ようこそクズヒモ男の教室へ   作:妄想癖のメアリー

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キャラクター設定と斎藤、綾小路、堀北のお話です。

オマケとか言いつつ、一番最後はかなり力を入れました。その為時間が足りず、途中手抜きになってしまいましたが、オマケなので許してください笑


キャラクター設定 1+オマケ

 

 

 ────キャラクター設定(一年生編 第二巻終了時点)────

 

 

 

 ──斎藤 紡(さいとう つむぎ)──

 クラス:1年Ⅾ組

 部活動:無所属

 誕生日:4月29日

 身長:180㎝

 体重:75kg

 

 ──評価──

 学力:A

 知性:C+

 判断力:A

 身体能力:A

 協調性:B+

 

「大人は子供を慈しみ、守るべきだ。クズでどうしようも無い俺だって、その芯は変わらない。絶対に揺らいではいけない」

 

 今作主人公兼ヒロイン。転生者で死亡した後よう実の世界に転生してきた。彼の前世によう実の原作は無い。周りの状況から、物語の世界に転生して来たと思っている。因みに前世の死因は女に刺されたことによる出血死。

 前世は中卒でフラフラしていたが、とある事がキッカケで猛勉強、高卒認定試験を取る。その後は大学の医学部に入学している。仮に前世のステータスのまま学校に入学したらこんな感じ。

 

 ──前世を完全に俯瞰で見た場合のステータス──

 学力:A

 知性:C

 判断力:C+

 身体能力:E+

 協調性:A-

 

 学力は元々良かった。身体能力が極端に低いが、これは先天性のものではない。

 前世からのアドバンテージを惜しみなく引き継いでおり、死亡したことで吹っ切れた為ステータスが上がっている(特に判断力)。その実力は幼少期の坂柳をチェスで圧倒するほどだが、最近勝てなくなって来ているためかなり焦っている。

 

 子供が大好きで、大人の都合で子供を振り回す人間が大嫌い。よって原作の茶柱先生の行動は、彼にとっては大きな地雷。八歳の頃、坂柳からホワイトルームの話をされた際は胸糞悪そうにしていたため、それ以降坂柳の中で斎藤にその話を出すのはタブーになっている。

 

 坂柳とは小学校一年生位からの付き合い。一際浮いている美幼女に話しかけ、そこから仲良くなった。そこから現在に至るまで斎藤の心の支えになっている。

 一見坂柳が一方的に想いを寄せているように思えるが、実の所それ以上の特大の感情を坂柳に向けている。現在堀北や他のヒロインの様々な√を考えているが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。その理由は入学までに縺ゥ縺? ≠縺後>縺ヲ繧り? 谿コ縺吶k縺九i

 

 イケメンランキングでは堂々の一位。平田と女子の人気を二分したのは、入学初日から堀北と話していたためである。その気立ての良さ、顔面の良さから滅茶苦茶モテるが、本気で誰かと付き合う気は毛頭ないクズ野郎。

 ヒモになりたいと豪語しているが、実際の所本気でそうなりたいのかは不明。

 

 

 

 ──坂柳 有栖(さかやなぎ ありす)──

 クラス:1年A組

 学籍番号:S01T004737

 部活動:無所属

 誕生日:3月12日

 

 ──評価──

 学力:A

 知性:A

 判断力:A

 身体能力:E-

 協調性:B+

 

「────釣った魚にエサをあげないなんて、許されるはずがないんですから」

 

 今作ヒロイン兼主人公。第一話最後に書かれた通り、約束された勝利のヒロイン。本編書き終わったらバッドエンド√も書きたいな。斎藤との関係はテンプレ通りの幼馴染。斎藤に話しかけられた時の状況を一字一句覚えており、それでことあるごとに斎藤をイジっている。

 本来はAクラスで卒業した時に斎藤に告白する予定だったが、予想外に斎藤がメンヘラだったため鹵獲を急いでいる。斎藤は他の男と幸せになって欲しいと言っていたが、そんなつもりは毛頭ない。

 

 感想にて坂柳父と斎藤の軋轢を予想する声が多かったが、坂柳父は斎藤の本質を見極めていた上で2人の恋路を応援している。そもそも小1で友達の居なかった坂柳の唯一対等の友達だからね。もう一人の息子の様に大事にされてるよ。よってⅮクラスに所属させたのは別の理由から。

 ママ活して当時中学生の娘を泣かせたと知ったときは静かにキレていたが、その裏側にある斎藤の根深い()()を感じ取り、それを解決できるのは自分の娘しかいないと思っている。

 

