仮面ライダーアテランテ   作:湊戸アサギリ

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今年最後かもしれない投稿です。来年はもっと書き進めたいです

2024.1.26
17話とタイトルと被っていたのを気付いたので変更しました。やべぇ


Act.23 ノイズ

 「アーカイブ、渡しなさぁい!」

エマは弓をイザナに向け、射る。イザナは避ける。

「エマ! 止めろ!」

ダイゴは勢いよく彼女の背後に周り、羽交い締めにする。

「わ! 離して!」

「お前の相手してる場合じゃねぇんだよ!」

ダイゴはまた変身し、エマのバイクに前から近付き、ガツン! と止める。

「じゃあアンタのから先に貰うわよ!」

「今ギガメガ忙しいんだよ! この魔女!!」

ダイゴはバイクを止めると、エマのベルトに手を伸ばし彼女の変身を解除する。

「解除しないでよ!」

「お前の相手してる場合じゃねえの!」

ダイゴも変身を解除する。

「なんでクラーケンがこんなに出ててきたかも矢沢孝元の居場所のわからねえんだよこっちは!?」

ダイゴは軽く事情を叫ぶ。

「え? 矢沢って矢沢重工の?」

エマは矢沢孝元の名前に反応する。

「お前知ってるのか?!」

「矢沢重工がモンスターキー作ってるかもってのも知ってるわよ。私ソイツ探してたとこだし」

「お前は矢沢に何の用だ?」

イザナもエマに問い詰める。

「持ってる情報とかお金とか全部寄越せって」

「蛮族か?」

エマの目的にイザナは呆れた。

「矢沢本人もモンスターキーを持ってるのも知ってるわ。今ネオマリーナの中をウロウロしてるはずよ……」

「俺達も探してるんだよ」

エマも矢沢の正確な居場所は知らないらしい。

 

 ※

 

 翌日。クラーケンの毒から回復した被害者らからのタレコミがゴンドラステーションにいたダイゴとスズキの元に来た。モニターに映る報告のひとつを見る。

『海の上をライオンのような怪物が二足歩行で走っていた。その怪物が叫ぶと、小型クラーケンが々と出てきて上がってきた』

ライオンのような怪物が、レオン・アンロッカーつまり矢沢孝元だとダイゴはすぐにわかった。

「あいつがクラーケン沢山出してたのかよ!!」

「……やはり俺達の仕事にモンスターキーを持った連中、アンロッカーが関わってきたな」

スズキは現状をまとめる。クラーケンの大量発生やアンロッカーの目撃証言はこれ以外にも届いていた。

「ていうか、ミキヤさんは?」

「今日はミキヤがアクアリウムに行ってる。向こうでもクラーケンは出るからな」

不在のミキヤについてスズキは語る。

「ダイゴ、予約客がそろそろ来るぞ」

「そうだった!」

緊迫していてもダイゴ達はいつもの仕事があった。

 

 ※

 

 ネオマリーナシティ内の一番大きな図書館に行くのが放課後のケンジの楽しみだ。今日も数冊借りて館内から出てくる。その中には『仮面ライダー』の都市伝説をまとめた本もあった。

「これずっと読みたかったんだ〜」

そんな時だった。

「クラーケンだ! クラーケンが出たぞ!! みんな逃げろ!!」

誰かが叫んだ。ケンジの視界にはクラーケンとそれから逃げようとする人々だった。

 

続く

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