貧乏で魔力無限青年-異次元書庫に辿り着き最強になる- 作:ヒロケン
落ちた場所まで行き俺はスカイを使い上がっていき、暫くしたら俺が落ちた場所に辿り着いた。懐かしいなぁ〜、っと懐かしんでいると前方から蜘蛛の魔物のパラライズスパイダーが現れたので俺は下級魔法のファイアーを放つ。すると一発で蜘蛛の魔物は黒焦げになり倒れた。
「しまった、これだと素材剥ぎ取れないぞ。」
普通なら黒焦げにならず2、3発で倒れるのだがやはり俺が強すぎるせいでボロボロになってしまうのだ。それに俺が修行していた場所が強すぎる奴ばかりだったので手加減が難しくなっている。
「これは上に上がる迄に手加減を覚えてないと大変な事になりそうだな。」
ここから俺は手加減を出来る様にしようと決意して出入り口に向かった。
暫く手加減しながら向かっていると約5年ぶりの出入り口に着いた。辺りは相変わらず木が生い茂っており空気が綺麗な感じがするし、太陽も俺や木を照らしている。やっと帰ってこられたな。
「それじゃまずは両親に無事の報告しに行こうかな。それからは…………どうしようかな?」
俺は考えながら浮遊魔法のジェットと隠形魔法のインビジブルという透明になれる魔法を並行して使う。ジェットを初めて使うけど、歩いて1時間はかかる所を僅か数分で着いてしまった。
「まさかここまで早いとは思わなかったな。それにしても、懐かしいな〜。」
俺がついたのはアダロン王国という場所でここから少し離れた場所に住んでいたのだがお金を稼ぐ為に王国に来たのだ。それで雑用係をしていたのだ。
「そうだ、両親に会ったら冒険者になろう。今の俺ならなれる筈だ。」
冒険者になるには試験がありそれを突破しないとならないのだ。なので以前の俺は実力を持っていなかったので諦めていた。それに冒険者はお金を稼ぐのにピッタリなのだ。
俺は冒険者になると決めて居る間に俺の実家に着いた。俺はノックをすると中から声が聞こえてきた。暫くすると小柄な女性が出てきた。
「は〜い、どちらさま……………もしかして…………レイン…………なの?」
「うん、そうだよ。ただいま、母さん。」
そう、この人こそが俺の母さんのカノンさんだ。身長は140㎝と小さく顔は童顔で赤髪を腰辺りまで伸ばして一房は肩にかけている。それに何と言っても誰もが3度見てしまうだろう巨乳の持ち主だ。
オマケに俺と母さんに血は繋がってない。その理由は俺の両親は昔俺を産んですぐに事故で死んでしまってそれを当時の両親の親友である母さんと父さんが引き取ってくれたのだ。
父さんは売れない鍛冶士で母さんは売れない服飾士何だけど、一生懸命に俺を育ててくれたので嬉しかったし恩返ししたいと思っている。
俺を見て母さんは固まり暫くすると泣きながら俺に抱きついてきた。
「レイン………本当にレインなのね………本当に無事で…………良かったわ。」
「ごめんね心配させて。」
俺が母さんの背中に手を回す。すると母さんは更に号泣して強く抱きついてくる。すると奥の方から俺と同じくらいの男性が出てきた。
「母さんどうした……………レイン…………なのか。」
「そうだよ、父さん。」
父さんの名前はカイルで黒髪でツンツンヘアーにしておりガタイが大きく顔は無表情でイカツイ表情なのだが優しい人である。身長は俺よりも少しだけ大きい180程ある。
父さんも俺に気付き俺の肩に手を置いて嬉しそうにしている。
「良かった、俺も母さんもマイナもレインが死んだと報告をもらってな。生きていてくれてよかった。」
「そっか、それでマイナは?」
マイナとは俺の妹で父さんと母さんの実の娘だ。マイナは俺の2つ年下なので既に祝福をもらっている筈だ。俺が聞くと2人は俺から離れた。
「マイナはランクXの弓術の祝福をもらってな、俺が作った弓で冒険者を頑張ってるよ。」
「え⁉︎それじゃスキルはどうしたの⁉︎」
家は貧乏だからスキルを買うのは難しいんじゃ。
「それがな、冒険者のギルドマスターが援助してくれてな、将来有望になるからとスキルの書を買って貰ったらしいんだ。その代わりに冒険者になる約束をしていてな。今ではB級まで上がっているんだ。」
B級か、僅か3年でそこまでいったんだな。普通ならもっとかかるのに。
「よし、今日は息子が帰って来たんだ。お祝いをしないとな。」