 身近に自身を上回る天才(転生者)が居て、それをずっと追いかけていたため原作に比べてステータスが格段に上昇している。特に協調性は原作と比べ3段階上がっており、チェスの腕も相当上がっている。

 その為Aクラスの派閥争いも、坂柳が譲歩する形で終わっている。しかし、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、虎視眈々とその座を狙い続けている。

 

 朝と夜毎日斎藤の手作り料理を食べていて、何なら平日は昼も斎藤が作った弁当を食べている。

 最近何故か同じ弁当を二つ要求するようになっていて、斎藤は「食べ盛りなのかなぁ……」とか思いながら作っている。

 

 

 

 ──綾小路 清隆(あやのこうじ きよたか)──

 クラス:1年D組

 学籍番号:S01T004651

 部活動:無所属

 誕生日:10月20日

 

 ──評価──

 学力:C+

 知性:C

 判断力:C+

 身体能力:C

 協調性:C-

 

「どうやらオレは、たった2ヶ月で自然と笑えるようになるほど、こいつらに惹かれているらしい。────その事実はオレにとって、たまらなくむず痒くて……そして心地良いものであった」

 

 言わずと知れた原作主人公。原作に比べて感情が豊かで、何と微笑みではあるが、本心で笑うという成長っぷりを見せた。

 斎藤のことは自己紹介の時に助けてもらった為親友だと思っている。それから何度も遊びに誘ってくれたり、体育のペア等を組んでもらっているため頭が上がらない。最近はペアを組むと、堀北が羨ましそうな目で見て来るので微笑ましく思っている。

 

 事あるごとに斎藤からコミュニケーションの取り方を教えてもらっている。その為原作では三バカに対して上手く話せず疎外感を感じていたが、今作に関しては上手く話せているようだ。

 原作と違い過去問、須藤のポイント買い取り、堀北兄とのやり取りをしていないため、堀北から懐疑心を抱かれていない。その代わり偽監視カメラ作戦で、自分以上に斎藤から期待されていると知って滅茶苦茶嫉妬されている。

 

 斎藤がDクラスに配属された理由を知りたがっている。そして佐倉のストーカーの件で、思わぬ本性を見てしまった為若干ショックを受けた。でも自らの過去を詮索しないでくれている為「誰にでも隠し事くらいあるか」と、一応納得しているはいるらしい。ただこの亀裂が後に物語を大きく動かすことになる。

 

 

 

 ──堀北 鈴音(ほりきた すずね)──

 クラス:1年Ⅾ組

 学籍番号:S01T004752

 部活動:無所属

 誕生日:2月15日

 

 ──評価──

 学力:A

 知性:A-

 判断力:B

 身体能力:B+

 協調性:C-

 

「貴方だけに手伝わせて、私が全力を尽くさないのは不義理よ。Aクラスに行くのに、櫛田さんの協力は欠かせない。それを私個人の感情で拒むのはただの我儘、そう思っただけ」

 

 入学してから一番成長した人。そして原作から二番目に成長した人、一番は坂柳。原作に比べて判断力が1段階、協調性については5段階もアップしている。

 学力や教養が無い人間を見下さず、相手の長所を素直に認めるようになった。その為三バカに対しても原作程当たりが強くなく、そこそこ良好な関係を築けている。

 

 綾小路と同じく、コミュ強の斎藤に絆された。堀北兄とのやり取りを斎藤に見られ、自分の過ちを指摘されて絶望したところを慰められている。本作では描写していないが、惚れた男の匂いがするベッドのせいでなかなか眠れなかった。

 しかし恋愛感情というのを今まで抱いたことが無く、それに近しい感情は兄への憧れのみだったため、自身の感情に対して戸惑っている。それが恋だと気が付いたときの反応が実に楽しみだ。

 

 

 

 ──────オマケ──────

 

 

 

「────おー! 堀北さんの私服だ!」

 

 日曜の昼。俺達3人は堀北さんとの約束を果たすため、ケヤキモールに来ていた。中々見ることのできない堀北さんの私服を見てテンションが上がる。

 

「……別に珍しいものでもないでしょう。これから見る機会なんていくらでもあるんだし」

 

「それってオレ達ともっと出かけたいってこ……「うるさい」いだっ!」

 

 綾小路君が真顔でボケるが、彼女のツッコミは少しだけ痛そうだ。

 

「いやーこの前泊めた時も制服だったからね。この前の打ち上げの時も学校終わって速攻綾小路君の部屋に集まったし」

 

「ったく。オレの部屋をたまり場にするんじゃない……って泊まり?」

 

 あ、やべ。そう言えば内緒だったわ。

 堀北さんから飛んでくるであろう拳に怯えていると、やけにウキウキした様子の綾小路君が話し出した。

 

「泊まったって事はつまり……! そういう事だよな!」

 

「何がそういう事なのかしら?」

 

 休日の真っ昼間から下世話なことを話し出した綾小路君に、堀北さんが鋭い眼光を向ける。気持ちは分かるけど、口に出したらおしまいだよ。

 

「すみませんでした……」

 

「よかったー。綾小路君がヘイト買ってくれて「あなたもよ斎藤君」ぎゃああ!」

 

 えげつないピンチ力(指の力)で脇腹を抓られる。ったく、そのほっそい体のどこにそんな力があるんだ? 

