Lycoris Recoil  花守のうた   作:RoLeRuLiRA

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#01-2 Twins

 

 Second session Twins

 

 

 喫茶リコリコの店員、花守安喜の朝は大体6時前、朝のコーヒーとタバコで始まる

 

「また吸ってる!だめ!」

 

事は無く最早居候どころか家の主と化している少女に奪われて頓挫する。

憤慨した様子の少女の背を見送り残されたコーヒーを黙って飲みながら安喜は思う。

 

コイツはなぜ毎朝毎晩俺の家にいるんだ?

いや、朝だけじゃない。リコリコから帰ってきて晩飯の準備をしているといつの間にかいるし、勝手に風呂を使い洗面台に至っては完全に取られてるしクローゼットの中も7割くらい彼女の服だ、リビングには映画のディスクが散乱、夜になったらそのままベッドを占領。しかももう一人寝れるくらいのスペースは空けて寝るもんだから質が悪い。花も恥らう17歳とやらはどこへ行ったのか。身体の凹凸もしっかり出てきて少女から女へと変化を始めるお年頃。正直目にも鼻にも毒だし気を遣って欲しいのだがそれを言うと負けな気がして言え出せず追い出せずで早2年ほど。最初の頃はそこまでじゃなかった頻度も今やほぼ毎日。ミカ(父親)も止めないし放ってたがそろそろまずいのではと思う今日此頃であった。

などと自己完結している場合ではない。

「千束、前から聞こうと思ってたんだが」

 

「なーにー?改まってー」

 

冷蔵庫からコーヒーのお供なのかドーナツを出して答える千束に安喜はその初めて見るドーナツに突っ込むべきか一瞬迷って尋ねる。

 

「なんで毎朝毎晩ここにいるんだ?」

 

「えっ、今更?」

そう言われるとあっちが正論みたいな感じがしてしまったが騙されてはいけない。そもそも渡した覚えのないその合鍵はいつからあるのかとか自分の家はどうしたとか色々言いたいのを聞かずにいてやるこの寛大さよ。と訳のわからない不要な自己弁護をしていた安喜に千束が答える。

「なんでって、こっちの方がお店近いんだもん。」

 

まあそんなとこだろうとは思ってたが正直数分の差しかないんだから一緒だろと云いたいのは間違っているのか。

 

「それに私の家時々変なの来るしさ、そういうの心配にならない?」

 

いや微塵もならないと言いたかったがそう言ったらどうなるかはさすがに安喜にも分かっていたのでグッと我慢

 

「まあ、そういう面では確かに安心はするが。襲われたらお前の家と違ってただのマンションだぞここ。そう考えたらここも大概心配なんだが」

 

そう言って安喜は部屋の中を見回す。典型的な中流層向けのマンションの一室。広さを考えれば安い部類の家賃と駐車場、立地も錦糸町駅に近いのが利点だ、最近は小さな暴君に阻まれているが安喜にとってはベランダで喫煙する許可をもらえた物件なのも大きい、しかし千束の家のようにセーフハウス化はしていないし、出来ないだろう。一応の備えはしてあるが基本的には普通の一般住宅だ。襲われたら千束は大丈夫だろうが俺はどうだと安喜は思う。

 

「まあそれは襲われた時考えればいいし、二人の方が対処しやすいじゃん。あと家事も分担できるし。」

   

じゃあお前のセーフハウスを譲ってくれ、とは言う気にならなかった。何度も被襲撃歴のある物件なんて御免だ。とはいえ

 

「たまには帰れよ。使ってないと思われたらいずれここにも来るぞ。」

 

基本的にリコリスは決められた拠点で生活するものなので千束のように一人で外で生活しているというのは例外中の例外。外で生活するやつらもいるが大抵は複数人でだし堂々とマンションなんか使わない。車の入る貸倉庫が定番だ。

 

「大丈夫だよ。」

 

何を根拠にそんな自信満々なのか。まあいつものことなのでもうそれでいいかとも安喜は思う。今はそれよりも

 

「朝飯食ったのか?」

今日の朝飯は安喜、というか大抵は彼が作って時々千束、という具合だった。まあ千束が作ると美味い代わりにコストがかかるのでたまにくらいが丁度いいのだが。

 

「ごちそうさまでした。美味しかったけど、毎回必ずベーコンと目玉焼きで飽きないの?」

 

安喜の好みでもあり作りやすいという理由で朝食は殆ど毎回英国風だった。目玉焼きにカリカリに焼いたベーコンとソーセージ、ベイクドビーンズに少しのトマト、そしてバタートースト。所謂フルイングリッシュブレックファストだった。

 

「毎食でもかまわんよ」

 

「野菜無いじゃん野菜。健康に悪いぞー。」

 

「じゃあマッシュルーム復活させるぞ。」

 

