Kingsman: The Lycoris Agent 作:アレクサンデル・G・ゴリアス上級大将
"第16代カーナン公爵"海軍少将
パーシヴァルは300年の歴史がありまたデンマーク王家の遠い分家筋でもある(没落しているが)カーナン公爵家の当主である。
エグジーを除いて基本的には労働者階級の者はいないキングスマンだが、キングスマン最初期メンバーのオックスフォード公(初代"アーサー")以外男爵以上の爵位持ち貴族家の当主がエージェントをこなしていた例はパーシヴァルの父こと先代パーシヴァルとパーシヴァル本人のみである。
『007』シリーズに少しあやかり先代パーシヴァルとパーシヴァルは女王陛下から海軍少将(第二海軍卿付次席情報官)の地位を与えられており、英国と緊密な関係がある国の軍施設には合法かつ、ある程度好きに入ることができる。尚、パーシヴァルは英国の王位継承権を285位とかなり低位ながらも保持しており、また女王陛下と王配殿下から孫のように、王太子殿下からも3人目の息子の如く可愛がられている他、年上の友人が多く皆から愛されている。家のことがあるため成人してしまうとキングスマンエージェントとしての活動が著しく制限されてしまう可能性が非常に高い点をハリーやエグジーは懸念している(戦力低下に繋がる+これ以上パーシヴァルに負担を背負わせたくないから)。
「諸君は何もかもが無い状態からここまで登り詰めた。父もいた、爵位持ち貴族として将来が確約されていた私とは大違いです。
今以上は絶対に強くなれない私より、より高きを目指せるでしょう。
諸君は、この先生まれる何百万もの人々の幸福と自由を左右する戦いに関する決断を下さねばなりません。己が心にふさわしい行動をして欲しい。以上です。」
パーシヴァル リコリス臨時教官就任時のリコリス達への挨拶
「ほう、ハッカー"ウォールナット"氏の海外逃亡を手助けすると。」
「そう!おじさん一緒にやってくれる?」
「···わかりました。で私は何をすれば?諸事情により急な出費がありましたので報酬は弾んでいただけると嬉しいのですが。」
「報酬は300万です。ウォールナットを護送する車両の助手席で予備戦力として待機、臨機応変に対応をお願いしたいんです。」
「···なるほど。では場合によって近接戦闘もあると。わかりました。今回の依頼からお二人には試作したスーツを差し上げますのでそれでお願いします。そもそもリコリスの制服にスーツが混じるのは些か不自然ですから。」ケースを渡す
今回は試作したスーツをとりあえず渡して実験してみる。今回の戦闘で取れたデータでより二人に合うスーツを作っていくつもりだ。
「さて、はじめまして。Ms.ウォールナット。私はパーシヴァル。助っ人です。」
「たきなです。」
「千束でーす!」
『よろしく頼む。』
「ネット世界で知らぬ者無しと謳われるウォールナット、その3代目とお会いできるとは思いませんでしたな。」
「「!?」」
『···どうしてそれを···。』
「そもそも貴女のお父君···2代目を討ったのはアメリカでの私の教官でしたからね。『ステイツマンに喧嘩売った野郎は許さねえ!』とキレていたのを間近に見ていましたので。」
『···流石だキングスマン。そこまでバレているとは···。』
「Ms.ウォールナット、よろしければ我がキングスマンで私と共に働きませんか?隠れ家も最高級のマシンも高い給料も付きます。」
『···ありがたい提案だが、ボクは自由が好きでね。遠慮させて貰う。』
「あら、上手く口説いたつもりだったのですが、残念です。」
「そんなことよりおじさん!後ろ!」
「ええ、わかっています。」窓を開け身を乗り出す
「パーシヴァルさん!?」
「···」ダン ドローンを撃ち落とす
『一発でドローンを···。』
「流石おじさん!」
「···。」
『どうしたキングスマン?』
「···失礼。考え事をしていたもので。」
何故だ?···何故墜としたドローンからマサミツの視線を感じた···彼は今シリアにいる筈···
「···おいおいおい。こんなとこで何やってんだキングスマン···。」
「お?知り合いか?スーツのおっさんが護衛に付くなんて聞いてないんだが···。」
「···久しぶりにアイツの戦闘を見して貰おうか。おいハッカー、追い立てて廃ビルに誘導しろ。てめえには悪いがこの際ウォールナットなんぞどうでも良い。アイツの今の戦い方のデータを最優先で取れ。今回の日本での大仕事はアイツが鬼札になるかもしれねえからな。そもそもアイツが護衛にいる時点でウォールナットブチ殺すのは無理だ。」
「敵は誰もかしこもAKばかり···あまり資金力のある組織が狙っている訳では無さそうですね。」ダン ダン
彼らは本当に部下を大切にするマサミツの部下なのか?···練度はそこまで悪くないが私やMs.ニシキギ、Ms.イノウエと戦うには質も数も足りないことは明らか。可能性としてはマサミツが指揮権の無い単なるオブザーバーか、彼らが単なる下請けだからか···。
「否、彼は下請けをも使い潰さない···。」
「おじさん?」
「私が突撃します。Ms.イノウエは援護を、Ms.ニシキギはMs.ウォールナットを守って下さい。」
「え!?おじさん!?」
「···。」剣を抜く
「おじさんあんまり殺さないでね!」
「わかっています。」
井ノ上たきな side
千束と肩を並べて戦える程の英国のエージェント。どれほどのものかと思っていましたが···
「なんだあのスーツ ぐえ」斬られる
「近付けるな!弾幕dガッ」斬られる
仕込み剣の近接戦闘で銃相手にあそこまで戦えるなんて···しかも楠木司令いわく20年以上のエージェント歴を持っていて一切衰えを見せない戦いができるなんて···彼は人間なのでしょうか?
