ダイゴ、イザナ、テツロウはクラーケンを見る。ダイゴはイザナの前で変身する事を内心渋る。しかしそうも言ってられない。クラーケンは海から上がる。それに釣られるように別のクラーケンが複数出てくる。それも凄まじい移動速度で……それが街の中に入っていく。中型のも、大きく揺れながら移動する。
「ギガメガやばいぜ! イザナ、テツロウ連れて走れ!」
「え?」
「いいから! あと避難誘導してくれ!」
イザナを逃して変身を見せないようにする。
「だが僕は」
「いいからっ!!」
「あ、ああ……」
ダイゴの勢いにイザナは圧倒される。イザナはゴンドラを降りてテツロウと走る。
「よっし!」
ダイゴが変身しようとベルトを出すと、クラーケンがそこに遅いかかろうとする。しかし、
――ザジュンッ!!
一筋の銃弾のようなレーザーが飛び、クラーケンを撃った。クラーケンはドサリと倒れる。
「ダイゴ! 大丈夫か!?」
「オオツカさん!」
撃ったのはクラーケン等海の害獣を駆除する特殊部隊『猟師衆』の第一隊の隊長、ヨシキ・オオツカだ。
「今俺達の部隊がクラーケンを対処をしている。お前は避難誘導してろ!」
オオツカはクラーケンを猟銃で撃ち続ける。
「でもこんな数、オオツカさん達だけじゃ捌けないだろ!」
ダイゴはベルトをする。
「クラーケンの駆除は俺達の任務だ。俺達に任せてくれ」
「こういう時のための『仮面ライダー』だろ!? 中型のが向こうにいるんだよ!!」
ダイゴはオオツカに叫ぶ。そうしている間にクラーケンは海から上がり街に入っていく。
※
――バジュン! ババジュン!!
ミリタリー服の隊員達が猟銃で小型のクラーケン達を駆除していく。
「そのまま向こうへ走ってくれ!」
イザナはテツロウと街の住人の避難誘導をしていた。イザナにはミリタリー服の隊員達はやや珍しく思えた。
「アイツらは?」
「アイツらは漁師衆! クラーケンの駆除は本来アイツらの仕事なんだよ」
隊員達を初めて見るイザナと見慣れているテツロウ。
「? 本来って?」
イザナは少し引っかかる。引っかかりながらも逃げる住人達を避難誘導をしていく。
「! Dエリアに向かう道を走れ!」
隊員達が駆除しているところに、オオツカが走って加入する。それを追いかけてきたのはダイゴだった。
「ダイゴ!」
「イザナ!」
イザナはダイゴを見つける。
「君は逃げたほうが良いぞ。なんなら僕は」
「俺が逃げれるわけねえだろ!」
二人はクラーケンが増えているのに気付く。
「テツロウ、お前は逃げろ!」
「お、おう!」
ダイゴはテツロウを促し彼は逃げるために走る。オオツカは猟銃でクラーケンを撃ち続け、駆除していく。
「リーダー!」
「大丈夫すかー!?」
そこにヘータとサトルがバイクで走ってきた。
「お前ら!」
「なんか今日おかしいっすよ、クラーケンこんなに出た事ないでしょ?」
「さすがにどうにかしないとマズイですよ」
「ああ」
イザナがベルトとフロッピーディスクを出すと、続いてサトルとヘータは自分のベルトとフロッピーディスクを出し変身の準備をする。
「〜〜……」
増えるクラーケンとそれに怯え逃げる住人達。ダイゴはイザナに変身を見られたくなかったが、もう変身するしかなかった。
「イザナ、あとでギガメガ説明すっからな!」
「へ?」
ダイゴは自分のベルトとフロッピーディスクを出し、ベルトをする。
「変身!!」
ダイゴは仮面ライダーアテランテに変身した。
「!」
イザナはダイゴがアテランテの姿になった事に驚く。ダイゴは中型のクラーケンを見つけると、ハープーンで向かっていく。
「これ以上俺の海域(うみ)に入ってくるんじゃねえ!」
ダイゴは小型のクラーケンを狩り、中型のに当たっていく。
「えええ!? あのゴンドラの兄ちゃんが金魚野郎だったのかよ!?」
驚いていたのはサトルとヘータもだった。
「それより僕達も行くぞ」
「はい」
驚くサトルとヘータにイザナは変身を促す。
「変身」
「「変身!」」
イザナはマークイスに、ヘータはジキル、サトルはハイドに変身する。
イザナはヘータのバイクを借りて乗り、クラーケンを轢いて倒していく。ヘータとサトルもクラーケンを殴り蹴っていく。
「! アイツらも仮面ライダーか?!」
オオツカはイザナ達を見て驚く。
「仮面ライダーのベルトはクストーデや姫坂コーポレーションに関わっている限られた人間にしか渡されない、しかもあの形状は見た事がない……」
オオツカは驚きと同時に違和感を覚えるのであった。
続く
なるべく短い字数で公開して投稿頻度を上げたいです……色々書きたいシーンだらけでして……そしてようやく本編でオオツカを出せました……