「えー、ていうかあれ野菜扱いなの?あ!あれ無かったじゃん今日、あのジャガイモの」

 

「ハッシュドブラウンか?」

角切りのポテトをひとまとめにして焼いたやつだ。ただあれはアメリカのものだから正しくはイングリッシュじゃないし安喜が個人的に好きじゃないのであまり作らない。が

 

「あれ好きだったのに」

彼女の頼みで何度か作ってはいた。自分では食べてないし正直余計な気がしているが、まあ単純なものなのでいいかと思っていた。

 

「あんなの毎朝食ってたら太るぞ」

 

「大丈夫です―」

舌を出して反論してくる千束に子供かと返せば まだ子供ですーと返してくる。あーいえばこーいう奴だなと思いつつ。彼女がまだ子供であることには反論の余地なしなので頷く他ない。そう、本来ならまだ子供なのだ、彼女は。

 

「安喜?」

鞄を手にした千束が安喜の顔を下から覗き込むようにして聞いてくる。

 

「なんでもない。仕事に行こうか。」

不毛な事を考えている。彼女の運命は変えられない、自分と同様に。分かり切った話だ。それでも期待してしまう自分が常にいる。自分が出来ることなど何もないからこそ余計に。彼女自身が今を大事にしているという事実を言い訳に自らの無力を考えずに済んでいる自分自身に嫌気がさして安喜は思考を止めて促した。

うんと答えてドアへと歩いていく千束の背中を見てなんとなしに呟く。

 

「大きくなったなあ」

 

中身が残ったままのコーヒーをテーブルに置いて安喜も彼女に続いた。

 

また1日が始まる。また新たに彼女の一日が、失われる。

 

 

 喫茶リコリコまでは安喜の車で行くのだが店に駐車場が無いので傍の駐車場を借りていた。都内の道路事情としては正直車でない方が良いことも多いのだが、仕事で急きょ必要な場合に備えて、安喜ともう一人のホールスタッフであるミズキが車を使っていた。実際今日は買い出しをしてからの出勤なので車で丁度良かった。ビニール袋二つを両手にし買い物を終えた二人は車で店まで行く。その車をいつもの位置に停めて喫茶店まで歩く傍ら千束は車内でずっと見ていた携帯を安喜に見せてくる。大きめのビニール袋で両手がふさがっている安喜は少し首を出して覗きこむ。

 

「フォロワー増えてる!コーヒーもスイーツも美味しいってさ!あとこれみてこれ!」

と言うので彼女の指した所を見ると

 

ホールのスタッフがかわいい!

 

 まあそれはそうだろう。身内びいきを抜いてもリコリコのホールスタッフは魅力的だ。千束は外見とその快活さが周りに元気を与える看板娘、ミズキにしてもある一点を除けば姐御肌な性格で外見も良い方だ、店長のミカは落ち着いた雰囲気で包容力のあるタイプで過去にミカ目当てに常連になった客もいたほどだ。それぞれが違った魅力を存分に発揮しているのだからまあ頷ける。問題なのは最後の1文だった。

 

目つきの鋭い厨房スタッフを見れるとその日は当たり!

 

ゲームのイースターエッグじゃあるまいに俺はレアキャラ扱いかとか、あと最初の部分はいらない情報だろと安喜としては言いたかったがしょうがない。てか当たりって何だ?

 

少し物言いたげな安喜に先んじて千束がリコリコのドアを開けて中に入る。

 

「先生たいへん!タベモグのコメントでこの店ホールスタッフが可愛いって!これあたしのことだよね!」

 

「あたしのことだよ!」

 

「冗談は顔だけにしろよ。酔っ払い」

 

千束とミズキのいつも通りに過ぎる応酬を聞きながら店に入った安喜は目の前にいる黒髪の少女(リコリス)を見て一瞬固まった。千束も遅れて気付いたようで

 

「あら?リコリス? てかどうしたのその顔?」

 

言われてみれば左頬に絆創膏。

「例のリコリスだ、話したろ千束。」

え!とうれしそうにする千束と驚いて店長を見返すリコリスの少女。

 

「今日からお互い相棒だ。仲良くしろ。」

 

「この娘が~!」

「この人が?」

 

「よろしくう~千束でぇ~す。」

「井ノ上たきなです。」

食い気味にぐいぐいと行く千束にすこしたじろぎながらもたきなと名乗った少女は応じる。まあ千束ととの初対面は大抵そうなるかと安喜は重い買い出しの中身を持って厨房の冷蔵庫へと向かう。最初に消毒しなきゃなどと言っていると背後からは千束の姦しい声。

 

年は? 16です 私がひとつおねえちゃんかーけどさんはいらないからねち・さ・とでOK!

