副殿はまさに酒池肉林の様相であった。
宮女たちが盆や甕を運び、琴や笛を演奏する。その煌びやかさに信と羌瘣は驚きを隠せない。
信は興奮しながら座れる席を探した。羌瘣も久々のご馳走に信を手伝う。
「お!おい羌瘣!」
「ん?」
信は大盛りの料理が並べられた席を見つけた。丁度いいことに二人分空いている。
「あそこ空いてるぜ!急げ!・・・よっしゃ、ここもらいーっと」
自慢げに席に着いた信と、急いでついていった羌瘣が座ると、対面から声が掛けられる。
「はっはっ、そこはまずいと思いますよ」
「っ・・!?」
目の前にいたのは李牧だった。信の恩人にして、最も強く影響を受けた大将軍、王騎を策を弄して討ち取った張本人。憎むべき相手がそこにいた。
途端、信の体が無意識に動く。立ち上がりながら距離を取り、腰の剣に手を伸ばす。
(しまった、剣は入り口で預けたんだった・・・あれ?体が動かねえ・・・)
「蚩尤殿、大丈夫ですよ」
李牧が声を掛けて、信はようやく後ろに人がいることに気が付いた。大きな手が、長い指が左肩に触れられている。
(いつの間に・・・!?)
「お、お師匠様・・・」
小さい声で呟いた羌瘣の言葉で、信は後ろの人物が誰かを理解した。
(くそっ!さっきまで全っ然気配無かったぞ・・・!どっから来たんだ!?)
「あー蚩尤殿?ほら席へ戻ってください。楽しい宴の時間です」
「・・・わかった」
肩から手が離れ、縁壱が席へ戻っていく。一つに結んだ豊かな髪が揺れる、大きな背中が見える。信はジワリと気配を感じるが、会談のときほどでは無かった。
すっと音を立てずに縁壱が李牧の後ろの席に着く。縁壱の両隣に座っていた羌象とカイネ、二人の少女も信達のやり取りを見ていた。一人は面白そうに、もう一人は不愉快そうに。
じっと信を睨んでいたカイネが口を開く。
「おい・・・何のマネだ、お前。両国は同盟を結んだのだろうが!」
カイネの正論を理解をしていながらも、目の前の仇に我慢が抑えられない信。構えを解けずにいると、羌瘣に服の裾を思い切り引っ張られる。必死な形相で自分を止める羌瘣を見て、ようやく構えを解いた。
「下らんっ!」
がしゃんと食器の鳴る音が響き、離れた場所で男が席を立っていた。彼はこんな宴に意味などないと吐き捨てて、仲間と共に去っていく。
去っていく男たちの素性を知らない縁壱が、背後の李牧へ小声で訊く。
「彼らは?」
「王騎将軍の側近たちです。おそらく秦の中で一番私を恨んでいる人達でしょう」
「・・・あまり、恨まれるようなことはしないように」
「あはは・・・できるだけ、頑張ってはいるんですが。やはり戦争は嫌ですね」
縁壱と李牧が背中合わせで話していると、遠くの席から信を呼ぶ声がする。李牧はそこで初めて目の前の少年の正体に気が付いた。
「ひょっとして、飛信隊の信ですか?」
「なっ、なんで俺のこと知ってんだよ」
李牧は信の顔をまじまじと見つめた。まだ若く、思慮も浅いが力強い気を持っている。駆け上がるような華々しい活躍、そしてあの王騎から矛を受け取った少年。
(なるほど、これは逸材・・・なら隣の少女が羌瘣ですか・・・)
羌瘣は李牧にとって、秦における最重要人物の位置づけにあった。縁壱への太い繋がりを他国で唯一所有している彼女は、非常に危険な存在である。
同時に李牧は羌瘣の引き抜きが難しいであろうことも理解した。羌瘣は見る限り信と仲が良く、信は趙に、自分に個人的な恨みを持っている。
(少し器を試しておいたほうがいいでしょうか?)