 

「痛ぃ……絶対痕残った! お婿に行けない……」

 

「バカなこと言ってないで早く行くわよ。で、最初はどうするの?」

 

 自らの体を抱くようにして抗議するが、早く遊びたいのかはやる気持ちを抑えられない堀北さん。

 

「じゃあ……まずはここっしょ!」

 

 

 

 ────ゲームセンターにて────

 

「くっ……! 難しいわね。もう一回!」

「下手すぎないか? 堀北。オレがとってやる……って、あれ」

「あなたも全然持ち上がってないじゃない! いいから貸しなさい!」

「あ、それ確率機*1だからやらない方が良いよ」

「そんなのってアリかよ……」

 

「行けえぇぇぇ! 差せぇぇそこだ!」

「……ガチすぎないか? 紡」

「何言ってんだよ綾小路君! みん〇でダービーは俺達が唯一合法にできる競馬なんだぞ!」

「……何か言ってやれ、堀北」

「恐らく期待値的にはこちらに賭けるのが正解……いやでもこの子はこの試合調子悪いから

「駄目だコイツら。早く何とかしないと」

 

「パンチングマシーンだって。綾小路君やってみてよ」

「いいけど、普通どれくらいなんだ?」

「平均が500位で、凄い人は900超位かなー」

「そうか……ふっ!」

『814㎏! 歴代1位だぜー!』

「……おい、2位でも300㎏行かないんだが。どういうことだ?」

「知らなーい」

「おい待て!」

 

「お! このゲーム懐かし!」

「……それにしては随分きれいな台じゃないか?」

「これ、調べたら先月発売されたばかりの台らしいわよ」

「い、いや……旧型をやったことあるって事だよ。旧型を」

「ふーん」

「よ、よし! 次行こうか!」

 

 

 

 ────ボウリングにて────

 

「一番スコア低かった人、ジュース奢りね」

「こっちは1円でも惜しいんだ。オレが勝たせてもらう」

「……どうして男の子ってこういう低俗な争いを好むのかしら」

 

『紡:252点 きよぽん:240点 ツンデレヒロイン:163点』

「よし。これでオレの財布は救われたな」

「良いと思うけど、綾小路君墓穴掘ってない? 周りの人めっちゃこっち見てるけど」

「……騙したな? 紡」

「いや俺何もしてないからね!?」

「……名前、ツンデレって。ヒロインもおかしいし……

 

 

 

 ────カラオケにて────

 

「~♪ ~~♪」

『96.567点!』

「へっへーん。凄いっしょ?」

「凄いけど……女ウケいい曲ばっか歌うんだな」

「そうね」

「はぁ!? じゃあ綾小路君なんか歌ってよ!」

「いいぞ……お、来た来た、これに合わせて歌えばいいんだよな────」

『────100.000点!』

「……」

「ピアノと書道を習っていたからな。これくらい楽勝だ」

「……関係ないだろ」

 

 

 

 ────────────────

 

 

 

 その後ケヤキモール内のフードコートで夕食を済ませたオレ達は、3人で仲良く肩を並べて帰路についていた。

 

「いやー楽しかった! 7時間も遊んじゃったよー」

 

「あっという間だったな。堀北はどうだ? 楽しかったか?」

 

 珍しくオレが会話を回す立場となる。紡と堀北という、一緒に居ても気を使わなくてよい友人だからかもしれないが。それでも入学当初のオレからは考えられない程成長している。

 

……しかった

 

「ん?」

 

 上手く聞き取れなかったため聞き返す。そんな俺の態度が癪に障ったのか、堀北は拗ねたように口をとがらせて繰り返した。

 

「楽しかったって言ってるの。耳付いてるのかしら?」

 

「そうか、なら良かった」

 

 オレの声を最後に、辺りには沈黙が流れる。紡に助けを求めたが、彼は唇に指を当て黙るようにオレに示した。

 そしてオレが耐えられなくなる直前、堀北がポツポツと語り出した。

 

「本当に……楽しかったわ。何というか、その……上手くは言えないけど、ありがとう」

 

「お礼なら紡に言ってやってくれ。行く場所のチョイスは全部紡なんだから」

 