 

冷蔵庫にとりあえず突っ込むものを突っ込んだ安喜がカウンターに戻ると何やら千束が電話口で憤慨していた。

 

「殴らなくたっていいでしょーよー!」

 

 何があったのか何となく察しが付いた安喜は黙ってスル―してカウンターへと顔を向ける。

 

「想像とは違ったか?」

ミカがカウンター席に座るたきなへとコーヒーを出して声をかけていた。

「いえ、そんなことは」

どこか所在なさげな様子の彼女と目が合う。

「あなたは....」

「自己紹介が遅れてすまんな。俺は花守安喜。ここの厨房やら雑用、あとまあ色々担当してる。大分勝手が違う場所だろうけど、よろしく。」

「こちらこそよろしくお願いします。井ノ上たきなです。」

井ノ上さんね。と安喜が応じるとたきなは聞きづらそうにしつつ尋ねてくる。

「もしかしてですが、先日お会いしてますか?」

どうやら覚えていたらしい。まあ目が合ったなそういえばと安喜も思い出す。

「まあ殆ど一瞬だけどね。その絆創膏はこないだのが原因?」

「まあ、そんな所です。」

 

うっせえアホ!

背後で千束が捨て台詞を吐いて受話器を叩きつける。

「壊れるからやめてくれ」

そう千束に言うがフーンだと言って聞かない。こんにゃろと思っているとミカが答えた。

「予備がある。」

そういう問題ではないのだが、無自覚に千束に甘いのだこの人は。いいけど。

そう思う事にした安喜はミカに言う。

 

「ていうか新しく人入れるなら俺にも言って下さいよ。俺は何も聞いてないですよ。」

服の用意とか更衣室のロッカーだとか、色々準備があるのだ。

 

「言ってなかったか?まあ幸い服のストックもあるし更衣室のロッカーも余ってる。大丈夫さ。」

 

「ならいいですけど。」

ならいいのだが、彼女もリコリスとして働くなら武器も弾薬もいるだろうし住む場所はどうするんだ。また組事務所か、それともセーフハウス2号の登場か。

どの道考えるのは俺の仕事じゃないなと安喜が考えていると後ろから千束の声。

 

「よしさっそく仕事に行こうーたきな!」

はい、と即答して席を立つたきな。真面目な性分なのはこの数分でよく分かった。

「あ、先生のコーヒー飲んでからでいいよー。すごくおいしいからーわたしちょっと準備してくるねーごゆっくりー」

はい、と返して座りなおすたきな。何と言うか、ちょっと忠犬っぽいかわいさがあるな。それも番犬みたいな犬の類、などと不埒なことを考えた安喜は頭を振ってそれを掻き消す。が遅かったのか横から千束がジトーっとした目を向けてくる。何とも思ってない振りをして見返すとその瞬間千束はたきなの方を向く

「あ!たきな!」

はい!っと今後は勢いよくたきなも立ち上がる。コントじみてきたなと思う安喜の横で千束が満面の笑みで言う。

「リコリコへようこそー♪ウヒヒヒ」

そう言って準備しに行くのかと思えば最後の最後に安喜の方を向いて「バカ」とだけ言って去って行った。

なぜばれたし。

 

 しばらくして千束、たきなの新コンビが初仕事へとでかけた後、リコリコにはまばらに客が来てはお茶をして帰ってゆく。そんなに多くもない客数で来るのは大抵常連客。客同士が顔見知りの場合が多く人手が足りない時には片してから帰っていってくれるのがありがたい。接客業としてどうなんだとは思わないでもないが、そういう善意を受け取ることにもなんだかんだ馴れてきた。これはミカさんと千束のおかげかな、などと安喜は思っている。

 

 昼を回って15時。客が一旦いなくなった店内の環境整備を一通りやったところでミカは安喜に言ってOPENのプレートをCLOSEに変えてドアを閉じて施錠すると時間通りに鳴る電話を取った。相手は喫茶店の取引先ではない。

 

「楠か。先日の件か?」

相手は俺たちの上部組織DAの指揮官からだ。安喜としては嫌いではないがそう頻繁に会いたい相手でもなかった。

「銃が消えた?量は?」

 

「ハハッ、戦争でもやるのか....」

 

どうやら先日の銃取引の件らしい。まあ確かに俺が踏み込んだ時も銃は数丁しか見当たらなかった。たきなが使った銃もおそらくは見本の類だったのだろう。あの場に無いだけで別の倉庫にあると思っていたがそもそも無かったとは。

 

「しかし、商人はいたろう?尋問出来たのか?」

恐らく無理だろう、出来るわけない。

案の定の答えを返されたらしい。額に手を当てて唸るミカの表情が物語っていた。

 

 なんとなくだが、たきながここに来た理由が安喜にも分かってきた。武器商人を押さえる作戦が何らかの理由で破綻してリコリスが人質に、手をこまねいてる間にたきなが機銃掃射で強引に解決。しかし結果として情報を得られず、目的であった銃の取引そのものも見失ってしまった。正直独断専行があったとはいえ現場の一員を左遷しただけで済む話ではない。しっかりと上が腹を切る事案だった。そうはならないだろうが。