「馮忌将軍を討った方ですから、もちろん知っていますよ。貴方にとって私は王騎将軍の仇です。残念でしたね、私がここで死ぬことが無くて」
挑発的な態度で信を揺さぶる李牧。しかし、信は李牧へ真っすぐに目を合わせて否定する。
李牧がこんなところで死んで良いとは思っていない。いつか必ず大きく成長した自分と自分の部隊が、お前を戦場で倒すのだと会場全体に聞こえる声で高らかに宣言した。
余りに気持ちのいい啖呵に呆気に取られていた李牧の背中へ、縁壱から小さな声で声が掛けられた。
「負けましたね」
「・・・ふふ、いやぁ完敗ですね」
李牧は信の顔と名前を覚えておくことを誓った。そのあとすぐ昌文君がやってきて、一言謝罪をいれて信を連れていく。
羌瘣も慌てて付いていこうとするが、いつの間にか傍に来ていた羌象ににっこり笑って手を掴まれた。羌瘣は去っていく信の背中へ力なく手を伸ばした。
「し、しん・・・」
「ねぇ?瘣?私たち、お話ししないといけないこと、いーっぱいあると思うんだぁ・・・ちゃんとぉ、聞いてくれるぅ?」
「はぃ・・・」
中座していた呂不韋が戻ってきたのは、丁度そのときだった。頭を叩かれながら連れていかれる信を見て、何か不作法があったのか李牧へ問う。特に問題が無かったとわかって、呂不韋は準備していた話を李牧へ切り出した。
「ところで、李牧殿は何やら面白い人物を連れておられるとか。友好を結んだ国同士、ぜひご紹介に賜りたい」
「残念ですが・・・彼はあまり人と話すのが得意ではありませんので、何か言伝があれば私から伝えておきましょう」
それは予め、李牧と縁壱の間で用意していた設定だった。里のことが重要な縁壱にとって、他国からの干渉は避けたいものである。一方で李牧も縁壱を大きく知らしめる気は無かった。
間へ緩衝材として李牧が入ることで、お互いが利益を得られる。縁壱を見る呂不韋の視線をさりげなく遮りながら、にこやかに李牧は笑った。
呂不韋は顎髭をさすり、首を傾げた。
「ふむ?言葉が苦手な方を危険な場所へ連れてきたと?一体全体何のためでしょうか?」
「・・・実は彼は私の友人でして、危険な地へ向かうと聞いた私の為に付いてきてくださったのです。彼は義の人ですから」
文でも弁でも、武でもない人間だと、言外に伝える。
「それはそれは・・・素晴らしい友人をお持ちですなぁ。敵地へ向かう友人を守る心意気、感服いたします」
「呂丞相が褒めていたと、伝えておきましょう・・・ところで」
李牧はこの話を切り上げようと、頭をさげて別の話題を振ろうとした。しかしそれよりも大きな声で呂不韋が遮った。
「ところで、私の部下にも義を持つものがおりましてな。どうでしょうか李牧殿、義を持つ者同士の仲を取り持ってはくれまいか?刎頸の交わりとなれば、秦趙の関係もさらに良好なものになるでしょう」
刎頸の交わりは、趙の廉頗と藺相如の関係性を指し示す逸話であった。これを強く拒めば、秦と趙の間でせっかく結ばれた同盟に罅が生じかねない。自国の逸話でいやらしく攻めてくる呂不韋に、苦笑いしか返せない李牧。
(口では勝てませんね)
「・・・ですが、先ほど申し上げましたとおり、彼は言葉が」
「はっはっはっ、これは奇遇ですなぁ、私の部下も言葉が苦手なのです。そこで、こういう趣向は如何かな?」
呂不韋がぱんぱんと手を叩けば、宮女達が一斉に動き出した。副殿の中央に広い空間が生まれ、一人の宮女が鉄剣を二振り持って立っている。
「刃は潰しております。義はあれど弁が立たぬ者同士、剣で語ってもらえればこの宴にも大輪が添えられるというものです。いかがかな?」
「・・・少し、お待ちを」