「流石おじさん♪斬り捨て御免しまくったのに誰も死んでない。」
「これは私の仕事ではありません。お二人のお仕事である以上お二人の流儀に従います。」
私の仕事であれば
「お二人は敵の手当てを。私は周囲を警戒します。ではMs.ウォールナット、後は手筈通りに。」
『了解した。』
「もう良い。後は自分でなんとかする。行け。」
「···分かった。これに懲りたら、足洗いなよ。」
「そっちは止せ。」
「ん?」
「同僚が待ち伏せしてる。出た瞬間に蜂の巣になるぞ。」
「おじさん、ウォールナット!出ないで!!」
偽救急車内
「···。」
「···。」
「さて、Ms.ナカハラ、Ms.ウォールナット。そろそろよろしいかと。」
「ぷはー。暑い!ビール!」着ぐるみを脱ぐ
「どうぞ。」
「あざっす!くー効く~!!」飲み干す
「「!?」」
「お二人にはカラクリを説明しましょう。お二人から仕事の説明が終わった直後Mr.ミカから死んだふりをして今後の追手も振り払う本来の計画を教えていただきました。死んだということになればもう追撃はされません。つまりはそういうことです。Ms.ウォールナット。」スーツケースを開ける
「どっこいしょ···そういうことだ。騙して悪かったな。」
「じゃあ、今日は死人も怪我人も無しで計画通りだったってこと?」
「そういうことだ。ローゼンフェルトさん、今回はご協力ありがとうございました。」
「いえ。またお仕事があればお呼び下さいMr.ミカ。微力ながらお役に立ちましょう。」
「お帰りなさいッス、パーシヴァルさん。」
「ただいま帰りました。」
「鞄貰うッスよ。」
「ありがとうございます。」
「今日のご飯は何ッスか?」
「そうですね···実家から子牛の丸焼きが届きましたから皆で頂きましょう。」
「実家からの仕送りのレベル超えてるッスよそれ···。」
「これでも貴族ですから。」どや顔
「うっ···もう暫く牛は要らんな。」食いすぎ
「そうッスね先輩···。」同上
「皆さん、今回は美味しく召し上がって下さりありがとうございました。」
「「私らはあんたの残飯処理係じゃねえ(ッスよ)!」」
「いえ。リコリスの食事のあまりの味気無さに衝撃を受けまして。
とはいえ私含めたった5人で子牛の丸焼きを捌ききれないのは事実。リコリコの皆様にも後でお裾分けしましょう。鵜飼医学部長にも工作を進めねば···暫く忙しくなるな···。
「さて、次回の『キングスマン:リコリス·エージェント』は?」
「え!?今日はたきなが次回予告すんの!私やりたい!」
「時間がないんですから今回は我慢して下さい。」
「おじさん、ここ一週間リコリコ来てくれないけど何してるの?」
「友達を出世させる準備に追われているのです。暫くは行けません。」
「えー早く来てよー!吉さんも来ないから最近つまんないんだもーん。」
「それなら来月一緒に大阪に行きませんか?私の表の仕事のお手伝いということで。Ms.クスノキからも御了承いただいてますから。」
「えー本当!!食べ歩きして良いの!?」
「ええ。ご存分に···Ms.イノウエ。もう時間がありません。」
「次回、『キングスマン:リコリス·エージェント』。」
Phase4:My best Friend & Duchess of Kernan
「Ms.ニシキギ、申し訳ありませんが大阪では私の妻ということで口裏を合わせて下さい。Ms.イノウエは我が家の執事ということでお願いします。」
「え いきなりそんな重要なこと言わないでよおじさん!」