたずらな笑みを浮かべて、またどこかへと消えていく。
そのままメグルさんはわたくしの手を引いて女子トイレに駆け込み…その私服に着替える。いつもは着ないちょっとだけ大人しい服装。けれど、これからすることに…どうしても罪悪感と共にワクワクとした気持ちが高ぶってしまう。
「…行きましょう、私…誰にも見つからないとっておきの裏道を知っているんです!」
また、メグルさんがわたくしの手を取り歩き出す。
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誰もいないトレセン学園の裏口から、わたくしとメグルさんは逃げ出す。
できるだけ、知り合いに見つからないように…そして、トレセン学園から逃げるように。
遠く、遠くへ……
(…さようなら、『メジロマックイーン』。)
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あれから、ほんの8年が経ちわたくしは、再び日本へと帰ってきていた。
背丈は伸び、ゴールドシップさんを超えて…あの人と同じような体形になっており…いつもわたくしを困らせていた、太りやすい体質はいつの間にかなくなっていた。どれもこれも、メグルさんのおかげだったのだろう……けれども、わたくしの隣には、もうメグルさんはいない。
(あの3年間の二人旅は、優しい夢だった。それだけですもの。)
…最初の三年、確かにメグルさんはわたくしの手を引いてわたくしを導いてくれていた。クリスマスの時に、愛の告白をして…甘い一夜をすごした記憶もある、うれしいことも悲しいことも、恥ずかしいことも怖いことも…すべてを二人で共有したあのひと時の…優しい夢、その夢は…メグルさんが居なくなったことで、終わりを告げた。
(…あの時のわたくしは、幼かった。)
旅先で買ったキャリーケースを引きつつ、日本の空港を進む。
メグルさんが居なくなり、わたくしは再び泣いた…けれど、わたくしは一人で歩くことを選んだのだ。泣いても、もうメグルさんはいない…なら、わたくしが独り立ちするときが来た、そう、素直に受け取ることができたのだ。
空港のゲートをくぐると…そこには懐かし人の顔がそろっていた。
「…おかえり、長い家出だったね。」
「……ライアン。」
すっかり大人びており、後ろに複数人の護衛を引き連れたライアン。
…そういえば、もう8年も経っているんですね。成長したのは自分だけかと思っていましたが、そんなわけがありませんでしたわ。
「急に連絡するんだもの、びっくりしちゃった。」
「…ごめんなさい、わたくしは」
「うぅん、いいんだよ。おじいさまもおばあさまも分かってくれてる。もちろん、アタシだってわかってるし…シリウスのみんなだって」
「それでもわたくしは、アナタに謝らないといけない。本当に、ごめんなさい。」
「……うん。その謝罪、受け取っておくよ。さあ、帰ろう」
「…ええ。」
ライアンと共に空港を出れば、懐かしい故郷のにおい。
少しだけ、車両の排気ガスの臭いがキツい…都会のにおい。
「久々の日本はどう?」
「……スイスに帰りたいぐらいですわ。」
「あはは、まあ…さすがにね。」
「けれど…悪くはないですわ。」
「それはよかった。」
…わたくしとライアンは、送迎の車に乗り…空港を後にする。
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「これから、どうするの?」
「…メジロ家はライアンが引き継ぎ、わたくしの居場所はほとんどありません。ですが、わたくしにはやるべきことがあるのです。」
「…やる、べきこと?」
「…腐りきったURAを、わたくしが変えるんです。もう二度と、わたくしのような被害者がこれ以上生まれる前に。」
「…そっか。」
いろいろ、旅先で調べて分かったのだ。
…だからこそ、わたくしが変えなければならないのだろう。
たとえ、再び私の名前が汚れようとも…
「それは、アタシたちも手伝っていいこと?」
「……それは」
「あの時から、もうアタシたちは変わった。アタシはメジロ家の当主になり…ドーベルは警察官になったし、アルダンとブライトは大きな会社の社長、パーマーなんてトレセン学園のトレーナー総括だし……だから、もう…マックイーンは一人じゃない。」
「……みんな、変わったんですね。分かりました…では―――」
始めましょう、私たちの…反逆を。
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「おかえり、メグメグ。どうだった、旅は。」
「うん…ただいま。ゴルシ、悪いものじゃなかったよ…楽しかった。マックイーンさんを最後に泣かせちゃったのは心残りかな。」
「……そっか、じゃあ…また始めっか!」
「…うん。また、始めよう。」
Q.マックイーンはどうして前に進むことができたんですか?
A.メグリメグルが急ぐように旅をするもんだからタイムリミットがあることを察して、メグリメグルに甘えつつ独り立ちできるように頑張ったからです。
Q.最後の二人はどうしたんですか?
A.強制ループされたゴルシとメグメグです。何ともないように見えますが、ゴルシにもメグメグにも深い傷を残しています。
(IF・ビタールート)
名無しのウマ娘との旅
あ、このIFルートを題材としたサポートカードだけ置いていきますね!
【『大人』として】
メジロジェーンドゥ
(ゴルシ体形の大人マックイーンがリムジンの窓からトレセン学園を眺めているイラスト)
レア:SSR
タイプ:友人
入手方法:(存在しない)イベント入手
入手可能スキル
育成イベント
クールダウン
先駆け
深呼吸
所有スキル
直線巧者
コーナー巧者〇
内弁慶
抜け出し準備
深呼吸
別腹タンク
スタミナキープ
京都レース場〇
道悪〇
雨の日〇
固有ボーナス
『大人』として
LV.40~ スタミナボーナスと初期スタミナアップ
サポート効果(完凸・Lv50のみ)
レースボーナス:30%
ヒント発生率:25%
やる気効果:25%
ファン数ボーナス:10%
友情ボーナス:10%
初期絆ゲージ:10
連続イベント
『監督の責務』
選択肢なし:スキルpt+30
通常イベント
『苦い過去』
言葉をかける:体力+50、メジロジェーンドゥの絆ゲージ+5、深呼吸のヒントLv+3
そのまま立ち去る:体力+50
『もしもの話』
手を取ると答える:全ステータス+10、メジロジェーンドゥの絆ゲージ+5、メジロジェーンドゥとお出かけできるようになる
手を取らないと答える:体力-10、メジロジェーンドゥの絆ゲージ+5
お出かけイベント
『懐かしいトレーナー室』
選択肢なし:育成ウマ娘のやる気が一段上がる、全ステータス+5、すべてのバットコンディションを解消する
『苦い紅茶と苦い思い出』
選択肢なし:全ステータス+5
『正さねばらならないもの』
選択肢なし:育成ウマ娘のやる気が一段上がる、全ステータス+10
育成終了後イベント
(絆MAX時)『これからも、よろしくお願いします』
選択肢なし:全ステータス+30、スキルpt+100
(それ以外の場合)『混乱の後始末』
選択肢なし:全ステータス+15、スキルpt+50