李牧は縁壱に近寄って、小声で話す。
「申し訳ありません、断ることができなくなりました」
「そうなのですか?」
「断れば秦と趙の同盟に問題が、それに趙側の面子も立たなくなる。いやらしい手です」
「では受けましょう」
「・・・荒立てないように、お願いします」
縁壱は李牧の言葉を聞くやいなや、席を立って中央へと向かう。剣を持っている宮女は静かに歩いてくる縁壱を見上げる。その秀麗な顔立ちと立ち振る舞いに、思わず見惚れ、ごくりと生唾を飲み込んだ。
「剣を」
「っは、はぃ・・・」
受け取った縁壱は、剣を一度も確かめることなく準備を終えた。ただ、静かに待っている。
ぎしりと床が軋む音がして、巨漢の男が舞台を囲む群衆を押しのけて入ってきた。
「・・・・・・」
ぎろりと縁壱を睨んだ蒙武は宮女から剣を受け取って、縁壱の対面に立った。華やかだった空気が突然重苦しいものへと変わる。
燃え上がる炎のように気を滾らせる蒙武、深海の静寂のように気を内に秘めたままの縁壱。期せず対照的な二人の気配に、武を知らぬ文官さえも何かを察して押し黙る。
人だかりを無理やり押しのけた信は昌文君と突如始まった闘いを見守る。ピリピリと肌を焼くような気配に思わず武者震いが出た。
「すっげぇ・・・おい昌文君のおっさん・・・どっちが勝つと思う?」
「喧しいぞ信、聞かずとも・・・わかっておろうが・・・」
額から汗を幾筋も垂らした昌文君が、険しい顔をして縁壱を見ていた。いつの間にか近くにいた羌瘣が、信に話しかける。
「信、よく見ておけ」
「あれ?羌瘣おまえどこ行ってたんだよ?」
「うるさい、呼んだのにお前が助けてくれなかったんだろ。いいか、見るなら床か蒙武だ」
「あ?お前の師匠を見るんじゃねえのかよ?」
「お師匠様は見えない、でも床を見れば踏んだ場所がわかる、蒙武を見れば切られた場所がわかる。痕跡を探すんだ」
痕跡から、予想しないと動きを追えない、そう呟いて羌瘣は舞台の方を真剣な眼差しで見つめる。それ以上何も言えず黙る信。
(見えないってなんだよ・・・)
ダンッ!と弾けるような音がする。蒙武の戦法はわかりやすかった、正面から片腕で剣を振り上げ一気に振り下ろす。一見単純なそれは、圧倒的な体格と人間離れした膂力によって異次元の火力へ押し上げられていた。
縁壱は右足を一歩後ろへ逸らした。半身になった縁壱の体を文字通り紙一重で剣が通り過ぎていく。縁壱の耳元で剣が空を切る音が響く。
気づけば、縁壱は蒙武の後ろにいた。からんと鉄の音が鳴る。蒙武の剣が根元から折れていた。
「っ!?うむっ双方見事じゃ!必死の一撃を紙一重で躱す趙の義の者、たった一振りで剣をお釈迦にしてしまう秦の義の者。共に極まっておるなぁ」
呂不韋の言葉で固まっていた文官達が騒ぎ出した。お互いの健闘を褒めたたえ、秦と趙の豪傑の対決に興奮している。
蒙武は根元から
「次は、見切る」
それだけ言って蒙武は群衆を押しのけ歩き去っていく。蒙武の背中で燃え上がる炎は、さらに強く猛っていた。
「見えたか?」
「・・・さげた右足で一歩か。斬ったのはいつだ?」
信が床に刻まれた微かな跡を見ながら話す。羌瘣は眉を歪めながら、落ちた剣を見て返答する。
「多分、振り下ろしが終わった後だ。振り下ろし中だと剣はあんな風に落ちない」
跳ねるはずだ、と羌瘣は言って。そのまま後ろへ引きずられていく、信が後ろへ目をやれば羌象が襟首を持って引っ張っていた。
「ちょっと目を離したらすぐ逃げるんだから!まったくもーお仕置き確定です」
「ま、まって!・・・信!助けてぇ!」