「消えた銃の数は?」

「1000挺だ」

なるほどミカさんの言うとおり、冗談じゃなく戦争が出来る量だ。だがそれだけの数ならたしかに端っからあんな街中のビルに持ち込みはしないだろう。大方どこかの港湾倉庫にでもあるはずだ。弾薬のことも考えれば隠し場所も複数必要になる。

 

「まあ、プラスに考えましょう。おかげで一人戦力が増えたんですから。」

そう言って呑気に言う安喜にミカはん?という顔をするが、自虐的な笑みを浮かべて言う

「だな、それがいい。とりあえずミズキに市場の流れから追わせよう。安喜はあてはあるか?」

 

「いくらかはありますよ。DAの連中じゃないから違う情報や分析が出るかもしれませんし現状はもうDAだけの問題じゃない。余所の連中が動き回る前に白状してこっちから聞いて回りましょう。」

 

どうせ、銃取引とDAの失態そのものは裏では周知の事実なのだ。だったら情報を集めるのに彼らを締め出すメリットなどどこにもない。安喜はそう言って信頼できる知り合いに聞いて回った。

 

 

 

 

 

『それで最初に私のところか。御目が高いねアキ』

電話相手は若い女性。その声と特徴的な白髪を思い出して安喜は返す。

「武器の取り引きについては知る中ではあなたほどの商人はいないので、どうです?日本での取引について何か耳にしていたら教えていただきたいんです。タダでとはいいません。」

『フフーフ、当然。でも最初に電話してくれたことに免じて教えてあげる。タダよ。』

その独特の笑い方を久々に聞いた安喜はお礼を言って続きを促す。

「ありがとうございます。お願いします。」

『まあとはいえそこまで大した情報じゃないけど、ここの所武器を拡散するテロが増えてるのは知ってる?』

 

「武器を拡散?」

イマイチ内容の飲み込めない話だった。

『そう、各国の地方都市で増えてきてるの。銃をそこらじゅうに弾入りでばら撒いてある日それを大々的に告知する、で標的になるのは差別問題を抱えてるとか暴力事件の多い地域とか、火種のある場所ね。』

「要するに、市民同士で殺し合いをさせるテロってことですか?」

『そういうこと。これが上手くやっててね。そういう流れに発展しそうな地域をどうやってか割り出して舞台を整えてるのよ。場所、日付、ばら撒く銃の種類とか、あと現地警察のレベルなんかも分析してるわね多分。一見無茶苦茶な発想でもバカにできない結果を出してる。ここの所度合いが増してるわ。』

「で、そのテロでばら撒かれるのが大体1000挺?」

 

『そういうこと。まあ実際には地域ごとに違いはあるでしょうしね。詳しいことを知りたければ情報機関かアメリカの情報軍に聞きなさい。当てがあればだけど。』

 

「いくらか回ってみますよ。ありがとうございます。」

 

『あ、これはおまけ。武器もそうだけど最近あなたたちの国、変なのが入りこんでる。』

 

「ここ数年ずっとですよ。」

 

『今年からだよ。言い方が悪かったわね、()()()()なのが出入りしてるわ。流れが出来始めてる。ただばら撒くだけじゃないかもね。私が知っているのは、ここまで』

 

「ありがとうございます。タダでいいとはおっしゃってましたけど今度いらした時にはサービスさせていただきます。」

 

『フフーフ、それはたのしみ。あ、あの娘は元気?いまいくつだっけ?』

 

「元気過ぎるくらいです。なんせ17歳ですからね」

 

『17か、早いねー。わたしも年取るわけだわ。』

 

「あっという間でしたよ本当に。」

そう、本当にあっという間だった。

 

『じゃあがんばって当分そっちにはいけないけど、行く時は必ず寄るわ。』

 

「ありがとうございます。お待ちしてますよ、それでは。」

 

電話を切って他を当たる。次は国内だ。安喜は店長に一言告げると車のカギを持って店を出た。

 

 

 

午後の夕方前、都内のとある公園で安喜は一人の男と会っていた。

「久しぶりに会って話したいことがあるなんていうからうちに来る気になったのかと思ったよ。」

蒼い髪、スラリとした体躯、街を歩けば10人中10人振り返るであろう美男子が脱力したようにベンチでだらりとしているのは何だか常人がそれをする以上の残念さがあった。

「すまないな。だが聞いてるだろう?もう事はDAの中だけに収まらない危険がある。」

そう言って男の隣に座る安喜は言った。

 

「どうせそこらの港湾倉庫地帯のどっかだよ。もう入っちゃったんじゃ後は備えるしかなくない?」

 

