転生したらリコリスでした、長生きしたいです。   作:花餅ふわり

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■ふぁーすとこんたくと。


07:砂糖菓子のワルツ。

千束ちゃんの説得(という名の駄目出し)により、たきなちゃんが選んだ黒いコートではなく、たきなちゃんが千束ちゃんと二人で選んでくれた白い服を買った。因みにコートではなくワンピース。ロング丈でバックリボンになっていている。丈が長めで踝まであるのだが、控えめにあしらわれたレースがとっても可愛いお気に入りの一着になった。けど、まあ…たきなちゃんの中の私のイメージがすこーしだけ心配になった。私ってそんなファーとチャックの付いたやベー服着てそうに見えるの?いや、別にファーもチャックも良いんだよ?冬服のコートとかファーが付いてると可愛いと思うし。でもそれはあくまでアクセント程度に限る。ナンテネ。閑話休題。

 

両手に沢山のショップバックを持ち、はしゃいで歩く姿は結構普通の女子高生に見えるのではないだろうか。地味にさっきからチラチラと通りすがりの人達の視線を引いているのは、私達の美少女っぷりだろう。たきなちゃんと千束ちゃんは言わずもがな、空前絶後の超絶怒涛の美の女神に愛された完璧美少女だし、私も中身はともかく外見だけなら色素薄い系のか弱そうな儚げ美少女だからね!自分で言うのは恥ずかしいけど、まあ事実ですしおすし。

よしよし…今の所は周りに怪しい人影も見えないし、これなら無事に帰れるかもしれない。楽しい買い物の思い出として、今日を大切にしよう。うんうん、やっぱりコナン世界も年がら年中、毎日事件が起こっている訳ではなさそうだ。良かった良かった、安心したよ。流石にあの速度で死亡者が出てたら日本の人口減り過ぎてヤバいもんね。

何も起こらない事にホッと安堵し、肩の力を抜いて三人で『次は何処に行こうか』と話し合いながらのんびりと歩いていると、不意に背後から肩を叩かれる。千束ちゃんのイタズラかと思い『なぁに?』と笑って振り返れば、其処には名状し難い特徴的な髪型をしたロングヘアーの女の子が立っていた。"片手を軽く上げながらポカンと口を開け此方を見つめる"と言う不自然な体勢で呆然と立ち尽くす彼女に思わず頬が引き攣る。

 

「あの、何か?」

「あっ!ヤダ!私ったらごめんなさい!あの、これ、落としましたよ?」

 

そう言って差し出されたのは、タオル生地のハンカチ。この菊の花の刺繍は間違いなく私の物である。気付かない内に落としていたらしい。何だろう…"神様のイタズラ"もとい"死神の呪い"を感じるのは気の所為だろうか。

 

「私のです、有り難う御座います。」

「いえ、気にしないで下さい!ちょうど落ちる所が見えちゃっただけですから!」

 

落ちる所が見えたからと言って、わざわざ拾って届けてくれる所に優しさを滲み出ている。確か彼女・毛利蘭は"お人好し"と言う設定があったはずだ。死神の連れでなければ是非ともお友達になりたかった。残念!

 

そこから軽く話を交わし、彼女と別れ私は千束ちゃん達の所へ。

彼女は言わずもがな、親友である鈴木園子の元へと帰って行った。

 

これで"死神の呪い"は終わりだと思ってたんだけどな…、人生はそうそう甘くないんだと後に学んだ。




正直、自分の設定の詰めの甘さに歯軋りしている所存。
書き直したい気持ちがじわじわと…。
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