助けを求められ、踏み出そうとした信を羌象が凄まじい眼光で制した。嫌な予感が溢れた信は、仲間を一旦見捨てることにする。
「あー悪い、無理だ。ま、まぁ姉妹なんだし・・・大丈夫だろ」
「っ!?・・・裏切りものぉ!」
羌瘣が連れていかれた後、呂不韋が縁壱の前へ歩いてきた。じっと縁壱を見つめ口を開く。
「うむうむ、全く見事なものだ。蚩尤殿、と申されたかな?」
「・・・はい」
縁壱は李牧の方へ視線をやった。李牧は何とかこちらへ来ようとしていたが、呂不韋が動かした群衆に邪魔をされ近寄れなくなっていた。呂不韋の腹心である、昌平君や
「私は趙にいたことがあるが、これほどの人物を見たことはおろか、聞いたこともない。宜しければ出身を教えてはもらえないだろうか?」
「・・・申し訳ありませんが、お答えできかねます」
「なんと!・・・なに、言いたくないことは誰にでもあるものだ。ならば仕方あるまい・・・ではせめてこの質問には答えてもらえぬか?」
「・・・?」
一度質問を断った手前、縁壱は一つくらいなら答えてもいいかという気分になっていた。
「趙ではどのくらいの立場を貰っておられるのだろうか?何か重要な役職に就かれていらっしゃるのかのぉ?」
「恐れ多くも、里の長として認めて頂いております」
「ふむ・・・里長か。・・・蚩尤殿、儂に雇われる気はないか?」
「お断りいたします」
勧誘を一顧だにせず断る縁壱をみて、呂不韋は笑顔のまま更に言い募る。
「もちろん、ただでとは言わん。そうじゃなぁ、城を十、いや十五ほど差し上げよう、それと儂の財産全てでどうじゃろうか。もし必要なら更に城を増やそう」
呂不韋の言葉に一番驚いたのは秦の官僚たちであった。特に文官は強いとはいえ一人の人間を勧誘するには、あまりに大きい損失に憤った。
「りょ、呂不韋殿!気が触れましたか!?」
「何を言っておられる!そのような条件、たとえ丞相といえども・・・!」
騒ぎ立てる文官達を呂不韋が一喝して黙らせる。
「静まらんか、これは冗談でも茶番でもない。儂は本気で言っておる。・・・それで如何かな?」
「お断りいたします」
とんでもない条件を出した呂不韋と、それを顔色一つ変えずに断る縁壱。周囲の人間は皆、話の大きさと速さに付いていけず目を白黒させていた。
「そう、か・・・儂はそなたを得られるのであれば全財産失っても惜しくは無かったのじゃが・・・まあ、仕方あるまい、今回は諦めよう」
頭を下げる縁壱を名残惜しそうに眺めた後、呂不韋が去っていった。主賓が離れたことで宴もお開きとなる。会場の賑わいは次第に薄れていった。
外へ出た信は、連れていかれた羌瘣を探そうと副殿の辺りをうろつく。副殿の傍で将軍騰と軍団長達が立っている。
「あれ?騰とその配下達じゃん。帰ったんじゃなかったの?」
「誰が配下だ馬鹿者が、あの男がおるのに帰れるわけがなかろう」
軍団長の一人、
「ま、そりゃそうか。なぁどう思う?」
「お前は何目線で語っとるんだ、三百将風情が偉そうに・・・」
身分差も何もかも無視して、あけすけに聞いてくる信に、呆れている録嗚未。黙って地面を見つめていた騰が代わりに答えた。
「正攻法では、勝てぬな。殿のときのように策に嵌め・・・いや、それでも・・・」
信が地面を見れば、小石と棒を使って何か陣形のようなものが組まれていた。騰もまた、縁壱を討つための策を必死に考えている。信はやる気満々の騰達の様子に少し安心する。
「なあ羌瘣みてないか?俺の所の副将なんだけど」
「ん?ああ、お前より強いあの娘か、さっきあっちへ行くのを見たぞ」
「お、俺のほうが強いし・・・!」