「そうだ!千束ちゃんとミカさんも一緒に来てくれたらもっと待遇もよくでき・・でもそれも無粋だね。」

しつこいなこいつ、と安喜は隣の男に目をやる。蒼井ハルト。安喜とは腐れ縁に近いがここ数カ月ほど会っていなかったDAとはまた違う国防に関する秘密組織SORDのハンドラ―、とやらに最近昇格したらしく公務員みたいなスーツで身を固めており最初は一瞬分からなかった。

「遅れたけど昇進おめでとう。髪を切ってたから最初一瞬わからなかったぞ」

「髪はね、こないだの作戦の後に切ったんだ。邪魔だったし。てか昇進嬉しくないからおめでとうはいいよ。」

 

「テキサスでの件か、というか今日は副官の子じゃないんだな。」

 

「ああ。レナは今日は他の仕事。みんなそれぞれお勉強さ。」

 

「呼んどいて言うのもなんだが、一緒じゃなくていいのか?」

 

「お勉強って言ったろ。仕事じゃないのに一々僕がつく必要はないし、しない方が良い」

 

「それで今日はニンジャなわけか。初めての子だな。」

感じる気配が明らかに今まで会ったSORDの人間のものではない。安喜も一端の兵隊ではあったのでそのくらいは読み取れた。位置まではわからないから本当にそのくらいだが、一般人からしたら超能力にしか見えない芸当だろう。

 

「お、わかった?やっぱうち来てよ。アキが来てくれたらみんなも喜ぶし。」

「お前さんいつからそんな誰でもほいほい声かけるようになったんだ。だいいち時々顔出して手伝ってるだろ?病院でも手助けしたしそれで勘弁してくれ。それより本題だ。何も来てないのか?」

 

「今回の事案は元々市ヶ谷も赤坂も担当してないからね。まあ、聞いた時は正直DAの仕事なの?って感じはしたけど。とにかく聞いてるのはこれだけ。」

そう言うと蒼井は一通の茶封筒を差し出した。安喜はそれを受け取って中を見る。数枚の紙と2枚の写真。

「あとうちのタナトスさんが言うには、なんだっけ君の所のAI。あれが件の事件の時ダウンしてたらしいよ。」

AI。ラジアータのことだ。DAが持っている超高性能演算システムを持つAIでそこからの情報がDAの活動の基盤となっていた。DAという組織の心臓部と言って差し支えない。

「なるほど。いくら高性能でも結局は機械だからな。誰の仕業かは?」

最早最新鋭では無いにしてもあれだって作られた時は数世代先を行く性能をもつと謳われていたのだ、現にこの8年、何一つ問題を起こしていない。それを攻撃できるとなれば自ずと犯人の数は絞られる。

 

「茶封筒の中に書いてあるから確認して。でも、それは多分DAの上も掴んでると思うよ。やられっぱなしでは終わらないでしょ楠さんは。」

だろうな。と言って安喜はその茶封筒を懐に仕舞い立ち上がる。

 

「悪かったな。忙しいところ」

 

「そう思うならうち来てよ。」

本当にしつこいが蒼井が誰かをこうして誘うのは彼を知る者からしても珍しい。ここまで頑なに拒む相手に、恐らくは会う度に誘っているのがだ。二人の傍で警戒中のニンジャはかつて戦ったその場で蒼井にスカウトされた時を思い出していた。

「行かない。」

きっぱりと安喜は言う。

「だよね。」

 

「わかってて聞いてるだろお前。前にも言ったがお前と同じで俺には俺の使命がある。」

 

「来てほしいのは本心さ。でもまあそうだね。僕にも使命がある。君とは違う使命が。」

 

「そうだ。まあ、イチルさんが新しい心臓を作れるというなら、話は別だが。無理なんだろ?」

 

「うん、無理だって。少なくとも日本じゃね・・・・・愚問だけど千束ちゃんのため?」

 

「俺のためでもある。がそうだな、俺の時間はあいつのためにある。それは確かだ。」

 

「じゃあ一緒にいなきゃだめじゃん?こんなとこいていいの?」

 

「あいつには今日から新しい相棒がついてる。大丈夫さ。」

 

「いやそういうことじゃないんだけど、まあいいっか。」

 

「なんだ?」

 

「なんでもないよ。千束ちゃんも苦労してるなと思ったの。」

蒼井はもの凄い残念なものを見る目で見てくるが正直苦労してるのは俺の方だぞと安喜は言いたかった。

 

「なんだそりゃ。まあいい、ありがとう。そっちには行けないが店に来てくれればサービスはしよう。」

 

「はいはい。じゃあね」

 

安喜は今度こそ歩いて立ち去ろうとしたが、蒼井が背後から待ったをかけた。

 

「あと、どれくらいなんだい?」

随分と端折った質問だなと思うが安喜には意図が通じていた。前もされた質問だった。

「変わらんよ。あと数年か、もしくは明日さ。」

そう言って返事を聞かずに歩きだす。そう、過ぎてしまえばあっという間だったとしても、今はまだ、その時はずっと先だ。

 

