あぁ、私の人生はファンブルしてしまったようです。   作:ren↹

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貸本屋

 

TRPGそれは基本的にダイズや自身の選択肢により結果が変わるゲームである。

 

中には、怪談を怖く無くさせろやカード等も使うゲームもある。

 

 

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

 

キーンコーンカーンコーン

 

「今日はここまで、各自復習をしとくように。」

 

退屈な授業を終わらすチャイムがなった。

私はそれと同時に帰る準備を始めた。

 

「あっこの本今日までだった…」

 

学校に持ち込んだ、家の隣にある貸本屋の本、学生は本の貸出期間を守れば無料なのでよく利用している。

 

 

「さやかちゃん帰ろ」

 

彼女は、齋藤 優瑞私の数少ない友人だ。

家は超がつくほど金持ちである。家族は高校生の姉二人と両親の5人家族、4人とも働いていているらしい。なんの仕事なのかは知らないが、高校生で働いているのは凄いと思う。

いや……働いているから金持ちなのか…?

 

「貸本屋に本を返さなきゃ行けないから、寄ってもいいなら……」

 

彼女にそうゆうと元気な声で承諾してくれた。

身支度を済ませると私は中学校から帰り始める。

 

中学校から離れ、貸本屋にも近くなってきた時、後ろからなにかの気配が感じる。だが、消して振り返っては行けない。そう脳が感じ取っている。

 

「それでねぇ〜はる姉ぇが〜腕を怪我してたの〜だから包帯巻いたら〜ミイラみたいになっちゃたの〜」

 

彼女は感じてないようだ、私は全身から冷や汗をかいている。彼女はそれに気づいたのか、心配している。大丈夫と言うと、いつの間にか、貸本屋に着いている。

私はレトロチックな引き戸を音を立てながら開ける。

するといつも通り受付けにはお煎餅を食べながら小さな音でテレビを見ながら新聞を読んで、猫を頭に寝せている。

異常なほど器用なおじいちゃんが居る。

齋藤と私は貸本屋の中で一旦別れると本をおじいちゃんに渡し、ハンコを押してもらうと、隣にある返却棚に入れた。

 

そして次借りる本を探しに行った。

 

「さやかちゃ〜んちょっと来てぇ〜」

 

店内で呼ばれそちらに向かう。

 

「何よ齋藤、店の中では静かにしてよ」

 

私はそう指摘すると、齋藤は謝って、本題を話始める。

 

「この本借りようと思うけど前読んでたから面白いかを聞きたくて……」

 

そういうと齋藤は前に私が読んでいた、人格排出と言う本を手に取っていた。

 

作者は癖芽 剛

 

明治初期の小説だ。

 

内容は第1の手帳、第2の手帳、第3の手帳に分かれている。

第三者の女性刑事官が事件で亡くなった名前だけを知っていふ先輩の日記として使われてた手帳を読む。

第1の手帳では排出口からの人格排出により気持ちよくなってしまう自分に対して人間失格と思ってしまう彼女の日記とそれを読みやってみたいと思い人間失格と思ってしまう主人公を見ることが出来る。

第2の手帳では人格排出のやり方と戻し方そしてその中毒を治す方法や病院などが書いてあり、先輩は中毒を治したのに自分は中毒に堕ちるという内容だ。

第3の手帳では読んでいる途中に主人公は誘拐される。

そこには死んだと思われていた先輩がおり、一緒に人格排出により堕落していくと言うなんともニッチな官能小説である。

また官能にして珍しいと言うか初のだと思われる茶川賞や重版、教科書に乗る。正しい人格排出のやり方一万選の悪い例に乗る。歴史に名を刻んだ官能小説である。

 

 

「内容が難しいからあまりオススメ出来ないかな……こっちの分かりやすい感度3000倍のなり方戻り方の方がおすすめかな、齋藤こっちの方が好きでしょ。」

 

と言い本を取り出そうとすると突然本棚の上から数冊本が落ちて来る。

私はそれに気づかず、頭上に落ち痛みが走るそして頭を抑え悶え苦しむ。眼鏡をかけ直し落ちてきた本を見る。小説より大きく、図鑑や雑誌等よりは小さいが、辞書のように分厚かったり極端に細い本もある。そして古く埃の被っている本だった。そして題名はどこにも書いておらず、薄れ消えかかっている金の模様などがあるだけであった。

齋藤は上を見て、から私を心配し始める。

 

 

「さやかちゃん大丈夫?と言うかその本どこから落ちてきたのかな……?」

 

上からに決まっているだろと言いかけながら上を見ると確かに隙間がない。本棚には隙間がなかったのである。本棚の上は天井から1cmもない程の隙間しか空いておらず、この10冊の方が収まるとは思わない。一旦人格排出と一緒におじいちゃんの所へ持っていく。

 

 

「おじいちゃん〜」

 

おじいちゃんは私たちに気づき、新聞をしまい、貸し出しのスタンプを取り出す。

そして私はさっきあった事をおじいちゃんに話す。

 

「そうかすまなかったのぅ〜この本うちのでは無いのう……謝罪としてこの本、貰っていても良いのじゃか……お嬢ちゃんさえ良かったらじゃがなぁ……」

 

私はそう言われ少し考え始める。私の部屋は2階をほとんど使った贅沢なものだ、元が亡き父の書斎だった事もあり、本棚も沢山ある。半分以上は空いているが……

 

「では、お言葉に甘えて貰いますね。」

 

そういい私はその本をその間受け取り貰おうとしたが、おじいちゃんが箱をくれたのでそれに入れて運んで帰ることにした。

 

ちなみに齋藤は

 

「これ借りま〜す」

 

結局私の勧めた感度3000のなり方戻り方と人格排出どっちも借りたようだ。

 




芥川賞を茶川賞と書いているのはわざとです。
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