仮面ライダーアテランテ   作:湊戸アサギリ

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Act.19 波紋

 ダイゴ、イザナ、テツロウはクラーケンを見る。ダイゴはイザナの前で変身する事を内心渋る。しかしそうも言ってられない。クラーケンは海から上がる。それに釣られるように別のクラーケンが複数出てくる。それも凄まじい移動速度で……それが街の中に入っていく。中型のも、大きく揺れながら移動する。

「ギガメガやばいぜ! イザナ、テツロウ連れて走れ!」

「え?」

「いいから! あと避難誘導してくれ!」

イザナを逃して変身を見せないようにする。

「だが僕は」

「いいからっ!!」

「あ、ああ……」

ダイゴの勢いにイザナは圧倒される。イザナはゴンドラを降りてテツロウと走る。

「よっし!」

ダイゴが変身しようとベルトを出すと、クラーケンがそこに遅いかかろうとする。しかし、

――ザジュンッ!!

一筋の銃弾のようなレーザーが飛び、クラーケンを撃った。クラーケンはドサリと倒れる。

「ダイゴ! 大丈夫か!?」

「オオツカさん!」

撃ったのはクラーケン等海の害獣を駆除する特殊部隊『猟師衆』の第一隊の隊長、ヨシキ・オオツカだ。

「今俺達の部隊がクラーケンを対処をしている。お前は避難誘導してろ!」

オオツカはクラーケンを猟銃で撃ち続ける。

「でもこんな数、オオツカさん達だけじゃ捌けないだろ!」

ダイゴはベルトをする。

「クラーケンの駆除は俺達の任務だ。俺達に任せてくれ」

「こういう時のための『仮面ライダー』だろ!? 中型のが向こうにいるんだよ!!」

ダイゴはオオツカに叫ぶ。そうしている間にクラーケンは海から上がり街に入っていく。

 

 ※

 

 ――バジュン! ババジュン!!

ミリタリー服の隊員達が猟銃で小型のクラーケン達を駆除していく。

「そのまま向こうへ走ってくれ!」

イザナはテツロウと街の住人の避難誘導をしていた。イザナにはミリタリー服の隊員達はやや珍しく思えた。

「アイツらは?」

「アイツらは漁師衆! クラーケンの駆除は本来アイツらの仕事なんだよ」

隊員達を初めて見るイザナと見慣れているテツロウ。

「? 本来って?」

イザナは少し引っかかる。引っかかりながらも逃げる住人達を避難誘導をしていく。

「! Dエリアに向かう道を走れ!」

隊員達が駆除しているところに、オオツカが走って加入する。それを追いかけてきたのはダイゴだった。

「ダイゴ!」

「イザナ!」

イザナはダイゴを見つける。

「君は逃げたほうが良いぞ。なんなら僕は」

「俺が逃げれるわけねえだろ!」

二人はクラーケンが増えているのに気付く。

「テツロウ、お前は逃げろ!」

「お、おう!」

ダイゴはテツロウを促し彼は逃げるために走る。オオツカは猟銃でクラーケンを撃ち続け、駆除していく。

「リーダー!」

「大丈夫すかー!?」

そこにヘータとサトルがバイクで走ってきた。

「お前ら!」

「なんか今日おかしいっすよ、クラーケンこんなに出た事ないでしょ?」

「さすがにどうにかしないとマズイですよ」

「ああ」

イザナがベルトとフロッピーディスクを出すと、続いてサトルとヘータは自分のベルトとフロッピーディスクを出し変身の準備をする。

「〜〜……」

増えるクラーケンとそれに怯え逃げる住人達。ダイゴはイザナに変身を見られたくなかったが、もう変身するしかなかった。

「イザナ、あとでギガメガ説明すっからな!」

「へ?」

ダイゴは自分のベルトとフロッピーディスクを出し、ベルトをする。

「変身!!」

ダイゴは仮面ライダーアテランテに変身した。

「!」

イザナはダイゴがアテランテの姿になった事に驚く。ダイゴは中型のクラーケンを見つけると、ハープーンで向かっていく。

「これ以上俺の海域(うみ)に入ってくるんじゃねえ!」

ダイゴは小型のクラーケンを狩り、中型のに当たっていく。

「えええ!? あのゴンドラの兄ちゃんが金魚野郎だったのかよ!?」

驚いていたのはサトルとヘータもだった。

「それより僕達も行くぞ」

「はい」

驚くサトルとヘータにイザナは変身を促す。

「変身」

「「変身!」」

イザナはマークイスに、ヘータはジキル、サトルはハイドに変身する。

イザナはヘータのバイクを借りて乗り、クラーケンを轢いて倒していく。ヘータとサトルもクラーケンを殴り蹴っていく。

「! アイツらも仮面ライダーか?!」

オオツカはイザナ達を見て驚く。

「仮面ライダーのベルトはクストーデや姫坂コーポレーションに関わっている限られた人間にしか渡されない、しかもあの形状は見た事がない……」

オオツカは驚きと同時に違和感を覚えるのであった。

 

 

続く




なるべく短い字数で公開して投稿頻度を上げたいです……色々書きたいシーンだらけでして……そしてようやく本編でオオツカを出せました……
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