とあるモブウマ娘が、ループするお話。   作:ライドウ

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前回のあらすじ

怪異


批判じゃないけど、某鍵の作品ってたまにこういうシナリオあるよね。大好き。



Re:ライスシャワー 6R

 

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side:ライスシャワー

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怖いライスシャワー()に、ライスが居るから、みんながケガをすると言われて、腑に落ちてしまう。

ブラストさんの怪我も、ライスとのトレーニングが原因だし、リリスさんとパンプキンさんも、私が日本ダービーで勝ったからケガしちゃった。

そして、その影響で、酉川トレーナーさんにも、小鳥遊トレーナーさんにも、猿山トレーナーさんにも・・・シリウスだけじゃなくて、ベテルギウスの人たちにも、迷惑をかけてるし、マックイーンさんやゴールドシップさんに、お姉さま(メグルさん)にも・・・

 

「ライスさん!」

 

ライスが、そこまで考えると、お姉さまが駆け寄ってきてくれる。

でもそれが、とても・・・心苦しくて

 

「き、来ちゃダメっ!」

「っ・・・ライスさん?」

 

お姉さまが不思議そうな顔で、少しだけ離れてくれる。

そう、これで、いいんだ・・・

 

「ライスが、ライスが近くにいると・・・ケガ、しちゃうから・・・。だから、だからね・・・お姉さま・・・ライス、考えたの。

ライスのせいで、ケガとかしちゃうなら・・・ライス、ずっと、ひとりのままがいいなって。」

「・・・ライスさん。」

 

ライスがトレーニングするから、みんなケガをしちゃう。ライスがレースに出るから、みんな怒っちゃう。ライスが居るから、みんな不幸になっちゃう。

なら、ライスができることは、一つしかない。

 

「だからね、ライス・・・レース科、やめる。学校も・・・退学する。」

「っ!?」

「そうすれば・・・みんな、不幸にならないから。みんな、ケガしないから。」

 

ライスが居なくなれば、みんな幸せになれるんだ。

ライスが居るから、みんな不幸になるなら、いなくなればそうなるはずだ。

でも、ライスは・・・私は、どうしても、暗い気持ちになる。

 

「それで・・・いいんですか、ライスさん?」

「・・・うん。私が・・・決めたことだから。」

 

暗い気持ちに蓋をして、お姉さまに嘘をつく。

私は、ここに居てはダメなんだ。この場所にいると、関わる人全員を不幸にしてしまう。

だから、いなくなってしまおう。そうすればみんな幸せに―――

 

嘘をつくな!ライスシャワーッ!!

 

・・・お姉さまの怒鳴り声が、私の耳をつんざいた。

温厚で、いつも笑顔から表情を変えなかったお姉さまが怒ってる。でも、不思議と怖くはなかった。

 

「そうして誰が幸せになれる。自分に嘘をついて逃げ出して、それで後悔せずに納得できるのかッ!?」

「それは・・・」

「出来ないだろう、今でさえ納得できずに後悔しているのに!」

 

見透かされていた。ライスが本当は今の状態に納得していないことに。

お姉さまは、怒りながらもゆっくりとライスに近寄ってくる。

 

「これ以上、自分に嘘をつかなくていい、自分を責めなくていい、前を向かなくたっていい、ただ、自分が納得して後悔のないようにすればいいから。」

 

お姉さまの言葉が、じんわりと心に響く。

その言葉は、冷めきっていたライスの心にゆっくりと火をつけなおしてくれる。

でも、それ以上に、お姉さまの言葉がうれしくて、泣いてしまう。

 

「・・・ごめんなさい、ごめんなさいっ。」

「大丈夫ですよ。ほら、おいで?」

 

お姉さまが両手を広げて、ライスを呼んだ。その言葉に素直に甘えて、お姉さまの胸に飛び込む。

本当のお姉さまが居るのなら、きっと本当にこんな感じなのだろう。メグルさんは、私の本当のお姉さまではないけれど、それでも優しく、私を撫でてくれる。

それが、とっても温かくて、気持ちよくて、不思議と安心できる。

 

「ほら、戻りましょう?みんな、心配してますよ?」

「・・・うん。」

 

 

 

 

 

 

=====

 

 

 

 

 

「・・・あれ?」

 

気が付けば私は、あの部屋に戻っていた。

隣のベットには誰もいないけれど、誰かがここまで運んでくれたみたい。

・・・きっと、運んでくれたのはお姉さまだと思う。私が風邪をひかないようにブランケットまでかけてくれて・・・。

 

「・・・やるよ、お姉さま。ライスは、やってみせる。」

 

ベットから降りて、この部屋のドアへと向かう。

ここから先は、ライスにとって過酷な世界なんだと思う。きっと、心無い言葉で責められたり、私のせいでもっと多くの人がケガしちゃうかもしれない。

でも―――

 

「―――ライスは・・・私が納得できる道を進む。」

 

まずは、みんなに謝ろう。

ここまで、迷惑をかけて・・・きっと心配しているはずだ。

・・・ドアノブを回して、扉を開ける。

 

「だから、一緒に行こう。怖がっているライスシャワー()。」

 

 

 

『―――うん、行こう。』

 

 

 





割と強引な終わりにした気がする・・・

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