 歩き去っていく安喜の背中を見送りつつ蒼井ハルトはその背中が陽炎のように揺らいでボケていく感じがしていた。以前会った時と同じ質問。同じ答え。

「数年先か、明日、か。」

僕らも似たようなものか、と思わずつぶやく。ふと横を見れば今日たまたま非番だったので連れて来ていたニンジャ、矢場谷(やばたに)が戻っていた。

「すいませんハルト様。気配を悟られました。」

申し訳なさそうに言う彼女に蒼井は笑って言う。以前の作戦で拾ってきて以来、ずいぶんと自分を慕ってくれる部下。溶けて崩れていた歯並びも大分良くなりある種特徴的だった眼も以前より普通になってきたことも蒼井には嬉しいことだった。今後が楽しみな部下の一人だ。

「ああ、彼相手じゃね。ムラサキでも無理だろう。そういう感覚が鋭いんだ彼。」

御世辞のフォローかもしれなかったが矢場谷はそれを信じることにして、それでも尚

精進しますとだけ答えた。失望されるのを恐れている所を彼女に感じた蒼井は話題を変える。

「それに今回連れてきたのは彼を警戒してのことじゃないから。そんなことよりお腹空いたから夕飯食べて帰ろう。何か食べたいのある?」

これまでの人生でなかった質問に矢場谷は狼狽していたが、それに爆笑した蒼井がますます彼女を気に入って行きつけのラーメン屋に連れて行き彼の副官が機嫌を損ねたのはまた違うお話。

 

 

 

 蒼井と別れて帰路についた安喜がリコリコに帰ったころにはもう日が落ちて夜となっていた。貰った茶封筒を開けようとしたところに千束が帰ってきた。

 

「あ、丁度良かった安喜。車出して―」

「仕事か?」

そう聞くと千束は店の奥からお泊りセットを引っ張り出して来て答えた。

「そ、ちょっと面倒そうでさ。」

 

いきなり過ぎて分からなかったが聞けばどうやらストーカー被害に遭っている女性の保護依頼を受けたらしい。しかもその女性のスマホに件の銃取引の写真が載っているという。今はたきなが護衛について被害者女性の家まで送っている状況だった。

 

「車の方が早いしさ。」

 

「わかったよ。ミカさん、これ。」

と言って安喜はミカに茶封筒を渡していた。

「あとで俺も見る。先に確認しといてくれ。」

「ん?ああ」

ミカが受け取る茶封筒を千束は横からジーッと見ている。

「あとでお前にも見せる」

そう言ってやると納得した様子だった。彼女はリコリコのメンバー。特にミカと安喜が自分から隠れて何かすると物凄い不機嫌になる。その対応で過去に手痛い失敗をしていた安喜はその度フォローする役に回っていた。心の中ではこれはミカの仕事ではと思っていたが現状で機能している所を今更変える気も起きずこうしてずるずる来ている。

 

安喜も銃を持ち出し千束を連れて車に乗り込んだ。そろそろボロくなってきた軽自動車だが、都内を移動するには丁度良く。安喜としては気に入っていた。その昔千束はスーパーカーがいいと駄々をこねていたが維持費を提示して黙らせた記憶がある。安喜が千束に言い負けなかった数少ない例だ。

 

 千束のナビゲートで移動する間、ふと彼女に尋ねる。

「新しい相棒はどうだ?仲良くやれそうか?」

「いい子だよ。真面目でやさしい子かな。仲良くできると思う、多分。」

「そうか、良かった。」

「ただちぃっと真面目過ぎるかなー。本部に戻りたがってる。」

「だろうな。来た時の不本意そうな顔でなんとなく察したさ。」

そこまで話して安喜はたきなのことで気になることがあったのを思い出す。

「そういえば、たきなにはウチのやり方は教えてあるのか?」

「教えたよ。困ってる人を助ける。命大事に!もーまんたい!」

「・・・ちょっと急ぐか。」

「ちょいちょいちょい、話聞いてた?」

「聞いてたから不安になったんだ。忘れてるかもだが機銃掃射した子だぞ。結構思い切りのいいタイプだ。」

安喜は真面目にいやな予感がしていた。たきなの現在地まで、あとわずか。

 

 

 

 結果としていやな予感は的中していた。近くで車を止めて降りれば道路からガラスの砕ける音と怒声。事態を感じ取り額に手をあてて唸る千束の横で安喜はぼやいた。

「やっぱりな」

二人は拳銃を出して初弾を込めるとインカムを着けてチェックをして簡単に役割を決める。

「たきなは私が止めるよ。安喜は私が突っ込んだらフォローして。」

「ドローンはもう落とすか?」

背後の上空を飛ぶ怪しげなドローン。夜中に飛んでいる時点で少なくとも遊具ではないし市街地上空は市販品の飛行は禁止だ。敵の監視役だろうと安喜も千束も踏んでいた。

 

