前回のあらすじ
だがそれが、マックイーンの逆鱗に触れた!!
マックイーンさんが大激怒し、ゴルシの命が危険が危ない(比喩抜き)になる直前。
騒ぎを聞きつけたフジキセキ先輩がその場を何とか仲裁してくれた。
ゴルシの口から言われた私の寝相も、寮長であるフジキセキ先輩が言うとマックイーンさんも渋々理解してくれていた。
「ひ、ひどい目にあったぜ。」
と、手早くバスローブを着て椅子の上でぐったりするゴルシ。
私も、マックイーンさんに抱き着かれて抜け出すために力を使っていたためか、少しだけ疲れてしまった。
…当のマックイーンさんは申し訳なさそうに正座をしていた。
「も、申し訳ありませんわ。まさかあんなバカみたいな話が本当だっただなんて」
「まあ、メグメグの寝相は実際に一緒に寝ないとわからないからな。ひどいときなんて寝ながらスープレックスをキメてくるときがあるんだぜ。」
「ははは、今度こそそんなおバカな話があるわけないじゃない……マジですの?」
ゴルシが遠い目をした途端、マックイーンさんが私を見る。
…私は苦笑いをしながら頬をかくと、マックイーンさんは驚きつつもよほどひどい寝相を予想してか顔を引きつらせている。
「と、ともかく…改めて自己紹介を。わたくしは、メジロ…メジロマックイーンです。よろしくお願いしますわ。」
「あ、はい。私は、メグリメグルです。」
「んで、ゴルシちゃんとはアタシだぜ!!」
「はい、よろしくお願いしますわ。メグリメグルさん。」
「あれ、マックイーン?アタシは?」
「あ、言いづらいだろうしメグメグとかリルとかお好きなように呼んでください。」
「そうですの?では、メグルさん。と、お呼びしても?」
「はい。よろしくお願いします、マックイーンさん。」
「二人とも~、アタシのことは無視かよぉ~…」
「「ゴルシ/ゴールドシップさんは黙ってて」くださいまし!?」
「アタシの扱いひどくないか!?」
騒ぐゴルシを無視しながら、マックイーンさんと握手を交わす。
「ところで、どうしてゴルシに会いに?」
「ああ、忘れるところでしたわ。ゴールドシップさん?忘れ物です。」
「んお?おぉ、こいつぁ…ゴルシちゃん知恵の輪第564号じゃねぇか!ずっと見つからなくて困ってたんだぜ!!」
そう言ってゴルシがマックイーンさんから、ゴルシちゃん知恵の輪第564号を受け取る。
ちなみに、ゴルシちゃん知恵の輪第564号と名付けられているが百均で購入してきた普通の知恵の輪だ。
どうやら、ゴルシが教室かどこかに忘れていたのをマックイーンさんが見つけて持ってきてくれたのだろう。なんだかんだ言って、マックイーンさんはゴルシに甘いのだ。
「あぁ、やはりゴールドシップさんでしたの?それ、もう少しでサクラバクシンオーさんが力ずくで外そうとしてましたのよ?」
「うぉぉぉぉ、感謝感激雨あられだぜー!もしマックイーンが見つけてなかったら、ゴルシちゃん知恵の輪第564号は、ゴルゴル星へ召されるところだったんだな!!おっ!?SOS反応きゃーち!ちょっとジョーダンを蹴りに行ってくる―!」
シュパッとジャージに着替えて、この部屋から飛び出していくゴルシ。
多分、私が見ているところであのテンションを維持しているのが恥ずかしくなったのだろう。
幸い、付き合いの長い私しかわかっていない。よかったね、マックイーンさんにはバレてないよ。
「な、なんなんですの?」
「あ、ゴルシはいつもこんなテンションなんで。ちなみに、普段よりおとなしいですよ。」
ゴルシのテンションについていけず、助けを求めて私を見たマックイーンさんに笑顔を向ける。
マックイーンさんが、このテンション以上なんですの?と、少しだけドン引きしている。
疾風のように去っていったゴルシの叫び声が外から聞こえてくると、マックイーンさんも立ち上がった。
「では、わたくしはこれで。」
「何か用事でもあるんですか?」
「ええ、これから自主練習をしなくてはならないのです。」
「…そういえば、マックイーンさんはチームシリウスですものね。」
「はい、オグリ先輩の成したシリウスの名誉のため、そしてメジロ家の悲願のためにわたくしは粉骨砕身の覚悟ですわ。」
と、どや顔を披露しながら”私の”靴を履こうとするマックイーンさん。
「あ、あら?は、入らない?ま、まさかこの間食べたカップケーキのせいで!?」
「あの、マックイーンさん。その革靴、私のです。」
「……あ、あら!お、おほほほ~…ご、ごめんあそばせぇ~!」
どや顔を披露したうえで、醜態をさらしてしまったのが恥ずかしいのか、素早く”マックイーンさんの”革靴を履いて、ゴルシに負けず劣らずの速さで立ち去ってしまった。顔真っ赤だったなぁ・・・
「…なんか似た者同士だなぁ。」
ギャグ世界の住人といっても過言ではないゴールドシップと、まじめで清楚なお嬢様ながら天然芸人なメジロマックイーンさん。なぜだろう、今私はホースの暗黒面を見ている気がする……
そんな気がするのは気のせいにしておいて、部屋の中へと戻り着替えを取り出す。
ゴルシが返ってくる前に、少しだけお風呂に入ることにしよう、浴室のお風呂に蓋をしてスイッチを押す。私の好きな、桜の香りのバスボムを入れておき…今のうちに部屋掃除を軽くしておく。
「キミの愛バが~♪ズキュン、ドキュン走り出し~♪」
ウマぴょい伝説を歌いつつ、ゴルシのベットをベットメイキングしてから、机周りの整理、床の掃除をして棚のぬいぐるみの埃を軽く払う。
「よし、完璧!」
どうせゴルシが帰ってきたら散らかるだろうけど…それでも掃除はやっておくだけ意味があるんのだ。
《オフロガワキマシタ。》
(ちょうどいいタイミング♪)
お風呂が沸いたのでゴルシの脱ぎ散らかした制服を手に取り、浴室に入る。
…それにしても
「視線を感じるのはなんでだろう。」
…まあ、気のせいか。
ちなみにメグメグちゃんのプロフィールはこちらです。
キャッチコピー:臨機応変、ゴルシについていける冷静娘!
誕生日:3月6日
身長:155㎝
体重:乗った途端に体重計が何者かによって破壊
スリーサイズ:B79・W55・H79
靴のサイズ:左右ともに22.0㎝
学年:???(ループ前は高等部)
所属寮:栗東寮
得意なこと:逮捕術、目視鑑定
苦手なこと:手加減
耳のこと:ほとんど動かないが、ゴルシといる時だけ活発に動く。
しっぽのこと:ほとんど動かないが、ゴルシといる時だけ楽しそうに動く。
家族のこと:特に覚えていない。
ヒミツ:①もうちょっとスタイルがよくならないかいろいろ試している。
②使い古された手帳には、一週間の予定や献立表などが記されている。
容姿:白毛に近い葦毛、左耳にカスミソウのヘアピン、小顔おっとり目、いつもミニバッグを持ち歩いている。
勝負服:モノトーンのゴスロリ服に銀色の装飾品、襟首の左側に銀色の錨型バッチがつけられており、胸元には赤色の紐ネクタイ。フリフリのミドルスカートを着用し、白いニーソックスを穿いていて、左大腿にはサポーターが巻かれている。
足元は黒いパンプスを履いており、赤いリボンがつけられている。
性能はまた次回