「そうね、今日は豪勢にしましょうか。」
「そんな、無理しなくていいよ。」
「いいんだよ、それにマイナが稼いで家に入れてくれてるから今はそこまで貧乏じゃないしな。」
「そうよ、それに夜になればマイナも帰ってくるからゆっくりしていなさい。」
「………分かったよ。」
俺は久しぶりに実家でゆっくりした。
実家でゆっくりしていたら夜になっており美味しそうな匂いが漂ってきた。リビングに行くと料理が机に所狭しと並んでいた。
「あ、もうすぐ準備終わるからね。座って待っていてね。」
「分かったよ。」
俺が座ると父さんも奥から来て椅子に座る。すると入り口が開いてそこにいたのは紅色の髪をポニーテールにして可愛いらしい美女が入ってきた。
「ただいま母さん、何かいい匂いがするん………………だ………けど。」
「あ、マイナ‼︎レインが、帰って来たんだよ‼︎」
「………………………………グスッ……お兄ちゃ〜〜〜〜ん。」
「うぉ‼︎」
やはり帰って来たのはマイナだったのか。5年振りだからかめっちゃ美人になっているし胸も母さん並にデカい。今もマイナの胸に俺の顔が埋まる。それにより息が苦しい。
ちなみにマイナは俺の事が大好きらしく、所謂ブラコンという奴だ。俺が家を出る時まで俺のお嫁さんになるとか言っていた。
「よ"がっだよ"〜〜〜〜〜お"兄"ち"ゃん"〜〜〜〜〜うわぁぁぁぁぁぁん‼︎」
「ちょ⁉︎鼻水ダラダラで抱きつくな‼︎」
俺が引き剥がそうとするが中々離れない。両親も微笑ましく見てるだけだった。せめて鼻水だけは何とかしてくれ‼︎‼︎
マイナが泣き止み家族皆で夜ご飯を食べ終わり俺がこれまで何をしていたか話した。それで両親は俺を放って逃げたあいつらを許せない‼︎と本気で怒っておりマイナに至っては弓を持ってあいつらを殺しに行くと言っていたので流石に止めた。
ちなみに家族に俺の死を報告に行ったのは冒険者ギルドの職員らしい。それと余談だがレッド達は今はSランクに一年前になったらしい。
「そっか、それでお兄ちゃんは冒険者になるんだよね。だったら私とパーティー組もうよ‼︎」
「う〜ん、そうだなぁ。すまんが暫くはパーティーを組むのはやめとくよ。」
「え⁉︎何で⁉︎」
「理由としては俺がマイナの兄だからそれに相応しいようになるまで待っていてほしいからだ。だから………な?」
俺がウィンクするとマイナは顔を真っ赤にして頷いてくれた。
「あ、それと父さん、母さんに見てもらいたいものがあるんだ。」
「ん?なんだ?」
俺は異空間倉庫からいくつかの装備と服を出した。
「⁉︎これは何だレイン⁉︎」
「これは俺が作った装備だよ。
「これが⁉︎俺が作った装備、いや王国1番の鍛冶士でも作れないぞ⁉︎それだけじゃなくて付与まで付いてるじゃないか‼︎」
付与付き装備は一般に出回ってないし、付与魔法を使える者は少なく使える者は優遇されるのだ。しかも俺の装備はどれもランクX以上に品物になっている。今俺が装備してる物はランクEXだ。
「父さんと母さんにはこれらを売り込んで欲しいんだ。」
「そんな、いいのか?」
「いいんだ、これはいわゆる失敗作みたいな物だからね。」
「「失敗作⁉︎」」
そう、これらは俺が今作れる装備の中でランクが低く付与も適当に付与した物なので問題ないのだ。
「…………分かった。ちなみに他に売れる装備はあるか?」
「あるよ、けど結構な量あるから鍛冶場か売り場に出した方がいいよ。」
「そうか、それじゃ明日それらの装備を見せてくれ。売れるかどうかと値段とか考えないといけない。」
「分かった。」
俺は一旦装備をしまい今日は寝る事にした。
翌日の早朝に俺が起きると俺に抱き着きながらマイナが寝ている。これはいつもの事なので俺はマイナを起こさずに立ち上がりリビングに行く。どうやら皆まだ起きてないので朝食を作る事にする。
朝食を作り終わる頃に母さんが起きて来た。
「あれ?レイン朝食作っといてくれたの?」
「うん、もうすぐ完成するから待っていて。」
「分かったわ。」
母さんが座ると父さんも起きて来て挨拶をして待ってくれて完成した頃にマイナも起きて皆で朝食を食べた。
朝食を食べ終わり父さんと鍛冶場兼売り場に行き装備を見せて開店前に何とか決まり俺は冒険者ギルドに向かう。