「あれはまだいいかな。じゃよろしくね」

そう言って千束はたきなの元へと駆けていった。素早い動きで一気に目の前から去っていく千束に続いて安喜も所定の場所に移動を開始する。

 安喜が車の後方位置に着くと同時、一旦銃声が止んだ。道路上に立ち往生したバンを確認した安喜は護衛対象だった被害者女性を探す。いた、たきなの銃撃から逃れて車の後方に男が二人、拳銃で武装。女性らしき人質は彼らの足元に寝かされており射線からは外れているが危険には違いない。敵は総じて安喜の位置からは無防備の状態なので絶好の位置だ。今すぐにでも始められる。

「撃ちすぎだな。」

思わずぼやいたが、たきなの射撃自体は正確だった。車のライト、タイヤにミラーも。敵の意識を完全に引いてくれてるしとりあえずやることはやっている。護衛任務ということを考えなければだが。

「千束、被害者女性って1人だけか?」

《そう。たきなにドローン落とさせるからそれ合図ね。あ、たきな音出して撃ってね。》

ドローンを拳銃で狙うのか?と安喜は思った。よほど射撃に自信があるらしい。

《諒解、お手並み拝見だ》

そう言ってそのタイミングを待つ。数秒後に銃声。安喜はそれを合図に飛びだしバンを後方から急襲する。助手席の男が千束に倒されているのを横目にバンの後方で千束を待ち構えていた男二人を銃撃する。たきなの銃声と千束に完全に意識を奪われていた男たちは安喜の不意打ちに対応できずに安喜の銃撃を食らう。安喜のベレッタから放たれた非殺傷ゴム弾4発が綺麗に敵二人の頭と胸部に二発ずつ命中し赤色の粉末が弾けるように花開く。

食らった男たちはもれなくダウン。しばらくは起き上がれないだろう。

千束はたきなに人質の救出を命じてそのまま運転席に、どうやら運転手はたきなに撃たれていたらしく半泣き状態だった。千束が止血している反対側で動く影を見た安喜は瞬時に弾を撃ち込む。最初に千束に撃たれた男が復活したらしいが今度こそ完全に気絶させた。

「ナイス!さすがー!」

 

「ドア越しに撃ったら何発が追加でいれとけ。」

 

「撃ったよ撃った。そいつがタフなんだって。」

 

「命大事にって敵もですか?」

たきなの声に千束がそうだよーと軽い調子で答える。納得のいかなさそうなたきなを置いて千束はクリーナーへと連絡を入れる。

やれやれと思い安喜は敵の銃を回収して弾を抜いて無力化していく。千束がクリーナーを呼んでいるのであとやることは車でここを確保しておくことだ。傍らでは人質の女性がたきなに抱きついていた。気まずげに相手を落ち着かせているたきなを尻目に千束へと近付く。

「たきなにはもう少しちゃんと説明してやれ。」

 

「えー、言葉じゃ多分納得しないよ。時間頂戴。てか安喜からも言ってみてよ。」

 

「・・・やってみよう」

 

「頼んどいてなんだけど大丈夫?泣かさないでね?」

俺をなんだと思ってるんだと言って安喜はたきなをみやる。

 

 新しい相棒は、やはりちょっとクセがあるようだ。

 

 

 30分後

 

 あの後、人質となっていた女性、サオリさんを家まで送り届けた後、安喜はたきなを呼びとめて話をしていた。

 

「井ノ上、今回のは護衛任務だったんだ。護衛対象を囮にするような真似はするな。命大事に以前の問題だ。」

 

「すいませんでした……」

 

完全には納得しきれてないようだがそれでもその謝罪には誠意が感じられた。本気で悪いことをしたとは思っているのだろう。

 

「ただまあ無事でよかった、いきなり違う環境と条件での仕事だったしこちらに不手際があったこともある。徐々に馴れていってくれ。千束と一緒にな。」

 

「すごい、人なんですよね?」

たきなは先ほどの千束の戦闘を見ていたのだろう。まあ初めてあれを見たらだれもがそういう反応をする。

「ん?まあそうだろうな。ずぼらでいい加減だが、すごいやつだぞ。」

そう答えた安喜はやさしくもどこか寂しげな表情をしていた。

「だが、すごいといえば井ノ上、君もだ。」

いきなりの言葉にたきなが安喜を見返す。

「上空のドローンへの射撃。拳銃にも関わらず一発で見事に決めたのは素晴らしい。」

いいセンスを持ってるな、と続けるとたきなは驚いたように目を見開いた。

「今後ともよろしく。」

「・・・はい。よろしくおねがいします。」

 

この後無事に話せたぞと千束に伝えた安喜だったが、何故か蹴られた。理不尽!という彼の叫びが夜に消えた。

 