教えてくれた録嗚未に礼を言って、信は階段を下りる。階段の中腹、踊り場のように広がっている場所に羌瘣はいた。羌象の前で正座させられており、説教をくらっているらしい。
「いい!?今は同盟結んでるけど、もし趙と戦争になったら私たち戦わないといけないかもしれないのよ!」
「わかってる、けど・・・」
「瘣!あんた修行一年で旅立ったから、いまは私のほうが強いのよ?さっさと戻ってきなさい」
「・・・無理」
青筋を立てた羌象が、こぶしを握り締める。慌てて信が間に入った。羌象は信を見て恨めしそうに睨む。
「待ってくれよ羌瘣の姉ちゃん!こいつは俺の仲間なんだ!」
「・・・そう、やっぱりね・・・どうりでいつまでも帰ってこないわけだ」
何かに納得したように、腰に手を当て羌瘣と信を交互に睨む羌象。羌瘣は視線の意味に気が付いて、顔を赤らめ信の後ろに隠れる。
「羌象、無理に連れ帰らなくてもいい」
「ですが・・・」
階段を上ってきた縁壱が、羌象を諫めた。次に信を見た後、羌瘣へと視線を寄越す。
「羌瘣、今は楽しい?」
「・・・楽しい」
「そうか、なら良かった。信殿、羌瘣をよろしくお願いします」
頭を下げた縁壱に、思わず戸惑ってしまう信。だが、すぐに胸を張って縁壱へ声を掛ける。
「おう、仲間だからな。絶対守る」
「ありがたい・・・羌瘣、信殿に呼吸を?」
縁壱は信の呼吸が、少しだけ縁壱の教えた呼吸法に寄っていることに気が付いた。まだまだ発展途上だが、これから成長していくだろうと思わせる。
「触りだけ、教えました」
「そうか、別に教えても構わないよ」
気まずそうにする羌瘣の頭を優しく撫でた後、縁壱は羌象と共に去っていく。
信は思わず階段を下りる縁壱に声を掛けた。
「なぁ!あー蚩尤でいいのか?」
「構わない、なにか?」
「俺、ぜってー強くなるから。今度会ったとき戦ってくれよ」
「?・・・どうして戦う必要が?」
「決まってる、大将軍になるためには強くないダメだ!強いやつと戦わないと強くなれねえ」
縁壱は高らかに宣言する信を、懐かしそうな顔をして見つめた。そして目を伏せて言葉を返す。
「・・・なった後は?」
「あん?」
「大将軍になって、何をしたい?」
「そりゃぁ・・・」
答えが無かった。縁壱は信から視線を外し背を向ける。縁壱は遠くの地平線に何かを見ていた。
「答えが見つかれば、手合わせしよう」
咸陽から離れた一行は、函谷関へと戻ってきていた。時間はかかったが、今回の会談を上手く纏められたことに、李牧たちは安堵していた。
カイネはふうと大きく息を吐く。
「春平君も戻ってきましたから、悼襄王も文句は言わないでしょう。良かったですね李牧様」
「ええ、いろいろと課題も見つかりましたが、その分実りも多かったと思います」
笑顔で語らっている先頭の二人の視界に、馬に乗って全速力で駆けてくる趙の兵士が見える。兵士の服装は李牧が良く知っている地域の物だった。
(あれはまさか・・・!?)
「きゅ、急報です!李牧様!大変なことに・・・」
「落ち着いて、何があったのか簡潔に話してください」
慌てふためく伝令を宥め、李牧は続きを促す。
「ほ、龐煖様が・・・蚩尤の里へ・・・」
李牧の額から汗が一滴、地面へ落ちた。
宴の料理 この当時の料理は煮る・焼く・蒸すのみ。調味料は塩と梅だけ?ここから塩梅という言葉が生まれたらしい。・・・にしても美味しくなさそう・・・
誤字脱字報告してくださった方、ありがとうございます。
ちょっと今、この機能の使い方がいまいち掴めなくて困ってます。誰かわかる方いらっしゃいましたらアドバイスお願いします。
感想、全部読んでます。思わず笑っちゃうようなものもあって面白いですね。有難うございます。