「それは寂しくない? 多分堀北さんのありがとうは、今日の話だけじゃないと思うよ?」

 

 何とも要領の得ない言葉だったが、その疑問もすぐに解消されることとなる。

 

「……正直、私の力だけではここまで上手くは行かなかったわ。テストもそうだし、今回の件だってそう」

 

「それこそオレは何もしてないぞ。過去問を配ったのも紡、偽カメラ作戦を考案したのも紡だ」

 

「それでも……まだあなたには感謝を伝えてないと思ったの。今だから分かるけど、最初の私は本当にひどかった」

 

 確かに、堀北は入学当初に比べたら見違えるほど成長した。……すぐ手が出るのだけは本当にやめて欲しいが。

 そんなことを思っていると、堀北は立ち止まってオレの方を見た。

 

「改めてお礼を言わせて頂戴。綾小路君、私に付いて来てくれてありがとう」

 

「何だよいきなり改まって」

 

 いつになく真剣な堀北の表情に、オレは今まで感じた事のない何かがこみあげてくる。本当はちゃんと返してやりたかったが、何故か言おうと思ったものと別の言葉が出て来てしまう。

 そんな俺の言葉に気を悪くするかと思ったが、堀北は右手を差し出してきた。

 

「そして、Aクラスに行くのに、あなたは必要不可欠な存在。だから……その、今までと同じく協力してくれると、凄く嬉しいわ」

 

「俺からもよろしく! 綾小路君がいれば百人力だよ」

 

 紡が無遠慮に肩をバシバシ叩いて来る。何時もなら抵抗の言葉の1つや2つ出て来るのだが、オレの『最高傑作』と評された頭は働いてくれないらしい。

 

「……ああ、もちろんだ。よろしくな」

 

 ────何だこの感情は。堀北と紡に、オレの能力を認められたからか? それとも、遊び終わった後だからテンションがおかしくなっているのか? 

 

 

 

『この世は勝つことが全てだ。過程は関係ない』

 

 

 

 うるさい。そんなことは分かっている……オレが、どうしようもない不良品だって事も。

 

 

 

「1つ、年長者からアドバイスだよ綾小路君」

 

 様々な感情が入り混じり、頭痛を起こしていたオレに、紡が今までにないほど優しく語り掛けて来る。

 まるでそれは子に慈愛を掛ける親の様なもので…オレの全く知らない感情だった。

 

「君の過去を俺は知らないし、知りたいとも思わない。大事なのは今なんだ。人から差し出された手を振り払い続けていると、いずれどうしようもないクズ人間になっちゃうんだよ? ……俺みたいな、クズ人間にね

 

 最後の言葉は聞き取れなかったが、その言葉はどうしようもなく、オレにとって甘美な毒のようなものだ。

 真っ白に塗られたオレの心を、鮮やかに塗りなおすような、そんな毒だった。

 

「────だから、今くらいは楽になっても良いんじゃない? もし君を苦しめる何かが残っているのなら、俺も堀北さんも、それから全力で君を守るよ」

 

 

 

 

 

『どんな犠牲を払おうと構わない。最後にオレが勝ってさえいればそれでいい』

 

 

 

 

 

 ────嗚呼……ダメだな。こんな気持ちになる位なら、あのまま腐るまで『あの場所』に居続ければよかった……どうせ卒業したら、もう2度と会うことはできなくなるのに。

 

 

 

 

 

「……悪い。先に帰らせてもらう。やり忘れた課題があったんだ」

 

「綾小路君……?」

 

「良いよ堀北さん。好きにさせてあげな」

 

 後ろで2人が何は話しているが、それを聞き取るほどの余裕は、今の俺にはなかった。

 今まで形成されてきたオレの全てに、ヒビが入っていくように感じる。だが、不思議なことに悪い気はしない。

 

後3年か

 

 どうせ卒業したら戻ることになるんだ。3年くらい我儘言わせてくれよ? 

 オレは今まで嫌になるほど見てきた『あの男』の顔を思い浮かべる。これが、反抗期というモノなのだろうか? 

 

「明日が楽しみだ」

 

「じゃあ早く帰って課題終わらせないとね? 綾小路君」

 

「……そうだな」

 

 

 

*1
一定回数やらないと絶対取れないクレームゲームのこと





現時点で公開している原作との乖離点
・『綾小路が日常を守ろうと全力を出してくる(new!!)』

高評価、感想いただけると作者の励みになります!全てに返信することは出来ないですが、きちんと読ませていただいているので、もし良ければ気軽にどうぞ!
さあ! 到頭無人島編到達です! 完結するまで頑張るぞおおおお!

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