 

 翌朝

 

 厨房で準備をしていると裏からたきなの声、気になって見てみれば接客の練習中だった。考えてみれば昨日まで本部にいていきなり喫茶店の給仕をするのだ。ぎこちなくて当たり前だったがそこはルックスの良さが味方してくれるだろう。それに表情は若干とぼしいが無愛想ということもない。こっちの仕事は馴染むのも案外早いかもなと思い安喜はカウンターへと行くとミカが前日保護したサオリさんが撮った写真を覗き込んでいた。

「どこだ?」

ミカがメガネを外して覗いているのを千束が割り込んで拡大する。

「あの日か?」

 

「3時間前だって。楠さん偽の情報掴まされたんじゃない?」

千束の言葉もあながち冗談とは言えない。一種の諜報機関でもあるDAが偽情報で罠にはまるのも普通なら考えられないが、今回の相手は普通じゃないかもしれないのだ。

蒼井から受け取った資料にあったハッカー、ウォールナット。そして傭兵たちの密入国ルートの存在。確実にこの国で騒乱を企てているでかい虫がいるのだ。組織の改革は間に合わない。現状の戦力で乗り切ることが出来るかはDAの上部次第だ。

 

「その女襲った奴らはどうしたのよ?」

 

「クリーナーに頼んだよ」

 

「あんた!またクリーナー使ったの?あれ高いのよ!」

 

「DAに渡したら殺されちゃうでしょお。」

 

「クリーナー代は俺が出したから大丈夫ですよ」

安喜が言うと千束も自慢げに言う

「そゆことー。」

なんでお前が自慢げなんだと安喜が突っ込むと千束が無視して続ける

「DAもこいつら追ってんでしょ?私たちが先に見つければたきなの復帰がかなうんじゃない?そう思わない!?たきなー!」

「やります!」

即答と共にリコリコの和装制服に着替えたたきなが現れる。赤い服の千束とは対照的な青が基調の服。よく似合っている。千束が興奮気味に駆け寄るのも分からないではない。

「おぅほー!かわいいー!!」

抱きついて何やら呪文を口走る千束に早々疲れた表情をするたきなが千束に連れられて写真を撮ろうと携帯を出す。

 

「安喜!撮って!」

「はいよ。」

携帯を受け取ってカメラを向ける。千束、たきな、ミズキ、ミカが入る様に寄らせて撮る。

撮れた写真を見てみるとミカだけ顔半分が見切れていた。まあいいだろと安喜は思い携帯を千束に返せば早々にその写真を店のSNSに上げている。

「さっそく店のSNSにアップしたわ―。」

 

「君は私の話を聞いてたのかね―無自覚な投稿がいらぬトラブルを―」

「大丈夫だって、ここには向かいのビルもないし」

いつも通りな会話に続くように店のドアが開いて客が入ってくる。

 

「ほらっ!お客さん!練習通り!」

 

二人のいらっしゃいませに応えるように入ってきた男性がこちらを見る。良質なスーツに身を包んだ紳士然とした男が答えた。

「やあ、ミカ」

ミカが驚いたような反応を見せる横で安喜も驚いていた、今になって現れた彼に。たきなが来て最初の来客は、コーヒーにはない奇怪な匂いを漂わせていた。

 

 

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公開可能な情報

 

 井ノ上たきな 女性 16歳 誕生日8月2日 血液型:A型

 

 本部勤務だった優秀なセコンドリコリス。射撃の腕、判断能力が高かいが作戦中の独断専行が原因で喫茶店リコリコへと配属された。千束の相棒となったがDAとは正反対のリコリコのやり方に馴染むのには時間がかかるだろう。

 

使用武器はS&W M&P9L(市販されずお蔵入りになっていたところをDAが買い取った非実在系拳銃)

 

 

 DA(Direct Attack)

DAと呼ばれる超法規的治安維持組織。活動地域は日本国内全域に及ぶ。リコリスと呼ばれる少女主体の作戦要員を実行部隊として運用し国内の凶悪犯罪、テロを未然に防ぐことを任務としている。

 

 

 SORD(Special Ops Research & Development)

 

日本国内外での極秘軍事活動を行う国防組織の一部門。また将来の国防を担う人材の教育機関としての役割もあり全国各地の学園組織に擬態して展開している。

代表的な拠点としては美浜、京船桜ヶ丘、聖イェール、総武があり関東近郊に多く存在している。

 

 アメリカ情報軍

 

 9.11同時多発テロを契機として発足したアメリカの最も新しい軍種。規模は米軍内で最小だが他国での対テロ、紛争解決に投入される頻度は最も高く暗殺作戦も担当する。軍内部では「スネークイーター」と呼ばれることもある。

 

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大分くどくなってるのでおいおい修正していきます。次回はもっとシンプルに書いていく予定ですのでよろしくお願いいたします。
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